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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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アーネスト・ボーグナインが亡くなってからもうすぐ一年になりますが、追悼の意味もこめて、久しぶりに『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』シーズン3からドミニクにまつわる話を鑑賞しようとDVDを手に取った…のですが、シーズン3にドミニクがメインの話が少ない…。シーズン1や2には、ドミニクの老いをテーマにした話や、家族に関する話などがあったのですが、3からプロデューサーが代わってしまった影響もあるのか、そう言う登場人物の個々の深い話が全くなくなってしまい、ファミリー向けのわかりやすいエピソードばかりになっている。このシーズンになると、ドミニクもケイトリンもエアーウルフを操縦できるようになり、ホークは、ベトナム戦争で行方不明になった兄貴のことを忘れて、いつも楽しそうにしているしで、違和感半端なかったですが、エアーウルフのスカイアクションは、少々使い回しはあれど、まだまだ迫力のある映像が多かった。


と言うことで、今回は、『荒野のガンマン!!エアーウルフ被弾して黒煙を噴く(ANNIE OAKLEY)』を拝見。CIAが開発したコードネーム「マングース」と言う名のレーザー兵器が何者かに奪われ、アークエンジェルから依頼を受けたホーク達がマングースの奪還に向かう。オールド・シルバー・シティで開かれていた「ワイルド・ウエスト・ショー」と呼ばれるスタントショーの場で犯人達と接触するため、ホークは、女性スタントマンのアニー・オークリーに近づく…。


レーザー兵器にまつわるお話と言えば、ナイトライダーでも怪しげな忍者風の犯人達がレーザー兵器を使ってキットを破壊しようとする話がありましたが、エアーウルフもまた、マングースによって、大きなダメージを受けてしまいます。とかくSFチックなこの話ですが、ドミニクが結構活躍しています。まず、「ワイルド・ウエスト・ショー」にホークとドミニクが参加する場面。カウボーイの格好をした二人が西部劇の建物のセットの2階で激しい殴り合いをした後、ホークが落下すると言うスタントを披露する。そう言えば、サンティーニ航空は、ヘリでの運搬業務の仕事以外に、スタントマンの仕事もやっていましたね。シーズン2の「ミグ25を撃墜!!マグデンブルグ城攻防戦」の話の冒頭では、映画の撮影でホークとドミニクが乗っていた三葉機が飛行中にトラブルを起こして、小屋に突っ込み、二人は、あわや墜落死寸前だったが、今回は、ドミニクが段取りを間違えてホークを傷だらけにしていた。この場面のボーグナインは、ワイルドバンチのダッチを彷彿とさせる出で立ちだった。


ショーの小道具であるガトリングガンの修理を隠れ蓑にして、荷台にマングースを積んだトラックを走らせるラーソン。ドミニクは、車でそのトラックを追跡するが、ラーソンに気づかれ、ライフルで車のタイヤを撃ち抜かれてしまう。ドミニクの車は、道路脇の急勾配を勢いよく落下して横転し、大爆発…。しかし、爆発する前にちゃんと逃げ出していました。さすが不死身のドミニクです。


カール達が乗るトラックを追跡するため、ホークはバイクに乗り、ドミニクは、基地に向かってエアーウルフを操縦し、現場へ急行する。シーズン1の時は、引き込み脚を出さずに着陸しようとしたり、かなり老いが目立っていたドミニクですが、この頃になると、余裕綽々でエアーウルフを飛ばしています。カールがマングースで、ホークのバイクを狙い撃ちしますが、大ジャンプをキメて見せたり、華麗にレーザーを避けまくっているホークの運転テクニックが凄い(笑)。そして、そこへやってきたエアーウルフ。ドミニクは、脅かし程度にチェーンガンをトラックの後方に向けて連射しますが、その威力が半端ありません(苦笑)。


エアーウルフがカールのトラックに接近した時、マングースから放たれたレーザーがエアーウルフの右側のチェーンガン付近に当たる。サブタイトル通り、エアーウルフは黒煙を噴きながら、一時撤退。カールがエアーウルフに気を取られているうちに、ホークのバイクがトラックに近づき、ホークがトラックの荷台に乗り込んでカールと一戦交える。ドミニク、久々にやっちまったって感じですね。スキャナーと両方のターボが使えなくなってしまって、結構ピリピリムードになっていました。まあ、その後、ホークがエアーウルフを操縦し、見事レーザーを避けきってトラックの国境越えを阻止しましたから、結果オーライってことでしょうか。


