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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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FOXでシーズン6が放送中の『バーンノーティス 元スパイの逆襲』。シーズン4から登場するジェシーや、なんと主人公のマイケル・ウェスティンのママまでメンバー入りして、過激なスパイ作戦が繰り広げられるという親子スパイものに変貌を遂げております。当初は、コメディタッチで愉快なスパイ活動が描かれていましたが、マイケルを解雇した組織の黒幕アンソン・フラートンの登場でさらなるシリアス路線に急展開中です。


アンソンの罠にはまり、爆弾犯に仕立てられ刑務所に入れられてしまったマイケルの恋人かつ相棒のフィオナ。マイケルがフィオナを救い出し、アンソンを追って最終決着をつけるところで最終回になると思っていたのですが、以外に早くアンソンが退場し、また新たな黒幕の存在が浮かび上がってきましたね。ウォーキング・デッドもそうだけど、アクション系のドラマがシーズンを重ねると、主要なメンバーのうちの誰かが必ずや殺されて、メンバー交代してしまうジンクスがありますが、バーンノーティスも例外ではなく、やはり犠牲者が出てしまいました。まさかフィオナが刑務所の中で??・などとは思わなかったが、彼女が死んでしまうとマイケルの士気も下がるし、後々の展開がつまらなくなるだろうから、まずありえない。するとやはり、真っ先にその対象として思い浮かぶのは、かつてホラー映画の名手であったブルース・キャンベルが演じるサム・アックス。


サムは、ネイビーシールズに所属の元海軍中佐で、バーンノーティスのスピンオフ作品「サム・アックス最後のミッション」では、海軍時代のサムが、コロンビアで凶悪な民兵達と戦う姿が描かれていましたが、ドラマの中で一際コミカルな存在感を発揮して良い味出してるサムが殺されるわけがない・・・か。ちなみに、このスピンオフは、シーズン4の終了後に放送されたものだが、最近の下手なCGアクション映画よりもアクション映画っぽくて中々面白かった。本家はマイアミが舞台になっているが、このスピンオフは、コロンビアの山岳地帯が舞台になっており、ランボーやチャック・ノリスの「地獄のヒーロー」シリーズとまではいかないが、あの手の古き良きアクション映画のテイストが垣間見られた。ドラマの冒頭で、髭面のマイケルの姿も拝めます。







サムの話はさておき、じゃあ一体誰が犠牲になるのか・・・。ジェシーじゃインパクトがないし、と言うことは残るはマイケルのママのマデリン?・・・シーズン6を見る前は、おそらくマデリンではないかと予測していたが、それは案の定裏切られました。シーズン1から度々登場し、シーズン3で結婚し、シーズン5で子供も生まれて家庭円満、着実に良い親父になっていたマイケルの弟ネイトがマイケルの宿敵アンソンと共に何者かに射殺されてしまう衝撃展開・・・。最初はギャンブル好きでどうしようもない雰囲気を醸し出していたが、不仲だったマイケルとの関係も修復し、このシリーズのキャラクターの中で一番成長を遂げていたネイトですが、マデリンと同じくいつの間にかマイケルに協力し、危険な仕事をやるようになっていた。兄貴の仕事に関わり過ぎてしまったゆえのこの最後は辛い。最初は、コミカルな雰囲気だったのに、日本のゴリラ第8班と一緒で変われば変わるもんです。でも、アクションシーンは相変わらずダイナミックな場面が多くて好きですね。



フィオナを無事救い出したものの、今度は殺された弟の犯人探しを始めるマイケル。第9話「忍び寄る魔の手」まで見たところですが、まだまだえげつない黒幕が出てきそうで一秒たりとも気が抜けません。アメリカではすでにシーズン7の放送が終了したみたいですが、このシーズンが事実上ファイナルシーズンになるみたいです。シーズン7で終了と言えば、「冒険野郎マクガイバー」もシーズン7で終了していますね。身近にある道具で武器を作って困難を乗り越えるという点では、ある意味「マクガイバーイズム」を継承していたバーンノーティスですが、いよいよこれもラストシーズンか・・・。まだまだ見ていたが、ジェフリー・ドノヴァンの新作のアクション映画も見てみたいし、丁度良い区切り目か・・・。




