10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
チャンネルNECOで放送中の「ザ・ハングマン6」も残り数本となりましたが、改めて見直すと、アイリスが活躍しているエピソードが思いの他少ない。歴代の女ハングマンと言えば、悪人の足取りを追ったり、犯罪の証拠を握るために時には色仕掛けで悪人達に迫ったりしていましたが、アイリスは常に作戦本部にいて、モルモットおじさんのギャラをピンハネにいる姿しか印象に残らない。
おそらく必殺仕事人シリーズの加代を現代的なキャラクターに置き換えたのがアイリスだと思いますが、加代程の大胆な活躍は今のところ見られません。加代は連絡係としての役回りや、Ⅲでは、順之助(ひかる一平)と組んでエレキテルで悪人を感電死させたり、投石器を使って悪人に石を投げるなど殺しにも参加していましたが、アイリスはハンギングに参加しないし、情報収集の担当のようですが、その活動もいまいち印象に残らず、もったいない役回りという印象。最終シリーズの「ハングマンGOGO」では、加代張りの活躍があることで期待したいですね。
その「ハングマンGOGO」がいよいよ今月からスタートしますが、リアルタイム時、このシリーズだけは視聴しなかったんですよね。その一番の原因は、ハングマンの顔とも言うべき存在だった名高達郎がスキャンダルの発覚で番組を降板してしまったことと、初回を見た時に、あまりにも作風が変化し過ぎてついていけなかった。かつてのハードさが消え、メンバーにシブみもカッコ良さもない。自分の中でこれはもはやハングマンではないという結論に達し、一回目で見るのをやめてしまった。
名高達郎が演じたフラッシュ以外のメンバー(アンクル、スポット、アイリス)は引き続きGOGOにも出ていますが、新しいリーダー役となったのが、「太陽にほえろ!」のラガ一刑事役で有名になり、当時バラエティ番組で大活躍していた渡辺徹。新人刑事として太陽にほえろに出始めた頃は、まだ細身でスラッとした二枚目という印象でしたが、GOGOでダブルを演じていた時は、ブクブクに太って、すっかりデブタレントのイメージが定着していた。当時はドラマよりもバラエティ番組で見かけることが多くなっていたので、俳優よりもバラエティタレントのイメージのほうが強かったと思います。
歴代のシリーズに一度も出ていない渡辺徹がなぜいきなりハングマンのリーダーに抜擢されたのか、当時は全く理解不能でしたが、渡辺徹がリーダーになったことにより、ドラマの作風も渡辺徹の当時のキャラクターに合わせたものになり、とてもコミカルなハングマンになってしまった。コミカルな作風はすでにザ・ハングマンVあたりからその前兆が見られましたが、GOGOで完全にコメディドラマ化してしまったと当時はそう思って見なくなったんですね。あれから30年経っていますから、今見たらまた全然違った印象に見えるかもしれないし、結構面白くて再評価してしまう?なんてこともあるかもしれませんが、なにはともあれ、泣いても笑ってもハングマン最後のシリーズ。大いに楽しみたいですね。
ということで、ハングマン6は、現在11話まで拝見しましたが、その中で一番気になったエピソードを一つ紹介致します。
美少女がエイズの罠にはまる!
立体駐車場でフリールポライターの勝田の死体が発見される。勝田は、車の中で車の排ガスを吸って窒息死していた。警察は自殺と断定したが、偽装殺人の疑いが濃い。「ルポライター自殺事件の真相を暴き、黒幕をハンギングせよ」とのGODの指令が下る。事件に勝田が最後に書いたエイズの記事が関係していると見て、ハングマンは、取材先の調査を開始する。
当時、日本でも問題になっていたエイズを取り上げたエピソードです。内容に偏見や差別的な表現があるとして、これまでこのエピソードは欠番にされていたようですが、今回チャンネルNECOで無事放送されました。
エイズが空気感染するとか、エイズ患者をばい菌扱いするなど、明らかに誤った認識で描かれていて、今見ると突っ込みどころ満載なのですが、内容そのものは、土地買収に絡んだ殺人事件が描かれており、買収先の住人をエイズ患者に仕立てて、町から追い出そうとするなかなかハードなストーリーが描かれていました。
当時、現実社会でも「エイズパニック」なる騒動が起こっており、この話はそれを風刺したエピソードにも見えました。「あぶない刑事」の「生還」と言うエピソードでもエイズについてやりとりする場面がありましたが、エイズがメインテーマでないにも関わらず、これも地上波では放送禁止になっています。当時の社会現象であったことをちゃんと理解しておけば、納得できるし、特に問題もない。なんでもすぐに隠そうとするのは逆に良くないことだと思いますね。このエピソードを見て改めてそう思いました。
前述で活躍が少ないと書いたアイリスですが、今回は、修道女に扮装して医者から情報を聞き出していましたね。そして今回のハンギングは、モルモットおじさんがポールによじ登らされて、ポール下に置かれた即効性の高い毒薬の入った巨大な注射器で拷問を受けるというもの。罪を自白しないと、ポールにオイルを流し込まれて、滑ってお尻の穴に注射器が刺さり、あえなくジ・エンドとなる。お笑いウルトラクイズとか風雲たけし城に出てきそうなコミカルな仕掛けになっていました。
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