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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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ナイトライダーネクストは、すでに全18話視聴完了。思っていたよりマスタング=ナイト3000のシャープな走りは良かったのですが、ナイトライダーの名物でもある実車を使ったジャンプシーンがなかったのはとても残念だった。オリジナルのほうは、毎回必ず2度3度ジャンプシーンがあり、ズバ抜けた迫力のジャンプをしていた。今回は、数ある名ジャンプシーンの中からとくに印象に残った場面をご紹介致します。



「刑務所脱獄!復讐の時限爆弾を探せ!!(BROTHER`S KEEPER)」

市の中央部にミノタウロス爆弾を仕掛けた爆弾犯が第2級殺人の罪で服役中のピーター・マッコードの釈放を要求してくる。FBIからの依頼を受けたマイケルは、刑務所に潜り込み、マッコードを刑務所から脱獄させる。マイケル達を刑務所から脱出させるため、ナイト2000がナイト財団のトレーラーから自動走行で車道に下りて出発→刑務所の壁を飛び越えるため、ターボブーストを点火→警備員から激しい銃撃を受ける中、マイケルとマッコードがナイト2000に乗り込み、再びターボブーストで刑務所の壁を飛び越え、外の車道へ着地→脱獄を嫌がるマッコードが無理矢理ハンドルを操作して車を止めようとするが、オートクルーズモードが作動して走行が安定する…。




  

と、この一連のカーアクションシーンが物凄くカッコ良くて印象に残っている。このターボジャンプシーンは、シーズン2のOPにも使用されていますが、ジャンプする直前と着地シーンは、実車を使い、肝心のジャンプは、ミニチュアで表現されています。ミニチュアなんですが、刑務所の敷地の中へ着地した時のタイヤのバウンドなどなかなかリアルに表現されていて、見応えがある。また刑務所の外へのジャンプしてからの実車を使った着地も迫力十分。カットごとに変化するブースト音や、画面の動きに合わせて演奏されるオーケストラのBGMの相乗効果もあり、ナイトライダーを象徴する最高のジャンプ演出になっていた。



「ビデオテープは死のサイン!芸能界潜入!マイケル歌手に!!(LET IT BE ME)」

ロックバンドのギターリストの死の謎を追って、マイケルがバンドに潜り込むため歌手デビューを果たし、元恋人スティービーと共に、犯人探しをするエピソード。当時、マイケル役のデビッド・ハッセルホフとスティービー役のキャサリン・ヒックランドは、実際に結婚しており、劇中のステージでは、演技を通り越して二人の息の合ったライブパフォーマンスを披露している。何者かに命を狙われているスティービーのボディガード役を引き受けたマイケル。ミュージックビデオの撮影中に、マイケルとスティービーが乗っていた黄色い車のブレーキが突然利かなくなるハプニングが発生。踏み外せば、転落死確実の崖際の坂道を制御不能の車が猛スピードで走り下りていく。そして、マイケル達を救うべくキットがマイケル達の元へ急ぐ。猛追して二人の車の背後にやってきたナイト2000が勢い良くジャンプして、車の前に着地、体当たりで車を止める。




  

このジャンプシーンでナイト2000は、マイケルとスティービーが乗る車の上を飛び越えていますが、もちろんこれは実車が使用されています。面白いのは、マイケル達の車からの視点でナイト2000の豪快なジャンプをとらえた映像があること。CG全盛の今なら容易に作りだせる映像かもしれないが、車のカメラ(カメラマンが後ろに乗りこんでいる)がその頭上を飛び越えていくナイト2000をしっかりとらえているカットが何気に凄かったりする。役者はおそらく代役の人達だと思うが、頭上を飛んでいるナイト2000にびびったのか、スティービー役の人が思わず身を屈めてしまうリアクションがなんとも生々しくて印象的。当時のスタッフの心意気と言うか、こだわりが垣間見えるジャンプシーンだった。


今回は、シーズン2オンリーでしたが、いずれ別のシーズンのジャンプシーンの話もご紹介致します。



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何気にゲームBGMを聴くのにハマっている。ファミコン版以外にもアーケード版のものもよく耳にします。とくにアーケード版のほうは、今まであまり聴いたことがない曲が多くて新鮮。たまにファミコン版のものと聴き比べながら楽しんでいます。