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発売から30周年を過ぎまして、語られることが少なくなってきたファミコンでございますが、たまにふと思い出してまたやってみたいと思うソフトがあったりします。ついでにBGMも懐かしくて久しぶりに聴いてみたくなることも。印象に残るファミコンのBGMの中でも一際耳に残るのがクラシックアレンジ以前にも取り上げたことがありますが、やはり、クラシックアレンジと言えばハドソン・・・いや、他のメーカーにもいろいろありましたよね。




『シティコネクション』

1985年にジャレコから発売されたカーアクションゲーム。4段のラインの上を車が走る横スクロール型で、15歳の少女・クラリスが運転するクラリスカー(モデルは、ホンダシティの初代型)を操り、迫ってくるパトカーをジャンプで避けたり、拾ったオイルでスピンさせて撃退したり、突然画面に出現するおじゃまネコや竹の子などをかわしながら、4段のラインを全て真っ白に塗り潰すと一面クリアとなるコミカルなカーゲームだった。クラリスの年齢設定が15歳だったと最近知ったが、こんな設定が通るのもいかにも80年代らしくて良い。当時はキャラクターの設定まで気にしていなかったのでちょっとびっくりしましたが(笑)。


このゲームの特徴と言えば、クラリスカーが軽快にジャンプできること。ラインとラインの谷間を豪快にジャンプさせたり、オイルでパトカーをスピンさせたりして、当時はかなり熱中しました。今思うと、ナイトライダーの世界観に近いものがありますね。そのナイトライダーにもファミコンソフトがありましたが、あれは運転席視点の画面構成になっていて、自分がマイケルになったような感覚でのジャンプが楽しめたけど、やはり、このゲームみたいに車が動いている画も欲しかったなあ・・・。


ところで、ゲーム中に流れているBGMは、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調第1楽章」のアレンジ。クラリスカーで走り続けていると、画面に急出現するおじゃまネコを踏んでしまうと「猫踏んじゃった」のメロディが流れていたが、本当にこの猫腹立つぐらい邪魔だったな・・・(苦笑)。











『プーヤン』

1985年にハドソンから発売されたフィックス型のアクションゲーム。狼にさらわれた子豚のプーヤンを救うため、ママ豚が弓矢を武器に狼を打ち倒していくという内容。プレイヤーは、ママ豚が乗るゴンドラを上下に操り、降下、または上昇してくる狼の風船を弓矢で打ち落とすというシンプルなゲームでした。弓矢の攻撃よりも肉を投げつける肉攻撃で狼達を連続で落としていく時の爽快感がたまりませんでしたね。打ち落とせなかった狼達がゴンドラの後ろにあるはしごを上ってきて、ママ豚に噛みこうとして邪魔をしてくるのですが、ほんとこれにはイライラさせられた(苦笑)。当時は、主人公がプーヤンだと思っていたんですが、あれママ豚だったんですね。兄貴の名前がブーヤンて・・・。せいぜい頑張っても4、5面程度しか続かなかったが、結構きついゲームだったような・・・。


ゲーム中に流れているBGMは、ドボルザークの「ユモレスク 第7番」のアレンジが使用されていました。そう言えば、ゲームのスタート画面では、「森のくまさん」が流れていましたね。











『サーカスチャーリー』

1986年に発売されたアクション。ピエロのチャーリーを操り、火の輪くぐりや綱渡り、玉乗りなど、様々な演目にチャレンジしていく全5ステージで構成される文字通りサーカスをテーマにしたアクションゲーム。コツさえ掴めば、4面の曲乗りぐらいまでは軽々クリアできるが、5面の空中ブランコはタイミングが掴めなくて中々クリアできなかった。でも、数年前に久しぶりにやってみたら、わりと簡単にクリアすることができて、なんだかあっけなかった・・・。アーケード版には、水上トランポリンのステージなどもあったらしいが、ファミコン版にも入れて欲しかった・・・。


ゲーム中に流れているBGMは、ミーチャムの「アメリカン・パトロール」







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マレーシア航空370便の失踪事件は、飛行機が消息を絶ってから早1ヵ月を過ぎましたが、未だに機体が行方不明というかなり異常な事態になっているようです。日本では、あまり報道されていないみたいですが、アメリカのCNNは、連日この事件のニュースを伝えています。それによると、370便はクアラルンプールから北京へ向かう途中に左方向に旋回し、限界高度に近い地上3万9000フィートで飛行し続け、マレー半島の上空で20分間その高度を維持し、インド洋の南部辺りで姿を消したものと見られている。インド洋での捜索は続いており、海底から370便のブラックボックスの発信機から発信されていると思われる信号をキャッチしたようですが、まだ確信を持てない模様。発信機の電池は、一ヶ月程しかもたず、信号はどんどん弱まっているんだとか・・・。


