10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
この間1984年を振り返りましたが、やはり忘れてならないのが今年、超音速攻撃ヘリ・エアーウルフが誕生30周年を迎えたことです。前にも書きましたが、アメリカでは、この年、CBSでエアーウルフが始まり、同時期にもう一つ、ABCで未来型の攻撃ヘリの活躍を描いたアクションドラマ・ブルーサンダーが放送されました。人物に比重を置いたベル222がベースのエアーウルフと、ヘリ・アクションに比重を置いたSA341ガゼルがベースのブルーサンダーが視聴率競争で激突し、エアーウルフが勝利。ブルーサンダーは、わずか11話で打ち切りになっています。
日本では、1986年9月26日日本テレビ系「金曜ロードショー」枠でパイロット版が初放映され、以後、日曜の夜10時30分の海外ドラマ放送枠でレギュラー放送がスタート。関西では、日曜の夜10時30分枠が吉本の番組枠だったため、残念ながらテレビシリーズ前半期は、深夜枠での放送でした。なので、前半期のエピソード(日本放送順の第2話から26話までのエピソード)は、全く見ることができなかった。私がリアルタイムで見始めたのは、ゴールデンタイム=水曜夜9時枠に移動してからで、その初放送の日だった1987年の4月8日は、同じ時間帯にナイトライダーの放送もあり、日本のテレビ放送で唯一ナイトライダーとエアーウルフがぶつかった日でもありました。
ゴールデンタイムの初回に放送されたのは、「ミグ戦闘機と密林上空の死闘!!救援機を護衛せよ(SHORT WALK TO FREEDOM)」。これは、シーズン2の最終回に当たるエピソードでした。マヤの遺跡を発掘するため、ジャングル奥地にあるクインズメルに向かった考古学者オジー・ハザウェイとその生徒達、そしてケイトリンがアルザー大佐率いるゲリラ組織に捕まり、ホークとドミニクがエアーウルフで、ケイトリン達の救出に向かう。激しい戦闘を繰り広げながら、ホーク達は、捕虜収容所にいたケイトリン達を救い出すことに成功。エアーウルフの機体下にぶら下げた吊り篭にケイトリン達を乗せるが、ハザウェイが籠から転落し、彼を助けるためホークも自ら地上に転落する。二人は、その場に取り残され、エアーウルフは、一時退却を余儀なくされる・・・。ケイトリン達とハザウェイの生徒達が故障したエアーウルフをロープで引っ張るシーンが大変印象的なエピソードで、小林清志氏が吹替えを担当したアルザー大佐も中々凄みのある悪役だった。それにしても、ケイトリンはこのエピソードの後も敵に捕まる役回りが多くて、当時は、気の毒な感じに見えましたね(苦笑)。「怒りの脱出!!荒野のマッドポリス軍団」の時みたいに、もっと単独で活躍するエピソードが見てみたかったですね。
ところで、日本では現在、ホークがメインで活躍する全3シリーズのDVDボックスがロープライスで発売されています。テレビ放送時、オープニング後に流れていた【エアーウルフの誕生と人物関係を説明するダイジェスト映像】は、全部で3つのバージョンがありましたが、そのうち、ドミニク役の富田耕生氏と、ホーク役の磯部勉氏がナレーションを担当したバージョンは、残念ながら収録されませんでした。
【AIRWOLF BRIEFING①】・・・「CIAファイルナンバーA56-7W マッハ1プラス 攻撃用ヘリコプター・エアーウルフ。トップシークレット。テストパイロット、ストリング・フェロー・ホークの手で砂漠地帯の何処かに隠匿される。政府への変換条件。ベトナムで消息を絶った兄ジョンの行方を探すこと。開発責任者CIA特別作戦部長アークエンジェル。彼は政府の方針に反し、影でホークを指示し、兄に関する情報を流す代わりに重要な作戦にホークとエアーウルフの協力を要請。一匹狼ホークの友人は、ドミニク・サンティーニ。この世界最速ジェットヘリ・エアーウルフこそもっとも危険な兵器と言える」
(ナレーション・金内吉男 なお、このバージョンの映像はシーズン1のDVDボックスに収録されています)
