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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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平成終了前にうちもとうとうブラウン管から卒業をし、この正月はやや大きめのハイビジョンテレビで色々と映画を見ていたのですが、せっかくなのでちょっと懐かしめのやつを見ようとこの邦画をセレクト。





DOOR

以前にもこのブログで紹介したことがある作品ですが、ハイビジョンテレビで見るのは初だったので新鮮に見ることができました。今から丁度30年前の作品で、「太陽にほえろ!」のシンコ役でも有名な高橋恵子が主演したホラー・サスペンス。監督は、高橋恵子の夫・高橋伴明。時代はバブル全盛期。リッチなマンションに夫と子供の三人で暮らす美人の専業主婦・靖子(高橋恵子)は、自宅にやってきたやや強引なセールスマンの山川(堤大二郎)の手をドアで挟んでケガさせてしまったことから、その日を境に山川から執拗ないやがらせを受けるようになる。やがてそれがエスカレートして、血まみれの争いへと発展していく・・・。





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まだ「スト一カー」という言葉が使われていなかった時代の作品ですが、こういう映画を作れた80年代の日本映画はまだまだパワーがありましたね。ドアを狂ったように蹴り続けたり、変態じみたいやがらせの電話をしたり、何度も靖子の家の前に近づいたり、今でもリアルにありそうなストーカー行為を繰り返すセールスマンの山川。前半は、ごく普通のストーカー映画に見えますが、後半からスプラッター映画に急展開します。




山川が靖子の家に侵入した辺りからのインパクトが凄い。山川の頭をいきなりビール瓶で殴ったり、家の中に置いてある物を投げつけたり、キッチン用の洗剤のようなものを山川の目に噴射したり、大きなフォークで山川の頬を突き刺したり・・・。山川の豹変ぶりも然ることながら、殺す気満々で山川に挑む靖子の暴れっぷりにも驚いた。頬に刺さったフォークを自ら皮膚を破いて抜き取り、まるでゾンビのごとく靖子と子供をしつこく追いかけ回す山川も負けていない。靖子達が逃げ込んだ浴室のドアをどこからか持ってきたチェーンソーで突然切り刻む。おいおい今度はレザーフェイスかよと思わず突っ込みを入れてしまったが、そんな恐怖にも負けずに戦う靖子の勇ましい姿が印象的だった。



劇中で鳴り続ける音楽がとても印象深く耳に残る。靖子自身がストーカーの正体を知らずに、日々恐怖におびえる演出も良かった。迷路の中をさまようがごとく靖子が自宅の部屋から部屋へ逃げ惑う姿を俯瞰で撮らえた映像も面白かった。たけし城の悪魔の館を見ているような気分になりましたね(苦笑)。見るのはこれで5度目ですが、ハリウッドのいろんなホラー&スプラッター映画の要素がブレンドされていて、見応えのある映画でした。何度見ても靖子のほうが怖い(笑)。





ちなみに「転校生」も見たんですが、これ以上書くと長くなりそうなのでまた次の機会に。これも久々に見たらいろんな発見があって面白かったです。透明ドリちゃんが主人公カップルの同級生役で出ていたり、志穂美悦子が先生役だったり、他にも見覚えのある人達がたくさん出ていて懐かしくなりました。「パパとムスメの7日間」など、男女が入れ替わるパターンの作品は今では珍しくなくなりましたが、子供の頃、水曜ロードショー(だったと思う)で見た時は、ものすごく斬新に見えましたね。神社の階段落ちは友達とマネをしようと思ったけど、痛そうなのでやめた(苦笑)。


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海辺の映画館・キネマの玉手箱
ガースさん、こんにちは。

>ちなみに「転校生」も見たんですが、これも久々に見たらいろんな発見があって面白かったです。透明ドリちゃんの柿崎澄子さんが主人公カップルの同級生役で出ていたり、志穂美悦子さんが先生役だったり他にも見覚えのある人達がたくさん出ていて懐かしくなりました。

>「転校生」といえば大林宣彦さんの映画ですよね。2007年には大林さんによるリメイク版も作られましたが、オリジナルは尾美としのりさんと小林聡美さんが主演でしたよね。

