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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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以前は「太陽にほえろ!」や「西部警察」などと共にファミリー劇場でレギュラー放送されていた「特捜最前線」。ファミ劇では全508話が放送されて終了した模様ですが、また再放送があるのかと待っていたら結局それ以来一度も放送されることがなかった。なぜかなあと調べてみたら、なんと今東映チャンネルで放送されているんですね。レギュラー放送ではなく、セレクション形式で508話の中から選りすぐりのエピソードを毎週2話ずつ放送しています。


今現在300話台に入っておりますが、特捜最前線と言えば、最近リメイク版が地上波で放送されましたね。2年前に「特捜最前線 2013~七頭の警察犬 7人の刑事!失踪捜査官を追う東京~京都500キロの殺人捜査!!犬が暴く殺人トリックの連鎖!?」と言う非常に長いタイトルの作品が日曜洋画劇場枠で放送されていましたが、このタイトルを見た時、正直特捜でなぜ警察犬?と思いました。とくにレギュラーで警察犬が出ていたわけではないのに、なぜ今回のリメイクでは、警察犬がピックアップされたのか・・・!?実は、オリジナルのほうにこんな話があったのです。





特捜最前線 第361話 「疑惑 警察犬イカロスの誘拐!」

        第362話 「疑惑Ⅱ 女捜査官の追跡!」





これは、特捜最前線放送7周年を記念して製作されたエピソードで、警察犬訓練士の井沢明子が育てた麻薬捜査犬イカロスが何者かに拉致され、特命課がイカロスの捜索と共に、覚醒剤密輸ルートを追う内容となっていた。どうやらリメイクは、前後編になっているこの2つの話をベースにして製作されたみたいです。最近、東映チャンネルでこのエピソードが放送されたので、ようやく拝見。警察犬のドラマと言えば、真っ先に思い出すのは、「爆走!ドーベルマン刑事」の3匹の犬たちや、「刑事犬カール」というドラマもありました。「西部警察PARTⅢ」にも鑑識のロクさんと爆弾探知犬の交流を描いた話があったが、動物の絡んだ話は、やはり印象に残りますね。ましてや犬達が人間のために自らを犠牲にする展開ともなれば、涙なくして見れない・・・。特捜のイカロスの話でも思わず数年ぶりに涙が滲み出てしまいました。警察犬が覚せい剤漬けにされてしまうところも前代未聞でしたが、傷つきながらも最後まで警察犬としての職務を全うしたイカロスの姿に胸を打たれました。



もう一つの見所は、ゲスト出演者ですが、これがまた特撮ヒーロー好き泣かせのキャスティングで印象に残りました。密輸ルートの元締めをする雑貨貿易商の川浦役があの宮内洋氏。宮内さんと言えば、「仮面ライダーV3」の主人公や、「秘密戦隊ゴレンジャー」のアオレンジャー、現在東映チャンネルで放送中の「快傑ズバット」など、70年代に数多くのヒーローを熱演されていましたが、刑事ものの犯人役では、あぶない刑事の「奇襲」で演じていた火傷の痕が残るあやしい男の役も印象に残っています。このエピソードでもボクシングの腕前を持つ特殊な設定の犯人を演じられていました。取調室のシーンで、藤岡弘氏演じる桜井刑事が川浦を問い詰める場面が見られますが、明らかに狙ったとしか思えない(笑)元ライダーたちの夢の共演が何気に実現しています。さらに、明子(松原千明)の兄役は、「ウルトラマン80」の主人公を演じていた長谷川初範氏。子供の頃に80が覚せい剤漬けにされている姿を見ていたら、さぞかしショックだったでしょう(苦笑)。リアルタイムで見なかったのは正解だったかもしれない。



