第1作「犬神家の一族」の公開から今年で35周年を迎えた角川映画。気がつくとかなりの数見てきましたが、角川映画と言えば、ハードボイルドなアクションから時代劇、青春映画まで幅広く、ダイナミックなアクション、豪華キャスト陣の共演、心に残る主題歌、インパクトのあるキャッチフレーズなどが特徴だったと思います。
一番最初に見た角川映画は、『里見八犬伝』。この作品は、初めてビデオデッキを購入した時にビデオで見た作品でもあるので、大変印象に残っています。真田広之と薬師丸ひろ子共演のノンストップSF活劇。あの頃の日本のアクション映画やドラマは、JACの素晴らしいスタントや深作欣二監督をはじめ、アクション映画に定評のある監督たちの独特の演出もあいまって、ハリウッドにも負けていないダイナミックな凄みと迫力があり、面白かった。里見八犬伝は、主題歌も良かったし、当時は、「宇宙刑事ギャバン」放送終了後だったと思うが、大葉健二氏が犬飼現八役で出演していた事でも注目した。同じく真田広之氏が出演していた「魔界転生」や「伊賀忍法帖」なども見たが、「魔界転生」で、沢田研二氏が演じた天草四郎が妖艶で物凄くインパクトがあった。沢田氏と真田氏のキスシーンでも話題になった作品ですが、本物の炎の中で撮影された柳生十兵衛と天草四郎の決闘シーンは、今見ても凄い。2000年代にもリメイクされていたが、リメイク版は、CG主体になってしまったので、どうしても実写の迫力が薄くなり、面白味に欠ける。大掛かりな炎上シーンと言えば、「伊賀忍法帖」では、東大寺の炎上シーンがあったが、こちらも大迫力だった。出演者は、大変豪華で、エログロシーンも満載、JACの豪快なアクションも楽しめるが、全体的にテンポが悪く、冒頭は、力強かった妖術師たちがあっさり城太郎に倒されてしまうところがちょっと残念だった。
角川映画といえば、里見八犬伝の印象が強いせいもあるが、どうしても、薬師丸ひろ子さんをイメージしてしまいます。「野性の証明」「セーラー服と機関銃」「探偵物語」「Wの悲劇」などなど、数多く出演されていましたが、主演映画の主題歌は、どれも良くて印象強く残っています。高倉健氏主演の「野生の証明」では、高倉氏演じる自衛隊員の娘で、予知能力を持つ少女を演じていた。本物の戦車が登場したり、ハイスケールなアクションシーン満載で、この映画出演以後数多くの刑事ドラマで活躍することになった舘ひろし氏が大場総業の坊ちゃん役で出演していたのも印象に残った。「戦国自衛隊」など自衛隊員を主役に置いた映画があるのも角川映画の魅力。そう言えば、草刈正雄氏がバイクレーサーを演じた「汚れた英雄」には、「ナイトライダー」出演前のレベッカ・ホールデンが出ている。これは、随分経ってから気づいたが、どのような経緯で出演することになったのか気になるところだ。この映画の主題歌(「Riding High」)も熱くて好きな曲の1つ。
>≫高倉健氏主演の「野生の証明」では、高倉氏演じる自衛隊員の娘で、予知能力を持つ少女を演じていた。本物の戦車が登場したり、ハイスケールなアクションシーン満載で、この映画出演以後数多くの刑事ドラマで活躍することになった舘ひろし氏が大場総業の坊ちゃん役で出演していたのも印象に残った。
>「野生の証明」といえば、ファミリー劇場で毎日放送・東映制作による林隆三さん主演のテレビドラマ版が放送されましたね。
このドラマで、薬師丸ひろ子さんの役回りを演じる三輪里香さんは、長井頼子役のオーディションで準優勝された方だそうですが、ドラマ版のエンディングソングが「戦士の休息」なのを見ると映画版に流れた「頼子がヘリの機銃掃射に倒れる」と言うシーンを思い出しました。
そういえば、wikipediaで知りましたが、映画版には「バイオニック・ジェミー」のゴールドマン局長ことリチャード・アンダーソンさんが大佐役で出演されているそうですが、(映画版というと、健さんと薬師丸さん・舘さん・刑事役の夏八木勲さんの演技しか記憶にないのですが・・・)どんな役だったのか気になるところです。
