10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
30年前を振り返る第2弾。1987年に発売されたゲームの中で印象に残ったものをいくつかご紹介致します。ファミコンが発売されてから4年目を迎えたこの年は、ファミコンソフトの年間発売本数が100本を超えた年でした。この年辺りから人気ゲームの続編が数多く登場し、「○○○○○○Ⅱ」と言うタイトルのゲームをよく見かけるようになりました。この年辺りから一度もやったことがないソフトが増え始めていったのですが、当時やれなくて、今でも気になっているファミコンソフトのタイトルを何本か挙げますと・・・
スペランカー2 勇者への挑戦
キョンシーズ2
ルパン三世 パンドラの遺産
スペランカーは今でも有名なゲームですが、これに続編があったことはあまり知られていませんよね。一作目と同じく地下奥深くを進んで行くアクションゲームかと思いきや、二作目はRPGの要素が組み込まれており、ヒットポイン卜や魔法のようなものが使えるシステムになっているらしいです。つまり一作目みたいに簡単に死なないゲームになっていたみたいですね。
当時、日本でも「霊幻道士」や「幽玄道士」などがヒットし、キョンシーブームが到来しておりましたが、ファミコンにも「キョンシーズ2」なるソフトが発売されていたようです。これは「幽玄道士」をベースにしたRPGアクションで、妖怪やキョンシーをカンフーで倒しながら必要なアイテムを集めて、最終ボスを倒せばクリアとなるゲームだったようです。ドラゴンクエストの影響か、この年になるとやたらにRPG要素を取り入れたアクションゲームが増えていましたね。そう言えば、ファイナルファンタジーの1作目が発売されたのもこの年でした。
この年発売されたゲームの中でクリアできたゲームは・・・
火の鳥 鳳凰編 我王の冒険
ファザナドゥ
ドラゴンクエストII 悪霊の神々
火の鳥はRPG要素のない横スクロールのシンプルなアクションゲームなので、スピーディにテンポ良くクリアすることができましたが、最終ステージを見つけ出すのにかなり苦労しました(苦笑) 。ファザナドゥは、独特の世界観を持ったRPGアクションでしたが、戦闘時は普通のアクションゲームでしたね。不気味な敵キャラが多く、結構強くて難儀しましたが、謎解き要素もあって面白かったです。ドラゴンクエストは、3人パーティになったことに感動して、夢中になりましたが、セーブは、教会に行ってパスワード(復活の呪文)をもらうやり方だったのでね、メモする時にパスワードを書き間違えて、またーからやり直しすることがよくありました(苦笑)。
この年発売されたゲームの中でクリアできなかったゲームは以下の通り。
グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦
ボンバーキング
ドラゴンバスター
さんまの名探偵
人気映画のファミコンソフトの続編「グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦」。前作は6ステージだけのシンプルなアクションゲームでしたが、2作目はマップが広大になり、ワープ部屋を潜って表と裏ステージを行き来しながら、捕らわれた6人のグーニーズを見つけ出し、最後にアニーを助けたらゴールとなるものでした。前作はわりと簡単にグーニーズを見つけ出すことができましたが、2作目は、扉の中の3Dダンジョンにグーニーズ達が隠れており、見つけ出すのは中々容易ではなかった。さすがに自力で必要なアイテムを見つけ出すのは困難だったので必勝本を買うつもりでしたが、結局そのままクリアせずに終わりました(苦笑)。数十年後にリベンジしてクリアしましたが、結構時間のかかるゲームでしたね。
前年(1986年)の「たけしの挑戦状」を皮切りに、87年も当時人気の芸能人のゲームがたくさん出ていました。当時「ミポリン」と呼ばれ、数々のドラマに主演し、歌手としても活躍した中山美穂のゲーム(中山美穂のトキメキハイスクール)や、所ジョージのゲーム(所さんのまもるもせめるも)などもありましたが、周りにそれらのゲームを買った友達がおらず、結局プレイすることは1度もありませんでした。「さんまの名探偵」は友達が持っていたので、借りてやることができた。当時人気の吉本芸人がたくさん登場していて、セリフのやりとりが楽しいゲームでしたね。たけしの挑戦状のようにひねくれたゲームではないので、結構進めることができましたが、さんまと紳助のやりとりの辺りで友達にソフトを返せと言われ、結局途中で断念せざるを得なかったゲームでございました(苦笑)。
