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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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ようやく先月からチャンネル銀河が見られるようになった。ちょうど今月から『大都会』シリーズの第1弾「大都会-闘いの日々-」の再放送が始まっていたので拝見。大都会シリーズは、一時期は、地上波やスカパーでも中々再放送されなかったのですが、2007年に日テレプラスで地上波での再放送以来、約21年ぶりに放送され、超話題になった。以後、「大都会PARTⅢ」までの全3シリーズが放送され、現在は、チャンネル銀河でも繰り返し放送され続けています。


「西部警察」のような豪快なハードアクションが展開した「大都会PARTⅢ」とは違い、この「闘いの日々」は、暴力団の犯罪捜査を専門とする警視庁刑事部捜査第四課に所属の刑事・黒岩頼介(渡哲也)を筆頭に、警視庁捜査第四課の課長・深町行男(佐藤慶)が率いる「深町軍団」と呼ばれる第四課のメンバーと、城西警察署担当の記者クラブの記者達の活躍が描かれている。Ⅱでは、城西警察署の捜査課部長として捜査課のメンバーを従え、Ⅲでは、「黒岩軍団」のリーダーとして活躍していた黒岩刑事ですが、闘いの日々では、過去に自分のせいで強姦事件の被害者になってしまった妹・恵子(仁科明子)のことで苦悩を続けながら、暴力団が起こす卑劣な犯罪に挑んでいる。


以後の2シリーズとは、対称的に闘いの日々は、やや重苦しい人間ドラマが展開し、アクションも地味ですが、キャスティングは、かなり豪華です。石原裕次郎氏の役どころは、医者ではなく、東洋新聞社会部記者で、城西警察署記者クラブのキャップ・滝川を演じている。東洋新聞社以外にも様々な新聞社がドラマの中で登場し、各社の記者が特ダネを追って競い合ったり叩き合うところは中々面白い。(記者クラブの連中は、なぜかいつも麻雀を打ったり、競馬をやったりやりたい放題なのが気になる(笑))。最近のリアルの新聞社は、中々叩き合いをすることはないですもんねえ。


毎朝新聞記者クラブのキャップ・松川役を宍戸錠氏、タイムス社記者クラブのキャップ木内役を柳生博氏が演じている。Ⅲでは、黒岩軍団の一員として活躍していた寺尾聰氏や、Ⅱで途中から城西署のメンバーになった神田正輝氏が東洋新聞の記者役で出演。神田さんが新人記者役を演じているのが時代を感じさせますね。また、高品格氏が演じる丸山刑事や、小野武彦氏が演じる大内刑事は、以後のシリーズにも登場していましたが、大都会全シリーズ登場した刑事は、渡さん演じる黒岩を含め、この三人だけでした。また、「あぶない刑事」シリーズの課長役だった中条静夫氏も警視庁捜査第四課の係長役で出演しています。他にも、後のシリーズでレギュラーになった俳優さんがゲスト出演しているエピソードがありましたね。



第4話「協力者」・・・東洋新聞が黒岩と、捜査協力者の喫茶店経営者の男・松宮が写る写真を無断で掲載し、第四課の課長代理の一色(玉川伊佐男)は、キャップの滝川に猛抗議をする。そんな時、松宮が何者かに刺殺され、東洋新聞の写真掲載がさらに大問題に発展。犯人と思われる関西弁の男を捜す黒岩達は、小坪一家の幹部である松宮の弟・一郎から事情を聞き出そうとするが、一郎は、自ら落とし前をつけようと犯人探しを始める。


PARTⅡで徳吉刑事を演じた松田優作氏がゲスト出演し、少し不気味な暴力団の幹部役を熱演していた。時期的に「俺たちの勲章」で中野刑事を演じた後の出演みたいですが、チンピラ役であっても独特の存在感が滲み出ていて、やはりカッコ良いですね。黒岩と丸山が殺人事件の聞き込みに回る時に、「トレンチコートの男(犯人)を目撃したのは、午後8時3分、ちょうどテレビの「太陽にほえろ!」が始まった時間・・・」と言う丸山のセリフがあったが、優作さんが出演しているのに合わせて、わざわざ太陽にほえろ!のセリフを付け加えたのでしょうかね…(笑)。






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やっと良さが分かりました。
『闘いの日々』初めて見たのは高校生位だったかと思いますが、その時は『西部警察』の前番組として考えていたので「え、これなの?」と受け入れられませんでした。(多分「思春期」の回だったかな。)
 あれから20年強の年月が経ち、今ではすっかりはまっております。特に「もう一人の女」は私の地元ロケと言う事もあり、ベストエピソードです。
ひんしゅく小僧 2014/01/17(Fri)00:36:12 編集
Re:やっと良さが分かりました。
>『闘いの日々』初めて見たのは高校生位だったかと思いますが、その時は『西部警察』の前番組として考えていたので「え、これなの?」と受け入れられませんでした。(多分「思春期」の回だったかな。)
再放送でご覧になられていたんですか。確かに僕もあの頃ならアクションも少ないし、ちょっと違うなと思って見なかったかもしれません。この歳になってようやくこのドラマの味わいがわかるようになったというか…年取ったんですねつまり・・・(苦笑)。