21世紀に入ってこんな神隠しのような事件が起きるとは思っていなかったので大変驚いたが、このニュースを聞いてある映画のことを思い出した。それは、「エアポート77/バミューダからの脱出」。エアポートシリーズの第3弾として、1977年に公開された作品です。


大富豪が所有するボーイング747ジャンボ機は、美術品と招待客を乗せてワシントンからパームビーチへ向かっていたが、客室乗務員を装っていた男達にハイジャックされる。男達は、ジャンボ機をカリブの孤島に着陸させて、機内の美術品を強奪しようとしていた。副操縦士として乗り込んでいた男もハイジャック犯の一人で、男は、機長を操縦室から追い出して自ら操縦を始める。レーダーから逃れるため、ジャンボ機は、低空飛行のままバミューダ海域へ向かうが、天候が悪くなり濃霧で視界がさえぎられている最中に油田タワーと接触し、操縦不能となったジャンボ機は海へ墜落。機体は、そのまま海底に沈んでしまう・・・というストーリーだった。操縦士が犯人(と疑われている)であるところや、レーダーから逃れるために限界に近い高度(映画では低空飛行するが、マレーシア航空は急上昇している)で飛ぶところなど、今度の事件と何かと接点がありますね。そう言えば、エアーウルフにもこの映画とよく似たエピソードがありました。



「ロス発93便消ゆ!! 海底のジャンボ救出作戦(FLIGHT #093 IS MISSING)」・・・妹の結婚式に出席するためケイトリンは、ダラス行きのジャンボ機93便に乗り、テキサスへ向かうことなった。ケイトリンを含め乗客100人を乗せた93便は、予定通り離陸するが、まもなく、乗客として乗り込んでいた数人の男達にハイジャックされてしまう。犯人達は、操縦室を占拠し、機長に飛行機を海に墜落させるよう指示を出した。93便は、コースから外れて低空飛行を続け、そのまま海に着水し、海底に沈んだ・・・。



  


このエピソードもエアポート77と同じくハイジャックされ、海底に沈んだジャンボ機の中に残されているケイトリンと他の乗客を救助するストーリー。エアポート77との違いは、ジャンボ機の探索にエアーウルフが使用されるところと、身代金を要求する犯人達がジャンボ機を墜落させて、機体が海に沈んで後に、操縦室の窓を爆破し脱出するところ。海上には、リーダー格の男二人が乗る不審船が待機していて、その男達が海中に爆雷を投げ込んで沈んだジャンボ機にダメージを与えようとしたり、機銃やスティンガーミサイルでエアーウルフに応戦するなど、ホーク達と犯人の男達とのハードなバトルも展開していた。



 
ちなみにこのジャンボ機が着水するシーンや海底に沈むシーンは、エアポート77の映像を流用していた。





消えたマレーシア航空機の探索には、オーストラリア海軍の艦船「オーシャン・シールド」が使用されているそうですが、しかし、現在の技術力をもってしても海底に沈んだ機体を見つけることは容易ではないみたいですね。エアーウルフの劇中のジャンボ機は、海底60mの場所に沈み、エアーウルフの赤外線カメラが機影をとらえていたが、370便は、約7,000mの深さまで沈んでいるという情報もある。7000mだと、おそらくエアーウルフの最新装備でも見つけるのは、難しそう・・・。映画やドラマのようにサクサク進めばいいのですが、やはり現実は、厳しいのか。不明の機体が一日も早く発見されることを祈っております。





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これまで数多くのゾンビ映画を堪能してきましたが、探せばまだまだいろんな名作があるもので、スカパーなどで自分が生まれる前の古い名作を偶然見かけたりすると、気になってついついチェックしてしまう。この作品もその一つでタイトルは、『ゾンビ特急地獄行き』。タイトルを見ただけでもうかなりそそられてしまうのですが、1972年にイギリスとスペインが共同で製作した映画で、「007 黄金銃を持つ男」のスカラマンガや、数多くの怪奇映画に出演したクリストファー・リーと、同じく怪奇映画に多数出演し、「スター・ウォーズ」のターキン総督を演じたピーター・カッシングが主演を務めている。