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早いもので2016年も残すところ一週間とちょっととなりました。今から丁度30年前の年末に何をやっていたか? 私はおそらく当時買って間もなかった迷宮組曲やス一パ一スターフォ一スなどのファミコンのゲームに夢中になっていたと思います。
迷宮組曲はパッと見簡単そうなゲームに見えたんですが、最初の井戸の辺りから文字通り迷い始めて中々進まなくなってしまいまして、必勝本買ったりして冬休みの間になんとか必死に城の頂上まで登りつめ、クリアした記憶が残っています。一方、スーパースターフォースのほうはてんでダメでしたね(苦笑) 。10年くらい前にリベンジとばかりに再チャレンジしましたが、その時でさえステージ3に行くのがやっとでした。
当時の年末はやはり家族で紅白。その年は、加山雄三が司会をしていましたね。ジャニーズの少年隊が初出場していました。さすがにゲームで年越しなんて贅沢できる時代ではなかったし、正月も親戚周りなどでゲームをする暇はなかったですが、常にゲームのことが気になって早く続きがやりたくて仕方なかったですね。
ということで今年はミニファミコンのリリースもあり、この年末と正月は、家族でファミコン三昧なご家庭もあるかもしれませんが、今回は、次のミニファミコン(があるなら)にぜひとも収録してもらいたい候補として、独断と偏見で選んだ正月にクリアしたいファミコンソフトをいくつかご紹介しましょう。
チャレンジャー
走る列車に飛び乗って、雷雲を避けたり、帽子をかぶったおじさんなどの敵を倒した後、地上ステージで8つの洞窟を見つけて王冠・指輪・宝石などのアイテムをゲットし、ラストの洞窟でにっくきワルドラドに捕った王女を救い出す。広大なフィールドなのでやりがいがあるし、ミステリーゾーンなど様々なトラップも仕掛けられていてなかなか楽しい。何よりシューベルトの軍隊行進曲をアレンジしたステージ1のBGMが正月から景気の良い気分にさせてくれます。ただし、あまり難易度のレベルを上げすぎるとせっかくの上々の気分が台無しになるのでほどほどに。あと、Aボタンはジャンプのボタンではないのでご注意を(苦笑)。
グーニーズ
チャレンジャーと同じくアドベンチャーテイスト満載のアクションゲームです。ステージがたった6つしかないし、とっとと6人の仲間を助けて正月の間にクリアしてしまいましょう。ただし、各ステージに隠されている耐熱服やヘルメットなどの隠しアイテムを一つ残らず取らないと、クリアするのは至難の業。どうしてもアイテムの隠し場所や出し方がわからない場合は・・・いやあ良い時代になりました。必勝本なくとも今はネットがあるのでウィキペディアなどですぐに確認できます(苦笑) 。それがめんどくさい場合は自力でがむしゃらに前進するのみ。ハイパーシューズを見つければ、ワープもできます。
火の鳥 鳳凰編 我王の冒険
手塚治虫原作の名な漫画で1986年にアニメ映画が公開され、それをゲーム化したものです。87年の正月にサクサクとクリアしてしまいましたねこれ。我王さんがのみを武器に敵を次々倒し、鬼瓦を土台にして高いところに登ったり下りたり、テキパキと楽しく動いてくれます。操作になれてくると、スピード感が増してきて、さらに楽しくなります。
隠されているワープゾーンを見つけ出してて大和(全8面)、来世(全5面)、太古(全3面)と3つの時代を巡り、16枚のパーツを見つけて、火の鳥の彫刻を完成させるとクリア。といっても、15のステージまでは、普通に進めますが、残りの1ステージ(大和の8面)は自分でワープゾーンを見つけ出さなければ辿り着けません。これを見つけ出すのに時間がかかるんですね。自力で見つけるのがベストですが、正月の間にクリアしたい場合は、最終手段にネットで検索(笑)。
今月発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」の販売台数が4日間でなんと26万台以上になったとか。アマゾンなどの大手のネットショップでも現在入手が困難らしく再入荷を待ち望んでいるユーザーが多いとのこと。ある程度ヒット商品になることは予想できたが、これほどまでになるとは・・・。ファミコン世代が大人になって、その世代が子供を産み、親子二代でファミコンを楽しむ。親にとっては懐かしく、お子さんにとっては新鮮であり、しかも今のゲームよりもシンプルだから、のめりこむ事間違いなし。つまり、一挙両得というか一石二鳥というか、第2次ファミコンブームが到来か?
