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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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往年のアクション刑事ドラマと言えば、陸のカーチェイス、空のヘリアクション、そしてもう一つ、海のボートアクションがありましたね。渡哲也氏が公安部特捜本部の鳴神刑事を演じた映画『ザ・ゴキブリ』では、鳴神と沖雅也氏演じる若手刑事が乗るボートが殺し屋のボートを派手に追いかけ回し、最後は、殺し屋のボートが大爆発していたが、さすが製作が石原プロだけあって、ダイナミックな映像だった。


同じくその石原プロが製作した『西部警察』シリーズにもボートチェイスが展開するアクション回がたくさんありましたが、地方ロケ以外で一番印象に残っているのが、西部警察PARTⅡの「謎の亡命者」。女科学者が開発した細菌兵器を狙う組織と大門軍団がボートに乗り、派手な銃撃戦を繰り広げた。団長が私服姿で犯人達の乗るクルーザーを操縦している珍しい姿も拝めましたね。他にも壮大なボートチェイスが展開させた刑事ドラマがたくさんありました。






『大追跡』

「ハイエナが集まった」



  


神奈川県警本部の特殊セクション『遊撃捜査班』の5人のメンバーの活躍を描いた「大追跡」の記念すべき初回のエピソード。初回は、はみだし者のメンバーが集結し、遊撃捜査班が誕生するまでの過程が描かれていたが、クライマックスは、水原(藤竜也)と滝本(柴田恭兵)が乗るボートが、犯人の男のボートを追跡するボートチェイスが展開します。滝本がボートの操縦を担当し、水原は、犯人に向かって銃を撃ち続けた後、犯人のボートにロープを引っかけて、それを持ったまま海に飛び込む。水原役の藤竜也氏と言えば、ベイシティ刑事でも海に飛び込み、犯人達のクルーザーを追うアクションを披露していましたが、もしかしたら、このボートアクションのオマージュと言うか、再チャレンジみたいなものだったのかも。物凄くエネルギッシュでしたね。






『ベイシティ刑事』

「湘南大捜査線! 危険な女」


  


ハマの名士の御曹司達が大掛かりな武器密輸グループを結成していると言う情報を聞いた小池と星野は、貿易会社社長の息子で、グループのリーダーの永井(阿部祐二)に近づき、彼の信用を得てグループに潜り込む。ビーチボーイズの「カルフォルニアU.S.A」の音楽をバックに、小池(藤竜也)がクルーザーから伸びるロープに捕まり、海に浸かりながら犯人達を必死に追い、星野(世良公則)はヘリに乗って、上空から犯人達と銃撃戦を繰り広げる。前述のベイシティ刑事のボートアクションですが、クルーザーとヘリがかなり接近しているショットがあったり、ビーチボーイズの音楽を流して軽い感じの演出になっているが、かなりのハードアクションで見応えがあった。小池が海に勢い良く飛び込むところもカッコ良かったですね。





『刑事貴族2』

「長良川大追跡」


  


刑事貴族の地方ロケ編。牧編では神戸、風間編では白馬、そして、本城編の刑事貴族2では、鹿児島に続いて2度目の地方ロケ・名古屋編です。名古屋に住むタク(宍戸開)の元恋人で女刑事の岡崎かおるがある事件の捜査中に万引き事件の容疑者にされてしまい、それを知ったタクがかおるの事件を調べるため、有給休暇を使って名古屋へ向かう。物語の中盤、刑事貴族2後期オープニング曲「HEART BEAT OF LIFE」が流れる中、タクとミノル(田中実)がどこで調達してきたのか不明だがクルーザーに乗り込み、犯人が乗るボートを追う。サブタイトルの通り、長良川でボートチェイスが展開していますが、途中、三重県桑名市から名古屋方面に架かる揖斐長良(いびながら)大橋と思われる鉄橋の下をボートが潜る空撮映像が見られます。





