10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
俳優の渡哲也さんが亡くなられました。渡さんと言えば、やはり西部警察。幼少時、テレビつけたら毎週必ず角刈り、グラサン姿のあの大門刑事部長に会えた。当時、日曜の夜8時と言えば、強力なコンテンツが並んでいて、西遊記ⅡやGメン75の続編にあたるGメン82なども西部警察に対抗して放送されていましたが、それら以上に人気だったのが欽ちゃんの「オールスター家族対抗歌合戦」。今はテレビは一人に一台が常識になりましたが、あの頃は家庭に一台が当たり前の時代。当然チャンネル権争いが勃発して、西部警察がやっている6ちゃんを見るか、欽ちゃんが出ている8ちゃんを見るかでよく親ともめたような記憶があります(苦笑。
そんな事情から西部警察のPART1はリアルタイムで見た記憶がほとんどないのですが、PARTⅡからはなぜか毎週のように見ていました。おそらく親が欽ちゃんの番組に飽きたのかそれとも譲ってくれていたのかわかりませんが、とにかくPARTⅡからは全国縦断ロケが活発になり、地方ロケ編の大スケールなアクションをリアルタイムで存分に味わえ、それはもう大興奮で見ていたのを覚えています。
関西ロケで大門軍団が大阪城公園でイベントを開催するという話を聞き、家族で車に乗って大阪城公園に行きましたが、案の定見物人が多く結局、大門軍団が立っているステージまで辿り着くことができなかった。12万人以上があの公園に集まっていたのだから、そら無理だわなと(笑。この関西ロケが事実上最後の縦断ロケ編となってしまいましたが、あの時、ちゃんと見ることができていたらなあとそれが今もとても悔やまれます。
地上波ではどの程度渡さんの訃報が報じられているのか知りませんが、おそらく取り上げられている出演作品は西部警察ばかりなのではないかと思うので、うちではあえてそれ以外の作品で渡さんの名場面を振り返ろうと思います。
太陽にほえろ
「ボス!任せてください」
1986年8月に放送された第706話のこのエピソードから渡さん演じる橘兵庫警部が登場。七曲署のボス・藤堂係長役の石原裕次郎さんが体調不良のため入院し番組に出演できなくなったため、その代理として渡さんが2代目ボス的な役割を演じることになりました。髪が伸びて、角刈り、グラサン姿の大門と比べると地味な印象の橘警部だったが、「自分は・・・」など、大門と同じ喋り方をしたり、西部警察で殉職したはずのあの大門団長が蘇ったように見えましたね。マイコンこと水木悠刑事(マイコン役の石原良純さんは西部警察PARTⅢで五代純刑事を演じた)と橘が同じ画面に映っているとどうしても西部警察に見えてしまい、ニヤニヤしながら見ていました(苦笑。
この橘警部初登場回では橘が事件現場に出て爆弾犯の男を説得し、男に捕まった女性を救出するシーンがありましたが、犯人の男を説得するところや、男に突進していく時の橘警部の姿が団長っぽくてカッコ良かったですね。
ゴリラ警視庁捜査第8班
「ニトロトラック」
西部警察よ再び!ということで西部警察終了の5年後の1989年4月にスタートしたこのアクションドラマで渡さんは警視庁捜査第8班・通称ゴリラのリーダーの倉本省を演じる。番組初期はゴリラのメンバーがコンバットスーツに身を包んで、傭兵部隊のような活躍をするため、ハードなアクションシーンが多かったが、実はこの撮影中、渡さんはヘリから飛び降りた時に左足に重傷を負ってしまう。
アクシデントが起きたのは第5話のラストシーンの撮影時。犯人らが運転するタンクローリーを爆破し、少女をヘリコプターで救出する場面。渡さんはヘリから降りて全力で走り続けるが、その時激痛に襲われた。病院での診断の結果、「腓腹筋断裂(ひふくきんだんれつ)」の全治1カ月半の重傷であることが判明する。
映像を確認すると、確かにヘリから降りる時に左足を先に地面につけているのがわかります。
その後も斜面を駆け下りたり、走って犯人の前に近寄ったり、銃撃戦で激しく動き回ったり、痛みを堪えながら演技を続けた渡さん。リアルタイム時は気づきませんでしたが、そんな重傷を負っているにも関わらず、それを感じさせずにアクションを続けた渡さんの凄さを改めて感じさせられる名場面です。
今後も逐一渡さんの名場面を紹介していきたいと思っています。テレビドラマで大スケールなアクションをたくさん見せてくれた渡さん。本当に心底から楽しませて頂きました。天国で裕次郎さんとおいしいお酒を飲んでください。渡哲也さんのご冥福をお祈りいたします。