今まで一番印象に残っているファミコンのBGMは色々ありますが、例えば、シューティングで真っ先に思い出すのは、コナミのグラディウス。横スクロールのシューティングゲームで、アーケードで人気が出て、後にファミコンソフトも発売されたが、ステージごとにBGMが変わるのが特徴でした。ハドソンのスターフォースやスターソルジャーみたいに、自機がパワーアップすると、BGMが変わるパターンや、ジャレコのアーガスみたいにボス戦を除いて、ずっと同じBGMが鳴りっぱなしのもの、ナムコのギャラガやゼビウスみたいな効果音だけでBGMが鳴らないものなどもあったが、ツインビーなどとくにコナミのシューティングゲームの音楽は、多彩で数々の名曲があったと思います。


グラディウスの1面で使用されている「Challenger 1985」と名づけられているBGMのファミコン版とアーケード版を聴き比べてみた。アーケード版のほうは、サラウンド感たっぷりで聴き心地良いが、スローテンポでリズム感もいまいちしっくりこない。やはり、ファミコン版のメロディのほうが聴き馴染みがあるし、リズムもテンポも抜群でカッコ良いと改めて感じた。不気味な細胞の塊が続々画面に現れて、細胞から伸びた触手が襲い掛かってくる5面ステージの「Mazed Music」と呼ばれるBGMも好きな曲ですが、アーケード版よりもファミコン版のほうが不気味さが出ていて、こちらもファミコン版のほうが印象に残る。そう言えば、このステージ、スローモーションがかかったような画面になってやたら動きが鈍くなるんですよね…。故障かなと思って、思わずカセット抜いて確かめてしまったことがあった…(苦笑)。


グラディウスの続編に当たる沙羅曼蛇(サラマンダ)も音楽が素晴らしくて、曲を聴くためにプレイしまくったゲームの一つでした。とくに1面のステージで鳴り続ける「Power of Anger」と言うタイトルのBGMが好きでそれを聴き続けたいがために、次のステージに中々進めなかったと言う(苦笑)。しかし、この曲に関しては、アーケード版のほうが印象に残る。左右の旋律が織り成すハーモニーが絶品。ファミコン版も良いが、今聴くと少し物足りない感じがした。MSX版も音の響きが美しく耳に残る。これの10年後に制作された沙羅曼蛇2のPower of Angerのアレンジは、パワフルかつ迫力があって、凄く聴き応えがあった。ゲームそのものは、未だにプレイしたことがないが、機会があればぜひプレイしながら今一度音楽に酔いしれたいものです。









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いよいよ来月からCS/スカパーでスタートする『ゴリラ警視庁捜査第8班』。初回は、台北・フィリピンを舞台に、警視庁捜査一課が極秘裏に組織した「第8班」のメンバーが国際強盗団に誘拐された日本の大手企業の重役夫婦達を救うべく、決死の作戦を繰り広げる。『西部警察』の最終回から4年半後の1989年4月、再びテレ朝の日曜夜8時に石原プロのアクションドラマが帰ってきた。しかも、初回は、西部警察ではなかった海外ロケ。フィリピン政府全面協力の下で、日本のドラマでは、考えられなかった大スケールなサバイバルアクションが展開した。それ以後、海外でこのような大掛かりなアクションドラマは作られていないし、現時点でもこの記録は、打ち破られていない。


当時のテレビ界は、所謂トレンディドラマ全盛の時代で、刑事ドラマも変革の時代に入り、西部警察のような派手なアクションや特捜最前線のような硬派な社会ドラマを売りにしたものよりも、あぶない刑事のようなファッション性や軽いトークを重視したものや、はぐれ刑事純情派のような人情路線ものが好まれた時代。そんな中で、西部警察の夢をもう一度と毎回ハードなアクションが展開する刑事ドラマが復活。厳密には、刑事と言うよりも、警察の裏組織=「特殊部隊」と言うイメージが強かった。当時は訳あって病院のテレビであの初回を見たのですが、痛みも吹っ飛ぶほど大興奮したのを覚えています。