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アクション映画の世界もとりわけ高齢化の波が押し寄せている昨今。80年代に活躍したアクションスター達もすでに5、60代を超えて、ますます円熟味を増してきておりますが、その代表的な作品として思い浮かぶのは、やはり『エクスペンダブルズ』。シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーは、『大脱出』でも共演を果たしましたが、今年公開される『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』でもまたまた二人のコンビアクションが期待できそう。しかも、今回は、ついにと言うか、待ってましたと言うか『マッド・マックス』シリーズや『リーサル・ウェポン』シリーズのあのメル・ギブソンや、『インディ・ジョーンズ』シリーズのハリソン・フォードも参戦しているから、これまた一段と期待感が上がります。ハリソン・フォードは、今年72歳になりますが、2015年公開予定の『スターウォーズ・エピソード7』にハン・ソロ役で出演するし、インディジョーンズの5作目の話もあるそうなので、まだまだ活躍しそうですね。











エクスペンダブルズ1、2に出演したブルース・ウィリスは、残念ながら新作には出演しないとか。一部の情報によれば、降板の理由は、出演料を巡るトラブルらしいのですが、2作目も出番が少なかったし、ここに来てはぐれてしまうのはとても残念。ブルース・ウィリスと言えば、去年、久しぶりにダイハードの続編に出演していましたが、ダイハードに次ぐ人気シリーズになりそうなアクション映画が『RED』シリーズ。一作目の『RED/レッド』には、モーガン・フリーマンやリチャード・ドレイファス、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』シリーズのアーネスト・ボーグナインなど、名立たる名優が出演して話題になりましたが、二作目の『REDリターンズ』にも前作に続いてジョン・マルコヴィッチとヘレン・ミレンが出演し、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、イ・ビョンホン、アンソニー・ホプキンスと言う豪華な面々が出演していました。



REDとは、Retired Extremely Dangerousの略で、引退した超危険人物の意味。元CIAエージェントのフランク・モーゼズは、恋人のサラと平穏な生活を送っていたが、ある日、元相棒のマービン・ボッグスがあらわれ、自分達が何者かに狙われていることをフランクに告げる。フランクは、マービンの協力要請をことわるが、その直後、マービンの車が爆破されてしまう。マービンの葬儀に参列後、フランクは、FBIに連行され取調べを受けるが、その最中、弁護士に装ったCIA捜査官とその部下に襲撃される。



32年前の冷戦時代の極秘計画『ナイトシェード』の情報を巡り、CIAが雇った凄腕の殺し屋ハン・チョバイや、かつての仲間だったビクトリアに命を狙われるフランク。前作は、高齢の出演者の面々が華やかにド派手なアクションを繰り広げるという、まさしく高齢アクションムービーとも言うべきシブイ雰囲気が漂っていたが、今回は、フランクを狙う殺し屋役をイ・ビョンホン、ロシアのエージェント役をキャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じており、若い面々も多く、前作より高齢臭は感じなかった。ただ、若いと言っても、イ・ビョンホンやキャサリンでさえもう40代なんですよねえ。スタローンがランボー、シュワちゃんがコマンドーをやった時が30代後半だったのを考えると、やはり、30代の若いアクションスターがもっと出てきて欲しいところだが、最近は、中々突出した人がいないのが残念だ。



それはさておき、ダイハードと並び目まぐるしいアクションの連続のREDですが、リターンズも言うに及ばず、アメリカ、イギリス、フランス、ロシアを駆け回り、陸と空で壮絶な追撃戦が展開されていた。モスクワ市街での狭い路地に車が突っ込んで行くカーチェイス、殺し屋のハンがフランク達をハチの巣にするため、街中でガトリングガンを高速連射する場面は、中々の迫力。青いロータス・エキシージSのカーチェイスも圧巻。車が激しくターンする中、助手席に乗るビクトリアが両腕を横に伸ばし、両手に持った銃で追っ手の車を撃ちまくるスローモーションのシーンや、ロータスが走行中のトレーラーのコンテナの下を潜るシーンは、カッコ良かった。フランクが操縦する赤いメタリックのヘリとその追っ手の空中戦は、ちょっと物足りなく、さすがにあの墜落で二人が生きてるなんてことは、ありえないと思ったが(苦笑)、ダイハード並みにタフで不死身なフランク達なら、まあアリかなととりあえず自分の中でそう納得させた。