そんな事情から西部警察のPART1はリアルタイムで見た記憶がほとんどないのですが、PARTⅡからはなぜか毎週のように見ていました。おそらく親が欽ちゃんの番組に飽きたのかそれとも譲ってくれていたのかわかりませんが、とにかくPARTⅡからは全国縦断ロケが活発になり、地方ロケ編の大スケールなアクションをリアルタイムで存分に味わえ、それはもう大興奮で見ていたのを覚えています。
関西ロケで大門軍団が大阪城公園でイベントを開催するという話を聞き、家族で車に乗って大阪城公園に行きましたが、案の定見物人が多く結局、大門軍団が立っているステージまで辿り着くことができなかった。12万人以上があの公園に集まっていたのだから、そら無理だわなと(笑。この関西ロケが事実上最後の縦断ロケ編となってしまいましたが、あの時、ちゃんと見ることができていたらなあとそれが今もとても悔やまれます。
地上波ではどの程度渡さんの訃報が報じられているのか知りませんが、おそらく取り上げられている出演作品は西部警察ばかりなのではないかと思うので、うちではあえてそれ以外の作品で渡さんの名場面を振り返ろうと思います。
太陽にほえろ
「ボス!任せてください」
1986年8月に放送された第706話のこのエピソードから渡さん演じる橘兵庫警部が登場。七曲署のボス・藤堂係長役の石原裕次郎さんが体調不良のため入院し番組に出演できなくなったため、その代理として渡さんが2代目ボス的な役割を演じることになりました。髪が伸びて、角刈り、グラサン姿の大門と比べると地味な印象の橘警部だったが、「自分は・・・」など、大門と同じ喋り方をしたり、西部警察で殉職したはずのあの大門団長が蘇ったように見えましたね。マイコンこと水木悠刑事(マイコン役の石原良純さんは西部警察PARTⅢで五代純刑事を演じた)と橘が同じ画面に映っているとどうしても西部警察に見えてしまい、ニヤニヤしながら見ていました(苦笑。
この橘警部初登場回では橘が事件現場に出て爆弾犯の男を説得し、男に捕まった女性を救出するシーンがありましたが、犯人の男を説得するところや、男に突進していく時の橘警部の姿が団長っぽくてカッコ良かったですね。
ゴリラ警視庁捜査第8班
「ニトロトラック」
西部警察よ再び!ということで西部警察終了の5年後の1989年4月にスタートしたこのアクションドラマで渡さんは警視庁捜査第8班・通称ゴリラのリーダーの倉本省を演じる。番組初期はゴリラのメンバーがコンバットスーツに身を包んで、傭兵部隊のような活躍をするため、ハードなアクションシーンが多かったが、実はこの撮影中、渡さんはヘリから飛び降りた時に左足に重傷を負ってしまう。
アクシデントが起きたのは第5話のラストシーンの撮影時。犯人らが運転するタンクローリーを爆破し、少女をヘリコプターで救出する場面。渡さんはヘリから降りて全力で走り続けるが、その時激痛に襲われた。病院での診断の結果、「腓腹筋断裂(ひふくきんだんれつ)」の全治1カ月半の重傷であることが判明する。
映像を確認すると、確かにヘリから降りる時に左足を先に地面につけているのがわかります。
その後も斜面を駆け下りたり、走って犯人の前に近寄ったり、銃撃戦で激しく動き回ったり、痛みを堪えながら演技を続けた渡さん。リアルタイム時は気づきませんでしたが、そんな重傷を負っているにも関わらず、それを感じさせずにアクションを続けた渡さんの凄さを改めて感じさせられる名場面です。
今後も逐一渡さんの名場面を紹介していきたいと思っています。テレビドラマで大スケールなアクションをたくさん見せてくれた渡さん。本当に心底から楽しませて頂きました。天国で裕次郎さんとおいしいお酒を飲んでください。渡哲也さんのご冥福をお祈りいたします。
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昔の刑事ドラマでは必ずと言っていいほどド派手なカーチェイスが展開して街中でパトカーを振り切りながら爆走する車をよく見かけましたが、その時使われている車の車種がわからなかったりする。昔の車なので当然なのですが、無性に知りたくなる時が多々あります。ということで今回は刑事ドラマのカーアクションに登場する車について触れてみます。
大空港
「空港特捜部よ・永遠に!(前篇)」
最終回前後編の前編。海原刑事(高岡健二)らが乗る車が二台のトラックに襲撃を受けるシーンで使われていた車はトヨタマークⅡの二代目<X10/20型>。劇中で走っているのはX10型のセダンタイプと思われる。ちなみに、前期型の2ドアハードトップ2000GSSは「ウルトラマンA」のTACの専用車両「タックパンサー」のベース車として使用された。
