10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
1990年代に入るとテレビからアクション刑事ドラマが激減し、事実上日テレ金曜夜8時に放送された『はだかの刑事』をもってフィルム撮影のアクション刑事ドラマは、テレビから消えてしまった。また、テレ朝水曜9時枠で放送された『風の刑事・東京発!』を最後にフィルム撮影の刑事ドラマも姿を消してしまう。このままアクション系の刑事ドラマは完全消滅してしまうのかと思っていた頃に始まったのが『はみだし刑事情熱系』だった。
はみだし刑事情熱系は、1996年の秋からスタート。主演は、『あぶない刑事』シリーズの柴田恭兵、それまではトレンディドラマで活躍し、アクション系の刑事ドラマはこれが初だった風間トオル、『西部警察』を初め数多くの刑事ドラマで犯人役を演じてきた平泉成が鑑識出身の初のレギュラー刑事役を演じるなど、錚々たるキャストで人気を得た刑事ドラマです。残念ながらこの作品は、フィルム撮影ではなく、ビデオ撮影だったので最初のその明るい映像を見た時は、少々落胆してしまったのですが、製作陣に一倉治雄や村川透など、あぶ刑事に関わった監督が多数いて、柴田恭兵演じる高見兵吾のキャラも、熱血漢の強さからか時折見られる荒々しい姿があぶ刑事のユージを彷彿とさせた。はぐれ刑事純情派のような人情路線の要素を持ちつつもアクション系のスタイルをとっていた作品なので、ビデオだったが一応リアルタイムで全シリーズを視聴しました。
ここ数年、地上波、スカパーのほうでも再放送がなかったが、最近東映チャンネルでPART1の放送が始まったので、リアルタイム以来約18年ぶりに見た。はみだしは、最初のほうのシーズンは、本物の爆破シーンにこだわり、派手な爆破演出が見られるエピソードがいくつかありましたが、後期のシーズンに入ると、明らかにCGとわかるCG合成の爆破シーンをふんだんに使うようになり、げんなりさせられたことも多かった。まだ本物が味わえることができたPART1で一番最初に大掛かりなアクションが展開したのは、第2話の「副都心爆破3秒前」。
白昼、町の中で爆破事件が発生。その直後、広域捜査課に兵吾を名指しした匿名電話がかかってくる。犯人がデパートに爆弾を仕掛けたことを知った兵吾たちは、さっそくその捜索に当たるが、爆弾はデパートの駐車場で爆発してしまう。犯人が宅地造成地から盗んだダイナマイトの残りの数は7本。捜査の結果、犯人は、宅地造成事業に関わる建設会社をリストラされた羽村(斉藤洋介)と判明するが、その矢先、羽村から次なる爆破予告の電話がかかる。
連続爆弾事件を描いた刑事ドラマと言えば、やはり真っ先に思い出すのは、西部警察ですが、あぶない刑事でも何度かありましたね。70、80年代の刑事ドラマではよく扱われていたと思いますが、アクション系刑事ドラマが減少した90年代では、とても貴重な爆破回です。しょっぱなから、町中にある建物を吹き飛ばしていて、西部警察さながらの派手な演出。もっと凄いのは、次のデパートの駐車場の爆破シーン。
これ、最初に見た時は、リアルに作られたミニチュアの車を吹き飛ばしているのかなと思ったのですが、よくよく見ると、爆破している車は、全て実車で、どこかの立体駐車場を使って本当に爆破している。確認したところでは少なくとも3台の車が爆破されています。車の破壊も70、80年代の刑事ドラマでは定番でしたが、実際の駐車場を使った爆破シーンは珍しい。そして、クライマックスの兵吾が決死の説得をして少女から取り戻した爆弾を車で運ぶシーン。西崎が運転する車に爆弾の入っている袋を持った兵吾が乗り込み、車は猛スピードで走り出す。
二人が乗っていた覆面パトカーはY31型セドリック。Y31セドリックと言えば、ベイシティ刑事の港町署の覆面パトカーとしてワインレッドのセドリックが使用されていたのを思い出しますね。もっとあぶない刑事は、Y31セドリックの兄弟系のY31グロリアが港署の覆面パトカー港304号として使用されていました。
二人が乗っていた覆面パトカーはY31型セドリック。Y31セドリックと言えば、ベイシティ刑事の港町署の覆面パトカーとしてワインレッドのセドリックが使用されていたのを思い出しますね。もっとあぶない刑事は、Y31セドリックの兄弟系のY31グロリアが港署の覆面パトカー港304号として使用されていました。