ナイトシェード計画の全容が最近のアクション映画でよく見る定番中の定番の設定だったのでちょっとガクっとしたが、32年間収容施設に幽閉されていた異常な物理学者のエドワード・ベイリー博士を演じていたのがアンソニー・ホプキンスだったので、ホプキンスの演技にうまく丸め込まれたと言うか、いや、もうこれ完全にレクター博士のパロディなのではないかと(笑)ニヤニヤしながら見てしまった。









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AXNで放送中の『HAWAII FIVE-0』シーズン4。シリーズ前半は、コノがファイブオーのメンバーから抜けて、アダムと共に中国に旅立っていましたが、中盤になってようやく復帰したようです。一部情報によると、コノ役のグレイス・パークが出産するため、コノの出番を減らしていたようです。一時期、グレイス・パークの降板の噂も流れていましたが、どうやらシーズン5の製作も決まっているようだし、今後もスティーブ、ダニー、チン、コノの4人のオリジナルメンバーで進んでいきそうです。


コノがメンバーから抜けている間、「ナイトライダーネクスト」で主人公のマイク・トレーサーを演じたジャスティン・ブリューニングが元海軍でキャサリンの元恋人のビリー役で出ていた。ビリーが新たにファイブオーの準メンバーになるのかと思いきや、早くも5話でキャサリンと不倫の調査中に射殺されてしまった。もう少し前面に出て活躍するのかと思っていたが、ひっそりと消えてしまったのが残念。そう言えば、同じくナイトライダーネクストでチャールズ・グレイマンを演じたブルース・デビソンは、シーズン2の「二人の母」に、FBI捜査官のキャリーを演じたシドニー・タミア・ポワチエもシーズン3の「ある一日」に、ダニーの元相棒の刑事役で出演していた。このようにファイブオーには、ナイトライダーネクスト出演者が結構ゲスト出演していますね。



その他、今期もまた多彩なゲストが登場していますが、13話の「チンの過去」には、「プリズン・ブレイク」のティーバッグ役でも知られるロバート・ネッパーが内部調査官役で出ていました。15年前、チンの父で警官のカム・トン・ケリーがコンビニ強盗犯に殺され、その犯人が発見される。犯人の男が麻薬カルテルのボスで、チンの妻・マリアの弟ガブリエルだったことから、犯人隠匿の疑いでチンが内部監察の取調べを受けることになります。



映画でもドラマでもワルを演じることが多いあのロバート・ネッパーが内部調査官役を演じているのは、とても新鮮でしたね。怪しさ全開の風貌で、ねちっこくチンを問いつめていくところなどは、いかにもネッパーらしいし、吹替えは、ネッパーのフィックス声優でお馴染みの若本規夫氏だったので、あの独特の癖のある話し方がたまらなく良いし、違和感なく(笑)見ることができた。シーズン2の最終回でデラーノに殺害されてしまったチンの妻・マリアを演じるレイコ・エイルスワースもゲスト出演していたが、ヘアスタイルのせいもあるが以前よりも若々しくなったというか、24のミシェル・デスラーを彷彿とさせるルックスに逆戻りしていた。15年前の殺人事件を振り返る話なので、レギュラー出演者が全員「若作り」をしているのが妙に面白かった。中でもおさげ髪にして20歳のコノ役を演じていたグレイス・パークは、とてもインパクトがあった・・・。