私も一度は触れておこうと思い、予約しようとしたらすでにどこも完売。再入荷待ちになっていたのでどうしようか迷いましたが、このミニファミコン、思ったよりコントローラが小さくてやりづらいのと、当然ながら今のテレビに合わせた仕様なので入出力がHDMIしかついておらず、ブラウン管テレビにつなげられない。つなげるには別途映像変換装置(HDMI→コンポジット)が必要になるんだとか。
いろいろと総合的に判断した結果、今回はパスすることになりました。久しぶり、子供の頃のようにブラウン管テレビでピコピコやったり、インテリアとして部屋に飾っておこうかなとも思っていたのですが、コントローラや入出力に不備を感じるので、出るかどうかは知りませんが、次の新製品に期待することにします(苦笑)。今度は、ぜひゲームのタイトルは、50タイトルぐらいまで増やして欲しいですね。今回入らなかったハドソン、ジャレコ、タイトーなどのゲームや、バンダイのキャラクターゲームもやりたいし、できればドラクエも入れて欲しいです。
前回、親子で楽しめる二人同時プレイのゲームをいくつか紹介しましたが、今回のミニファミコンに収録されたゲームの中なら、アイスクライマー、バルーンファイト、マリオブラザーズなどのタイトルがそれに当たります。これらのゲームを二人でやると、順調に進んでいるうちはいいのですが、どっちかがヘマをやらかして仲違いすると必ず「●し合い」になりますよね(苦笑)。相手の死に様を見て、「わーい」なんて思わず声を上げて喜んじゃったりする。そういう遊び方もアリなんですが、毎日やると体に良くないので注意してくださいね(笑)。
今のゲームほどではないですが、ファミコンにも死に様が強烈なゲームがありましたよね。今回のミニファミコンに収録されたゲームにもいくつかありますが、まず、これ。
魚に食われる。
<バルーンファイト>
敵に風船を割られた時の死に様は嫌な感じがなく、むしろかわいい感じなんですが、水の中から突如あらわれる魚に一瞬で食われてしまう死に様は子供の頃、ちょっとトラウマになりましたね(苦笑)。
自機が爆発四散。
<マッハライダー・シティコネクション>
のろのろ走っていると後ろから敵の車に体当たりされて爆発、バラバラにされてしまうマッハライダー。シティコネクションもパトカーや障害物に当たると車がバラバラになってしまいますが、その後吹っ飛んだパーツがハートに変わるのでさほど悲惨な印象はなかったですね。
始まってすぐに撃沈。
<トランスフォーマー コンボイの謎>
ゲームがスタートしてすぐに敵の飛行機のミサイルに当たって爆発(笑)。これも軽くトラウマになりましたね。
骨になる。
<魔界村>
鎧が取れて裸で走り回るのもアレですが、敵に触れていきなり骨になってしまう。これほど嫌な死に様はないですよね(苦笑)。皮と肉どこいったんだ。ちなみに下の写真は超魔界村(SFC)のものですが、若干骨の形がリアルになってて余計に嫌ですね(苦笑)。
ファミコン誕生から今年で33年になりますが、なんと任天堂から来月こんなものが発売されるようです。
「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」略してミニファミコン。映像を見た感じだと、当時の懐かしいデザインが忠実に再現され、パッケージ(箱)も表は当時の雰囲気を出しています。しかし、驚くのはその大きさ。当時の本体を約60%小型にした手のひらサイズなのです。お値段も60%お安くなって5,980円。しかも、「ドンキーコング」など名作のタイトルが30本も収録されているとか。そのタイトルは、以下のラインナップ。
『スーパーマリオブラザーズ』『マリオブラザーズ』
『ドンキーコング』『アイスクライマー』『エキサイトバイク』
『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』『ダウンタウン熱血行進曲』
『バルーンファイト』『イー・アル・カンフー』『パックマン』
『魔界村』『グラディウス』『ソロモンの鍵』『つっぱり大相撲』