大都会PARTⅢ
「吠えるショットガン」
新宿高層ビル付近でパトカーに追跡される緑色の車は「230セドリック」と呼ばれ、「大都会」「西部警察」で大活躍した日産セドリックの3代目230型系。画像のはSTDグリルのモデル。アクション刑事ドラマの中で破壊された車の中でもっともポピュラーな車でしたね。
大追跡
「耳」
燃え上がるパトカーを飛び越える水原刑事(藤竜也)が乗る車。この車は初代の三菱コルトギャラン。劇中で使われたのは角型2灯スタイルの前期型セダン。ジャンプで炎の中を突っ切るコルトギャランの雄姿はとても見応えがありました。
6年ぶりに日テレプラスで「俺たちの勲章」を見ましたが、やはりHDリマスター。液晶画面で見ても鮮やかに映ります。昔の赤茶けた埃がつきまくっている荒いフィルム映像も時代を感じることができて良いのですが、HDリマスターの奇麗な映像だと、まるで別の番組を見ているようで新鮮な気分で見られるのがグッドですね。
ただ、ここ最近スカパーでもどんどん往年の名作刑事ドラマの放送が減ってきているのが残念。太陽にほえろ!は現在神戸在局のサンテレビでマカロニ編が放送中ですが、スカパーでは現在どのチャンネルでも放送されていません。ではちょっとここでスカパーで放送された日本の刑事ドラマ(1970、80、90年代前半)の放送データをざっくりと紹介していきましょう。※直近の放送記録です。
夜明けの刑事(1974年)・・・2015年TBSチャンネルで放送。
はぐれ刑事(1975年)・・・2008年頃ファミリー劇場で放送。
Gメン75(1975年)・・・2000年代にファミリー劇場で放送。
新宿警察(1975年)・・・2018年東映チャンネルで放送。
華麗なる刑事(1977年)・・・2008年頃ファミリー劇場で放送。
刑事犬カール(1977年)・・・2013年TBSチャンネルで放送。
新・夜明けの刑事(1977年)・・・2013年TBSチャンネルで第1話だけ放送。
明日の刑事(1977年)・・・2016年TBSチャンネルで第1話だけ放送。
特捜最前線(1977年)・・・2000年代ファミリー劇場で放送。
大空港(1978年)・・・2009年ホームドラマチャンネルで放送。
大追跡(1978年)・・・2010年ファミリー劇場で放送。
走れ!熱血刑事(1980年)・・・2017年日本映画専門チャンネルで放送。
大捜査線(1980年)・・・不明
警視-K(1980年)・・・2017年日本映画専門チャンネルで放送。
Gメン82(1982年)・・・2009年ファミリー劇場で放送。
私鉄沿線97分署(1984年)・・・2014年頃ファミリー劇場で放送。
特命刑事ザ・コップ(1985年)・・・不明
スーパーポリス(1985年)・・・2011年ファミリー劇場で放送。
誇りの報酬(1985年)・・・2008年日テレプラスで放送。
ジャングル(1987年)・・・2006年日テレプラスで放送。
大都会25時(1987年)・・・2012年頃ファミリー劇場で一挙放送。
あきれた刑事(1987年)・・・2012年頃ファミリー劇場で一挙放送。
ベイシティ刑事(1987年)・・・2012年ホームドラマチャンネルで放送
ハロー!グッバイ(1988年)・・・2016年日テレプラスで放送。
さすらい刑事旅情編(1988年)・・・2018年東映チャンネルで第1話だけ放送。
あいつがトラブル(1989年)・・・2013年ファミリー劇場で放送。
刑事貴族シリーズ(1990→92年)・・・2012年頃ファミリー劇場&日テレプラスで放送。
代表取締役刑事(1990年)・・・2013年ファミリー劇場で放送。
はだかの刑事(1993年)・・・2013年ファミリー劇場で放送。
わかる範囲でこの程度しか書けませんでしたが、やはり2010年代の前半ぐらいでストップしている感じがしますね。ちなみに東映チャンネルで最近放送された東映系の刑事ドラマのタイトルは省略しました。今特に見たいのは誇りの報酬と踊るではない大捜査線と特命刑事ザ・コップですかね。特捜最前線やGメンももう一度じっくり見てみたいです。
コロナウィルスにより著名人の訃報も相次いでおりますが、コロナと関係なく鬼籍に入られた方々もいます。俳優の志賀勝さんもその一人で、今月亡くなられたそうです。