1906年、イギリスの地質学会が中国の四川省で氷漬けの類人猿の化石を発見した。化石をイギリスへ輸送するため、アレキサンダー・サクストン教授らは化石と共にシベリア大陸横断特急に乗り込んだ。だが、雪原を走る列車の中で次々と奇怪な殺人事件が起きる。殺された人達は皆、白目を剥き、鼻や口から血を出して失血死していた。それは、両眼を赤く光らせて人々を殺す怪物の仕業であった。サクストンらと同乗していたミロフ警部によって怪物は銃殺され、事件は解決したかに見えたが・・・。


ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」よりも前の作品なので、ゴア描写はさほど激しくもないし、今のウォーキングデッドなどと比べると、ゾンビ映画と言うには少しぬるい印象もありますが、甦った怪物が暗闇で蠢くところは薄気味悪く、怪物にとりつかれた人間達が目を赤く光らせるところは、ターミネーターを彷彿とさせ、その赤い目を見た人間達が白目を剥き、血を吐いて倒れる死に様は、滑稽にも見えるが不気味。列車の走行シーンは、その大部分がミニチュアを使った特撮のようですが、走行中の列車の中という逃げ場のない密室空間が舞台になっているところがよりサスペンス性を生み出していて、シチュエーション的にはかなりグッド。


列車の中で死体を解剖するシーンがあり、ウェルズ博士が白目を剥いたままの人間の頭を切開するのですが、露になった脳みそが真っ白につるつるになっているところも薄気味悪い。劇中のセリフでは、その感触は、「赤ん坊のお尻みたい」なものらしい。もしかしてプリオン系の感染?かと思ったがどうやらそれは違ったみたい。怪物は、人間の網膜から記憶を盗み出して、その記憶を選別し吸収してかしこくなっていくそうな。しかし、いまいちその設定が活かされていなくて消化不良に終わったのが残念。


後半に入ると、コサック隊が列車に乗り込んでくるのですが、その隊長・カザン役を演じているのがテリー・サバラス。007のブロフェルド役や、テレビドラマ「刑事コジャック」などで有名な大物俳優だけに、どんな活躍をするのかと思いきや・・・かなり荒々しい雰囲気の男のようでそこそこ存在感はあったが、結構あっさりと怪物にやられてしまい意外でびっくりした。そのカザン隊長よりも後半に目立つのがプジャルドフ神父。ウェルズ博士が化石から切り取った目を持ち歩いたり、ミロフにとりついた怪物に、「怪物よ私に乗り移れ」とセリフを吐く場面は、エクソシストを彷彿とさせられたが、考えてみるとエクソシストよりもこちらのほうが古い作品なんですよね(汗)。異星人が人間の体に憑依していく作品は、後の「ヒドゥン」などにも受け継がれていましたが、プジャルドフ神父がラスボスと化して、死んだ人間達を一斉にゾンビ化させる展開は、中々見応えがあった。で、結局化石の正体は、宇宙人なのかゾンビなのか・・・「宇宙ゾンビ」と捉えておくほうが無難か(苦笑)。


飛行機の中で暴れるゾンビは、「ワールドウォーZ」や、「デッドフライト」などで描かれていたが、走行中の列車の中のゾンビは、ゲームでしか見たことがないのでわりと新鮮に見えた。しかし、この日本語タイトルをつけた人は、物凄くセンスがありますね。原題の「Horror Express」もわかりやすくて良いが、日本題のほうがとてもインパクトがあって、まんまと乗せられてしまった(苦笑)。










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TBSチャンネルで放送中の「噂の刑事トミーとマツ」。地上波の再放送以来久しぶりに見ることができましたが、このシリーズ全106話あり、第一期(1979年10月17日→1981年3月25日・全65話)と第二期(1982年1月13日→1982年12月22日・全41話)と2シリーズあったんですね。当時、リアルタイムで見ていましたが、放送途中にブランクがあったことは全然覚えていなかった(汗)。当時は、意識しなかったが改めて見直すと、意外なゲスト俳優が多かったり、トミーが変身する時の「トミコ」の呼びかけにも様々なバージョンがあって面白いですね。それにしても人がバダバタとよくズッこけたり、何かにぶつかったり、騒がしい番組だったんですね(笑)。それらの効果音が大袈裟で派手なのが大映ドラマの味と言いますか。マツは、しょっちゅうこけていました。二期に入ると、ギャグテイストがさらに過激さを増し、トミーやマツの髪が逆立ったり、マツが街の真ん中で裸踊りしたり、巨大な出べそを出して大騒ぎしたり、エスカレートしていくのがよくわかります。


