10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
NHK BSプレミアムでついにスタートした「ナイトライダー シーズン1 ハイビジョンリマスター版」。パイロット版の「電子頭脳スーパーカー誕生」をチェックしましたが、いやはや凄いです。昔レンタル屋でよく借りて見ていたビデオよりも格段に画質が良い。画質が良すぎてスタッフの手や様々な細工が映ったり、以前は見えなかったものがたくさん見えてしまいますが(苦笑)、良い時代になりました。佐々木さん達の吹替つきで、しかも、テレビ朝日では放映されなかったエピソードを全て見る事ができるんですから、この作品を初めて見るあなたは本当にラッキー(笑)。思い存分ナイトライダーの世界を堪能してください。キット「録画を忘れずに!」
ちなみに今週放送分の「炸裂サミーの壮絶スタントショー」は、テレビ朝日では放送されなかった日本未放映のエピソードです。2年前にささきさんらオリジナルキャストで収録された吹替版での放送をお楽しみに。
今週放送分のエピソードについて知りたい方はこちらへ→「地上波未放映回初OA!!」
さて、FOXクラシックで放送中の「ナイトライダーHD シーズン2」。こちらは、先週「殺人ヘリ攻撃ミサイルの恐怖!決死の空中戦・超パワー全開(MERCHANTS OF DEATH)」が放送されましたが、今回は、マイケル&キットの宿敵・ガース・ナイトとゴライアスが初登場した「無敵ゴライアスvsナイト2000(GOLIATH)」について。
無敵ゴライアスvsナイト2000
GOLIATH
無敵ゴライアスvsナイト2000
GOLIATH
カジノディーラーのリタ・ウィルコックスの依頼を受けて、マイケルは、行方不明になっているリタの兄・ロンを探すためラスベガスに向かった。ホテルでリタと会ったマイケルは、そこで、リタの恋人であり、自分と瓜二つの顔を持つガースの存在を知る。一方その頃、デボンは、ナイト財団の創始者ウィルトン・ナイトの元妻・エリザベスの自宅に招かれていた。その会食中、デボンは、強力自白剤を飲まされ、ナイト2000の分子構造式をエリザベスに漏らしてしまう・・・。
2時間スペシャルで放送されたシーズン2初回のエピソード。日本では、テレビ朝日『日曜洋画劇場』枠で1985年4月21日に『ナイトライダー2 無敵ゴライアスvsナイト2000』のタイトルで放送されています。ちなみに、放送当時「ナイトライダー2 驚異の電子スーパーカー!悪の巨大武装トラックを撃破せよ」という別タイトルも存在しました。FOXクラシックでは、「電子頭脳スーパーカー誕生」と同じく2回に分けて放送されました。
南アフリカの刑務所で獄中生活を送っていたナイト財団の創始者ウィルトン・ナイトの息子のガース・ナイトは、刑務所を脱獄しアメリカへ戻ってきた。自分を刑務所へ追いやった父や財団に復讐を果たすべくガースは、自らが開発した巨大武装トレーラー「ゴライアス」を操り、マイケルとキットに牙を剥く。
このエピソードで、マイケルの整形のモデルが、ウィルトンの息子のガースであることが明らかにされます。マイケルを自分の理想の息子のようにしたかった気持ちはわからないでもないが、犯罪者の顔とそっくりに作り変えてしまうなんて、ウィルトンも罪なお方だ(苦笑)。また、ウィルトンの元妻エリザベス・ナイト(小説では、エリザベスは、ウィルトンの4番目の妻で、結婚生活は4年続いたことになっている)も登場し、ガースに協力してマイケル達を危機に陥れます。
このエピソードで、マイケルの整形のモデルが、ウィルトンの息子のガースであることが明らかにされます。マイケルを自分の理想の息子のようにしたかった気持ちはわからないでもないが、犯罪者の顔とそっくりに作り変えてしまうなんて、ウィルトンも罪なお方だ(苦笑)。また、ウィルトンの元妻エリザベス・ナイト(小説では、エリザベスは、ウィルトンの4番目の妻で、結婚生活は4年続いたことになっている)も登場し、ガースに協力してマイケル達を危機に陥れます。
ボニーに代わり、新しいナイト2000のメカニックとして、レベッカ・ホールデンが演じるエイプリル・カーチスが初登場。メカニックの変更については、諸説ありますが、エグゼクティブ・プロデューサーのロバート・フォスターは「ちょっと違う雰囲気を試してみたかった」らしく、色気のあるレベッカ・ホールデンを起用したとのこと。吹替えは、潘恵子氏が担当されていましたが、これがぴったり抜群のマッチ感。エイプリルの魅力をグンとアップさせていましたね。
このエピソードでは、ナイト2000の強力なボディの仕組みである「分子結合殻」というキーワードが初めて出てきます。分子結合殻の構造式は、ウィルトンが信頼を置いた3人の人物に託され、3人のうち2人が揃うと化学式が完成する。今回、一人目のエリオット博士は、エリザベスに構造式を教えた後に殺され、二人目のデボンも自白剤を飲まされ、危うく命を落としそうになります。ちなみに、三人目のクインラン博士は、シーズン4の「無敵装甲戦車ジャガーノート!大激突!!(KNIGHT OF THE JUGGERNAUT)」に登場しています。
ドラマ中盤のナイト2000とゴライアスが正面衝突する初対決シーンで、ナイト2000は、ゴライアスに敗退し、横倒しにされ、ボディもボロボロにされてしまいますが、その時の、故障して声色が乱れておかしくなっているキットとマイケルのやりとりが好きですね。ナイト2000がラムジェットを作動させて、コントロールが利かないまま、時速200キロのスピードで砂漠を蛇行しながら走るシーンも印象的です。実際に、スタントマンのジャック・ギルが時速200キロ以上のスピードで走ったそうですが、作業員とロバのいるそばをナイト2000が横切る時にロバが暴れるのを心配して、杭でロバの脚を固定して動き回れないようにしていたそうです。
マイケルとガースがカジノで勝負し、(キットがサイコロを操作して)マイケルが勝利して、ガースを財団の移動トレーラーまで誘き出すところから、マイケルがガースになりすまして、エリザベス達がいる作戦地(ドライレイク)に向かう→2度目のキットとゴライアスの対決シーンまで、息も尽かせぬ展開が続き、カールの時と同じく、キットがゴライアスにレーザーを打ち込むアクションシーンも見応えありました。マイケルの格好をしたガースが閉じ込められていたナイト財団のトレーラーから脱出して、トレーラーのコンテナの上から横を走るオープンカーに飛び移るアクションシーンも凄い。これもジャック・ギルのスタントによるものだが、ジャックは、自分がやったスタントの中で一番怖いスタントだったと後に語っています。
気になる吹替えの新録部分。日曜洋画劇場枠での放送だったのでカットシーンはないと思っていましたが、やはり、いくつかありました。
①ナイト2000の走行シーン。マイケルがキットにロッカーのキーについて話すシーン。マイケルの「ところでキーに話を戻すけど」のセリフから。
②倉庫でゴライアスの再点検をしているガースにツオンベ・クーナが話しかけるシーン。
③砂漠でエリザベスとツオンベがゴライアスの試験走行を見ながら会話をしているシーン。
FOXクラシック、今週は、「危うしナイト2000!スクラップ地獄 脱出!空中ターボ噴射!!(BLIND SPOT)」が放送されます。動物嫌いのキットが盲導犬を車に乗せる話ですね(苦笑)。
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