10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
ゴリラと共に折り返しに入ったファミリー劇場で放送中の『代表取締役刑事』。25話で、辰巳署の紅一点だった五十嵐直子(市川翔子)が本庁へ移動する形で辰巳署から去り、新たに南条冴子と言う女刑事が登場するそうです。80年代ぐらいまでは、銃撃戦で被弾とか、犯人と格闘中にナイフで刺されるとか、あるいは、爆弾で爆死とか、刑事ドラマでは、壮絶な殉職を遂げる刑事達がたくさんいましたが、このドラマが放送されていた1990年代に入ると、刑事ドラマも人情ものがメインとなり、それまで定番だった殉職刑事がめっきり減ってしまった。刑事貴族も本城編の2以降は、メンバー交代は激しかったが殉職者は0。代表でも殉職者は出なかったが、もし兵頭役の舘さんがゴリラや刑事貴族に続いてこのドラマでも殉職していたら、殉職刑事を演じた俳優ナンバー1として新たな記録を作っていたかもしれません。
「大人は判ってくれない」には、あぶない刑事で中さん(田中刑事)を演じていたベンガル氏がゲスト出演していましたが、このドラマ、キャスティングが中々面白いです。「動く標的」には、相棒の伊丹刑事役の川原和久氏が犯人役で出演。「泥棒日記」では、同じく相棒で小野田官房長官を演じていた岸部一徳氏が明るい空き巣犯を演じ、豊川悦司氏も出演していたりと、今見ると意外な出演者が多い。西部警察で凶悪犯を演じていた黒部進氏や、片岡五郎氏も犯人役で出ていましたが、いきなり手りゅう弾を投げてきそうな雰囲気があり、変な期待を持って見てしまった・・・(苦笑)。
ところで、このドラマのサブタイトルは、映画のタイトルをたくさん使用していますね。「風と共に去りぬ」、リチャード・ギアの「愛と青春の旅立ち」、ポール・ニューマンの「動く標的」、ジョディ・フォスターの「告発の行方」などなど。他にも「マルタの鷹」「街の灯」「若者のすべて」などチャップリンの有名なサイレント映画やフランス映画など往年の名作のタイトルがズラリと並んでいます。内容のほうも映画の内容に沿ったものだったのでしょうか・・・。
「愛と青春の旅立ち」・・・海軍士官養成学校の飛行士課程に志願した主人公ザックが鬼軍曹の厳しい訓練に耐えながら、仲間や恋人など新しい人間関係を築いていく。
→(代表)銀行強盗犯の栗山の姉・アキコ(MIE)に想いを寄せる小早川刑事(池田政典)。この事件の捜査から外れるため、小早川は兵頭に相談をもちかける。だが兵頭は、小早川に捜査を続行させる。
兵頭とコバ(小早川)がコンビを組み、栗山アキコをマークして、銀行強盗犯の弟の居所を掴もうとする話。兵頭とコバが師弟のようになってアキコを尾行したり、柔道場で取っ組み合いしている姿が映画の鬼軍曹とザックの関係を思い起こさせる。
「街の灯」・・・浮浪者の男が盲目の花売りの娘に一目惚れする。娘は、男を金持ちの紳士だと思い込み、浮浪者は紳士を装って、娘と親しくなる。男は、病気の娘のために働き続けるが・・・。
→(代表)派出所の応援勤務に出ることになった中西刑事。中西は、商事会社の社員と偽り、女子大生のエミ(若林志穂)がバイトしているもんじゃ焼き屋に通っていたが、ある日、勤務中にエミに制服姿を見られ、刑事であることがばれてしまう。そんな時、熱を出し自宅で休んでいたエミが目出し帽をかぶった男に襲われ、下着を奪われる事件が起きる。
中西が刑事の身分を隠しているところや、エミが交番に花を届けているところなどは、映画の設定をそのまま引用していたが、エミは盲目ではないし、中西は、エミに素性を知られて嫌われてしまう。中西がエミを襲った犯人を誤認逮捕してしまうところは、映画のチャップリンのドジっぷりを彷彿とさせる。珍しく車が爆発するアクションシーンが見られるが、このシーンだけ西部警察のような雰囲気が漂っていた。
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