西部警察最終回スペシャル「大門死す!男たちよ永遠に…」が先週末放送されました。リアルタイムの放送から、短縮バージョンのビデオ版、ファミ劇の再放送も合わせると、今までにもうかれこれ5、6回は見ておりますが、HDリマスターの綺麗になった映像で改めて見るとまた違った味わいがありますね。去年惜しくも亡くなられた原田芳雄さん演じるテロリスト・藤崎礼次のクールかつ圧巻の存在感がやはり良いです。他のゲストも大変豪華です。武田鉄矢さんや倉田保昭さんも出演されていましたが、この二人を見ると、刑事物語の片山刑事vsドラゴンの対決をイメージしてしまういつも(笑)。BGMも通常回のハネケンさんのアップテンポなセレクトは少なくて、最終回と言わんばかりに、ショパン「別れの曲」などのクラシックや、これまでにもよく使用されたスペクトルマンの緊張感高まるBGMの流用など、壮大で緊迫感溢れるメロディの連続。もう何回も見てるのに、剣島での最終決戦のBGMが鳴り出したら、昔のようにドキドキしてしまった(苦笑)。
巨大要塞のダムの壮絶な大爆破、団長が中村晃子さん演じる藤崎の手下の女に撃たれる瞬間のスローモーション、倒れた大門を取り囲んで泣き叫ぶ大門軍団など、もう何度も見てるのに、やはりまた見るとグッと来るものがあります。そして、霊安室で石原裕次郎さん演じる木暮が死んだ大門に熱く語りかけているシーンは、テレビのバラエティやドキュメント番組などでも何度も取り上げられていましたが、裕次郎さんがアドリブで様々に実感のこもった言葉を渡さんに語りかけていることもあり、またもや感動してしまった。ドラマと言う枠を超えて、当時の石原軍団の熱い絆がストレートに伝わってきます。
ところで、ファミ劇では、来月からまた西部警察PART1のHDリマスター版が再スタートするようです。2001年の秋から2006年まで週1回の放送が続き、ブランクを置いて2007年から週2回での再スタート。そして、またブランクを置いて、2009年の夏からHDリマスターバージョンがスタートして、先週末、ついに全236話の放送が完結したわけですが、かれこれ11年近く放送され続けているんですね。ビデオ(DVD)版の最終回は、104分の短縮バージョンになっていましたが、かなり、強引な編集がなされているので、やはり、140分のノーカット・フルバージョンのほうが見応えがあります。今度のDVD化の際は、ノーカット版が収録されると良いですね…。
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