他にも今期は、「LOST」のハーリー役で有名になったホルヘ・ガルシアや、ダニーの母・クララ役でメラニー・グリフィスがゲスト出演するエピソードがあった。メラニー・グリフィスと言えば、個人的には、「ワーキング・ガール」のイメージが未だにあるのですが、やはり御歳を召されましたね。お母さんは、ヒッチコックの「鳥」や「マーニー」に主演していたティッピ・ヘドレンですが、お母さんも若い頃凄い美形でした。メラニー・グリフィスの最初の旦那だったドン・ジョンソンは、最近クエンティン・タランティーノの「ジャンゴ 繋がれざる者」に出演していたが、ドンもダニーかスティーヴの知り合いとか、元刑事の役で出演して欲しいなあ。




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初期戦隊で必ずあったエピソードと言えば、戦隊の秘密基地に敵が潜入する話。トッキュウジャーでも最近、シュバルツ将軍がトッキュウジャーの秘密基地とも言える烈車を乗っ取る話がありましたが、初期戦隊では、恒例行事だった記憶がありますね。




バトルフィーバーJ

「爆破寸前の大逆転」

銀行強盗の人質にとられたマサルをアシガラ星の金太郎が救う。マサルと金太郎は、仲良くなるが、金太郎の正体はエゴスのカラクリ怪人だった。マサルに接近すると共に、バトルフィーバー隊の秘密基地につながる地下通路を探り、自爆攻撃を仕掛ける計画を狙っていたのだ。だが、マサルと交流するうち、カラクリ怪人は、友情に目覚める。バトルフィーバー隊の基地に辿り着いたカラクリ怪人は、自爆装置を起動するが、マサルの必死の説得により、その回路を止める・・・。



エゴスのカラクリ怪人が宇宙人を装ってバトルフィーバー隊の連絡員・中原ケイコの弟・マサルに近づき、バトルフィーバーの基地に潜入する話。冒頭は、銀行強盗と警察の激しい撃ち合いから始まり、アクション刑事ドラマのような緊迫した雰囲気が漂っていた。巨大化して人間サイズになるところや、カクカクした体の動きがとても不気味なカラクリ人形の金太郎。マサルと友情を深めて行くところや、四郎達と戯れている場面は微笑ましかったが、やはり全編通して不気味だった。自分の正体がバトルフィーバー隊に感づかれるや、サロメを使って一芝居を打つなど、邪悪なエゴスの怪人らしいやり口を見せるが、最後は、「サラバ、トモダチ」と言う言葉を残し、マサルとの友情を示したところは印象的だった。


ビッグベイザーと呼ばれるバトルフィーバーの秘密基地は、海底の奥深くに造られており、その通路は、下水道やスナックのトイレなど様々な場所につながっているらしく、場合に応じてその場所を変えることができるようです。


金太郎がマサルのラジコンヘリを使ってバトルフィーバー隊を襲う場面は、この間見たハングマンのラジコンヘリ回を思い出してしまうが、当時は、特撮ものでもラジコンヘリを使った話を数多く見かけましたね。マサルと金太郎の顔って少し似てるような・・・。ちなみに、マサルの姉のケイコを演じているのは、現在、トッキュウジャーでグリッタの声を担当している日高のり子氏。




電子戦隊デンジマン

「虎の穴は逃走迷路」

ベーダーは、八百屋を営む礼子が黄山に想いを寄せていることを知り、その心を利用して黄山の暗殺計画を狙う。ベーダー怪物のメダマラーが乗り移った礼子が黄山に近づき、彼を礼子の虜にしようとするが、ことごとく失敗。しかし、メダマラーの本当の狙いは、礼子の瞳の中に入り込み、デンジランドへ潜入することだった。



デンジイエロー=黄山純のメイン回。ベーダーがメダマラーが乗り移る礼子を使って、黄山の暗殺を試みるも、黄山の実直な性格が功を奏してか計画は見事に空振り。礼子の瞳に入ってデンジランドの潜入に成功したメダマラーだったが、侵入者撃退用の秘密の通路に迷い込み、結局、デンジランドの本当の場所を見つけることはできなかった。デンジランドは、二重、三重のガードシステムがあるらしく、そう簡単には、見つけ出せないようだ。