尾美さんといえば大林映画のイメージがありますが、太陽にほえろ!の向かい風というマミーメインの回には内山保という役で出ていたり、大林さんの遺作となった「海辺の映画館」には近藤勇の役で出演されたそうです。

自分は2年前の広島国際映画祭で海辺の映画館を拝見しましたが、セーラー服の少女・希子役の吉田玲さんを筆頭に映写技師役の小林稔侍さん・上等兵役の渡辺裕之さん・慰問劇団の女優を演じる常盤貴子さん・坂本龍馬役の武田鉄矢さんと錚々たる面々が出ていますので、ビデオがリリースされた時はぜひチェックしてみてください。

>>「パパとムスメの7日間」など男女が入れ替わるパターンの作品は今では珍しくなくなりましたが、子供の頃に水曜ロードショー(だったと思う)で見た時は、ものすごく斬新に見えましたね。

>ブログのタイトルにある「戦う主婦は美しい」と聞いて綾瀬はるかさんが元特殊工作員の主婦を演じる「奥様は取扱注意」というドラマがあったことをを思い出しますが、綾瀬さんが出演している現在放送中の「天国と地獄・サイコな二人」は「女刑事と殺人鬼の魂が入れ替わる!?」という内容ですが、これもある意味男女の入れ替わりを題材にした作品でしょうね。

似たような趣旨の「パパとムスメの七日間」では舘ひろしさんが新垣結衣さんの父親役を演じていましたが、舘さんはこのドラマの後にテレビ東京のドラマ「神楽坂署生活安全課3」で主人公の生活安全課班長・エイジこと高岡英治を演じましたが、着物教室の経営者役で古手川祐子さんが出演されているそうで再放送の機会があればチェックしたいです。

この翌年にはテレ東で放送されたゴルゴ13のアニメでデューク東郷の役を舘さんが演じましたが、スタッフを見ると音楽ディレクターの鈴木清司さんや脚本の柏原寛司さん・大川俊道さん・岡芳郎さんと舘さんが出演したドラマの裏方たちが勢ぞろい!な趣を感じます。
9人のコリない日本人 2021/01/23(Sat)15:25:50 編集
Re:海辺の映画館・キネマの玉手箱
>尾美さんといえば大林映画のイメージがありますが、太陽にほえろ!の向かい風というマミーメインの回には内山保という役で出ていたり、大林さんの遺作となった「海辺の映画館」には近藤勇の役で出演されたそうです。

自分的には尾美さん=大林映画のイメージが根強くあるので「太陽にほえろ」に出た時はちょっとびっくりしましたね(苦笑)。


>>ブログのタイトルにある「戦う主婦は美しい」と聞いて綾瀬はるかさんが元特殊工作員の主婦を演じる「奥様は取扱注意」というドラマがあったことをを思い出しますが、綾瀬さんが出演している現在放送中の「天国と地獄・サイコな二人」は「女刑事と殺人鬼の魂が入れ替わる!?」という内容ですが、これもある意味男女の入れ替わりを題材にした作品でしょうね。

このタイトルはおそらくマスクマンの主題歌のフレーズからとったものだと思いますが(苦笑)、それってアクションドラマなんですかね。また機会があれば見てみたいです。


>似たような趣旨の「パパとムスメの七日間」では舘ひろしさんが新垣結衣さんの父親役を演じていましたが、舘さんはこのドラマの後にテレビ東京のドラマ「神楽坂署生活安全課3」で主人公の生活安全課班長・エイジこと高岡英治を演じましたが、着物教室の経営者役で古手川祐子さんが出演されているそうで再放送の機会があればチェックしたいです。

舘さんは最近刑事貴族で共演した黒木瞳さんと再び映画で共演していましたが、このドラマでは古手川さんと顔合わせされていたんですね。自分も未見なのでまた再放送があれば。


>この翌年にはテレ東で放送されたゴルゴ13のアニメでデューク東郷の役を舘さんが演じましたが、スタッフを見ると音楽ディレクターの鈴木清司さんや脚本の柏原寛司さん・大川俊道さん・岡芳郎さんと舘さんが出演したドラマの裏方たちが勢ぞろい!な趣を感じます。

柏原さんや大川さんはルパンの脚本も書いたり、アニメ方面でも活躍されている印象がありますね。
【2021/03/07 10:52】
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