10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
今月はまた昭和の刑事ドラマに携わった著名人の訃報がありました。石原プロの大都会シリーズに関わった二人が相次いでおく亡くなりになりました。舛田利雄さんと言えば、日活映画や日米合作の戦争大作『トラ・トラ・トラ!』の監督をしたことでも知られる巨匠。未見ですがノストラダムスの大予言の監督もされていたみたいです。テレビドラマでは2時間のサスペンスドラマや時代劇では水滸伝や子連れ狼、アニメの宇宙戦艦ヤマトの監修や原案なども担当されていたみたいです。刑事ドラマは、大空港や大激闘マッドポリス'80、石原プロの大都会シリーズにも携わっていました。
大都会 闘いの日々には「雨だれ」「不法侵入」、大都会PARTⅡは初回の「追撃」をはじめ計9回監督されていました。個人的には「俺の拳銃」や「トラック大爆走」が特に好きな回でした。「俺の拳銃」は粟津號さんが演じた平原刑事の殉職回で平原刑事が自分の拳銃を盗んだ犯人探しに丸腰のまま奔走する回でしたが、殺された娘の復讐に燃える犯人の久保は害虫駆除のエキスパートで、そういう設定であるためか実物のゴキブリが何度も出てくる回でした。昔のドラマは実物の生き物を出して、ゴキブリなんかもよく出てきて、踏み潰されるようなシーンをテレビで流していた時代もあったみたいですが、大のG嫌いな私は、平原刑事の殉職よりもGのシーンが脳裏に焼き付いてしまって色々とインパクトの大きい一際印象に残る回でした。
大都会で関連でもう一人、脚本家の倉本聰さんが亡くなったそうです。倉本さんと言えば、やはり最初に思い浮かぶのは「北の国から」シリーズ。2002年まで定期的にスペシャル版が放送されていた人気シリーズで北海道・富良野で暮らす黒板家の三人の親子の日常、純と蛍の成長と挫折を描いたロングシリーズでした。純と蛍は同じ役者が幼少期から大人になるまでを一貫して演じ、成長をリアルに描いたのがこのドラマの特徴の一つでもありました。倉本さんは石原プロの刑事ドラマの脚本も担当し、大都会 闘いの日々は初回の「妹」をはじめ計13回の脚本を担当していました。派手なアクションや「犯人を追いつめて解決」という定型をあえて抑え、警察の組織体制・捜査手法・暴力団事件の手口をリアルに描写。エピソードの多くは捜査の過程や結果が不透明なまま終わる傾向が強く、スローテンポで重厚な社会派・人間ドラマ寄りでした。
さらに「ゴリラ警視庁捜査第8班」では、アクション路線が振るわずテコ入れのために倉本さんがシリーズ後半から参加。第36話「スイートメモリー」から倉本さんが脚本監修となり、大幅な路線変更が行われました。アクションドラマの体裁は残しつつ、人情的・社会性・現実性を重視したシリアスな人間ドラマにシフトさせ、リーダーの倉本省(渡哲也)の私生活や、伊達(舘ひろし)の病魔など、主要キャラクターの内面・人間関係をシリーズの軸に置く方向に。大都会 闘いの日々の社会派・人間ドラマ寄りの作風を、この作品に持ち込んだ形になりました。個人的にアクション路線が好きだっただけにこの人間ドラマ路線には戸惑いがありましたが、今見るとその作風のギャップが面白く感じます。
大都会シリーズに携わったお二人のご冥福をお祈りいたします。
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今年の4月から日テレプラスでスタートした「刑事貴族」の再放送が先週終了。平日連日放送であっても全3シリーズ100話以上ある刑事ドラマだから見るのも大変でしたが、10年ぶりに拝見しました。この刑事ドラマはリアルタイムで見ていたので思い入れもあるし、とくに入口が舘ひろしさんの刑事貴族だったので、西部警察→あぶない刑事→ゴリラ警視庁捜査第8班の流れで次に舘さんがどんな刑事役を演じるのか興味津々でした。ある意味予想を裏切る超ハードボイルドものの刑事ドラマで、とにかくクールでシブい、舘さんの持ち味を活かした刑事ドラマと言う感覚で見ていたと思います。西部警察もハードな刑事ドラマでしたが、その頃の舘さんはまだ下っ端の刑事と言う印象でバイク乗りのタフな刑事という印象。あぶない刑事からクールかつコミカルな刑事のイメージになり、ゴリラも最初はあぶ刑事のタカを彷彿とさせる刑事役だったのが、路線変更で癌を患う余命幾ばくもないシリアスな刑事になり、その変わり様に戸惑った時期もありました。ゴリラで殉職した後、ぶっ続けでまた刑事貴族で刑事役、しかもこの作品では初の主役刑事を演じることになり、内容はとてもシリアスで、舘さん演じる牧刑事もダジャレや軽いジョークを言わず、寡黙に悪党と戦う一匹狼的な刑事と言った役どころでした。