【AIRWOLF BRIEFING②】・・・「悪魔的天才モフェット博士の発明した超音速攻撃用ヘリコプターエアーウルフは、その公開実験の日、モフェット博士自身の手で北アフリカ亡国へ運び去られた。CIA特別作戦部長アークエンジェルの依頼を受けたストリング・フェロー・ホークは、友人のドミニクと北アフリカへ潜入。モフェット博士と対決し、エアーウルフを奪い返すが、そのままアメリカ西部の砂漠地帯に隠してしまう。ホークがCIAに示したエアーウルフの返還条件は、ベトナムで行方不明になったホークの兄ジョンを探し出すこと。一方、アークエンジェルは、ジョンを探す代わりに、 CIAの作戦に「エアーウルフ」の協力を要請。こうして、地上最強のヘリ・エアーウルフは、世界の各地で活躍することとなったのである」
【AIRWOLF BRIEFING②】・・・「悪魔的天才モフェット博士の発明した超音速攻撃用ヘリコプターエアーウルフは、その公開実験の日、モフェット博士自身の手で北アフリカ亡国へ運び去られた。CIA特別作戦部長アークエンジェルの依頼を受けたストリング・フェロー・ホークは、友人のドミニクと北アフリカへ潜入。モフェット博士と対決し、エアーウルフを奪い返すが、そのままアメリカ西部の砂漠地帯に隠してしまう。ホークがCIAに示したエアーウルフの返還条件は、ベトナムで行方不明になったホークの兄ジョンを探し出すこと。一方、アークエンジェルは、ジョンを探す代わりに、 CIAの作戦に「エアーウルフ」の協力を要請。こうして、地上最強のヘリ・エアーウルフは、世界の各地で活躍することとなったのである」
(ナレーション・富田耕生)
【AIRWOLF BRIEFING③】・・・「俺は、ストリング・フェロー・ホーク。悪魔的天才モフェット博士の発明した超音速攻撃用ヘリ・エアーウルフのパイロットだ。エアーウルフは、その公開実験の日、モフェット博士自身の手で北アフリカ亡国へ運び去られた。CIA特別作戦部長アークエンジェルの要請を受けた俺は、友人のドミニクと北アフリカへ潜入。モフェット博士と対決し、エアーウルフを奪い返した。だが俺は、エアーウルフをCIAに渡さず、アメリカ西部の砂漠地帯に隠してしまった。俺がCIAに示した引き渡しの条件は、ベトナムで行方不明になった俺の兄ジョンを探し出すこと。その代わり、兄が見つかるまでの間、アークエンジェルは、CIAの作戦に俺達の協力を得られることになったのだ。こうして、俺ホークとドミニク、そして元テキサス・ハイウェイパトロールの隊員だったケイトリンの三人は、世界の空にエアーウルフを駆け巡らせることになった」
(ナレーション・磯部勉)
エアーウルフ誕生30周年を祝して、ひさしぶりにガースのお部屋のエアーウルフページを更新しました。ギャラリーページは、約4年ぶりの更新になりますが、のぶにいさんに提供して頂いた【HX1】のソリッドモデルを公開中です。HX1と言えば、「対決大型ヘリHX1!! 地獄のジャングル戦」のエピソードに登場した黄金色の最新鋭戦闘ヘリ。そのHX1が何者かのグループに盗まれ、事件に兄のジョンが関わっているのではないかと疑うホークがかつての戦友を巡る話です。空対空ミサイル16基と40mm機関砲を2門装備し、その能力は、エアーウルフ以上。HX1のパイロットは、ホーク兄弟と共にベトナムで戦ったメイスだった。ちなみにこのHX1は、シーズン3の「ボビー少年の活躍!! 大型戦闘ヘリBX16を撃墜せよ」のエピソードでは、「BX16」と言う名で再び登場していました。いやあ懐かしい。ぜひご覧ください。
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エアーウルフ32周年、プラモのエアーウルフが出る
ガースさん、こんばんは。