第2話からは、当然のごとく日本で様々な作戦が展開するわけですが、西部警察のような派手な爆破、カーアクション、銃撃戦、特殊車両の登場に加えて、やはり時代のニーズに合わせてか、あぶ刑事のようなおしゃれな会話や音楽、ファッション性が加味された感じの作風になっていました。残念ながら西部警察のように長くは続かず、一年で終了してしまいましたが、前半期は、このようなアクション路線が展開し、西部警察と同じく数々の地方ロケも行われました。


後半期は、あまり見ていなかったので、今の目線でもう一度今回の放送を楽しもうと思っているのですが、ファミ劇のHPを確認すると…おや、18話が欠番になっている。そんなやばい展開のある話なんてあったけ?と不思議に思ったが、サブタイトルは、「ゴリラの熱い一日」。一体どんな話だったんでしょう…。



 
【内容】原爆製造をたくらむ国際的な爆弾製造グループを追うゴリラ。伊達達は、取引現場に現れたグループの主犯格・望月を捕まえるが、その時突然、何者かに襲撃され、プルトニウムを積んだトラックが奪われた。伊達は、トラックのコンテナの後ろに飛び乗るが途中で振り落とされて気絶。そのまま、犯人に拉致され、爆弾つきのプルトニウムと共にコンテナの中に閉じ込められてしまう。犯人は、現金2億円を要求。風間達は、奪われたプルトニウムの放出阻止と伊達を救うため、取引現場の横浜に向かう。




と言うことで、やはり放射能絡みの内容だったようです。まあ、放送当時は、日本であのような深刻な原発事故が起こるなんて誰も想像すらしてなかったと思いますし、時代は、バブル真っ只中でしたからね…。核爆弾を扱った話なら西部警察にもあったけど、あちらは、ウランだったかな…。何か誤解を招くようなセリフのやり取りか表現があったのか。確かに伊達がプルトニウムをネタに軽いジョークを飛ばしてはいるが、それほど気になるものでもない。怪しいのは、ラストのゴリラのアジト(会議室)でのやりとりか…。


 

この話、横浜の山下公園やマリンタワーで撮影されていたり、風間が犯人に振り回されて、銀行強盗をやった挙句、時速20km以下になったら爆発する爆弾がセットされたトラックに乗って暴走したりと、結構緊迫感のあるお話で個人的には面白かったんですが、んー残念。ちなみに、望月を演じているのは、遠藤憲一氏。当時は、あぶない刑事や刑事貴族など、刑事ドラマで犯人役をたくさん演じられていましたね。





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『アキバレンジャー』シーズン痛(ツウ)。公認戦隊の歴史を守るため、妄想世界で珍妙なバトルが続いておりますが、歴代戦隊の小ネタを混ぜ込んだストーリー展開やアクション、ひみつきちのセットやゲストの豪華さ、毎回変わるエンディングなどなど公認戦隊よりも巧みで、豪華に見えてしまう。今のところ、ロボ戦がほとんどないのはまあいいとして、やはり、カー将軍のコスプレをしているツー将軍が良い味出していますね。


カー将軍と言えば、『科学戦隊ダイナマン』に登場した敵幹部。ジャシンカ帝国の幹部であり、進化獣やメカシンカを作る科学者だった。カー将軍を演じた石橋雅史氏は、極真空手の有段者であり、映画やテレビドラマ他、『仮面ライダースーパー1』の初回と第2話でも、ファイヤーコングの人間態・空手家の猿渡剛介役としてその腕前を披露されていました。戦隊シリーズでは、4度に渡り敵幹部を演じ、それぞれにおいて迫力の演技と絶大な存在感を見せていた。当時は、刑事ドラマの犯人役や時代劇の悪役でも度々見かけましたが、一番印象に残っているのは、やはり戦隊シリーズの幹部役。



『ジャッカー電撃隊』のアイアンクローは、犯罪組織クライムの首領。大きな毛むくじゃらの頭にインパクトがあり、とにかく不気味。作戦に失敗した部下は、右腕の鋼鉄の爪を使って容赦なく処刑する。