クライマックスは、半狂乱を起こした川浦が明子の兄を人質にして採掘場のプレハブ小屋にたてこもり、特捜の刑事達と緊迫のやりとりを見せる。川浦がダイナマイトを辺りに放り投げて爆発させるなど、もはや西部警察のような展開(笑)。そこに6匹の警察犬たちが投入され、イカロスの弔い合戦のごとく犬達が川浦に猛烈なアタックを仕掛けます。無線犬ゲルバーが明子の指示通りに動いて、ほふく前進しながら小屋に近づいていく場面は感心しました。警察犬たちが本当に良い演技をしていて見応えがありましたね。リメイク版のほうも警察犬達の活躍が目立っていたが、何よりクライマックスの銃撃戦のインパクトが強かったですね。放送時は特捜最前線っぽくないと激しく賛否が問われましたが、なるほど、このオリジナルの話を見たら納得。クライマックスの激しいアクション展開もこの話がベースなら合点がいきます。警視庁麻薬対策班の名前が伊沢であるところも、この話の井沢明子から取られたものだったようですね。犬の数もイカロスを合わせて7匹。ゲルバー以外の犬達の活躍ももっと見たかったですね。




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御無沙汰してます。
『特捜』セレクション、DVD化作品onlyですが良いエピソードが多いのでありがたいです。『西部Ⅲ』の『跳べ!探知犬リュウ」も珍しい柴犬メインで‥柴好きの私には印象大です(^_^;)この回脚本が唯一の
『Gメン』メインライターだった高久進だったり、主要BGMが『スペースコブラ』の流用と見どころ多めです。
ひんしゅく小僧 2015/01/20(Tue)22:31:02 編集
Re:御無沙汰してます。
どうもご無沙汰しております。
今年もよろしくお願いします。

>『Gメン』メインライターだった高久進だったり、主要BGMが『スペースコブラ』の流用と見どころ多めです。
西部警察はそれまで警察犬の話が全くなく、唯一この探知犬リュウの話だけなのでとても印象に残っています。西部警察は、関西での地方ロケの話以降は、派手なアクションが減って、特捜最前線のようにドラマ重視の話が多かったですね。音楽担当がハネケンさんだった影響もあるのか、西部警察PART3では、やたらとコブラのBGMが使われていましたよね(苦笑)。
【2015/01/31 14:35】
疑惑Ⅱ女捜査官と警察犬の追跡!
>>クライマックスは、半狂乱を起こした川浦が明子の兄を人質にして採掘場のプレハブ小屋にたてこもり特捜の刑事達と緊迫のやりとりを見せる場面。

この前後する場面に川浦の犯人車を特命課の黒パトとワゴン・桜井さんの運転するコンクリートミキサー車が追跡する場面がありましたよね。再放送で後編だけ見たのを覚えていますが、イカロスの仲間(ハルダ・バッカス・ゲルバー・アドルフに加えてシーザーという名前の犬もいたと思いますが・・・)たちがイカロスの仇をとるストーリーだったと思います。

>≧宮内さんと言えば、刑事ものの犯人役では、あぶない刑事の「奇襲」で演じていた火傷の痕が残るあやしい男の役も印象に残っています。

>特捜最前線だと時田さんメインの「逆転推理!秋の花火のメッセージ」の犯人役か何かで宮内洋さんが出ていましたね。宮内さんの刑事役というと、「Gメン75」の島谷刑事役が忘れ難いです。

まもなく日テレプラスで始まる「あきれた刑事」の「正体暴露」という回に宮内さんがゲスト出演されているそうですが、その次の「桃色吐息」という回には菅田俊さんがゲスト出演されているそうで、自分も機会があればファミ劇でオンエアされたあき刑事のビデオもチェックしたいです。
9人のコリない日本人 2021/06/30(Wed)09:20:08 編集
Re:疑惑Ⅱ女捜査官と警察犬の追跡!
>特捜最前線だと時田さんメインの「逆転推理!秋の花火のメッセージ」の犯人役か何かで宮内洋さんが出ていましたね。宮内さんの刑事役というと、「Gメン75」の島谷刑事役が忘れ難いです。

宮内さんは悪人役でも時々顔を見せていた時がありましたが、あきれた刑事の「正体暴露」でもちょっと風変わりが犯人役を演じていましたね。

>まもなく日テレプラスで始まる「あきれた刑事」の「正体暴露」という回に

あっという間に、今日で最終回を迎えるあきれた刑事ですが、松山ロケ編では現在声優としてご活躍されている内田直哉さんが犯人役で出演し、松山で大暴れされていましたね。
【2021/09/24 09:32】
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