>≫「対決大型ヘリHX1!! 地獄のジャングル戦」のエピソードに登場した黄金色の最新鋭戦闘ヘリで何者かのグループに盗まれ、事件に兄のジョンが関わっているのではないかと疑うホークがかつての戦友を巡る話です。HX-1は「空対空ミサイル16基と40mm機関砲を2門装備し、その能力は、エアーウルフ以上」でHX1のパイロットは、ホーク兄弟と共にベトナムで戦ったメイスだった・・・
HX1が登場する「対決・大型ヘリHX1!! 地獄のジャングル戦」ですが、オープニングからダスコ工業の基地に賊が侵入し非常警報の緊急構内放送をバックにHX1が盗まれる…と言うところから始まりますね。
「HX1だ・・・」と言うドミニク→「ターボ!」とターボを点火させるホークに続き、「招かれざる客」であるエアーウルフとHX-1のバトルではHX-1の操縦士・メイスに向かって「メイス、兄貴はどこだ?」と呼びかけるホークに「よく聞くんだ、兄貴の消息は俺が知ってる…だが今は言えん!」と返すメイスに「どうしてだ!やっぱり生きてるんだな!?兄貴は今どこにいる!兄貴の消息を知ってるんだ…頼む!教えてくれ!」とメイスを説得するホークの姿を見ると「兄・セントジョンを探し出す」というエアーウルフの物語の縦軸を強調しているように感じました。
セントジョンのことが気がかりなホークに「何やってんだホーク!?粉々にされちまうぞ!」と怒鳴るドミニク→なおもHX1はエアーウルフに機銃掃射を浴びせる→「メイス!」と叫ぶホークにベトナム時代の記憶が甦る…の場面でかかるHX-1とエアーウルフの空中戦も「これはテレビドラマではありません、テレビ映画なんです!」と言うスタッフの意気込みが伺えますが、HX-1とエアーウルフの空中戦を実機で撮影していることにも感心します。
折しも昨日はエアーウルフが日本のテレビで初放映された日だそうですが、喋るスーパーカーが活躍する「ナイトライダー」と超音速戦闘ヘリが活躍する「エアーウルフ」という2本のテレビ映画がテレビを席捲していたんだなぁ・・・としみじみ懐かしく思いました。
また、エアーウルフといえば青島文化教材社から「機内が見えるクリアボディパーツ付き」の1/48スケールのプラモデルが再販されるそうですが、これに合わせてHX-1とBX-16も模型化されることを願うばかりです。
>≫「対決大型ヘリHX1!! 地獄のジャングル戦」のエピソードに登場した黄金色の最新鋭戦闘ヘリで何者かのグループに盗まれ、事件に兄のジョンが関わっているのではないかと疑うホークがかつての戦友を巡る話です。HX-1は「空対空ミサイル16基と40mm機関砲を2門装備し、その能力は、エアーウルフ以上」でHX1のパイロットは、ホーク兄弟と共にベトナムで戦ったメイスだった・・・
HX1が登場する「対決・大型ヘリHX1!! 地獄のジャングル戦」ですが、オープニングからダスコ工業の基地に賊が侵入し非常警報の緊急構内放送をバックにHX1が盗まれる…と言うところから始まりますね。
「HX1だ・・・」と言うドミニク→「ターボ!」とターボを点火させるホークに続き、「招かれざる客」であるエアーウルフとHX-1のバトルではHX-1の操縦士・メイスに向かって「メイス、兄貴はどこだ?」と呼びかけるホークに「よく聞くんだ、兄貴の消息は俺が知ってる…だが今は言えん!」と返すメイスに「どうしてだ!やっぱり生きてるんだな!?兄貴は今どこにいる!兄貴の消息を知ってるんだ…頼む!教えてくれ!」とメイスを説得するホークの姿を見ると「兄・セントジョンを探し出す」というエアーウルフの物語の縦軸を強調しているように感じました。
セントジョンのことが気がかりなホークに「何やってんだホーク!?粉々にされちまうぞ!」と怒鳴るドミニク→なおもHX1はエアーウルフに機銃掃射を浴びせる→「メイス!」と叫ぶホークにベトナム時代の記憶が甦る…の場面でかかるHX-1とエアーウルフの空中戦も「これはテレビドラマではありません、テレビ映画なんです!」と言うスタッフの意気込みが伺えますが、HX-1とエアーウルフの空中戦を実機で撮影していることにも感心します。