『スーパーマリオブラザーズ3』『ファイナルファンタジー3『ギャラガ』
『Dr.MARIO』『アトランチスの謎』『星のカービィ 夢の泉の物語』
『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』『ゼルダの伝説』
『メトロイド』『悪魔城ドラキュラ』『リンクの冒険』『忍者龍剣伝』
『マリオオープンゴルフ』『スーパーマリオUSA』『ダブルドラゴン2』
『SUPER魂斗羅』
やはり、任天堂の作品が一番多いですね。コナミやナムコの名作もちらほら入っていますが、ハドソンのゲームが一本も収録されなかったのは残念。せめてチャレンジャー、ボンバーマン、スターソルジャー辺りは欲しかったなあ(笑)。ジャレコ、タイトー、バンダイのゲームも入らなかったか・・・。ゼルダの伝説やメトロイドなどディスクシステム用に発売されたソフトも収録されているのはグッドですね。しかし、シューティングがグラディウスとギャラガの2本しかないのがちょっと寂しい。ファイナルファンタジー3があるならドラゴンクエスト3も入れて欲しかった・・・。
などと言い出したらキリがないのですが、なかなかの豪華なラインナップです。私が一番最初に買ったソフト(「イー・アル・カンフー」と「マリオブラザーズ」)が2本とも入っているのが嬉しいですね。
11月10日に発売になるそうですが、早くも予約が殺到し、売り切れ状態なんだとか。ファミコン世代が親となり、親子で懐かしのゲームを楽しめそうですもんね。親子で楽しむならやはり、協力し合いながらステージクリア、そして対戦もできる2人同時プレイのゲーム。ミニファミコンに収録されているものなら、「マリオブラザーズ」「バルーンファイト」にそれに当たりますが、他にも2プレイの名作が色々ありましたよね。
クルクルランド
任天堂の2人同時プレイの名作。球形の生物グルッピーが「クルクルランド」に隠された金塊を見つけ出すアクションゲーム。コントローラーIで赤色のグルッピー、コントローラーⅡで緑色のグルッピーを操ります。グルッピーは常に直進状態であり、格子状に並んだ棒(ターンポスト)を掴んでクルクル回ったり、あるいは壁にぶつかってターンすることによって進路を変える。子供の頃は、この独特の操作性に慣れるのに結構難儀しましたね(苦笑)。うまく棒が掴めなくて穴ぼこ(ブラックホール)に吸い込まれてしまったり、近づいてきたウニラに激突したり、あるいは、ラバートラップに引っかかって身動きが取れなくなったこともよくありました。
ワープマン
スペースワールドとメイズワールドの二つの世界をワープしながら異次元ベムと呼ばれるかわいいモンスター達を倒していくアクションゲーム。コントローラーIでホワイトワープマン、コントローラーⅡでオレンジワープマンを操る。ナムコの2人同時プレイの名作です。自分のお小遣いで初めて買ったゲームなので個人的に思い入れがあります(笑)。
スペースワールド(画像・左)は、リニアガンを使って敵のモンスター達を倒していくステージでシューティング要素があります。仲間のワープマンをリニアガンで撃つと、撃たれたほうのワープマンは、一定時間操作できなくなってしまう。この特徴を利用して、相手の動きを止めモンスターの攻撃を受けさせるなどして、対戦を楽しむこともできます。メイズワールド(画像・右)は、マス目状に柱が立つ迷路のような画面になっており、吸着爆弾を使ってモンスター達を倒します。自分が仕掛けた爆弾の爆風を浴びると死んでしまうし、仲間のワープマンを爆弾で倒すこともできるので、かなり白熱した対戦バトルが楽しめます。相手が仕掛けた爆弾を避けつつ、モンスターを倒していくのが中々スリル満点です。
アストロロボSASA
「SASA」「NANA」と呼ばれるロボットを操作して、敵の妨害を避けながら各ステージにある「エネルギーパック」を回収していくアスキーの2人同時プレイアクションゲーム。コントローラーIで水色のボディのSASA(ササ)、コントローラーⅡでピンク色のNANA(ナナ)を操る。SASAとNANAは、ビーム砲を撃った時に生ずる反動を利用して、空間移動をすることができる。この操作性がこのゲームの最大の特徴になっており、これに慣れないとステージを進めることは難しい。