爆弾の廃棄場所へ向かう途中にちょっとしたカーアクションがあったり、車内で兵吾と西崎が交わすやりとりなどは、やはりあぶ刑事っぽい雰囲気があります。廃棄場所の岸壁に辿り着き、そのまま車で海に突っ込むのかと思いきや、なんと車の中に爆弾を残し、兵吾と西崎が海に飛び込む。二人が大ジャンプすると同時に、車は大爆発し、二人は派手に海に落ちる。海に飛び込むシーンは、実際に柴田氏、風間氏がノースタントでやっています。ベイシティ刑事で活躍したセドリックをいとも簡単に爆破してしまうなんて、リアルタイムで見た当時は、かなり衝撃を受け、時代を感じましたね。ジャンプしている二人の姿が見えなくなってしまうほど、炎が明るく派手に吹き上がり、もの凄く迫力があった。90年代後期にこのような連続爆破アクションが見られたのは、とても貴重です。ちなみにこの爆破シーン、リアルタイム放送時は、ニュース速報のテロップが出てしまい、せっかくの名場面が台無しになっていた。ゴリラの最終回の爆破シーンと共に、ニュース速報のテロップが出たことで記憶に残る爆破シーンでもあります。
サブタイトルのごとく東京臨海副都心を舞台にしているためか、このエピソードでは、湾岸地域の建物がたくさん映っていた。湾岸と言えばこの翌年に放送された踊る大捜査線の舞台にもなった場所。そう言えば、踊るの第2話も爆弾をテーマにしたエピソードでしたが、単なる偶然だったのか・・・。
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フィルムなら‥
今回の東映チャンネルでの放送、予告篇もちゃんと
あってしっかり録画してます!確かにパートⅢまではアクションと人情もバランスが取れていただけに、これがフィルム撮影ならと思ってしまいます。
自分の一押しは14話「レイプ!涙の銃弾」、銃撃戦にU14ブルの激走、さらに村川監督お馴染みのカメオ出演と見どころてんこ盛りでしたねぇ。
あってしっかり録画してます!確かにパートⅢまではアクションと人情もバランスが取れていただけに、これがフィルム撮影ならと思ってしまいます。
自分の一押しは14話「レイプ!涙の銃弾」、銃撃戦にU14ブルの激走、さらに村川監督お馴染みのカメオ出演と見どころてんこ盛りでしたねぇ。
Re:フィルムなら‥
>今回の東映チャンネルでの放送、予告篇もちゃんと
>あってしっかり録画してます!確かにパートⅢまではアクションと人情もバランスが取れていただけに、これがフィルム撮影ならと思ってしまいます。
パートⅢまでは確かにハードなカーアクションシーンなどもありましたよね。根岸課長が拉致された話の時も、印象に残るアクションシーンがありましたが、もしこれがフィルム撮りならもっとカッコ良くなっていただろうなとか考えながら見ていました(苦笑)。
>自分の一押しは14話「レイプ!涙の銃弾」、銃撃戦にU14ブルの激走、さらに村川監督お馴染みのカメオ出演と見どころてんこ盛りでしたねぇ。
犯人役の役者さんがシュワちゃんのようなごつい体格の人で、音楽もターミネーター風の演出になっていましたよね(笑)。村川監督独特の荒々しいアクション演出がたくさんちりばめられていて面白かったですね。
>あってしっかり録画してます!確かにパートⅢまではアクションと人情もバランスが取れていただけに、これがフィルム撮影ならと思ってしまいます。
パートⅢまでは確かにハードなカーアクションシーンなどもありましたよね。根岸課長が拉致された話の時も、印象に残るアクションシーンがありましたが、もしこれがフィルム撮りならもっとカッコ良くなっていただろうなとか考えながら見ていました(苦笑)。
>自分の一押しは14話「レイプ!涙の銃弾」、銃撃戦にU14ブルの激走、さらに村川監督お馴染みのカメオ出演と見どころてんこ盛りでしたねぇ。
犯人役の役者さんがシュワちゃんのようなごつい体格の人で、音楽もターミネーター風の演出になっていましたよね(笑)。村川監督独特の荒々しいアクション演出がたくさんちりばめられていて面白かったですね。
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