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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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仮面ライダー鎧武は、そろそろ終盤を迎えつつありますが、この作品、多彩なライダーが登場しましたね。中でも個人的に一番印象に残ったのが仮面ライダーブラーボ。パッと見ではもうライダーなのか敵なのか味方なのかまったく見分けがつかない不思議かつ強烈なデザインのライダーですが、もっと強烈なのが、ブラーボに変身する人がスキンヘッドで筋肉ムキムキのおっさん(凰蓮・ピエール・アルフォンゾ)であるところ。職業は、パティシエで、口調がオネエ系と言う異色の色物ライダー。ライダー新時代と言われて久しいですが、とうとう特撮ヒーローにもこういうキャラが普通に出るようになってきたかと、ある意味感慨深くなりました。



そう言えば、ピエールみたいなキャラって昔、何かのアニメで見たことあるなと思っていたのですが、最近になってようやく思い出した。アニメの「伊賀野カバ丸」に、目白沈寝の双子の兄貴達で、カナメとフタバと言う名のスキンヘッドのオネエ系のキャラがいた。兄のカナメのほうは、料理が得意と言う、ピエールとちょっと似たキャラだった。伊賀野カバ丸は、1983年に放送された忍者アニメで、焼きそば好きの主人公・伊賀野カバ丸が祖父の死をきっかけに、金玉学園理事長の大久保蘭の元で暮らすことになり、その学園で様々な騒動を引き起こす。伊賀野カバ丸の声を担当していたのは、ドラゴンボールのフリーザーやバイキンマンなどの声でもお馴染みの中尾隆聖氏。カバ丸の幼少時代を、怪物くんやドラゴンボールの孫悟空などで有名な野沢雅子氏が担当し、声優陣も豪華なメンバーだった。ちなみに、カナメの声を担当していたのは、北斗の拳のナレーションや、最近ではキョウリュウジャーにも出演していた千葉繁氏。このアニメ、主題歌やEDも好きで、歌を聴くために毎週見ていたような記憶があります。









実は、この作品、テレビアニメが放送される前に実写映画が先行公開されたのです。製作したのは東映。東映のアクションと言えば、当時ならやはり、JAC(ジャパン・アクション・クラブ)ですよね。当時人気絶頂だったJACの若手メンバーが大集結し、超絶なアクションを繰り広げたブッ飛び映画。これ、久しぶりに東映チャンネルで見たのですが、生身を使ったど派手なアクションがてんこもりで、30年経過した今でも見応え十分だった。主人公の伊賀野カバ丸を演じたのは、『巨獣特捜ジャスピオン』など当時特撮ヒーローものでも大活躍していた黒崎輝氏。黒崎氏と言えば、ジャスピオンもそうですが、超電子バイオマンなどでもパワフルな野生児を演じることが多かったし、伊賀野カバ丸はまさにハマリ役と言う印象でしたね。







カバ丸のライバル・目白沈寝を演じたのは、真田広之氏。漫画の沈寝の雰囲気を出すためなのか、髪型やメイクなど漫画とほぼ同じビジュアルにして出演されていたが、今見るとちょっと無理してる感があるものの、この作品に賭ける意気込みが感じられますね。アニメには登場しなかった豪遊宴役を、『宇宙刑事ギャバン』の大葉健二氏が演じ、野々草かおる役は、『宇宙刑事シャイダー』でアニーを演じた森永奈緒美氏、他にも、志穂美悦子、高木淳也、春田純一、卯木浩二、渡洋史などなど、当時、特撮ヒーローもので活躍された方々がたくさん出演されていました。


アニメと同じく、物語の前半は、金玉(きんぎょく)学園が舞台になっており、金玉学園とその宿敵・王玉(おうぎょく)学園の対立が全編を通して描かれています。体育館で剣道対決をしたり、後半は、合宿地(京都でロケされた模様)に移って、カバ丸とその義兄の霧野疾風が川で格闘したり、空中ハイダイビング競争や、水中潜り、乗馬、早食い競争、決勝戦はカーロディオと、ド派手な競技が次々と繰り広げられます。中でも空中ハイダイビングは、高さ20mから40mもある鉄塔のお立ち台から地上に置いてある巨大なマットに向かって飛び降りるという競技で、カバ丸役の黒崎氏と、疾風役の高木淳也氏両人が実演し、見事な飛び降りを見せていた。画面で見ただけでも身の毛がよだつような高所から、正面から飛び降りるのもかなりの勇気がいりそうなのに、劇中ではなんと背面(後ろから)飛びまで披露してくれる。当時のJACのタフさには驚くばかりですね。カーロディオとは、当時のアクション刑事ドラマでも恒例だった走行中の車の屋根にしがみつくアクションのことですが、これも両人が生身を使って危険なアクションに挑んでいた。