全16ステージあり、ステージ1~9は、草原、倉庫前、倉庫内の重力ステージ、ステージ10~12は、海の中で、浮力と潮の流れのステージ、ステージ13~15は、宇宙空間の無重力ステージになっている。各プレイヤーにエネルギー量が設定されており、ビーム砲を撃つごとにエネルギーを消費します。敵の攻撃を受けたり、障害物に激突したりすると、エネルギーが大幅に減り、エネルギーの数値が0になるとゲームオーバーになります。
2人同時プレイの時は、自分のエネルギーを相手に与えることができ、エネルギーを分け合うことができる反面、互いのビーム砲に当たるとダメージを受けるし、互いの体が触れ合うと大ダメージを受けて、一瞬でゲームオーバーになる場合もあるので要注意。対戦も可能ですが、ビーム砲の撃ち合いをしただけで、あっという間にどちらかがゲームオーバーになりそうなので、最初のうちは、協力し合いながらエネルギーパックを集めて、エネルギーが十分にたまったところでバトルを始めたほうが面白いかもしれませんね。
「キングコング2」「トップガン」など、当時映画のタイトルのファミコンソフトは結構ありましたが、海外ドラマのファミコンソフトは、「ナイトライダー」「エアーウルフ」「サンダーバード」、そして「来来キョンシーズ ベビーキョンシーのあみだ大冒険」の4つのタイトルしかなかった。そのうち「来来キョンシーズ・・・」は、当時バンダイが発売していたファミリートレーナー(専用のマットを使って遊ぶゲーム)シリーズの最終作だったそうで、事実上、カセットだけで楽しめるゲームは、上記の3本しかなかったようです。
未だに人気が根強い「スター・トレック」や「白バイ野郎ジョン&パンチ」、ファミコンソフトが発売されていた1980年代に放送されていた「特攻野郎Aチーム」などもゲーム化されていてもおかしくないはずなのですが、思っていた以上に海外ドラマのファミコンソフトは少ないですね。ナイトライダーとエアーウルフに関しては、当時どちらもゴールデンタイムに放送されていたし、ファミコンだけでなく、PCエンジンやメガドライブなどでもゲーム化されていましたから、当時の人気ぶりが窺えます。
ナイトライダーとエアーウルフのファミコンゲームについては、ガースのお部屋のそれぞれのページにちらっと載せております。ということで今回は、サンダーバードと、エアーウルフのファミコンソフトをご紹介したいと思います。
サンダーバード
ご存知の通り、1960年代に放送されたイギリスの人形劇。2004年にアメリカで実写映画が公開され、また、2015年からリブート版のCGアニメーション「サンダーバード ARE GO」が放送されています。舞台は西暦2065年。世界各地で発生する事故や災害に対応するために組織された「国際救助隊・IR(International Rescue)」のスーパーメカの活躍を描く内容で、ジェリー・アンダーソンが生み出したパペット(操り人形)に人間的な動作や表情をつけて、特撮を駆使しながら実写に近いリアル感を演出する「スーパーマリオネーション」が話題となった作品です。
ゲームのほうは、縦スクロールのシューティングゲーム。「ザ・フッド」なる悪者が国際救助隊のサンダーバード1~5号機を渡さなければ60日以内に隕石を地球に落下させると脅迫。隕石が落下するまでの60日の間にミッションを成功させなければならない。これを発売したのは、当時「プレデター」や「ダイハード」などの映画のタイトルや、ナイトライダーをファミコンソフト化したパック・イン・ビデオ。パック・イン・ビデオと言えば、当時デモ画面などのグラフィックに定評があり、サンダーバードにおいてもドラマのオープニングを再現したと思われるデモ画面やステージの合間に挟まれるサンダーバード1~5号機のグラフィックがなかなか素晴らしい。