そうそう。角川映画には、意外な海外俳優さんが何人か出ておられましたね。
「人間の証明」・・・「コンバット!」ギル・ヘンリー少尉役のリック・ジェイソン
「復活の日」・・・「ナポレオン・ソロ」「プロテクター電光石火」など数多くの海外ドラマに出ていたロバート・ヴォーンが上院議員役で。また、「マイアミバイス」のマーティン・キャステロ役のエドワード・ジェームズ・オルモスが南極観測隊の大尉役で出ています。
>≫同じく真田広之氏が出演していた「魔界転生」や「伊賀忍法帖」なども見たが、「魔界転生」で、沢田研二氏が演じた天草四郎が妖艶で物凄くインパクトがあった。沢田氏と真田氏のキスシーンでも話題になった作品ですが、本物の炎の中で撮影された柳生十兵衛と天草四郎の決闘シーンは、今見ても凄い。
>「魔界転生」は、沢田研二さん演じる天草四郎時貞が強烈でしたが、ラストの首だけになった天草四郎が「またいつか俺はよみがえる!」と柳生十兵衛
に告げるシーンは「続編に続くのではないのか?」な雰囲気を覚えますね。
角川映画というと、金田一耕助ものの映画を製作したイメージが強いですが、1990年に浅見光彦シリーズから「天河伝説殺人事件」を市川崑監督で
劇場公開したことを知ったときは「金田一耕助ものの次は浅見光彦シリーズの映画化を狙ったのかな?」と感じました。
>≫角川映画といえば、里見八犬伝の印象が強いせいもあるが、どうしても、薬師丸ひろ子さんをイメージしてしまいます。「野性の証明」「セーラー服と機関銃」「探偵物語」「Wの悲劇」などなど、数多く出演されていましたが、主演映画の主題歌は、どれも良くて印象強く残っています。
>薬師丸ひろ子さんといえば、原田知世さんや渡辺典子さんとともに角川映画に出ているイメージが強いですよね。
その中でも薬師丸さんがヒロインを演じ、悪役で峰岸徹さんが出演した「ねらわれた学園」は、「TRICK」の桂木弘章の回で阿部寛さんが「舞台あいさつに出る薬師丸ひろ子を見たいがために行列に並んだのを思い出すなぁ」と語るシーンに台詞として出ていたような気がします。
「ねらわれた学園」といえば、最近ではアニメ映画化されたそうですが、自分の中では村田和美さん主演の映画が製作されたイメージが強いです。
ジャスピオンのギルザも天草と同じことやっててびっくりしましたね(笑)。
>その中でも薬師丸さんがヒロインを演じ、悪役で峰岸徹さんが出演した「ねらわれた学園」は、「TRICK」の桂木弘章の回で阿部寛さんが「舞台あいさつに出る薬師丸ひろ子を見たいがために行列に並んだのを思い出すなぁ」と語るシーンに台詞として出ていたような気がします。
ねらわれた学園は、原田知世さんのテレビシリーズは微かに記憶がありますね。リメイク頻度の高い作品ですよね。
>≧大掛かりな炎上シーンと言えば、「伊賀忍法帖」では東大寺の炎上シーンがあったが、こちらも大迫力だった。出演者は大変豪華で、エログロシーンも満載、JACの豪快なアクションも楽しめるが、全体的にテンポが悪く冒頭は力強かった妖術師たちがあっさり城太郎に倒されてしまうところがちょっと残念だった。
>伊賀忍法帖といえば、福本清三さんが妖術師の一人・虚空坊役で出演されている作品ですね。
篝火を拉致した妖術5人衆が中尾彬さん演じる松永弾正を訪ねるシーンで弾正に「惚れ薬のレシピ」を語り、漁火と篝火の首をすり替えたり城太郎と戦う虚空坊を見ると「福本清三がここまで活躍する作品があるのか?」と感じました。
この映画、真田広之さんが突っ走ってきてメインタイトルになるファーストシーン→場面代わっての合戦シーンと言う場面転換も強烈ですが、「人はなぜ、戦うのかのう…なぜ、殺しあうのかのう」と流れるナレーションをバックに展開される合戦シーンを見ると魑魅魍魎な時代劇が始まる…と言う雰囲気が伝わってきました。