この回のドミニクは、わりと見せ場が多くて良い感じでした。カール達のトラックをホークがバイクで追跡しているシーンでかかっているシルベスター・リーバイのBGMが凄く場面にマッチしていて良かった。








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最近、久々に地上派ドラマを2本ほど見ている。一つは、防衛省航空自衛隊の広報室の活動をコミカルに描いた『空飛ぶ広報室』。もう一つは、バディ系の刑事ドラマ『ダブルス~二人の刑事』。「空飛ぶ…」のほうは、航空自衛隊が舞台になっているのと、広報室長の柴田恭兵さん目当てで見始めた。トップガンみたいな戦闘機が飛び回るドラマではなくて、あくまで自衛隊の広報室に務める広報官達とそこへ取材に来ているテレビ局の女性記者の恋愛要素も含んだ所謂業界もの的なドラマ。アクション的な見せ場はないものの、恭兵さん演じる室長がどことなくユージを彷彿とさせるキャラクターになっていて、時々あぶ刑事ネタを披露したり、往年の刑事ドラマファンにも興味深い作品になっている。


「ダブルス」は、あぶ刑事路線を狙ったバディものの刑事ドラマ。タイトルは、おそらくスタローンの映画『エクスペンダブルス』から拝借したような感じだが、確かにあの映画に出てくるような逞しい肉体を持つ二人(伊藤英明×坂口憲二)が主人公になっている。毎回、二人が裸になってシャワーを浴びる定番のシーンがあったが、肝心のアクションシーンは、いまいち拍子抜け。確かに銃撃シーンもあったが、全体的に少なかったし、ラストの回で今井雅之演じる殺し屋と二人が銃で対決する場面が印象に残ったぐらい。もっと二人が肉体を酷使して、犯人と派手に争う感じのエピソードもあれば良かったと思うのだが、放送回数も少なかったせいか、肩透かしに終わってしまった感は拭えない。副署長役が風見しんごなど、元欽ちゃんファミリーもレギュラー出演していたが、過去にアクション刑事ドラマ出演歴のある俳優が上司役をやっていたり、キャスティングは、中々豪華であった。早くも全9話で終了してしまったが、やはり、こう言うドラマって、最低でも2クールはやらないと駄目ですね。ようやくキャストが意気投合してボルテージが上がってきたところで終了になってしまうのは、あまりにも非生産的。


ダブルスで橋爪功氏が署長役を演じていたが、以前にも署長役を演じたドラマがありましたね。今月ファミリー劇場で放送された『あいつがトラブル』。港街署に設置された失踪人課に所属するはみだし刑事達の活躍を描いたアクション刑事ドラマ。リアルタイム以来、全話見たが、かなり面白かった。あの頃は、今よりもアクションドラマが溢れていたし、とくに1980年代の後半以降は、あぶない刑事を筆頭におしゃれ&コミカル系の軽いタッチの刑事ドラマが数多く作られたが、あぶ刑事を超える作品は結局生まれなかった。あいつがトラブルもその流れを汲んだ刑事ドラマでしたが、視聴率は低迷し、全15話で打ち切りと言う形で終了している。自分の中でもあの時は、なぜか物足りない作品に見えていたのだが、見直したら結構ハマってしまった。


アクションは、やはり今のこの種のドラマよりも勢いがある。住宅街が建ち並ぶ狭い路地で車をかっ飛ばし、タイヤを滑らせながら交差点を曲がったり、横転シーンも多く、漫画みたいな派手な爆破や、結構際どいスタントシーンもあった。ストーリーもブッ飛んでるものが多く、とくにショーケン(萩原健一)演じる沖田の無茶苦茶な暴走ぶりが毎回痛快だった。二兆の拳銃を両手に持ち、絶叫しながら荒々しくぶっ放すシーンがカッコ良い。沖田って心臓が悪い設定だったのに、いつの間にかそれが無視されて、最後らへんはもうショーケンワールド全開って感じになっていた。


