10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
日本を代表するアクションスターの千葉真一さんがコロナ感染による肺炎が原因でお亡くなりになりました。子供の頃に「戦国自衛隊」「魔界転生」「里見八犬伝」などの角川映画や、「将軍家光の乱心 激突」など、数々の時代劇アクションで披露した強靭なアクションに魅せられ、テレビでもやはり時代劇の「影の軍団」シリーズはリアルタイムで見て、千葉さんの体の張ったアクロバティックな殺陣や剣さばきに魅了されました。
後追いになりますが、スカパーで千葉さんの空手映画もたくさん見ましたね。千葉さんが空手の名手・大山倍達役を演じた「けんか空手シリーズ」や、「ボディガード牙シリーズ」「殺人拳シリーズ」「地獄拳シリーズ」など。千葉さんはスタントマンの育成に力を入れ、1970年にジャパンアクションクラブ (JAC) を設立し、そこから志穂美悦子や、現在アメリカで活躍する真田広之、宇宙刑事シリーズなど特撮で活躍した大葉健二、渡洋史、関根大学、黒崎輝、以後も伊原剛志や堤真一などのアクションスターを輩出しましたが、その功績も大きいと思います。日本のアクション映画界をリードした、まさに急先鋒的な役割を果たした方だったのではと、個人的にはそう認識しております。
子供の頃にテレビで一番最初に千葉さんを見たのは「宇宙刑事ギャバン」だったと思います。千葉さんは大葉健二さんが演じる主人公ギャバン(一条寺烈)の父・ボイサー役を演じました。行方不明のボイサーを探し続け、最終話付近でギャバンはようやくボイサーを見つけ出し、感動の再会を果たすのですが、マクーの拷問に耐えてきた肉体が限界に達し、ボイサーはギャバンの前で息絶えてしまう。やはり、このシーンを真っ先に思い出してしまいますね。
千葉さん自身も特撮ヒーローを演じたことがあり、1960年代に「新 七色仮面」の七色仮面や、「宇宙快速船」のアイアンシャープは自身のアクションで演じきり、日本の特撮ヒーローの基盤を作り上げました。
千葉さんの豪快なアクションについてはいずれまたいくつか紹介しようと思いますが、キイハンターの「荒野の列車 大襲撃作戦」の前編で見せた列車アクションを思い出します。トンネルから出てきた列車の屋根に飛び乗り、屋根を走って、列車内にいるテロリストと格闘する。もちろん実際に列車を走行させながら次々に危険なアクションに挑んでいく姿が強烈に印象に残りました。
たくさんの面白いアクションで楽しませてくれた千葉真一さんのご冥福をお祈りいたします。
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