再放送で3シリーズを改めて再見してもやはり舘さんの刑事貴族が一番作風もハードな演出も一番良かったかなと。郷ひろみさんの刑事貴族も結構アクションシーンもあったり、面白いストーリーもあったけど牧刑事と比べると郷さんが演じた風間刑事は地味でキャラが薄味で、ちょっと真面目過ぎてインパクトが今一つだったかなと。水谷豊さんの本城刑事はアクションもコミカルな演技や演出も最高で、「刑事貴族」のカラーを完全に自分色に変えて結果的に水谷さんの刑事貴族に塗り替えたところが大きいポイントでした。全体的には3人それぞれの特徴を活かした変幻自在の刑事ドラマ、それが刑事貴族だったのではないかと改めて思いました。
刑事貴族は日本の刑事ドラマでは初のステレオ放送だったと思うのですが、それを活かしたBGMも抜群だったと思います。とくに牧編でよく流れていた「Sneaking Up」がやはり一番刑事貴族を象徴する、ある種メインテーマ的なBGMだったのではないのかなと。個人的にはそこは昔から変わらないですね。「2」と「3」にも印象的なBGMが結構ありましたが、牧編の頃のBGMの使い方が一番しっくりいくというか、抜群のカッコ良さだったと思います。
先週末からスタートした「ジャングル」は刑事貴族と同じく日テレ金曜20時枠で放送されていた「太陽にほえろ!」後継の刑事ドラマですが、実はまだ一度も見たことがなく、今回ようやく初見となります。なぜ当時見なかったのか、今見ると豪華なキャスティングなんですが、当時は目が肥えてたのかそのキャスティングにピンとこなかったのと作風やノリにいまいちついていけなくてリタイアしたのか最初から見なかったのかあまり覚えていないのですが、本放送から40年目の初見。どんな刑事ドラマだったのかじっくり確かめてみたいと思います。
今月も有名人の訃報が続きましたが、芸能界から身を引いて一般人だったからなのかメディアがあんまり取り上げられなかった方の訃報が個人的に衝撃を受けました。黒崎輝さんと言えば、1985年に放送されたメタルヒーローの巨獣特捜ジャスピオンに主演した元JACのアクションスター、俳優。黒崎さんを初めて見たのはバイオマンにゲスト出演した回だったか、伊賀野カバ丸など映画が先だったかはっきり記憶がないのですが、気づいたら当時の特撮ヒーローものでキレのある野性味あふれるアクションを披露していて、ジャスピオンでの活躍がやはり一番自分の中で強烈に印象に残っています。
ジャスピオンは宇宙刑事の後継のメタルヒーローで変身した姿は宇宙刑事そのものなんですが、戦う相手が巨獣だったり、ライバルの黒いメタルヒーローとその配下の敵たちと激闘する。巨獣と戦かった後に等身大戦を繰り広げたり、宇宙刑事のフォーマットを打ち破る展開を見せたり、巨大ロボが宙返りしてアクロバティックな戦いをするなど巨大戦においても新風をもたらした作品でしたが、何よりジャスピオンで印象に残っているのは主人公のヘアスタイルが何度も変化したこと。最初のアフロヘア―はインパクトがあって、ヒーローなのにそんな髪型あり?と子供ながらに思っていたこともありましたが、何回も見るうちにそれが自然に見えるようになってようやく慣れたかなと思ったところで、いきなり相棒の女アンドロイドに髪を切られて短めのヘアスタイルになってしまう。ごく普通のヒーロー像になったような気がしました。性格も最初はおちゃらけた感じだったのに、ヘアカットしてからは真面目になってしまい、ある意味この作品の独特の持ち味が一つなくなってしまったような感じに見えました。
でもアクション自体は毎回凄くて、ジャスピオンとマットギャラン軍団の戦いがどんどんエスカレートしギルザとの戦いではジュリーの魔界転生を思わせる演出があったり、悪の四天王との戦いでは、特にザンパが機械だけの体になった後の戦いがターミネーターを思わせたり、見どころ豊富で個人的には楽しめたのですが、視聴率は振るわなかったらしく、宇宙刑事から続いた金曜夜7時30分枠から月曜の夜7時枠に放送時間が移動してしまったのがちょっと驚きでした。もしアフロヘア―でおちゃらけたジャスピオンのまま物語が進んでいたらどうなっていたのかなと考えたこともありましたね。