うじきつよし演じる猿渡哲が登場した9話辺りから、失踪人課のチームワーク力が上がったと言うか、テンションが変わった感じがした。最初は刑事役がぎこちなかった南野陽子もこの辺りから吹っ切れたのか髪形を変えて、ショーケンと良いコンビネーションを見せていた。当時、TBSのドラマと掛け持ちだったため、後半のエピソードで出演シーンが激減したと思っていた織田裕二だが、うじきつよし登場後も出演シーンが結構あった。ただ、最終回のラストのほうで全く顔を出していなかったのが残念だ。拳銃を撃ちまくる織田さんは今見るとかなり新鮮。


初回に、太陽にほえろ!にブルース役で出演していた又野成治が犯人役で出ており、さらに、スケバン刑事で南野陽子と共演した相楽晴子も出ていて、マカロニvsブルースと、二代目麻宮サキvsビー玉のお京の対立の構図が中々面白かった。大物俳優が犯人役でゲスト出演しているのも見所だった。レンタルショップ店員兼銃の密売人役で出ていた椎名桔平、織田さんに殴られまくっていた渡部篤郎、金髪ターミネーター・宇梶剛士、チンピラ役で出演するも、すぐに撃たれてほとんど出番がなかった豊川悦司など。当然ながら皆若かった。


OPテーマの「SHOUT」と久保田利伸が歌うEDの「MOVING TARGET」は今聞いてもカッコ良いし、BGMや英詞の挿入歌もアップテンポでノリの良い楽曲が多く、改めてサントラを聞いてみたいのだが、残念ながら、サントラは、発売されていなかったようだ。気になってる挿入歌が一曲あるのだが、ネットでどれだけ調べてもタイトルさえ出てこない。もう音源ないのかな。良い曲なのにもったいない。






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日本には、数多くのヒーローが存在し、今年もまた新たなヒーローが生まれているわけですが、ヒーローと同時に新たな敵も生まれる。特撮ヒーローの歴史、いや人類の歴史が続く限り、それは、永遠に続いていくのでしょうが、極めて印象に残ったヒーローもいれば、強烈なインパクトを残した悪のヒーローもいる。と言うことで今回は、「黒い悪」達にスポットを当ててみようと思います。


黒いダークヒーローの元祖とも言うべき存在であった『人造人間ハカイダー』。光明寺博士の脳と悪魔回路を持つ。キカイダーの破壊のみを使命とし、その邪魔をするものは、仲間のダークであろうと容赦はしなかった。スケルトン脳と目の下の稲妻模様など独特の風貌に、孤独な破壊者と言う存在感も相俟って、不気味さを醸しつつもとにかくハードでシブいキャラだった。高周波弾を発射するハカイダーショットと呼ばれる銃を左手で操り、白いカラスと名づけられた専用バイクに乗る。登場シーンでは、水木一郎氏が歌う「ハカイダーのうた」が流れる。同系には、『超電子バイオマン』に登場したバイオハンター・シルバもいたが、ハカイダーには、サブローと呼ばれる人間態も存在した。このサブローもジロー顔負けのクールなキャラでカッコ良かった。光明寺博士の脳を持つハカイダーに手を出せず、苦戦を強いられたキカイダーであったが、結局、ハカイダーに倒されることはなかった。ハカイダーは、キカイダーの次の作品『キカイダー01』にも出ていたが、人間態のサブローは登場していない。キカイダーでは、敏腕の殺し屋的なシブい存在だったのに、01の時は、最高科学者の脳を埋め込んだレッド、ブルー、シルバーの3人のハカイダーと手を組み、ハカイダー部隊を結成するも、01の破壊にことごとく失敗。挙句終盤近くになると、コミカルなキャラになってしまっていたのが残念だった。