『バトルフィーバーJ』では、サタンエゴスに仕える神官ヘッダー指揮官を熱演されていた。当初は、『仮面ライダー』の地獄大使など数々の特撮作品に出演された潮健児氏がヘッダー指揮官役を演じていたが、番組スタート直後に覚醒剤所持容疑で逮捕されてしまったため、急遽石橋氏が代役を務めることになった。放送当時は、石橋ヘッダーは、第9話から登場しているが、以後のテレビ放送やDVDなどでは、潮ヘッダーの登場するシーンは、全て石橋ヘッダーの映像に差し替えられている。ただし、第4話は、石橋氏がベンガルの虎と言う別役で登場しているため、その回と第6話だけは、潮ヘッダーのままの映像になっている。








『高速戦隊ターボレンジャー』暴魔博士レーダ。カー将軍と同じく、敵組織(暴魔百族)の頭脳的存在の幹部であり、アンモナイトの化身。レッドターボと対決し、倒されてしまったため、30話までの登場となった。戦隊10周年(秘密戦隊ゴレンジャー・ジャッカー電撃隊を含まない)を記念した特別番組『10大戦隊集合 頼むぞ! ターボレンジャー』に冒頭から登場し、強大な存在感を見せていた。









最近の公認戦隊は、迫力のある中年層の顔出し敵幹部が出てこないのが残念。アキバレンジャーシーズン痛には、ゴレンジャーやチェンジマンなどのナレーションを務めた田中信夫氏や、しょこたんならぬちょこたんなども登場していたが、はたしてカー将軍の姿で石橋氏の登場あるか…!!!?。




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AXNで放送中の『Hawaii Five-0』シーズン3は、現在7話まで進行中。最近のアクションドラマの中では、かなり勢いがあるこのドラマですが、シーズンを重ねるごとにストーリーもアクションもダイナミックになっているし、Five-0メンバーもワイルドかつパワフルになっている感じがします。



ダニーメイン回の第6話「ある一日」は、中々印象深い話だった。テロ事件の容疑者の男を追跡していたダニーは、銃撃戦の末、何とか男を確保する。しかし、男の体には爆弾が巻きつけられており、動きを察知する赤外線がダニーの体に照射されて、ダニーも身動きがとれなくなってしまう。爆弾を解体する間、ダニーの気を紛らわせるために、スティーブは、11年前(2001年)のニューヨークの出来事を話すようダニーに促す…。



11年前の出来事…それは、ダニーが相棒のグレイスとある倉庫に踏み込み、そこでドラッグディーラーの二人の男に捕まり、監禁されてしまった時の話。犯人達は、ダニー達を椅子に縛り付けて激しい暴行を繰り返し、自分達の居場所を教えた人物の情報を聞き出そうとするが、二人は、それを拒み続ける。やがて、グレイスが撃たれ、ダニーも鉈(なた)で腕を切り落とされそうになるが、その時、外から大きなサイレンの音が鳴り響き、一人の男が様子を見に行った隙に、ダニーは、もう一人の男を倒して、その男の銃でもう一人の男を撃ち、何とか危機を乗り越えた。しかし、その時、すでにグレイスの息はなかった。ダニーは、外に出て、目の前を横切っていく数台のパトカーや救急車に助けを求めるのだが、一台も止まろうとしない。その数台のパトカー達が向かっていた先は・・・。



そう、その日は、あの9.11。パトカーや救急車は、WTCのツインビルに向かっていたのだ。そして、現在、中々進まない爆弾の解体作業。ダニーは、スティーブ達にその場から離れるよう指示を出すが、スティーブは、離れようとしなかった。爆発寸前のところで、爆弾処理班がワイヤーを切り、見事解体成功する。



現実で起きたニューヨークのテロ事件と話の中のテロ事件がリンクしていたなんて…二人の犯人を倒し、命からがら倉庫から出てきたダニーが空を見上げた瞬間、あの恐ろしい黒煙が空に舞い上っている場面が物凄く印象に残った。もしあのパトカーのサイレンがなければ、ダニーは、命を落としていたかもしれないし、しかし、あの場所では、たくさんの人々がテロ事件の犠牲になり、そして相棒の命も奪われた…。なんとも皮肉と言うかやるせない意外な結末に呆気を取られた。そんな過酷な経験をした故に、ダニーは、自分の娘にかつての相棒の名前(グレイス)をつけたわけですね。現在と過去が激しく交錯する構成がとられているので、初見では、わかりにくいところもあったが、中々面白かった。