デンジランドの外観は、巨大な岩山だが、その中には、最先端のメカで構成された秘密の要塞があり、そこにデンジタイガーが収納されている。バトルフィーバーの基地にも侵入者用の通路変更装置(移動式の壁を動かして本当の通路を隠し、別の通路を作る)みたいなものが出てきたが、デンジマンでは、延々と続く長い通路みたいな感じの不思議な映像になっていたのが印象的だった。




超電子バイオマン

「守れバイオベース」

有名な写真家の男になりすましたメカクローンが撮影した人物を操る「催眠カメラ」を使ってロケット研究所の所長を洗脳して研究所を爆破し、その後も次々と事件を起こす。事件現場付近で度々写真家の男を目撃したひかるは、カメラ助手を志望して、その男に近づくが、ひかるもカメラで撮影されてしまい、モンスター達をバイオベースへ案内することになる。



冒頭、カメラマンに扮したモンスターが公園にいる人達を撮影しようとするが、見ての通り、モンスターではさすがに恐れられると言うことで、プロのカメラマンに扮したメカクローンが作戦を実行。催眠カメラで操られたひかるが、モンスター達をバイオマンの秘密基地のバイオベースに案内しようとするが、ひかるの異変に気づいたジュンが間一髪のところでモンスター達の計画を阻止する。


バトルフィーバーやデンジマンと違い、こちらは、基地に潜入されるまでには至っていなかったが、戦隊メンバー自らが案内するところが印象に残った。ゴーグルファイブでは、ハイトロンエネルギーの力によって透明になったマズルカがゴーグルファイブと共にゴーグルクーガーに乗り込み、未来科学研究所の潜入に成功していたが、もし、モンスター達がバイオベースの潜入に成功していたら、どのような展開になっていたのか。そっちの展開も見てみたかったですね。ちなみに、バイオベースは、富士山の裾野の地下にあるそうだが、残念ながら基地のミニチュアは作られなかった。ネオグラードの外観もイラストだったし、その辺は、ちょっと物足りなかったですね・・・。




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子供の時は、すごろくでよく遊んだ思い出があります。子供向け雑誌の付録についていたすごろくを学校に持っていって、友達とサイコロを振りあってよく楽しんだものです。このすごろくの発展系のボードゲームと言えば、「人生ゲーム」。ファミコンが世に出る前は、家の中での遊びの主流はボードゲームで、ゲームセンター嵐をはじめ、いろんなものを持っていたが、定番中の定番と言えばやはりこれでしたね。サイコロの代わりにルーレットを回して、人間ピンをつけた自動車型のコマを進めて、自動車保険や火災保険、生命保険に加入し、職業選択、結婚、出産と、実際の人生に沿った様々なイベントを潜り抜けて、儲けたり損をしたり、色つきの札束をもらって騒ぎまくっていました。


ファミコンが出ると、みんなそっちに夢中になって、ボードゲームをやる回数も激減したが、当時は、意外にすごろく型のファミコンソフトがなく、なんで作らないのかなと考えていたところ、ハドソンが「桃太郎電鉄」というソフトを出してきた。プレイヤーが鉄道会社の社長になって、北海道から九州まで日本中の鉄道を走り回り、全国各地の物件を購入して資産を増やし、億万長者を目指す。このソフトが手に入るやいなや、友達が集まった時は、このゲームに夢中になりました。1作目は、1年が春夏秋冬の4ターンしかなく、サイコロを振り、最大4人のプレイヤーがそれぞれの目的地に向かって自分の列車を進め、止まった地点でまた2個のサイコロを振り、イベントを決定する。鉄道や各地の物件を購入し、収益額を増やして最終的に岡山にある桃太郎ランドを真っ先に購入した者が勝利者となる。