> あれから20年強の年月が経ち、今ではすっかりはまっております。特に「もう一人の女」は私の地元ロケと言う事もあり、ベストエピソードです。
関西ロケ編でしたよね。もうこの頃から地方ロケが定番になっていたんですね。大都会に限らず、昔の刑事ドラマは、結構いろんなところでロケされているので、当時の懐かしい風景も楽しめるし、見応えありますよね。
【2014/01/19 05:35】
マルボウ刑事黙って歩く
ガースさん、こんばんは。

>≧第4話「協力者」にはPARTⅡで徳吉刑事を演じた松田優作氏がゲスト出演し、少し不気味な暴力団の幹部役を熱演していたが黒岩と丸山が殺人事件の聞き込みに回る時に、「トレンチコートの男(犯人)を目撃したのは、午後8時3分、ちょうどテレビの「太陽にほえろ!」が始まった時間・・・」と言う丸さんのセリフがあったが優作さんが出演しているのに合わせて、わざわざ太陽にほえろ!のセリフを付け加えたのでしょうかね…(笑)。

>「協力者」は松田優作さんがゲストの回ですが、取調室で松田さん演じる松宮次郎が丸さんや一色課長代理・黒岩を前に取調室で「この新聞に移っている刑事誰だ?…俺は手前で犯人を見つける」と松宮が言うなり「その写真に出ている刑事は自分だ」と黒岩が口を開くシーンや黒いリンカーンをタクシーで追いかけナイトクラブで殺人を実行する場面を見て松田さんの演技に圧倒されましたが、松田優作の魅力が伝わる1本ではないか?と思いましたね。

丸さんの「ちょうど太陽にほえろが始まった時間」というセリフといえば、「協力者」の演出を手掛けた村川透さんは「太陽にほえろ」のジーパンの最期をテレビで見て「松田優作って面白いやつだなあ」と感じたエピソードが「映画監督・村川透」に載っていましたが、「ジーパンの最期を見て松田優作は面白い役者だな」と感じた村川さんの思いが松田さんを協力者のゲスト起用につながったのではないか?と感じました。

「大都会・闘いの日々」で倉本聰さんが手がけたエピソードは「倉本聰コレクション・大都会」というシナリオ本に収録されていますが、オープニングに当たるパートで「音楽・テーマ曲イン。タイトル流れて」という指示書きが書かれてあり、黒岩と滝川が歩いてくるオープニング映像が目に浮かんできました。

「倉本聰コレクション」に収録された「協力者」のシナリオには、城西署記者クラブで「2枚ボツにした写真が出ているぞ」と由比さん(東洋新聞城西署記者クラブの中堅記者)や九条・日高を滝川が問い詰め「言われたとおりに出しましたと九条が報告するシーンや松宮兄弟の母親に聞き込みをした黒岩が丸さんに「次郎、体が良くないらしいですね」と話すシーンの後で刑事課へ戻った大内と平原に事務員の女性・清水英子を一色さんが紹介するシーン・ナイトクラブで逮捕された次郎の場面の後に一色さんが城西署で松宮逮捕に関する記者会見を開く場面があり、時間の都合でカットされた場面があったのではないか?と気づきました。
9人のコリない日本人 2016/09/16(Fri)23:25:52 編集
Re:マルボウ刑事黙って歩く
>「大都会・闘いの日々」で倉本聰さんが手がけたエピソードは「倉本聰コレクション・大都会」というシナリオ本に収録されていますが、オープニングに当たるパートで「音楽・テーマ曲イン。タイトル流れて」という指示書きが書かれてあり、黒岩と滝川が歩いてくるオープニング映像が目に浮かんできました。

音楽の入り方まで入念に指示書きされているのは凄いですね。今だとそこは、音楽担当の人かプロデューサー並びに監督の仕事になりそうなところなのに。大都会では、やはり倉本さんの権限が強かったということなのでしょうね。


>刑事課へ戻った大内と平原に事務員の女性・清水英子を一色さんが紹介するシーン・ナイトクラブで逮捕された次郎の場面の後に一色さんが城西署で松宮逮捕に関する記者会見を開く場面があり、時間の都合でカットされた場面があったのではないか?と気づきました。

もしその場面が実際撮影されていて映像が残っているならぜひとも見てみたいですね。他にもカットシーンの映像が残っているのなら特典映像として何かのDVDに収録してもらいたいです(笑)。
【2016/09/22 08:18】
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