『科学戦隊ダイナマン』に登場した闇の使者ダーク・ナイトは、42話に突如として登場し、敵なのか味方なのかはっきりとしないその怪しき存在と華麗でシャープな身のこなしが魅力的だった。額の結晶を光らせて、ダークソードを回転させながら闇に消える「ダークナイト闇の舞」、そして闇の中でダークソードを突く「ダークハリケーン」などの必殺技があり、超絶な強さの持ち主。『海賊戦隊ゴーカイジャー』の劇場版辺りに、シルバと同様に登場するのかと思っていたが、結局一度も現れることはなかった。ダークナイトと言えば、今では、バットマンのほうを思い起こす人のほうが大半でしょうから、ますます日陰の存在になりつつあるが、デザイン的にとても好きだったダークヒーローの一人です。ダークナイトにも人間態が存在…と言うより、それが本当の姿なのですが、ダークナイトの正体については、ここでは、あえて触れないでおきます(苦笑)。








ラストは、『巨獣特捜ジャスピオン』のマッドギャラン。暗黒の大巨神サタンゴースの息子であり、各々の惑星から部下達を呼び集めて組織するマッドギャラン軍団の司令塔。全身ブラックのメタリックに、所々イエローを配色しているデザインが、どことなくハカイダーっぽさを感じさせる。白銀のメタルヒーローであるジャスピオンに対して、悪側にもいよいよ黒いメタルを出してきたかと、テレビマガジンで初めてマッドギャランの写真を見た時は、物凄く興奮しましたね。しかも、人間態を演じているのは、ゴーグルブラックやダイナブラックなど、かつて戦隊ヒーローを演じた春田純一さんなので、アクション的にも期待できたし、最高の組み合わせだった。実際、ジャスピオンとマッドギャランとの対決シーンは強烈な戦いが多く、とくに29話の一騎打ちでマッドギャランがジャスピオンにソードを持っていた右腕を切り飛ばされ、コズミックハーレーで倒される場面がとても印象に残っています。地球にやってきた魔女ギルザの妖術によって復活するが、ギルザの登場以降は、ギルザやギルマーザのほうが圧倒的に存在感が強くなり、影が薄くなっていたのが少し物足りなかったが、ジャスピオンとの最終決戦でまた白熱の戦いを見せてくれた。








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声優の内海賢二さんが亡くなられました。1980年代は、毎日テレビでこの方の声を欠かすことなく聞いていた気がします。内海さんの声を初めて聞いたのは、アニメの『Dr.スランプ アラレちゃん』でしたが、映画や海外ドラマでも数多くの作品で内海さんの声を耳にし、楽しませてもらいました。


映画で有名なのは、『ロッキー』シリーズのロッキーの敵役のアポロ・クリード(カール・ウェザース)の声。『プレデター』でもカール・ウェザースが演じたジョージの声を担当されていました。低音ボイスの特徴を活かしてなのか、わりとあの時代は、ごつい感じの黒人俳優の声を数多く担当されていた印象があります。例えば、『プレデター2』のダニー・グローバー、『アイアン・イーグル』のルイス・ゴセット・ジュニア、『ゾンビ』のケン・フォーリーなどなど。個人的に印象に残っているのは、『スター・ウォーズ』シリーズのランド・カルリシアン将軍、『ブルース・ブラザーズ』のジェームズ・ブラウン。こうしてみるとやはり、黒人系の人達の声を数多く演じられていたんですよね。それら以外では、『U・ボート』の艦長役や、『ポリスアカデミー』のハリスも良かった。


海外ドラマでは、『宇宙大作戦』のチャーリー、『スペース1999』のドクターローランド。『俺がハマーだ!』では、主人公ハマーにおちょくられまくるトランク署長の声を担当されていました。ハマーの声を演じる羽佐間道夫さんとギャグや駄洒落をふんだんに盛り込んだハイテンションなセリフのやりとりが痛快で、毎回爆笑させてもらいました。『来来!キョンシーズ』では、デブ隊長役とナレーションも担当されていました。去年、リアルタイム以来、20数年ぶりに拝見したが、絶叫につぐ絶叫の演技、テンションの高いコミカルな演技がやはり面白かったです。


『ナイトライダー』でも多数のエピソードに出演されていました。この間紹介した「ビデオテープは死のサイン!芸能界潜入!マイケル歌手に!!(LET IT BE ME)」では、スティービーのマネージャーのポール役。一番印象に残っているのは、『ナイトライダー6(後半)激闘!善と悪2台のナイト2000!(TRUST DOESN`T RUST)』。この話は、キットのプロトタイプのカールが登場して、二台のナイト2000が対決するのですが、ナイト財団の倉庫からカールを盗み出すコソ泥の一人トニーを演じられていました。陽気なコソ泥がカールを使って犯罪を繰り返すうちに、どんどん人格が変わり狂暴になっていく。その様を迫力のあのボイスで小気味良く演じられていたのが大変印象に残っています。