残念ながらリアルタイムでこのゲームはやれなかったのですが、数年前にプレイする機会があり、やってみましたが、中々ハードなシューティングゲームと言った印象で最初から敵の攻撃がかなり激しいです。地上にいる戦車がレーザー砲みたいなものを撃ってくるし、敵機の弾は豆粒みたいで判別しにくい(苦笑)。ステージごとに操作するメカが変わり、1号機、2号機、3号機、4号機、ジェットモグラ、レーザー切断車と、ドラマの中で活躍しているメカが順番に登場します。
残機制ではなくライフ制になっており、3回敵機やミサイルに当たるとやられてしまいます。修理に3日かかるそうで、ミッションの期限は60日だから、60日÷3日=20と言うことで、20回コンテニューできるってことなんでしょうね。個人的な感覚で言うと、「頭脳戦艦ガル」に近い感じがしました。グラディウスのようにオプション機能があり、これをうまく使い分けられるようになると面白くなってくるのですが、そこに至るまで結構時間を要しました(汗)。サンダーバードファンの方は一度お試しあれ。
エアーウルフ
1988年の9月にナイトライダーのファミコンソフトが発売され、それを追うかのように、同年の12月に九娯貿易から発売されたエアーウルフ。横スクロールのシューティングゲームになっており、冒頭にグラサンをかけたテロリストのリーダー風の男が出てきて何やらぶつぶつ呟きます。どうやらこの男、ホークの兄(セント=ジョン・ホーク)を拉致しているらしく、兄を返して欲しければ我々のバトルヘリと戦えと言ったり、24時間以内に爆発停止のコマンドを入力しないと、貴様の兄もアメリカも跡形もなくなるぞとえげつないことを言いまくる。挙句の果てにエアーウルフを倒せば、我々のHX-1が世界最強のヘリとなるのだ ハハハハハハと笑い出す始末。つまり、最終戦のボスは、ドラマの中でも登場したあの黄金色のヘリ「HX-1」ってわけですね。
ドラマでよく見た秘密基地の洞窟からエアーウルフが発進するシーンも再現されております。音楽は、ステージ1は、オープニングテーマ曲のアレンジ。ステージ3では、シーズン1でよく流れていたBGMの曲が使われていたりと、かなりドラマを意識した音楽になっています。デモ画面の曲もドラマで使われていたBGMの一つですが、中々良い感じです。
ゲームを始まる前に武器の選択ができます。対空武器には、CHAIN GUN=3方向の単発ショット。CANNON=通常の4連射ショットでパワーアップすると弾速が増す。FALCON=単発ショット。弾速が早く2段階のパワーアップでき、最高3連射可能。対地武器は、HELLFIRE=斜め下45度ショット。3段階のパワーアップでき、最高4連射できる。REDEYE=直下ミサイル。3段階のパワーアップでき最高4連射できる。COPPERHEAD=斜め下への放物線ショット。3段階のパワーアップで最高4連射可能。これらの武器は、劇中でエアーウルフが使っていたものと同じです。さらに、エアーウルフの最大の魅力ともいえるターボ機能もあり、つまりマッハ1で加速できます。ターボを使っている間は、無敵状態なので敵機やミサイルに当たっても平気ですが、エネルギーを使い切った途端に敵の攻撃を受けてアボーンとなる場合もあるので、使い方には要注意。敵の攻撃が激しい場所を一気に通り抜けたい時に使うのがベストだと思います。
ステージ1は、海山のステージですが、のっけから画面に登場にする敵機の数が多い。戦闘機やヘリの編隊が前から後ろから、斜め上から下から間を空けることなく出てきて、容赦なくミサイルを撃ってくるし、海には、潜水艦がいて、小粒のミサイルを撃ってきます。さらには、弾道ミサイルみたいなものが画面の上から降りそそぎエアーウルフの進路を阻みます。各ステージのボス戦は、視点が変わり、スターラスターみたいなコクピット視点の3D画面になります。最初のボスは、戦艦。戦艦の砲台を全て破壊するとクリアになります。
