10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
現在放送中の「仮面ライダーゼロワン」には『仮面ライダーバルキリー』という名の女仮面ライダーがレギュラーで登場していますが、平成と比べると数少ない昭和ライダーの歴史の中で、唯一の存在として活躍した女ライダーと言えば、
電波人間タックル
「仮面ライダーストロンガー」に登場したライダーシリーズ初の女戦士。テントウムシ(ナナホシテントウ)をモチーフにした改造電波人間。正式に仮面ライダーとしてはカウントされていない唯一無二の存在のタックルの必殺技と言えば、
『電波投げ』
電波エネルギーを衝撃波に変換して放ち、敵に触れることなく投げ飛ばす。衝撃波で敵をコロンと転倒させてしまうこの独特の必殺技もタックルの魅力の一つでした。岬ユリ子/電波人間タックルを演じた岡田京子氏が殺陣に不慣れであったために生み出された苦肉の必殺技であったそうですが、それが意外にもウケて人気になりました。目と口出しマスクのヒーローということもあってなのか実際に岡田京子氏が変身後も演じていたみたいですが、激しいアクションシーンは大野剣友会のスーツアクターが演じていたそうです。
タックルはライダーシリーズ初の女戦士であると共に、女ライダー初の殉職者となりました。シリーズ後半に登場したデルザー軍団の幹部ドクターケイトの猛毒によって不治の病に侵されたタックルがストロンガーを助けるために使用した技
『ウルトラサイクロン』
両手をチョップの形にして敵の両肩に叩きつけ、体内の電気エネルギーを振動波に変えて敵を超振動で内部から破壊する。それはあまりにも強力で、それを使った者自身も命を落とす程の威力である。これにより、タックルはドクターケイトを一撃で破壊された。名前からして一風ウルトラマンの必殺技のような名前ですが、この命がけの必殺技によってタックルは命を落としてしまったんですね。
その後、昭和のライダーシリーズには一切登場することがなかったタックルですが、「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」の中の「仮面ライダーディケイド 完結編」のエピソードに再登場しています。「岬ユリコ」という名の天真爛漫な女性が電波人間タックルに変身して、門矢士/仮面ライダーディケイドと行動を共にする。実はスーパーショッカーの怪人・蜂女との戦いで命を落としており、魂が実体化した存在での活躍でした。
ちなみに、プロデューサー・平山亨氏の構想案によると、死後にストロンガーと藤兵衛に再改造されて蘇るという展開も考えられていたそうです。ストロンガーが超電子人間ストロンガーになったように、「超電波人間」となったタックルの姿も見てみたかったですね(笑。
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