10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
スカパー契約●周年を記念して見たいチャンネルを一ヵ月だけ無料にしてくれるサービスをもらったので、さっそくスターチャンネルを契約してみた。ご存知の通り、このチャンネルは、最新の映画を放送しているところで3チャンネルあるうち、スターチャンネル3は吹替え専門のチャンネルになっている。昔から地上波の日曜洋画劇場や金曜ロードショーなどで吹替えで映画を見てきたので、やはり最新の映画もテレビで見る時は吹替えで見ることが多い。スカパーの映画専門チャンネルの中でもザ・シネマは、比較的古い映画の吹替え版を放送してくれるので、生粋の吹替え派である私にとっては、大変ありがたいチャンネルであり、重宝しています。スターチャンネル3では、いち早く最新映画の吹替え版が見られるのが売りなわけですが、いかんせん3チャンネルセット売りで、単独契約できないのが残念なところ・・・。
「死霊館」「エージェントライアン」などの最新映画の他にもオードリー・ヘプバーンの「ローマの休日」やロバート・デ・ニーロの「RONIN」など懐かしい映画もやっていたが、なんと最新の海外ドラマも放送していました。「ハンニバル」のシーズン1が一挙放送されていたので、レコーダーで録画しまくって見てしまった。ハンニバルとは、1991年にジョディ・フォスター主演で映画化された「羊たちの沈黙」に登場したハンニバル・レクターのことで、この映画の後もハンニバルをメインにした映画が3本製作されています。ハンニバル・レクターが世間的に知られたのは、「羊たちの沈黙」からだと思うのですが、実は、この映画の前にもレクター博士が登場している映画がありました。テレビドラマ「特捜刑事マイアミバイス」や「ヒート」「コラテラル」のマイケル・マンが監督した「刑事グラハム/凍りついた欲望」。小説「レッドドラゴン」の最初の映画化であり、「CSI:科学捜査班」シリーズで主演をしたウィリアム・ピーターセンがウィル・グレアムを演じていました。
ドラマ版のハンニバルも犯罪精神医学の権威であるハンニバル・レクターがFBIに協力して異常な猟奇殺人事件の謎を解いていくもので、内容そのものは映画とほぼ変わらないのですが、キャスティングがなかなか面白いです。映画では、アンソニー・ホプキンスがハンニバルを演じていたが、ドラマ版では、マッツ・ミケルセンが演じています。ミケルセンと言えば、「007 カジノ・ロワイヤル」のボンドの敵役で初めて知った俳優ですが、見た目がいかにも悪風ルックだったホプキンスのレクターとは相反して、ミケルセンのレクターは、見た目は、物凄く柔和な顔つきで、普通の紳士に見えるが、冷淡さや不気味さをじわじわと感じさせてくれるタイプに見えました。ある意味ホプキンスよりもえげつなさを感じさせてくれます。
FBIのジャック・クロフォード役は、「マトリックス」シリーズで一躍有名になったローレンス・フィッシュバーン。フィッシュバーンも最近は、「CSI:科学捜査班」で主演を務めたり、テレビドラマのほうでも活躍していますが、ハンニバルのFBI役も中々雰囲気が良くてまさにハマリ役という感じでした。ちなみに吹替えは、シュワちゃんの声でもお馴染みの玄田哲章さんが担当されていますが、フィッシュバーンも大柄な体格だし、全く違和感なく聞こえます。シーズン2の冒頭でミケルセン演じるレクターとフィッシュバーン演じるジャックが派手な格闘をしている場面(おそらくシリーズのラストにつながる伏線的なイメージ)があったが、二人とも大柄なので物凄く迫力があり印象に残りましたね。
そして、「X-ファイル」でFBIのスカリー捜査官役を演じていたジリアン・アンダーソンがハンニバル担当の精神科医ベデリア・デュ・モーリア役で出演していた。Xファイル以降は、映画にも出演していたみたいですが全然見かけなかったし、本当に久しぶりな感じですが、実は、ジリアンは、映画「ハンニバル」の時、FBIのクラリス・スターリング捜査官役の候補になっていたみたいです。残念ながら当時は、X-ファイルの契約があったために出演することができなかったみたいですが、このドラマでようやく念願の出演を果たしたようですね。
ハンニバルと言えば、「人食いハンニバル」と異名を持つぐらいの、人間の臓器を食べ尽くす連続猟奇殺人犯なので、このドラマでも様々な形で事件に関与し、捜査の目を掻い潜って殺人を犯して、殺した人間を料理してしまうのですが、その手際が鮮やかだし、またおいしそうに料理するんですよね(苦笑)。ウォーキングデッドもそうですが、最近のアメリカドラマはとにかくグロい(苦笑)。よくこんなのが放送できるなあってなぐらいグロ過ぎるんですが、ハンニバルは、死体をアートに見せているところがまた凄いです。死体で作ったトーテムポールとか、背中の皮を切り裂いて、それを翼のようにして天井から吊り下げるとか、映画以上にえげつない描写が色々と出てきますが、このグロにあなたは耐えられるか?(苦笑)。もちろんお子さんにはオススメできません。耐えられる人だけ見てください。
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