この桃太郎電鉄、以後ファミコンからゲーム機の変遷を経て、今までに20本以上の続編が発売され、四半世紀に渡る人気ゲームとなっているわけですが、私がやったことがあるのは、スーパーファミコンの時代に発売された「スーパー桃太郎電鉄DX」まで。最新のはビジュアルや内容も数段面白くなっているんでしょうが、1作目から5作目に当たるDXまでにも劇的な変化が見られた。1作目は、プレイヤーそれぞれ別の目的地に向かって列車を進め、地味に収益を上げていたが、DXになると、プレイヤー全員が一つの目的地に向かって列車を進めるようになった。一年が決算月の3月を除く12ヵ月・11ターンとなり、カードシステムが導入され、カードによって移動のスピードを上げたり、持ち金を増やしたり、逆に損害を与えられたり、別のプレイヤーに攻撃できるようになった。海路や空路にもマスが設けられ、サイコロの出た数で進められるようになった。



何より、このゲームを劇的に面白くしたのは、2作目の「スーパー桃太郎電鉄」から登場した貧乏神の存在でしょうか。誰かが目的地に到着した時点で、そこからもっとも離れた地点にいるプレイヤーの列車に貧乏神がとりつき、カードを2倍の値段で強制的に買わせたり、購入した物件を勝手に売り払ったりするなど、様々な悪さをする。3作目の「スーパー桃太郎電鉄Ⅱ」からは、この貧乏神がミニボンビー、そして最凶のキングボンビーに変身するようになる。このキングボンビー、サイコロを10個も使って、持ち金を一気に減らして、億単位の借金を背負わせるわ、カードは全部捨てるわ、サイコロで出た数だけ購入した高額物件を捨ててしまうわ、本当に無茶苦茶なやつだ。今まで結構いろんなゲームをやってきたが、こいつ程身震いさせられたキャラはいない。やることもえげつないが、見た目が白塗りの悪魔風メイクに、裸に安っぽいふんどしとマントスタイルって・・・。町で歩いてたら絶対捕まるよね(苦笑)・・・。登場するときの演出や、胸に迫る極悪なBGMがまた強烈に響いてくる。


キングボンビーが登場してからは、一秒たりとも貧乏神と一緒にいたくないと思うようになり、近くにいる別のプレイヤーの列車になすりつけたり、それがエスカレートして、なすりあいのバトルになったりもしたが、やはり何か一つは対抗手段が欲しい・・・。4作目の「スーパー桃太郎電鉄Ⅲ」から、ロボット研究所が登場し、そこで開発されたメカボンビーでキングボンビーを倒すことが可能になった。もうこれで怖いものなしだと思い、DXでもメカボンビーを準備したが・・・勝てない。なんと、キングボンビーが前作より強くなっていた。DXのロボット研究所には、メカボンビー以外にもプチキャノン、Bコロコロ、ヤマトザムライと呼ばれるカプセルロボが出てくるがいずれも勝率が低い。メカボンビーの改良型としてメカボンビーRXも登場したが、こいつを使ってもやはり負けたことがある。RXって、由来はやはりライダーBLACK RXから来てるんでしょうかね・・・(苦笑)。



桃鉄は地味に落ち着いてプレイできるファミコンの1作目もいいが、キングボンビーの出現に怯えながら日本各地を旅するスーパーファミコン版のほうも面白かった。最新作もまた機会があればやってみたいが、いずれもキングボンビー、あいつだけには絶対会いたくないものです(苦笑)。




ビンボーはいや!!




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往年のアクション刑事ドラマには、話の中で当たり前のように必ずカーアクションがありましたが、もう一つ定番としてヘリを使った話もよく見かけました。あの頃の刑事ドラマで一番印象に残っているのは、やはり『西部警察』シリーズ。地方ロケ編になると、必ず大門がヘリに乗って犯行現場に急行し、敵をバンバン撃ち殺していましたね。普通の話の時もヘリの登場率がかなり多く、その凄まじい空撮の映像に何度も圧倒させられました。西部警察以外にもヘリを使った話が展開する刑事ドラマがたくさんありましたが、その中から特に印象に残ったものをいくつかご紹介致します。







