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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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チャンネルNECOで放送中のハングマンシリーズ、今週から「ザ・ハングマンⅤ」がスタートしておりますが、その前に先月最終回を迎えた「ザ・ハングマン4」についてラストレビュー。


地上波の再放送以来、約30年ぶりに再見しましたが、放送当時となんら変わらず、最後まで楽しく見ることができました。30年経ったから、多少は、色褪せて見えるのではないかと思っていましたが、最近ハングマンのような暗躍する悪人達を社会的にこらしめる風のアクションドラマが地上波では全くと言って作られることがなくなってしまったし、ハングマンの後を継ぐドラマも見当たらないので、余計に新鮮に受け入れられるというか、まさしく今の時代にこそマッチングするドラマなのではないかと改めて再認識しました。


とりわけこのハングマン4では、表家業がタクシー会社と言うことで、サファリが乗る赤いソアラやクレイの黒いカローラ、オショウたちのシルバーのクラウンによるカーアクションが目立っていましたね。サファリの特殊弾を使った派手な銃撃シーン、クレイのフットワーク抜群のボクシングアクション、オショウの睡眠ガス攻撃、ジャッキーの陽気でコミカルな立ち振る舞い、さらに過激なお色気、カメレオンおばさんのコスプレと、以前のシリーズの特色を残しつつ、やや軽いタッチになったものの、さらにバラエティ豊富な内容になっていて面白かった。とくに印象に残ったエピソードは、エンディングで派手に踊る零心会のメンバーと、「ありがたや節」を歌うKAJAがゲスト出演した「エリートの父親が隠し子の命を狙う!」、クレイ版「探偵物語」の「ストリッパーが刑事のバケの皮をはぐ!」、倉田保昭氏が殺し屋役で登場した「美人秘書の(秘)情報が連続殺人を生む!」、そして2時間SPで放送された最終回の「痛快ダブルハンギング!! さようなら ありがたや節」。







痛快ダブルハンギング!! さようなら ありがたや節!!

「ニューライフクラブ」と呼ばれる会員制の物品販売会社を運営し、高価な商品が半値で買える「夢の流通システム」をうたい文句に、会員からネズミ講方式で多額の入会金を集めて百数十億円もの暴利を貪っていた隆友ジャーナル社長の横江が行方をくらます。ゴッドの指令により、横江の人脈を洗い出し、事件の黒幕を暴き出すことになったハングマン。クレイは、ニュースキャスターの倉野まち子が横江の女だったことを突き止めるが、その矢先、倉野まち子のマネージャーが謎の転落死を遂げる。


ハングマンシリーズ史上初の2時間スペシャルで放送されたエピソード。小林克也氏が案内役を担当し、オープニングにも小林氏のナレーションが追加され、いつもとは違う感じになっていた。小林克也氏と言えば、「ザ・ハングマン6」のナレーション担当でしたが、このエピソードが最初のナレーションだったんですね。全然覚えていなかった(苦笑)。ゴッド役のフランキー堺氏が久々に登場し、ドラマの後半は、ゴッドが女の罠にハマり黒幕の組織に拉致され、ハングマンがゴッドを助け出すストーリーになっていました。ハングマンのゴッドと、政界の闇のフィクサーとのまさに「闇対決」が展開し、誘引合戦を繰り広げていたところが面白かった。


最終回ともあってゲストも当時のお馴染みの悪役俳優の方々が勢ぞろいしていましたね。浜崎源三郎役の内田朝雄、永池役の田口計、殺し屋の森口役の山西道広。「機動戦士ガンダム」の主題歌を歌った池田鴻氏も横江社長の部下役でゲスト出演していたが、この人は、当時の刑事ドラマや特撮でもよく見かけしました。ニュースキャスターの倉野まち子役の城戸真亜子氏は、この数年後にTBSの「3時にあいましょう」の司会を担当するなど、実際に報道番組で活躍されていましたね。


サブタイトル通り、ハンギングが2度行われていましたが、1度目は、銀座公園で電気ドリルを使ったハンギング、2度目は、ハングマンの解散式も兼ねて、富士山の麓で酒樽を転がすハンギングシーンがありました。ハングマンでは、白昼に堂々と歌舞伎町とか有名な公園を借り切ってハンギングシーンを撮影してますよね。今やったらえらいことになりそうですが、またこういうの見てみたい(苦笑)。富士山麓で酒樽を転がすハンギングは、お笑いウルトラクイズを見ているような感覚になった(笑)。


ラストは、やはり東京の街並みに消えていくハングマンのメンバー。サファリだけは、派手なタクシー用の装備をはずしたノーマルの赤いソアラに乗ってどこかへ行ってしまいました。1の後半から連続でハングマンに出演してきた名高達郎氏もこれで一旦幕を引きます。タイガーキャブの本部はその後どうなったかは描かれていませんでしたが、あの本部のセットは、なかなかゴージャスに作られていましたね。歴代シリーズの秘密本部の中でも一番オシャレでカッコ良かった。



いつものようにエンディングのありがたや節が流れて、零心会が派手に踊っている途中に、また小林氏のナレーションが入り、小林氏が「サンキュー、サンキュー、ベリーマッチ」というナレーションで締めくくると、続けて歌のほうでも「サンキュー、ベリーマッチ」を繰り返すという、最後に視聴者に感謝をあらわす粋な演出を見せてくれていました。はあ、ついに終わったと思い息を抜いていたら、なんと「ザ・ハングマンV」の新番組が予告が。いきなり西部警察のようなド派手な爆発映像で始まり、車が崖から転落したり、オートジャイロで飛び回ったり・・・。えっⅤってこんなにアクション派手だったっけ?(苦笑)。これはまた期待が高まってしまうな(笑)。




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