ステージ2は、高層ビルが立ち並ぶ街(自由の女神像や今は亡きWTCのようなものがあったのでおそらくニューヨーク)の上空で市街戦が展開します。市街戦は、エアーウルフのドラマの中ではあまりなかったので(ブルーサンダーの劇場版では、凄まじい市街戦が見られたが)、なかなか新鮮。ステージは、全6ステージありますが、最終ステージにたどり着くのは、中々容易ではありません。ドラマのように、痛快に敵を撃ち倒せたら、最高なんですけどね(苦笑)。
リオオリンピックの閉会式で「安倍マリオ」が話題となりましたが、マリオと言えば、個人的に真っ先に思い出すのは、「スーパーマリオブラザーズ」なんですが、それ以前のマリオは、似天堂の他のゲームに脇役で登場することが多かったと思います。
マリオが一番最初に登場したゲームは、1981年に発売されたアーケードゲームの『ドンキーコング』。当初は、アメリカの人気キャラクターの「ポパイ」が主人公のキャラクターになる予定だったようですが、版権の事情により採用不可能となり、日本人の手で髭、帽子、オーバーオールを特徴とした新たなキャラクターが描き起こされたそうです。しかし、ドンキーコングの時には、まだ名前はつけられておらず、「ジャンプマン」「救助マン」「ミスター・ビデオゲーム」などと言った通称で呼ばれていたそうです。
ジャンプマン時代のマリオが登場する「ドンキーコング」。
1982年に出たアーケードゲーム『ドンキーコングJR.』では、悪役で登場し、この時初めて「マリオ (Mario)」という名前が与えられたそうです。名前の由来は、NOA(Nintendo of America)の倉庫係を担当していたマリオ・セガールなる人物が偶然にも新しく描かれたキャラにそっくりだったため、そのおじさんの名前を拝借して「マリオ」と名付けられたそうです。
悪役のマリオが登場する『ドンキーコングJR.』。
1984年に発売された任天堂のファミコンゲーム『テニス』には、審判として登場。貴重な白マリオが見られます。
同じく、1984年に発売されたファミコンゲーム『ピンボール』のボーナスステージにマリオが登場している。
1985年に発売された『ファミリーベーシックV3.0』のGAME2「マリオワールド」にマリオが主役で登場している。
マリオと言えば、弟分的存在のルイージがいますが、ルイージの名前の由来は、イタリア人デザイナーに多い名前であったことや、『マリオの類似(るいじ)やからルイージでええんちゃう』と言うキャラの生みの親の発言など諸説あるそうです。ちなみに、1953年に公開された「恐怖の報酬」と言うフランス映画にマリオと言う名の主人公とルイージと呼ばれる人物が登場しています。マリオは、フランスの名優イヴ・モンタンが演じていました。マリオとルイージの名前の由来は、この映画が元になったとする説もあるみたいですね。イヴ・モンタンはどう見てもマリオには似ていませんでしたが、フォルコ・ルリと言う俳優が演じたルイージがマリオ兄弟にそっくりだった。これを逆手にとって任天堂がマリオとルイージにニトロ満載のトラックを運転させたカーアクションゲームを出せば面白かったかも(笑)。
ルイージは常に2番手的な存在で扱われてきましたが、2001年に発売されたニンテンドーゲームキューブのアクションゲーム「ルイージマンション」で初めて主役に抜擢された。ルイージがオバケ屋敷で行方不明になったマリオを探すというかなり面白そうなゲームらしいのですが、残念ながら私は未プレイ(苦笑)。
マリオとルイージの冠ゲームとなった不朽の名作「マリオブラザーズ」。
マリオとルイージと言えば、やはり記念すべきマリオシリーズ第1作目となった基本中の基本のこのゲーム。友達と一緒によく殺し合いをやりました(苦笑)。99面ステージクリアを目指しましたが、確か40面ぐらいで飽きて放り出しちゃったかな。一人でやるのにわざと2プレイをセレクトして、誰も操作していないルイージをマリオがひたすら守ると言う遊びも必死でやりましたねえ(苦笑)。
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