ジャスピオンはブラジルで大人気になり、今でも名誉のある者をジャスピオンと呼ぶほどに向こうでは神様のような扱いをされている作品らしいです。ブラジルで一番有名な日本人俳優は黒崎輝さんですが、逆に日本人のほうは黒崎さんを知らないという逆転現象みたいなのが起きていて、今回の黒崎さんの訃報においてもブラジルでは大々的に報道されたのに、日本ではほとんど流されなかった。日本人なのに日本の事を知らない日本人が増えているのかなと思いました。
ギャバンの大葉さんに続いてまた一人メタルヒーローの主演者が。黒崎輝さんのご冥福をお祈りします。
今月もまた大物の著名人の訃報が相次いで、ああいよいよそういう時代に入った。自分が子供の頃からよく見ていた人たちが召されていくのだなという感覚になっていますが、自分の年齢を考えればそりゃそうだなと自然に納得してしまうわけです。
ガッツ石松さんは元プロボクサーで俳優、タレントとして活躍されていました。ボクサー時代は知らなくてテレビで初めて見た時はすでにバラエティ番組やドラマで活躍していたので、ちょっとゴツゴツした猿顔(失礼)のおじさんという感じで、好きでも嫌いでもなく、ちょっと強面だけど面白いおじさんがテレビに出ている印象でした。ドラマでそれほどインパクトのあるキャラはやってなかったと思うのですが、新ハングマンにゲスト出演した時に探偵役を演じて、ハングマンメンバーと協力して敵組織に潜入するゲスト役は今でもよく覚えています。ガッツさんと言えば「ok牧場」という自身のトレードマークのような名言を残されました。ネットで今でもそれを使ってる人もちらほら見かけますが、この言葉は、ガッツさんが監督した映画の撮影の時に生まれた言葉だったそうです。子供の頃からファンだった外国俳優のロバート・フラーが自分の映画に出演することになり、目の前で彼の演技を見た後、カットをかけた時に「ok」と言うつもりが「ok牧場!」と思わず声に出してしまったんだとか。牧場というのはそのロバートが出演していたテレビドラマ「ララミー牧場」からきており、ロバートへのリスペクトから生まれた言葉だったそうです。ガッツさんらしいほのぼのしたポジティブなギャグセンス。これからももしたかしたらどこかで使うことがあるかもしれません(笑)
中村玉緒さんは、テレビを見始めた時は時代劇とか現代劇などドラマ、特に時代劇のイメージが強い人でしたね。90年代辺りから明石家さんまのバラエティ番組に出演して、タレント活動のほうが目立つようになったと思いますが、旦那が勝新太郎さんであると知ったのは確かその頃だったと思います。勝新さんとは「警視k」というタイトルの刑事ドラマで共演し、確か娘さんも出演してファミリーで共演していたと思いますが、警視kは色々と賛否のある刑事ドラマで私も最初見た時はこんなのよくゴールデンタイムに流したなと思うぐらい進展の薄い、何がやりたいのか一目ではわかりにくい問題作というか話題作でした。あと、CMの「マロニ~ちゃん」というフレーズがなぜか脳裏に焼き付いています。
美輪明宏さんは、シャンソン歌手よりはテレビタレントというイメージで俳優としてはそれほどテレビで見たような記憶がないのですが、スカパーに入ってから見た「非情のライセンス」にICPOの刑事役でゲスト出演して主演の天知茂さん演じる刑事と事件を解決する役を唯一思い出しました。宮崎アニメの声優とか、バラエティ番組によく顔を出していたのは覚えていますが、テレビで歌を歌っている姿ってそんなに見たことがないですね。長らくテレビで放送禁止歌にされたヨイトマケの唄が解禁になった2012年ぐらいの紅白歌合戦でそれを歌う姿を初めて見た時はとても衝撃的で思わず画面に釘付けになって歌に聴き惚れたのを覚えています。
総じてバラエティ番組の常連の方々が相次いで亡くなり寂しい限りですが、また一つの時代が過ぎてしまったのかなという印象です。お三方のご冥福をお祈りします。
今月は著名人の訃報が相次ぎましたが、自分の中で衝撃だったのはやはり大葉健二さんの訃報。ここ数年表舞台に立っていなかったので体の具合が悪いのかと思っていましたが、8年前から入院生活を送られていたと知って正確な病状は発表されてませんが、わりと厳しめな状態が続いていたのかなと感じました。考えてみれば大葉さんとの出会いは、昔風に言うとブラウン管を通してでしたが、バトルフィーバーJの曙四郎役でテレビで活躍されていた頃。戦隊を初回からしっかり見始めたのは次作の「電子戦隊デンジマン」の時で、大葉さんはバトルフィーバーに続き2年連続で戦隊に出演し、デンジマンではデンジブルーに変身する青梅大五郎を演じていました。バトルフィーバーとデンジマンの時は、顔出しと変身後両方を演じられていたそうで、拘束時間も長いしそれはもう大変だっただろうなと推測します。
