10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
東映チャンネルで放送中の「鉄道公安官」【全42話】は、現在32話まで放送され残り10話ほどになりました。来月からこの放送時間に「キイハンター」が放送されるとのことでそちらも非常に楽しみだったりするわけですが、鉄道が舞台だけあって毎週が全国縦断ロケのような内容のこのドラマ。1979年当時に日本を走り回っていた様々な列車を見ることができたり、各地方の懐かしい風景も堪能できます。
ゲスト出演者も当時活躍していた豪華なスター達がたくさん出ています。ボクサー役の峰岸徹に、駅弁売りの長谷直美【太陽にほえろ!のマミーなど】、「それは車中で起った」には、佐藤仁哉、西沢利明、菅貫太郎と「夜明けの刑事」でジローさん刑事の3代目のパートナー・中村刑事を演じていた山本伸吾。「裏切りの途中下車」に早乙女愛【新ハングマンのマリア他】、「アグネスの鎌倉秘密旅行」には、サブタイトルにも名前が出てる当時人気絶頂のアイドルだったアグネス・ラムが登場し、島村泉役の夏目雅子と二人の水着美人が夢の共演。「東京-隠岐・犯罪特急」には、「特別機動捜査隊」の三船刑事こと、青木義朗がベテラン刑事役で出演。「泣き虫公安官事件簿」の坂上二郎【夜明けの刑事の鈴木刑事】、「宝石泥棒はトップモデル!?」の夏夕介【特捜最前線の叶刑事】などなど、刑事ドラマや特撮でお馴染みだった人達まで数多く見かけました。
第22話「山口線・SL大追跡」から、「刑事くん」の主人公や、「大都会PARTⅢ」で虎田刑事を演じた星正人が小林健二刑事役で登場し、新しく東京鉄道公安室ゼロ課のメンバーに加わりました。「山口線・SL大追跡」では、加納竜演じる星野刑事と小林がある事件を巡って熱い対決を繰り広げていましたが、星正人氏と言えば、東映チャンネルで今月からスタートする「爆走!ドーベルマン刑事」にも黒バイ隊のメンバー・酒井刑事役で出演していましたね。鉄道公安官では、まだ大都会PARTⅢや爆走!ドーベルマン刑事ほどの活躍は見られないのですが、残りの話の中に小林メイン回があるのか注目しております。
現在27話まで視聴済みですが、その中からとくに印象に残ったエピソードをご紹介致します。
東北本線・美しき逃亡者
特急列車内で急病人が発生し、急病人の女性は郡山駅で降ろされ病院に運ばれる。女性の名前は、石田のりこ(永島暎子)で、彼女が持っていた携帯用のポットの中に殺虫剤などに使用される薬品が混入していた。ゼロ課は、のりこが大学の薬学部を受験せず、親から仕送りされていた大学の資金を使い込んだ末に自殺を図ったものとみて捜査を開始するが、榊はのりこが毒を飲んだ原因が他にあると推測し、上野駅へのりこを送った男の行方を探る。
東北を舞台に自殺未遂を起こした女性の謎を追って、榊達が郡山、仙台、鳴子を駆け巡る。第7話「こだま最終便の秘密」で初登場した夏目雅子演じるルポライターの島村泉がこけしの取材で仙台を訪れ、後に榊&星野と合流していたが、本筋とは関係のない役回りなのに、泉が大きな存在感を見せていましたね。ホテルのダンスショーや、カウンターバーのシーンは、三人が本当に楽しそうで、地方ロケならではの和やかなムードが漂っていました。ラストは、泉が犯人のライフルを奪い取って事件解決の功労者になっていましたが、それにしてもお美しい夏目さん。のりこのボーイフレンドの中平たかお役は、今週からチャンネルNECOでスタートした「ミラーマン」で主人公の鏡京太郎を演じた石田信之氏。
大混線・ニセ公安官現わる
列車内をパトロールしていた榊が公安手帳をすられた挙句、スリの現行犯で逮捕される。かつて榊に逮捕されたベテランのスリの金田(芦屋雁之助)が榊と瓜二つの顔を持つ男・熊野(石立鉄男・二役)とその恋人の混血娘・アン(ナンシー・チェニー)と手を組み、榊に罪をなすりつけたのだ。星野と本間は、榊に頼まれ真犯人を探し始めるが、列車内で本間がアンの罠にはまって痴漢と間違われ、本間も逮捕されてしまう。
主人公の偽者があらわれて、本物を罠に陥れるという筋書きは、当時の海外ドラマや刑事ドラマ、特撮などいろんなジャンルでよく見かけた定番のストーリーでしたが、このドラマでも主人公の榊とそっくりの男・熊野が登場し、榊が熊野達の罠にハマり3度も逮捕されてしまいます。榊だけでなく、中条静夫演じる本間も逮捕されてしまう展開は、意外でしたね。榊達を取り調べる刑事役を名古屋章が演じていたが、石立さんと名古屋さん、この二人がそろうと、東映の刑事ドラマと言うよりも大映のコメディドラマを見せられているような気分になりますね(笑)。
ベテランのスリ・金田役は、当時「裸の大将」で山下清を熱演していた芦屋雁之助。熊野の恋人アン役は、「探偵物語」のナンシー役や、「噂の刑事トミーとマツ」の初代・森村巡査を演じていたナンシー・チェニー。終始ドタバタのコミカルな展開が続くかと思いきや、ラストは、ちょっと悲しい結末でホロッとなりました。
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