10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
西部警察初代係長・二宮武士役の庄司永健氏がお亡くなりになられました。ほとんど地上波を見ることがないので確認はしてませんが、つい最近までテレビのドラマやバラエティなどでも活躍されていたそうです。物心ついて一番最初に庄司さんのことを知ったのは、やはり西部警察の二宮係長役でした。「どうするのかねだいもんくーん!」とキャッチフレーズのように、毎週大門団長をいびり立てるだけでしたが、あのコミカルなキャラクターがとても面白かったし、少ない出番ながらもとても存在感がありました。
二宮係長と言えば、地方ロケ回にも登場せず、常に西部署の中にいて、木暮係長と談笑したり、ワインを注いだりしているイメージが強く残っていますが、二宮係長メインのエピソードも何度かありましたね。その中で特に印象に残っているのは、「17年目の誘拐」。射殺死体で発見された男がかつて二宮が関わった誘拐事件の犯人だった男で、17年前に男が誘拐した赤ん坊は、男の娘として育ち成長していた。その娘が何者かのグループに誘拐されてしまい、二宮係長が単身犯人グループのいる場所に乗り込んでいくという話だった。
いつも大声で大門をいびりながらも普段はもの静かな二宮係長が団長や木暮課長を制止を振りきり、一心不乱に事件の捜査にのめり込む姿が新鮮だった。「刑事の夜明け」や、二宮係長最後のエピソードとなったPARTⅡの「男たちの絆」でも因縁のある事件に執念を燃やし、熱い刑事魂を見せていた二宮係長ですが、やはり、最初のメイン回であるこの「17年目の誘拐」が心に残りましたね。このエピソードでは、後に二代目係長となる高城淳一氏がゲスト出演しており、初代と二代目係長が夢の共演を果たしていたのも印象的でした。
西部警察以外の刑事ドラマでも庄司さんの姿を数多く見かけましたね。あぶない刑事の「迷路」というエピソードでは、誘拐された令嬢の父親役を演じられていました。父親が身代金を持って取引現場に向かうところや、必死になって娘を取り戻そうとする姿が西部警察の「17年目の誘拐」の二宮係長を彷彿とさせ、まるで二宮係長が熱い捜査をしているような・・・そんな感覚になりました。
「噂の刑事トミーとマツ」第2シリーズの最終回「もう嫌だ! コンビ解消独立します」には、南田刑事(神山卓三)の先輩の元刑事役でゲスト出演していました。冒頭の場面で引ったくり犯を投げ飛ばして見事に取り押さえたり、二宮係長とは真逆のアグレッシブな刑事役に見えたが、なんと登場してすぐに何者かに殺されてしまうという役どころだったので、トミマツとのからみが少なかったのがちょっと残念だった。しかし、このエピソードの中でも恋人を殺された女性のために、密かに犯人の手がかりを集めていたり、二宮係長のように熱い刑事魂を見せる場面があったのが良かったです。時期的に西部警察降板後の出演だったようですが、西部署を辞めた二宮係長のその後を描いているような感じに見えましたね。実際の二宮係長は西部署を辞めた後、弁当屋になっていましたが・・・。
リアルタイムでは見られなかったのですが、特撮作品にもいくつか出演されていたようですね。数年前にチャンネルNECOで「恐竜戦隊コセイドン」という円谷プロの作品が放送されていて、「人間大砲コセイダー 発進せよ」というエピソードにゲスト出演されていました。地球上の半分の人間を殺すことができる「エンゼル」と呼ばれるウェポンを搭載した飛行機を強奪する実業家(裏の顔は死の商人)の役で、「金にさえなるなら、私は自分の肉親だって売る男ですよ」と言いながら高笑いしている姿がとても印象的だった。それまでほとんど庄司さんの悪人役は見たことがなかったので、とても意外でした。悪役なのに、庄司さんの人柄のせいかあまりワルには見えないところが逆に面白かったですね。
庄司永健氏のご冥福をお祈りいたします。
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