『太陽にほえろ!』

「東京上空17時00分」

ゴリ=石塚刑事は、3000万円の給料強盗事件を起こし、島で逮捕された犯人の倉田(風間杜夫)を警視庁の18号ヘリで護送していた。ヘリは、芝浦ヘリポートに到着するが、着陸寸前にヘリのパイロットが何者かに狙撃される。ヘリは、コントロールを失い急降下するが、ヘリパイロットの志願者だった倉田が操縦桿を握り、何とか安定飛行の状態に戻す。警視庁からの通信により、ヘリは、大井の13号埋立地に無事に着陸し、撃たれたパイロットが降ろされ、救急車両に搬送される。その様子を見ていた倉田は、野次馬の中にいた歌手の石井あかりの姿を見ると、突然ヘリを離陸させた。飛び上がったヘリにしがみつき、何とかコクピットに乗り込んだゴリは、倉田を説得してヘリを着陸させようとするが・・・。



  


太陽にほえろ!では珍しいヘリを全面的に押し出したエピソード。ヘリパイロットの志願者だった犯人がヘリを奪って東京上空を不気味に飛び回る。実機を使って、東京湾の海上を飛行したり、新宿の高層ビル群の周囲を飛び回る映像は、もう圧巻の一言。また、芝浦のヘリポートの場面では、ヘリがコントロールを失って、ビル屋上のヘリポートの間近で急降下するカットなどもあったり、中々の迫力だった。埋立地から離陸するヘリに、ゴリがしがみつくシーンを、ゴリ役の竜雷太氏本人が実際に体当たりで演じているところも凄かったですね。








『特捜最前線』

「特命ヘリ102応答せず!」

一週間前、東京で警官を殺した犯人・宇田川清(片岡五郎)が長野県南佐久町にあらわれたという情報が入り、特命課は直ちに吉野刑事を派遣する。銃撃戦の末、宇田川は逮捕されるが、その際、川で釣りをしていた少年が宇田川の銃で撃たれ、病院に運び込まれる。少年は、A+B-という特殊な血液型の持ち主で、東京にある同型の血液が届かない限り、手術ができなかった。特命課の紅林がヘリを操縦することになり、特殊血液を持つ看護婦も共に乗り込み、ヘリは離陸した。その直後、間違った血液が手渡されていたという通信が入り、紅林は、とある場所にヘリを着陸させ、正しい血液を持つ警察官の男(山本昌平)と合流する。しかし、警察官は、突然紅林に銃に向け、ヘリをジャックした。




  


特捜最前線も西部警察と同じく、よくヘリを使用していましたね。オープニングにも東京上空を飛行するヘリのカットがあり、この刑事ドラマの象徴になっているようにも見え、とても印象に残っています。と言うのも、特命捜査課には、ヘリ捜査の担当の刑事がいて、桜井刑事(藤岡弘)が最初その役割を果たしていたのですが、桜井刑事が一時特命課を離れた後は、紅林刑事(横光克彦)がその役割を担うことになったのです。桜井と同様に、紅林もヘリの操縦ができることから、今回の話では、彼がメインで活躍しています。ちなみにこの時すでに桜井刑事も復帰しているが、この話で桜井がヘリを操縦することはありませんでした。


特殊血液の運ぶ話は、他の刑事ドラマや、特撮ものでもたくさんあったが、この話のようにヘリを使ったものは、そう多くはない。ヘリでの血液輸送の話なので、空撮映像も多く、田舎の道を走るパトカーと、その上空を飛行するヘリのカットや、宇田川を乗せた護送車の前にヘリが着陸するカットなど、実機のヘリを使った壮大な場面が楽しめる。手術のタイムリミットが迫る中、特殊血液を乗せたヘリが目的地も不明のまま、長野の上空を延々と飛行し、紅林と犯人が緊迫したやりとりを続けるところや、ヘリとそれを追う特命課車両との追跡線も見応えがあった。病院に中々到着できず、焦る紅林が涙を流して犯人達に懇願するシーンも印象に残りました。




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