ちなみにダニーのかつての相棒の女刑事グレイス役は、『ナイトライダーネクスト』でFBI捜査官のキャリーを演じていたシドニー・ターミア・ポワチエ。ネクストでも結局再起不能と医者に言われて、途中でレギュラーから消えてしまったが、今回のこのグレイス役もなんだか、キャリーの二番煎じみたいで、後味の悪い役どころに見えてしまった。


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007シリーズ23作目『スカイフォール』。前作の『慰めの報酬』から早4年。ボンド役がダニエルクレイグに代わってからシリーズのイメージも様変わりしたと言うか、極めて作りがシリアスになった。ロジャー・ムーア時代の遊び心満載のユニークな仕掛けやボンドカーによるアクションも見かけない。超人のような不死身さを持ちつつも、どこか人間味を失わない情熱的なジェームズ・ボンドと言った印象があります。


NATOの工作員の情報が入ったハードディスクが何者かに奪われ、そのディスクを取り戻すため、新人女性エージェントのイヴと共にトルコの町で作戦を展開するジェームズ・ボンド。フランス人の傭兵パトリスを追って、街の中で凄まじいカーチェイスとバイクアクション、列車の上での猛烈な格闘などのっけから激しいアクション。しかし、イヴの誤射によってボンドは、被弾し、真っ逆さまに峡谷に落下して行方不明になってしまうと言う衝撃的な展開から物語が始まる。


情報漏洩の責任を取らされ、更迭寸前のMのコンピュータが何者かにハッキングされ、MI6本部が爆破された。死んだと思われていたボンドは、無事で数ヶ月間安全な場所に身を隠していたが、その知らせを耳にして、Mの元へ戻り、職務復帰を果たす。上海でパトリスを見つけるも、黒幕の正体を掴めなかったボンドは、パトリスの所持品を手がかりにマカオへ向かい、セヴリンと言う女性と接触。セヴリンを監視する謎の集団と戦うが、船の上で彼女と共に囚われの身になってしまう。到着した島で黒幕のラウル・シルヴァと顔を合わすボンド。シルヴァは、MI6の元エージェントで、香港で活動中に中国当局に捕らわれ、Mに見捨てられた事を根深く恨んでいた。


後半から、ボンドとラウルのクールな対決が描かれますが、ラウル・シルヴァ役のハビエル・バルデムは、中々インパクトのある濃いフェイスです。この映画のために金髪にしたらしいですが、ちょっと浮いている感じが絶妙な雰囲気を醸し出していて良い。そして、中盤には新しいQが登場している。一気に若返りましたが、初代Qを演じたデスモンドを全く彷彿とさせないところが逆に新鮮であり、少し物足りなさもあるが、この映画の中では、唯一ユニークな場面だった。


ところで今回のボンドガールは、一体誰になるんでしょう。冒頭でボンドに誤射したイヴなのか、それともボンドの案内役をつとめたセヴリンなのか。公式では、一応、セヴリンということになっているけど、それにしては、途中で殺されるし、出番も短いし、いまいち印象に残らないボンドガールだった。まあ、今回は、ラウルの標的にされて、ボンド以上に存在感があったMなのでしょうね。M役のジュディ・デンチ最後の出演作ってこともあるし…。


ロンドンの地下鉄駅構内での追跡劇は、スリリングで、電車の脱線シーンも中々リアルで迫力があった。なんとのあの脱線シーン、実物大の客車を使って撮影されたようです。クライマックスは、夜のシーンで、いまいち盛り上がりに欠ける展開だったが、そういう控えめで地味めなところもクレイグ=ボンドの真骨頂と言うべきか。


ラストに新たなMが登場して、いよいよ世代交代完了、007シリーズの新時代の幕開けを予感させるところで映画は終わってしまうが、結局「スカイフォール」とはなんだったのか?。日本のスカイツリーに対抗しているのか、はたまた、冒頭で奈落の底に落ちて失墜したボンドを皮肉っているタイトルなのかと色々考えたが、終盤、ボンドが生まれ育った屋敷があるスコットランドの地名として出てくる。そこには、ボンドの両親の墓もあり、劇中でボンドの生い立ちも語られている。ボンド自身がその屋敷をダイナマイトで吹っ飛ばしてしまう辺り、やはり、「過去への決別」「スパイとして再出発」と言う意味がこめられているのかもしれない。







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