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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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アクション映画の世界もとりわけ高齢化の波が押し寄せている昨今。80年代に活躍したアクションスター達もすでに5、60代を超えて、ますます円熟味を増してきておりますが、その代表的な作品として思い浮かぶのは、やはり『エクスペンダブルズ』。シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーは、『大脱出』でも共演を果たしましたが、今年公開される『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』でもまたまた二人のコンビアクションが期待できそう。しかも、今回は、ついにと言うか、待ってましたと言うか『マッド・マックス』シリーズや『リーサル・ウェポン』シリーズのあのメル・ギブソンや、『インディ・ジョーンズ』シリーズのハリソン・フォードも参戦しているから、これまた一段と期待感が上がります。ハリソン・フォードは、今年72歳になりますが、2015年公開予定の『スターウォーズ・エピソード7』にハン・ソロ役で出演するし、インディジョーンズの5作目の話もあるそうなので、まだまだ活躍しそうですね。











エクスペンダブルズ1、2に出演したブルース・ウィリスは、残念ながら新作には出演しないとか。一部の情報によれば、降板の理由は、出演料を巡るトラブルらしいのですが、2作目も出番が少なかったし、ここに来てはぐれてしまうのはとても残念。ブルース・ウィリスと言えば、去年、久しぶりにダイハードの続編に出演していましたが、ダイハードに次ぐ人気シリーズになりそうなアクション映画が『RED』シリーズ。一作目の『RED/レッド』には、モーガン・フリーマンやリチャード・ドレイファス、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』シリーズのアーネスト・ボーグナインなど、名立たる名優が出演して話題になりましたが、二作目の『REDリターンズ』にも前作に続いてジョン・マルコヴィッチとヘレン・ミレンが出演し、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホン、アンソニー・ホプキンスと言う豪華な面々が出演していました。



REDとは、Retired Extremely Dangerousの略で、引退した超危険人物の意味。元CIAエージェントのフランク・モーゼズは、恋人のサラと平穏な生活を送っていたが、ある日、元相棒のマービン・ボッグスがあらわれ、自分達が何者かに狙われていることをフランクに告げる。フランクは、マービンの協力要請をことわるが、その直後、マービンの車が爆破されてしまう。マービンの葬儀に参列後、フランクは、FBIに連行され取調べを受けるが、その最中、弁護士に装ったCIA捜査官とその部下に襲撃される。



32年前の冷戦時代の極秘計画『ナイトシェード』の情報を巡り、CIAが雇った凄腕の殺し屋ハン・チョバイや、かつての仲間だったビクトリアに命を狙われるフランク。前作は、高齢の出演者の面々が華やかにド派手なアクションを繰り広げるという、まさしく高齢アクションムービーとも言うべきシブイ雰囲気が漂っていたが、今回は、フランクを狙う殺し屋役をイ・ビョンホン、ロシアのエージェント役をキャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じており、若い面々も多く、前作より高齢臭は感じなかった。ただ、若いと言っても、イ・ビョンホンやキャサリンでさえもう40代なんですよねえ。スタローンがランボー、シュワちゃんがコマンドーをやった時が30代後半だったのを考えると、やはり、30代の若いアクションスターがもっと出てきて欲しいところだが、最近は、中々突出した人がいないのが残念だ。



それはさておき、ダイハードと並び目まぐるしいアクションの連続のREDですが、リターンズも言うに及ばず、アメリカ、イギリス、フランス、ロシアを駆け回り、陸と空で壮絶な追撃戦が展開されていた。モスクワ市街での狭い路地に車が突っ込んで行くカーチェイス、殺し屋のハンがフランク達をハチの巣にするため、街中でガトリングガンを高速連射する場面は、中々の迫力。青いロータス・エキシージSのカーチェイスも圧巻。車が激しくターンする中、助手席に乗るビクトリアが両腕を横に伸ばし、両手に持った銃で追っ手の車を撃ちまくるスローモーションのシーンや、ロータスが走行中のトレーラーのコンテナの下を潜るシーンは、カッコ良かった。フランクが操縦する赤いメタリックのヘリとその追っ手の空中戦は、ちょっと物足りなく、さすがにあの墜落で二人が生きてるなんてことは、ありえないと思ったが(苦笑)、ダイハード並みにタフで不死身なフランク達なら、まあアリかなととりあえず自分の中でそう納得させた。



ナイトシェード計画の全容が最近のアクション映画でよく見る定番中の定番の設定だったのでちょっとガクっとしたが、32年間収容施設に幽閉されていた異常な物理学者のエドワード・ベイリー博士を演じていたのがアンソニー・ホプキンスだったので、ホプキンスの演技にうまく丸め込まれたと言うか、いや、もうこれ完全にレクター博士のパロディなのではないかと(笑)ニヤニヤしながら見てしまった。









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