10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
最近アニマックスにチャンネルを合わせると子供の頃によく見ていたアニメが結構放送されています。以前ここでも紹介したアラレちゃんや、人気ロボットアニメの機動戦士ガンダム、そしてこれも見ていました「おそ松くん」。
おそ松くんは1986年にフジテレビで放送されたカラー版をリアルタイムで見ていましたが、このアニメはおそ松くんというタイトルでありながら出っ歯のイヤミが主人公のようなアニメだった記憶があります。見直してみるとやっぱり松野家の六つ子たちよりもイヤミやおでん大好きのちび太のほうがキャラが濃く目立っていた。
ところが、この間たまたま見たアニメ化第3作目の「おそ松さん」では、おそ松をはじめとした六つ子たちがキャラ立ちし、自分が見ていたアニメよりも個性的になっていて驚いた。このおそ松さんは六つ子が20歳の大人になった設定で描かれており、全員無職で母親には「ニートたち」と呼ばれている。ちび太は、おでんの屋台で働いており、ハタ坊は、喋り方は子供のままだが大企業の社長になり億万長者になっていた。魚屋の娘のトト子ちゃんは、卑猥な言葉も平気で言うし、キレたら半端ない暴力娘キャラに変わっていた。イヤミやだよーんやデカパンは大して変わっていないが、イヤミの出番が極端に少ないのが気になった。あと、80年代のおそ松くんに出ていた本官さんやレレレのおじさん(いずれも天才バカボンのキャラクター)などのキャラは、この新シリーズには登場していないようだ。
昔のアニメではみんな同じ顔、同じ動きで誰が誰だかさっぱり見当がつかなかった六つ子たちですが、おそ松さんでは一人一人に特徴があって面白くなっていた。キャラ立ちした六つ子の中で一番好きなのは一松と十四松。いつも眠たそうな顔をしている一松は、大の描好きであり、一人だけ闇を抱えているような独特な表情をしている。いつも口を大きく開けて半笑いしている十四松は、大の野球好きで、笑ったまま兄弟に卍固めをキメたり、耳や鼻の穴から水を出す噴水芸を特技にしていたりと、なんとも得体の知れないキャラになっていた。
吉本の漫才を見ているような六つ子の兄弟の会話のやりとりが面白く、豪快なボケと鋭い突っ込みの激しい応戦は見ていて楽しい。一番耳に残ったセリフは、「六つ子って五人の仲間がいることじゃないからね。五人の敵だからね!」。一番印象に残った話は、「スタバァコォヒィー」でアルバイトをしているトッティ(トド松)のところに兄弟が押しかけてくる話と、出番が少なくなったとメタ発言をするイヤミがおそ松たちを巻き込んで主人公の座を賭けたレースを開催する話。
おそ松さんは、話によって絵柄が大胆に変わるところも見どころの1つのようです。おそ松たちがアイドルグループになる時は現代風の絵になったり、実松さんの時はリアルな絵になったり、じょし松さんの時は女体化した兄弟になる。レースの話の時にイヤミがロボットになったり、二期の第一話には 六つ子が乗り込んだメカが合体して六つ子ロボが登場したりと、前作よりもパワーアップ・・・というかとんでもないアニメになりましたよね・・・(笑)。
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