でも、やはり私の中では、なんと言っても『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』のチャールズ・ヘンリー・モフェットの声。海外ドラマの中では、やはり、この役が一番インパクトがあった。モフェットを演じたデビッド・ヘミングスも十数年前に亡くなられているが、内海さんの声ととてもマッチしていた。ホークとモフェットの対決シーン…と言ってもホークとモフェットが直接対峙することはなかったので、セリフのやりとりが一切なくてちょっと残念だったのですが、変態染みた中年親父な感じが声にも凄く出ていて、こう言うマッドサイエンティスト的な演技もとても素晴らしかったと思います。


他にも数多くの海外ドラマ、日本のバラエティ番組やドラマのナレーションなど、幅広いジャンルでご活躍されていました。本当に色々と楽しませて頂きました。内海賢二さんのご冥福をお祈り致します。



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AXNで先月からスタートした「パーソン・オブ・インタレスト」シーズン2。シーズン1の時は、英語表記だったタイトルが、今シーズンからカタカナ表記に変わっています。英語じゃアピールしにくいからなのでしょうかね…。まあそれはさておき、初回「緊急プラン」から波乱含みの展開で始まったシーズン2。マシンの開発者フィンチが天才ハッカーのルートと呼ばれる女に誘拐されてしまいます。ルートの目的は、フィンチからマシンの在り処を聞き出すこと。リースがフィンチを救出しようと街中に設置されている監視カメラの向こう側にいるマシンに必死に呼びかける。あらら、このマシン、とうとう「自己」を持ち始めたのか?かなり優秀な人工知能が備わっていると見ればいいのでしょうか。そのうちキットみたいに喋り出すんじゃないか?(苦笑)。そろそろマシンじゃなくてちゃんとした名前をつけてやって欲しいわ。


リースの言葉にマシンが反応し、彼のそばにあった公衆電話が鳴る。リースが受話器を取ると、マシンがいくつかの単語を伝えてきた。リースがその単語を調べていくうち、それが社会保障番号のヒントになっていて、その社会保障番号は、レオン・タオのものと判明する。しかし、その人物は、フィンチとは全く関わりのない人物であった。どうやらフィンチは、マシンに自分以外の危険な状況下にある人達の情報を最優先するプログラミングをしているらしい。レオンは、大金を盗んでネオナチに命を狙われているらしく、リースは、フィンチのことはひとまず置いて、レオンの護衛に当たる。ネオナチのメンバーをあっという間に容赦なく撃ち殺したり、部屋の中から窓の外へポイッと軽く放り出したり、今シーズンもターミネーター張りの超人的な活躍を見せるリース君。ファスコは、もはやリースの相棒と言うよりは、部下的に存在になりつつありますね…。リースに仕事を依頼されてもすぐにドジ踏んでるようでは、リースの足を引っ張るだけ出し、なかなか相棒のような関係にはなれないか。


フィンチ救出編の後編に当たる第2話「欠陥」では、ルートの正体がいよいよ明らかになる。リースの必死の訴えに動じたのか、マシンが誘拐犯に関する情報を伝えてきた。ナイトライダーでも洗脳されたキットがマイケルの必死の説得によって、洗脳が解けてしまう話があったが、マシンも人間の感情に反応できるようになったんですかね。1991年にテキサス州で行方不明になった少女・ハンナがルートだと確信したリースは、カーターと共にテキサスへ急行する。ハンナの父親の話で、クレジット会社から今でもハンナ宛ての郵便物が届いている事がわかり、ハンナともう一人トレント・ラッセルと言う男の共同名義で口座が開設されていたことも判明する。その口座には、麻薬ディーラーから奪った10万ドルが入金されていた。図書館職員のバーバラの自宅から「アルジャーノンに花束を」の本が16冊見つかる。それは、毎年同じ日、ハンナが失踪した日に贈り届けられたものだった。そして、その本は、ハンナが図書館で最後に借りた本であった…。


