30年ぶりに見た『ウルトラマン80』の感想を書こうと思っておりますが、その前に、ファミリー劇場の常時ロゴ表示について。前は、透明色で小さかったのに、一週間ぐらい前から大きくはっきり見えるようになって、今日はとうとう位置までずれてさらに目立つようになった。最近は、地上波でも地デジには各放送局のロゴがつくようになったが、確かに映像が鮮明に、綺麗になった分、なんらかのコピー予防策は必要であるのは、よくわかる。しかし、有料のチャンネルまであのようなロゴをつけるのは、違和感がある。しかも、加入者に対して事前に何の説明もなく勝手に大きなロゴを入れるなんて、なおさら理解しがたい。あの小さかったロゴでさえも私自身は納得していなかったが。2年前までは、ロゴも常時表示されず、見やすくて良心的なチャンネルだと思っていたのに・・・あれが最後の良心だったのか…。あれでは、もう見る気が起きないので、しばらく離れようと思う。
さて、ウルトラマン80ですが、約30年ぶりに拝見。主題歌、映像、出演者も含め、本当に懐かしい。リアルタイムでは、水曜の夜7時の放送だっただろうか。その後、8時から噂の刑事トミーとマツの放送があって、当時の水曜日は、TBSにチャンネルを合わせるのが習慣になっていた。ウルトラシリーズは、この80を最後にしばらくテレビシリーズが制作されなくなった(16年後『ウルトラマンティガ』で復活)。同時期には、電子戦隊デンジマンや仮面ライダースーパー1など、今と同じく戦隊とライダーが放送されていたが、どう言う訳か、ライダーシリーズもスーパー1を最後にしばらく放送が途絶えてしまった(7年後に『仮面ライダーBLACK』が放送される)。なので、自分の中で特撮ヒーローと言えば、どうしても戦隊と宇宙刑事シリーズの印象が根強いものになってしまったのだが、ウルトラマンに関しては、夕方の再放送で、『ウルトラマン』~『ウルトラマンタロウ』までは、見ていたので、わりと記憶に残っている作品が多い。リアルタイムでは、この80しか見ていないが、主題歌は、覚えていて、30年ぶりに聴いた時は、感動して思わず一緒に歌ってしまった…(汗)。
当時は、武田鉄矢さん主演の「3年B組金八先生」など、学園ドラマブームで、この80の主人公の矢的猛もその影響を受けてか、中学校の先生。初回に特捜チームUGMの隊長と出会った事によって、そのメンバーの一員としても活躍することになる。改めて見ると、やはり、特撮シーンが圧巻。街のセットがとても細かく作られていて、住宅やマンションなどの建物の破壊シーンもとてもリアルで迫力がある。レオ辺りからウルトラマンのアクションがよりスピーディーにアクロバティックになったと思うが、80も身軽な動きで、テンポ良く怪獣を倒して行くところが良い。当時は、気にしなかったがUGMの女隊員をあの石田えりさんが演じていたとは。今考えると、ちょっと意外に思える。劇中のBGMが結構他作品の流用が多かった事も意外だった。「バトルホーク」とか「ガンバロン」などの曲も使われていた。
「ウルトラマン80」といえば、先週CSで大門正明さん演じるイトウチーフが初登場する「テレポーテーション!パリから来た男」を拝見しましたが、ハラダ隊員(UGMにおける矢的猛の同僚)が「イトウチーフ…あんたはエイリアンだ!」と叫ぶシーンに「(宇宙人・星人と言う意味の)エイリアン」という固有名詞が使われているのに驚きました。
また、イトウチーフが調査活動でホンダ・クイントを走らせたり、イトウチーフのクイントを矢的とハラダ隊員がスカウターS7(初代サバンナRX7をベースにしたUGMのパトロールカー)で尾行するシーンがあるのも、カーマニアとしては興味深かったです。
特撮では、序盤でイトウチーフの乗ったジェット機とUGMの戦闘機がすれ違うシーンを「コクピットのパイロットの視点」で映したり、着任したばかりのイトウチーフが矢的たちに無謀な垂直降下訓練を課すシーンが、本編後半における「怪獣ザルドンのテレポート光線を解除する」シーンに繋がっていたことも「なるほど」と感心しました。
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