仮面ライダーとウルトラマンが放送休止期間に入っていた1982年に、新たなヒーローのジャンル・メタルヒーローシリーズが誕生し、その第1弾となったのが宇宙刑事ギャバン。大葉さんはこの作品で初の主人公ヒーローを演じ、当時の子供たちから絶大な人気を得ました。全身テカテカに光るメタルヒーローの登場はあの当時は斬新かつ革新的でした。でもそれ以上に凄かったのが大葉さんの変身前のアクション。キレがありスピーディーで型を崩さない洗練され安定したアクロバットな動きで敵を次々と蹴散らしていく。ビルの屋上や崖から飛び降りるのも日常茶飯事、大葉さんのアクションに特化したエピソードも作られ、とくに15話と41話は大葉アクションの大立ち回りが見られるスペシャルなアクション回でした。子供の頃に本当の強い正義のヒーローに出会えた、出会えて良かったなって感じですね今となっては。
もう一人は、ジャズピアニストの大野雄二さん。大野さんと言うと自分の中では日本テレビのイメージがものすごく強いのですが、それもそのはず、日本テレビの数多くの番組で音楽を担当されていたからでした。24時間テレビのテーマソングや刑事ドラマの大追跡に大激闘、アニメではルパン三世。ルパン三世は、2010年代ぐらいまでは毎年夏に一回金曜ロードショー枠で放送されるテレビスペシャルまで見ていました。大野さんはテレビシリーズの第2作から音楽を担当し、テレビスペシャル版もずっと大野さんが担当されていたと思います。考えてみると初期ルパンの声優陣は全員旅立たれてしまったし、大野さんもその後を追う形になってしまいましたね。大野さんが唯一特撮作品の音楽を担当した「星雲仮面マシンマン」の主題歌や劇伴もこれぞ大野雄二って感じのアクションを盛り上げるカッコいい曲ばかりでとても聞きごたえがありました。スペースコブラのOPとEDもルパンっぽいけどちょっとアダルトチックな感じでとてもゴージャスな感じの曲で今までに何度も聞きまくっています。
改めて大葉健二さん、大野雄二さんのご冥福をお祈りいたします。
大葉健二さんが亡くなってから早一週間近くになりますが、もろ世代で子供の頃にリアルタイムで見ていたので、わりとショックでした。ギャバン以降もJAC関連の作品をたくさん見たし、大葉さんが犬飼現八役で出演した里見八犬伝は、初めてビデオテープで見た作品で印象に残っているし、JACメンバーがメインの「影の軍団」シリーズも好きでよく見ていた。80年代は自分の中で大葉さんの影響が凄かったなと今になって思います。
クエンティン・タランティーノ監督の「キルビル」に大葉さんが師の千葉真一さんと一緒に出演した時に、これからはハリウッドで活躍していくのかなと思っていたのですが、結局その一作でしか大葉さんの姿は見ることはなく、代わりと言うか、JACの後輩である真田広之さんがその後ハリウッドに本格進出して、ジャッキーチェンと共演したり現在も向こうのテレビドラマなどに出演して活躍している。大葉さんにもそうなってほしいって心の中で思っていたんですが、本人がそれを望まなかったのならそれはそれで仕方がなかったのかなと思いますし、もったいなかったなと言う気持ちも多少あったりもする。
ゴーカイジャーで突然ギャバンが復活した時、「何ごと?」と思ったが、文字通り大葉=ギャバンが戻ってきて、当時は50代半ばぐらいだったと思いますが、若い頃と変わらぬ動きを見せていて凄いなと思いながら見たし、翌年に公開されたギャバンの映画での大葉さんもカッコ良かった。2代目ギャバンを主人公にしたテレビシリーズが制作されるのかと思っていたが、結局それはなく、今年ギャバンインフィニティが放送されているが、それと同時に大葉さんが旅立たれてしまった。なんとも運命的なタイミングとでも言うのか、「あとは任せたぞ!」とでも言っているのか、まあそこはよくわからないが、そう感じずにはいられない時期での訃報になりました。
あれほど超人的に動き回った人の晩年が長年の闘病生活であったのはちょっと悲しさもありますが、若い頃の無理がたたってなのか。病名は公表されていませんがホント残念な気持ちでいっぱいです。でも子供の頃にギャバンに出会えてホント良かったと思います。これからも大葉さんのこれまでの活躍を後世に伝えていきたいと思います。ご冥福をお祈りいたします。
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