出演者といえば、篝火役の渡辺典子さん(手刀で竹を切って初登場して「忍法三日月剣を皆伝したな」と真田さんに褒められる姿は颯爽としていましたね)はこの映画でデビューされたそうですが、自分の中では角川アニメ映画「火の鳥」の主題歌や「真・仮面ライダー序章」のエンディングテーマを歌った人のイメージが強いです。
その他の妖術師は、「超電子バイオマン」のモンスターことストロング金剛さん(金剛坊)や「恐竜戦隊コセイドン」でモリ(コセイドン隊の隊員)を演じた佐藤蛾次郎さん(水呪坊)・ 「あぶない刑事」の「誘惑」で玉木みどりを演じた風祭ゆきさん(羅刹坊)と「大都会・闘いの日々」でタイムス記者の吉野さんを演じた浜田晃さん(破軍坊)が出ており、鎌を殺人ブーメランとして使う羅刹坊と口から吐く粘液を武器とする水呪坊の設定は忍者ものな雰囲気を覚えました。
また、妖術師以外では成田三樹夫さん演じる果心居士を刀で斬ろうとする柳生新左衛門役の千葉真一さんの姿や「首を挿げ替えられて篝火の体と一体となり、虚空坊に蘇生される」漁火を演じる美保純さんの設定も強烈ですが、「漁火の体をした篝火」を前に篝火の仇を誓う城太郎と「私は死ねない」と悲しむ漁火を見ると真田さんと美保さんの演技に魅了されました。
真田さんのアクションは「滝つぼで5人衆を前に一人戦う城太郎」や「火が燃える東大寺の中で戦う城太郎と虚空坊」が様になっていたり、田中浩さん演じる服部半蔵に「長い間お世話になりました」と出て行こうとする城太郎は復讐の鬼と化した印象を覚えますが、東大寺を訪れた弾正と篝火を虚空坊一味が襲うシーンも殺陣や東大寺の炎上シーンも圧倒されました。
福本さんと言えば、最近初主演した映画で主演男優賞を獲得されたそうですが、日本一の時代劇の斬られ役と言えば、真っ先にこの人を思い浮かべるし、すでに海外でも有名になられいますよね。
>出演者といえば、篝火役の渡辺典子さん(手刀で竹を切って初登場して「忍法三日月剣を皆伝したな」と真田さんに褒められる姿は颯爽としていましたね)はこの映画でデビューされたそうですが、自分の中では角川アニメ映画「火の鳥」の主題歌や「真・仮面ライダー序章」のエンディングテーマを歌った人のイメージが強いです。
未だに角川作品の常連と言うイメージですが、このデビュー作でいきなり一人三役を演じられていましたね。仮面ライダーアギトの劇場版や、去年は、ゴジラ関連の映画など特撮関連の作品にも出演されていましたね。
>その他の妖術師は、「超電子バイオマン」のモンスターことストロング金剛さん(金剛坊)や「恐竜戦隊コセイドン」でモリ(コセイドン隊の隊員)を演じた佐藤蛾次郎さん(水呪坊)・ 「あぶない刑事」の「誘惑」で玉木みどりを演じた風祭ゆきさん(羅刹坊)と「大都会・闘いの日々」でタイムス記者の吉野さんを演じた浜田晃さん(破軍坊)が出ており、鎌を殺人ブーメランとして使う羅刹坊と口から吐く粘液を武器とする水呪坊の設定は忍者ものな雰囲気を覚えました。
この映画の妖術師たちのイメージと、この後に公開された里見八犬伝の闇の軍団のイメージがすごくかぶると言うか、世界観や雰囲気が似ているような気がしました。
>真田さんのアクションは「滝つぼで5人衆を前に一人戦う城太郎」や「火が燃える東大寺の中で戦う城太郎と虚空坊」が様になっていたり、田中浩さん演じる服部半蔵に「長い間お世話になりました」と出て行こうとする城太郎は復讐の鬼と化した印象を覚えますが、東大寺を訪れた弾正と篝火を虚空坊一味が襲うシーンも殺陣や東大寺の炎上シーンも圧倒されました。
炎上する寺の中での真田さんのアクションは見応えありましたね。東大寺の炎上シーンはおそらく寺のセットを組んで燃やしたと思われますが、燃え方も美しくて綺麗な画になっていましたね。
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