10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
ゾンビ映画が乱立する昨今。映画だけでなく、ドラマにもなったり、真面目なホラーからコメディ、最近は、人間に恋するゾンビなんかも出てきたり、多様に描かれています。ゾンビ映画と言えば、メジャーな俳優が主人公にならないことが鉄則みたいところがありますが、最近公開された「ワールド・ウォー・Z」の主人公は、なんとブラッド・ピッドが演じていた。ブラピがこの手のホラーものに出るなんて珍しいなと思い、さっそく拝見。特に印象に残った場面は・・・。
冒頭の交通渋滞のシーンは、予告編で先に見ていたが、最初は何気ない渋滞の風景が徐々に異様な光景になっていくその過程が中々面白かった。白バイがブラピ家族が乗る車のドアミラーを破壊して、そのままとんずらする光景だけでもすでに異常なのだが、その異常の度合いがどんどん大きくなり、車通りのずっと向こうで爆発が起きたり、トラックが物凄い勢いで渋滞の列に突っ込んできたり、ダイハード5のマクレーンかよと言わんばかりに暴走するブラピの車も含め、のっけからの壮大なカーアクションの数々とパニック描写の凄まじさに度肝を抜く。で、このパニックの正体は、一体なんなのだ?とずっと見ていたら、所々で獣ような人間が人間を襲っている。しかし、走り回る群集が邪魔をして、いまいち何が起きているのかよくわからない。人間達がいったい何を恐れているのか。軍隊までやってきて、気づけば町は、戦争状態に。わけもわからず逃げ惑うブラピ一家。フィラデルフィアの街が瞬く間に混乱し、町のあちこちに乗り捨てられている車と、その車を狭間を潜り抜けて逃げ惑っている群集を撮らえた空撮映像が圧巻。CGでもここまで綿密な描写かつ演出力があると興奮してしまいますね。
この映画の最大の見せ場とも言うべきシーンと言えば、やはり、中盤に出てくるエルサレムに作られた高い壁をゾンビの群れが一体となって登り上がり、壁を越えてしまうシーン。どれぐらいの人数がいるのかわからないが、無数の人間が人間によじ登る、まさに「人間積み木」のような描写。ゾンビタワーとも呼ばれているらしいですが、この映画のゾンビは、体が丈夫ですね。あれぐらいの高さから落ちてもびくともせず、すぐに起き上がって猛ダッシュで人々に襲い掛かる。ウォーキング・デッドのゾンビなら、あの高さから飛び降りたら絶対潰れてると思う(苦笑)。足の速いゾンビと言えば、10年前に公開された「ドーン・オブ・ザ・デッド」を思い出すが、あれよりもさらに過激な印象を受けた。この映画、ゴアな描写は、極力抑えられている感じですが、ゾンビに噛まれた女性兵士のセガンがブラピ演じるジェリーに手首を切り落とされてしまうところが、唯一の残酷描写になっていて印象に残った。
今まであるようでなかったのが飛行機の中でゾンビが人間を襲うシーン。身動きが取れにくい狭い空間の中で、人々が次々とゾンビに襲われ、ゾンビが高速で増殖してゆく光景が恐ろしい。着陸中ならともかく、高度何万メートルもの上空にいる飛行機の中で大量のゾンビが襲い掛かってきたら、もう絶望的で諦めるしかなさそうだが、そこは、ヒーロー・ブラピ。助かるために何をするのかと思ったら、なんと女性兵士が持っていた手りゅう弾を投げて、飛行機に穴を開けて、襲い掛かってくるゾンビ達を外に放出させてしまう。まだ他にも生きている人がいたかもしれないのに、やはり主役です。飛行機は、案の定墜落してしまったが、ブラピと女性兵士だけ生き残った(苦笑)。 ちょっと強引さが半端なかったけど、映像が面白かったので良いとしよう。
ラストのほうは、やや盛り上がりに欠け物足りなかったが、以上の3つのシーンが圧倒的に凄く、ゾンビ映画としては、まずまずの出来。続編があるなら見てみたいが、ブラピは続編もの出る人だったかな・・・?
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