「アルジャーノンに花束を」の本をヒントについに真犯人を突き止めるリース達。一方、フィンチは、監禁されている間、ルートからマシンのことをしつこく聞かれるが、何とか押し黙っている感じです。フィンチと同じくマシンの情報を知るデントン・ウィークスに対しては、やや荒い拷問をするルート。フィンチには直接危害を加えず、情報を得るために見ず知らずの人達さえも簡単に殺してしまおうとする中々恐ろしくて手強い女ですが、もしかしたらルートは、本当にフィンチの相棒になりたいのかもしれませんね。リース君は、宅配業者に変装して警察に乗り込み、あっという間に調書を盗み出したり、いつもながら仕事が早い。監視カメラに語りかける姿がまた一際様になってきたリース君。今回は、一瞬マイケル・ナイトに見えたよほんと(笑)。リースとルートの直接対決も早く見てみたい。








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先月チャンネルNECOで放送された『ゴキブリ刑事』。渡哲也氏が一匹狼の刑事を演じるまさに、黒岩・大門の原点とも言える刑事ものの映画でした。1973年に公開され、東宝と石原プロモーションの共同制作。製作に石原裕次郎、小林正彦、カースタントは、三石千尋とマイク・スタントマンチームが担当し、もはや言うまでもなく、後の石原プロのハードアクション刑事ドラマを生んだ名立たるメンバーがそろっています。共演者も、太陽にほえろ!や西部警察でもよく見た顔ぶれがそろっていました。


この作品で言う「ゴキブリ」とは、暴力団の意味。ゴキブリ狩りに執念を燃やす「ゴキブリ刑事(デカ)」と呼ばれる鳴神涼は、相棒の武井とともに、暴力団・鮫島組が絡んだ事件を徹底的に追い続ける。やがて、自分が勤める神栖警察署にも鮫島組の手が回っていることに気づいた鳴神は、意を決して、孤高に鮫島組に最期の戦いを挑むのである…。


渡さんは、角刈りにグラサンに、細身のスーツ姿、そしてグラサンをはずすととにかく眼光が鋭い。すでに、この作品で、黒岩・大門ルックを確立していたんですね。ただ、やはり、時代なのか、もみ上げがやや長い感じです。鳴神の相棒・武井刑事役を演じているのは、太陽にほえろ!や刑事貴族でベテラン刑事役を演じた地井武男氏。渡さんと地井さんと言えば、最終回前の太陽にほえろ!でも共演していましたが、この二人が相棒を組むのは、今見ると中々新鮮な印象を受けます。短髪じゃない地井さんがこれまた新鮮。鮫島組の組員・メリケンの鉄役てせ苅谷俊介氏も出ているのですが、床屋のシーンでは、鳴神に本当に眉毛を剃られてしまったり、当時からすでに体を張った演技を見せていてびっくりしました。そう言えば、大都会では、苅谷さん演じる弁慶が黒岩に殴られて海に転落してしまう場面なんてのもありましたが、あれも強烈でしたね。取調室の拷問シーンも半端ない。





カーアクションの担当は、三石千尋とマイク・スタントマンチームと言うことで、後半は、スケールのでかいアクションが続きます。4台のトラックが並列で公道を走り、さらにブルドーザーもあらわれて鳴神の乗る車を追いかけ回したり、土砂置き場に追い込まれた鳴神の車がクレーンで吊り上げられてしまうなど、西部警察と比べるとややテンポが悪い感じはしたが、中々緊迫感があった。やはり、一番の見せ場は、鳴神が運転するブルドーザーが、鮫島組が出入りしている二階建てのプレハブをシャベルで土台ごと持ち上げて、プレハブを豪快に破壊してしまうシーン。今は、どうか知らないが、当時のプレハブは、あんな簡単に持ち上がってしまうんですね。撮影のためにプレハブの中は、あらかじめスカスカな状態になっていたのかもしれませんが。



それにしても、この時代(1973年)の日本ってまだまだ未発展な感じで、建物も少ないですね。異国情緒な雰囲気もあり、アメリカ映画で出てくるような荒野とか画になる場所も一杯あって、ほんと同じ国とは思えない(苦笑)。


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