ゲストでよく見かけたのは、現在は、「笑点」の座布団持ちで御馴染みの山田隆夫や、ポール牧、保積ぺぺ。必殺仕事人の勇次役をやる前の中条きよしや、西部警察にもゲスト出演していた浅野ゆう子が出ていたのは驚きました。マツの親父役が仮面ライダーのおやっさんや、西部警察の南刑事でも御馴染みだった小林昭二さんだったことや、英語使いの刑事・片桐警部補でレギュラー出演していた清水章吾さんが途中、病気で欠場となり、その代役を刑事ドラマや時代劇の悪役でも御馴染みだった藤木敬士さんが演じていたことも意外でした。藤木さんの片桐警部補も見た目も演技も全然違和感がなくて、当時は、代わっていたなんて全く気づかなかったですね。



ところで、第一期でとくに印象に残ったエピソードと言えば・・・



「あぁ 煙突のてっぺんで」・・・同窓会に出席するため、青森から上京してきた一文無しの男・水上オサム(山田隆夫)は、一万円を貸していた友人・小柳ととあるレストランで待ち合わせをしていた。オサムは、その待ち時間に800円のエビフライを食べてしまい、約束の時間に小柳が来なかったため、お金を払えず、店から逃げ出してしまう。小柳を見つけ出したオサムは、お金を返すよう要求するが、それを断られたため逆上し、誤って小柳の彼女を2階の通路から転落させてしまう。そしてオサムは、またしても逃亡し・・・。


  

田舎から大都会にやってきたお人好しの男が羽目をはずして犯罪を重ねて、泥沼に追い込まれてゆくストーリーですが、オサム役を演じた山田隆夫さんと言えば、第2期でもこれとよく似た展開のエピソード(漁港の決闘! 決ったトミーの鯨突き)にも出演していました。無銭飲食、暴行、傷害容疑から殺人、そして拳銃強盗、銀行強盗と、どんどんエスカレートしていくオサムの犯罪がスリリングに描かれ、追い込まれたオサムが最後に煙突によじ登って自殺を図ろうとするシーンは圧巻。スタントマンが本当の煙突に登り、それを空撮で撮らえている映像が何気に凄いです。




「張り込み先の珍家族」・・・覆面の四人組のギャングが東都銀行富士見支店の銀行を襲撃し、支店長や警備員を撃ち殺して現金9500万円を奪う。ギャングの一人は、撃たれて死亡し、たまたまそばを通りかかったトミーが犯人達を追うが取り逃がしてしまう。富士見署捜査課は、管内に潜伏中の三人組の犯人を追って捜査を開始。ギャングの一人・秋山(南城竜也)が暴力団幹部・的場(八名信夫)の愛人の山本ナミと連絡を取り合う可能性がわかり、トミーとマツは、ナミの自宅を張り込むため、近所のマンションの部屋を借りる。しかし、そこには東大受験生がおり・・・
  

凶悪強盗犯を追って張り込みを始めるトミーとマツ。しかし、二人が張り込みのために借りたマンションの部屋の住人の中に、なんと強盗犯が紛れ込んでいるというとんでもな展開が。どことなく、ザ・ガードマン風味なサスペンスチック漂う話でした。張り込みのため、マツがマンションの住人を捻じ伏せて半ば強引に部屋を借りてしまうところは、時代を感じますね。一応トミーが土下座をしていましたが、今では、ちょっとやりにくい展開でしょうね。秋山を追跡中にトミーがクレーンで吊り上げられてしまうが、トミー役の国広富之氏が体当たりで演じていたのも印象に残った。




「トミマツの、ヤマトよ永遠に」・・・ムショ帰りの男達が店の前で暴れているのを目撃したトミーとマツは、男達を制止しようとするが、逆に襲われ酷い目に。そこへ青い瞳をした武道の達人の女性・ジェーン(ナンシー・チェイニー)があらわれ、男達を懲らしめた。ジェーンは、五年前、ニューヨークで三人組の強盗に襲われた時、自分を助けてくれたヤマトという男を探して日本にやってきた。トミーとマツは、彼女と共にヤマトを探し始める。一方、富士見署管内で怪盗108号が出現し、資産家の自宅が狙われ、警官が殺傷される事件が相次いでいた。さっそく富士見署捜査課は高級住宅街の張り込みを始める。


