10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
1976年の映画と言えば、シルベスター・スタローンの「ロッキー」、ホラー映画の「オーメン」、「大陸横断超特急」「激走!5000キロ」などのハチャメチャな大陸横断もののタイトルが浮かびますが、ハイテクなバスが活躍するこんな映画もあったんですね。
全長50メートル、車体重量75トン、32個の巨大なタイヤをつけた世界初の原子力バス「サイクロプス号」が激走する「弾丸特急ジェットバス」。収容乗客数180名。快適なサロンに食堂、カクテルラウンジにプールやボーリング場まであるこのバスが、ニューヨークからデンバーまでの距離をノンストップで走行する。
サイクロプス号は製作デザイナーのジョエル・シラーが設計し、その費用はなんと25万ドル(7500万円)かかったそうです。フォルクスワーゲン80台分の重さがあり、車両の前部と後部の連結部には一個500グラムのボルトが500個使われたとのこと。内容は、いたってコミカル。二ュ一ヨークのバスターミナルで、世界初の原子力バス「サイクロプス」の処女運行に向けて着々と準備が進められていたが、そこで予期せぬ事が発覚。国際的な石油会社グループが知能犯のアイアンマンとその弟のアレックスを派遣して、バスに爆弾を仕掛けた。
一発目の爆弾は幸い大事にはいたらず、サイクロプスはニューヨークを出発する。だが、走行中に二発目の爆弾が爆発し、ブレーキーが破壊されてしまった。バスは猛烈な勢いで細い山道を暴走し、その途中、カクテルラウンジにトラックが突き刺さり、車内は大パニックに陥いる。
当然はCGなるものはなかったので、映画の後半でバスの前部に突き刺さるトラックも実物を使っていましたが、バスの製作費だけで7500万円かかっているわけですから、もの凄くお金のかかった映画であることは、映像を見ただけでよくわかります。自動洗車機能を使って、泡だらけになりながらバスが走り続けたり、走行しながら自動でタイヤ交換をしたりと、ハイテクメカ映画・ドラマ好きの人には、たまらない演出があるのも見所です。70年代のこういう人間の力技による映画は、とても魂がこもっていてやはり一目で好きになっていますね(笑。キャストは残念ながら個人的に馴染みのない人ばかりだったので、あまり気にはならなかったのですが、「かわいい魔女ジニー」でトニーを演じていたラリー・ハグマンが医者役でほんのちょっとだけ出演していたのが印象に残りました。
途中から映画の「スピード」のような展開になって、あのどでかいバスが大暴走するわけですが、サイクロプス号が断崖でシーソーのような状態になって立ち上まり転落しそうになるクライマックスの映像(上画像)。この撮影のためになんとクレーンの中でも特別に大きい125トンのクレーンを使って、75トンの巨大バスを支えたそうです。バスの運転席に人の姿が映っていたり、車両の前部に突き刺さったトラックの荷台の上で乗客たちが暴れたり、コミカルな映画ながらもかなり危険なスタントシーンもあってドキドキさせられました。
これ字幕で見たのですが、どうやら1984年に月曜口一ドショーで放送され、その時の吹替版があるみたいなので、それでもう一度見てみたいですね。
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