途中、カバ丸達が太秦映画村の時代劇の撮影現場に迷い込んで、当時テレビ放送されていた「影の軍団」を意識したような派手な立ち回りを見せる場面があるが、この辺りの場面からもう漫画とはほとんど関係のない展開になっていくのですが、そこからが本番と言うか、これぞJACと言わんばかりの遊び心満載のアクションの連続で、とても熱かった。ちなみに、この映画と同時上映された作品は、ジャッキーチェンの「カンニング モンキー 天中拳」だったとか。


この実写映画のほうにもカナメとフタバが出ていた。ナチスの制服を着たカナメ役の人、フタバ役の人もビジュアルは、中々良い味を出していたが、出番が少なく、いまいちハジけ切れていなかったのが残念。何かの撮影で一時期スキンヘッドになった大葉氏がもし演じていたら、物凄くインパクトがあっただろうなとか、変な想像しましたね当時(苦笑)。




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千葉真一と真田広之の「冒険者たち」
>≧伊賀野カバ丸の声を担当していたのは、ドラゴンボールのフリーザーやバイキンマンなどの声でもお馴染みの中尾隆聖さんとカバ丸の幼少時代を、怪物くんやドラゴンボールの孫悟空などで有名な野沢雅子氏が担当していた。

>中尾さんは新スパイ大作戦のニコラスでも美声を発揮されていますが、カバ丸の少年時代が野沢雅子さんってのは何となくわんぱく坊主なイメージがわいてきますね。

実写版で真田広之さんが演じた目白シズネ役がアニメでは神谷明さんだったり世界の車窓からや仮面ライダー電王でお馴染みの石丸謙二郎さんが目白双葉・田中秀幸さんが霧野疾風役で出演されていますが、時期的に黒崎輝版の公開から2か月後に放送開始していますね。

余談ですが、アニメ版金田一少年の事件簿のフィルムの中のアリバイというエピソードに中尾さんと大塚明夫さんが交通事故で事情聴取を受けるカメラマン役でゲスト出演されていますが、ニコラスとマックスを意識した配役に見えました。

>≧アニメには登場しなかった豪遊宴役を『宇宙刑事ギャバン』の大葉健二氏が演じ、野々草かおる役は、『宇宙刑事シャイダー』でアニーを演じた森永奈緒美氏、他にも志穂美悦子、高木淳也、春田純一、卯木浩二、渡洋史などなど当時の特撮ヒーローもので活躍された方々がたくさん出演されていました。

>オープニングに出てくる靴磨きのトリオはダイナブルー・シャリバン(スピルバン)・ダイナブラック(マッドギャラン)だし、かおるは後の宇宙刑事アニー・・・と当時のメタルヒーロー・戦隊作品でおなじみの役者が勢ぞろい!ってキャスティングですよね。

その他の出演者では屋台でカバ丸に「金はあるか?」と聞くストロング金剛さんや八木執事の高田純次さん・中尾教頭役の蟹江敬三さんが出ていますが、最近になってドラマで刑事役など渋めなキャラクターを高田さんが演じるようになり、バラエティーではじける高田さんを知る世代としてはギャップを感じてしまいます。

真田さんと言えば、これと前後する時期に鈴木則文さんが監督した「吼えろ鉄拳」ではアブドーラ・ザ・ブッチャーと共演したりアラン・ドロンとリノ・ヴァンチュラが共演した「冒険者たち」にインスパイアされて千葉真一さんが作った「冒険者カミカゼ」にも出演されているのでこちらの作品もいつかチェックしたいです。
9人のコリない日本人 2021/10/20(Wed)11:56:09 編集
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