 

最近も何かとサムライを扱ったアメリカ映画が多いですが、そんな今とリンクするような内容です。侍の心を知るため、日本の道場に入門して修行をする女性ジェーン役は、当初森村婦警を演じていたナンシー・チェイニー。怪盗108号は、高所から飛び降りても平気、高い塀もひとっ飛びで乗り越えるわ、炎は吹くわで、変身トミー顔負けのスーパーマン的な動きを見せている。ヤマト=青柳役の峰岸徹は、「キャッ! 水曜日の切り裂き魔」では、ドラキュラ風味な切り裂き魔を演じており、トミーとマツでは、立て続けに特殊な犯人役を演じていた。

マツとジェーンが作家の根岸(梅津栄)と話すシーンで、根岸が「戦艦ヤマトのヤマトか、ウルトラマン80のヤマトか」というセリフを言っていたが、当時はちょうど宇宙戦艦ヤマトのアニメシリーズが放送されていた頃で、ヤマトブーム真っ只中。そして、トミマツの前のTBSの水曜夜7時に放送されていたウルトラマン80の主人公の名前が矢的猛(ヤマトタケシ)。サブタイトルの「ヤマトよ永遠に」には、その2つの意味が込められていたんですね。




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特撮マシーンとして数多くの作品に登場したマツダのRX-7。その初代のSA22C型は、東映・東宝の特撮ヒーローやウルトラマン他、映画やドラマでも一時期よくテレビで見かけました。どの作品に使われていたかは、以前の記事を参考のほど。今回も特撮ヒーロー作品に登場したRX-7をいくつか取り上げます。


マグマ大使やゴッドマン、ミスアメリカなど、昔は、変身後も髪の毛を持つヒーローがいましたが、メガロマンもその一人。ロゼッタ星の宇宙人と地球人の混血児である獅子堂たかしがエナジースーツとメガロン・ブレスレットの力によってメガロマンに変身し、黒星族の怪獣と戦う東宝の巨大ヒーローもの。たかしと同じくメガロン・ブレスレットを与えられ、エナジースーツを着て戦う4人の戦士達の移動車として、黄色のSA22C型が使用されていた。黄色のSA22C型と言えば、「宇宙刑事シャイダー」のアニーの専用車としても使われていたが、それよりも五年も早くこの作品で使用されていたんですね。





『大戦隊ゴーグルファイブ』のレッド以外の4人が乗り込む専用マシーン「ゴーグルクーガー」は、見た目はジープの形になっているが、SA22C型の上部と、トヨタのハイラックスの下部をくっつけた特殊な構造になっている。他社の車同士を結合させるなんて当時の車両担当の力技はやはりズバ抜けていますね。ヘッドライト部がリトラクタブル式など、前から見ると、確かにSA22C型の面影を残しているが、横から見るとベース車がなんなのか見当がつかないくらい手の込んだ改造になっていて、中々素晴らしい。当時は、このような特殊なマシーンを見ることも特撮の醍醐味の一つでしたよね。
  





ゴーグルクーガーと同じく大改造が施された特撮マシーンと言えば、『仮面ライダーBLACK RX』に登場したライドロン。最高時速1500kmを出せる光の車。地上だけでなく、岩を砕く強力な顎「グランチャー」や「パイルエッジ」を使って地中を走り、光の粒子を噴射する「ホバースラスター」で水上走行、光波の渦を作る「スペクトラムスクリュー」を使って水中を進むことも可能なスーパーマシーン。ナイトライダーのキットのように話しもできる自我を持つマシーンです。仮面ライダー初の4輪専用車としても話題を集めました。

ベースは、SA22C型なのですが、車体の真ん中にトゲがあったり、大掛かりな改造がなされていて、もはやベース車の原型を留めていない。扉の開き方もポップアップドアのようになっていて、かなり特殊な構造になっている模様。ライドロンを見ると、どうしても「デスレース2000」の映画に登場した奇抜なマシーン達を思い出してしまうが、あれらのマシーンを超えるほどブッ飛んだデザインで、とてもユニークですね。



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