折しも昨日はエアーウルフが日本のテレビで初放映された日だそうですが、喋るスーパーカーが活躍する「ナイトライダー」と超音速戦闘ヘリが活躍する「エアーウルフ」という2本のテレビ映画がテレビを席捲していたんだなぁ・・・としみじみ懐かしく思いました。
また、エアーウルフといえば青島文化教材社から「機内が見えるクリアボディパーツ付き」の1/48スケールのプラモデルが再販されるそうですが、これに合わせてHX-1とBX-16も模型化されることを願うばかりです。
Re:エアーウルフ32周年、プラモのエアーウルフが出る
>メイスを説得するホークの姿を見ると「兄・セントジョンを探し出す」というエアーウルフの物語の縦軸を強調しているように感じました。
ビトー大佐に続いてまたしても兄貴の行方を知る人物を殺してしまったホークの心中はいかに・・・!?という感じでしたが、シーズン2のうちにジョンが見つかっていたらどんな展開になったんでしょうね。
>「これはテレビドラマではありません、テレビ映画なんです!」と言うスタッフの意気込みが伺えますが、HX-1とエアーウルフの空中戦を実機で撮影していることにも感心します。
日本も昔は実機のヘリを使ったアクションドラマをたくさん作っていましたが、今はほんとに駄目になりましたよね。アメリカなんか未だにドラマの中でがんがんヘリを飛ばしているのにねえ。
>折しも昨日はエアーウルフが日本のテレビで初放映された日だそうですが、喋るスーパーカーが活躍する「ナイトライダー」と超音速戦闘ヘリが活躍する「エアーウルフ」という2本のテレビ映画がテレビを席捲していたんだなぁ・・・としみじみ懐かしく思いました。
あの時代のテレビはまだアクションドラマも多くて夢があったし面白かったですよね。今はリアルだなんだとか言い訳して日本では一切作らなくなってしまいましたからね。つまらない時代になりました。
>また、エアーウルフといえば青島文化教材社から「機内が見えるクリアボディパーツ付き」の1/48スケールのプラモデルが再販されるそうですが、これに合わせてHX-1とBX-16も模型化されることを願うばかりです。
レッドウルフは模型化されていたような気がするんですが、そう言えば、HX-1はまだでしたっけね。来年で本国での放送から35周年を迎えますから、その記念にぜひとも国内でも動きがあるといいですね。
ビトー大佐に続いてまたしても兄貴の行方を知る人物を殺してしまったホークの心中はいかに・・・!?という感じでしたが、シーズン2のうちにジョンが見つかっていたらどんな展開になったんでしょうね。
>「これはテレビドラマではありません、テレビ映画なんです!」と言うスタッフの意気込みが伺えますが、HX-1とエアーウルフの空中戦を実機で撮影していることにも感心します。
日本も昔は実機のヘリを使ったアクションドラマをたくさん作っていましたが、今はほんとに駄目になりましたよね。アメリカなんか未だにドラマの中でがんがんヘリを飛ばしているのにねえ。
>折しも昨日はエアーウルフが日本のテレビで初放映された日だそうですが、喋るスーパーカーが活躍する「ナイトライダー」と超音速戦闘ヘリが活躍する「エアーウルフ」という2本のテレビ映画がテレビを席捲していたんだなぁ・・・としみじみ懐かしく思いました。
あの時代のテレビはまだアクションドラマも多くて夢があったし面白かったですよね。今はリアルだなんだとか言い訳して日本では一切作らなくなってしまいましたからね。つまらない時代になりました。
>また、エアーウルフといえば青島文化教材社から「機内が見えるクリアボディパーツ付き」の1/48スケールのプラモデルが再販されるそうですが、これに合わせてHX-1とBX-16も模型化されることを願うばかりです。
レッドウルフは模型化されていたような気がするんですが、そう言えば、HX-1はまだでしたっけね。来年で本国での放送から35周年を迎えますから、その記念にぜひとも国内でも動きがあるといいですね。
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