志賀さんと言えば、強面集団の「ピラニア軍団」のメンバーの一人。石原プロの「大都会」「西部警察」シリーズの犯人役、時代劇では必殺シリーズでもよく見かけました。私の中では刑事ドラマや時代劇の名バイプレイヤーのイメージが強い役者さんでしたね。西部警察「黒豹刑事リキ」では警官の拳銃を奪ってリキ(寺尾聡)に復讐しようとする大沼役で出演。リキをじわじわと追い込んで危機に陥れていく悪役を熱演していたのが今も印象に残っています。
テレビではほぼ悪役でしか見ることのなかった志賀さんが唯一、刑事ドラマのレギュラー刑事のようなポジションで出演した作品がありました。それは「大激闘マッドポリス'80」。「10秒に一発撃ち、一分に一人の犯人が死ぬ」という鮮烈なキャッチコピーの下、ドン・ペンドルトンの小説『マフィアへの挑戦』シリーズをモチーフに、当時の東映の若いスタッフが結集し製作された近未来アクション。
大都会シリーズや大追跡、探偵物語などと並び、日本テレビ火曜夜9時のアクションドラマ枠の代表作とも言えるアクションドラマ。日本の組織暴力が幾多もの激しい抗争と政・財界との癒着、海外マフィアとの結託を経て全国統一を達成し、巨大組織「ジャパンマフィア」を形成。そのジャパンマフィアに果敢に挑むため、従来の警察を遥かに越える武力と権限を委ねられた少数精鋭による特殊コマンドチーム「命知らずの警官=マッドポリス」が結成される。
渡瀬恒彦演じる氷室健一をリーダーに、松村兵助(梅宮辰夫)、新田吾郎(片桐竜次)、原田進司(中西良太)、緑川悠子(堀川まゆみ)、そして、志賀さんが演じた芹沢末八の6人のマッドポリスのメンバーが毎回ド派手な格闘、銃撃戦、カーアクションを展開させた。
「NTV火曜9時 アクションドラマの世界」という本に「大激闘マッドポリス'80」の当時の裏話がたくさん書かれていて大変興味深く読ませて頂きました。マッドポリスの撮影はアドリブで何とかなるからと、志賀さんはいつも呑んでばかりいたそうです。視聴率の低迷により路線変更を迫られた際には「河内弁でまくし立てているヤクザまがいの刑事」という志賀さんのキャラにスポンサーからクレームがついたとか。しかし、「特命刑事」にタイトルが変わった後も志賀さんは降板することなく残り、設定変更とレギュラーメンバーの追加で何とか2クール(全26話)を乗り切ったそうです。
志賀さんが演じた芹沢は初見時は確かに刑事というよりもヤクザに見えたし、あの独特の喋り方がなお一層そのイメージを増幅させていたと思いますが、今見るととても個性的な面白キャラで、こんなメンバーが警察の中にいてもいいんじゃないかなと思うようになりました。志賀さんの起用も含め、様々なチャレンジをして独特の世界観を作り上げたアクションドラマ。それがマッドポリスだったのですね。
テレビで最後に志賀さんの姿を見たのは10年前の「絶対に笑ってはいけないスパイ24時」でした。バスの流れの時に暴走族の総長役で登場していました。確か年末には放送されず未公開シーンとして別枠で放送されたものだったと思います。
志賀勝さんのご冥福をお祈り致します。
長年スカパーで放送されていた「太陽にほえろ!」がとうとうファミリー劇場からも姿を消してしまいました。スコッチ編やロッキー編など録画できてないエピソードがまだたくさんあるのでぜひとも再開して欲しいところ。最近のスカパーは近年のドラマの放送に力を入れるようになり、1970、80年代の日本名作ドラマの放送をやらなくてなってきているのでその分、こっちも支払いが安くなって助かりはするのですが(苦笑、ちと寂しさもあります。このままだと最終的に東映チャンネルと海外ドラマ系のチャンネルだけが残りそうな気がしますね。
かつては日テレプラスも太陽にほえろ!を放送していましたが、いつの間にか番組表から消えていて、今はあぶない刑事ともっとあぶない刑事の無限リピートになっております。日本テレビには「誇りの報酬」とか「ジャングル」シリーズとか、他にもたくさんの刑事ドラマの名作があるので、その辺もしっかり放送してもらいたいところですね。そう言えば、この間久しぶりに番組表を確認してみたら、日テレプラスで珍しく「俺たちの勲章」のタイトルを発見したのでさっそく拝見。
太陽にほえろ!でジーパン刑事役を演じた松田優作と、これが初の刑事ドラマレギュラー出演作となった中村雅俊による青春アクション刑事ドラマ。革ジャンに革パンの全身黒づくめのアウトローな刑事・中野祐二(松田優作)と仙台から転任してきた若手の五十嵐貴久・通称アラシ(中村雅俊)刑事のコンビが横浜を舞台に様々な犯罪に立ち向かう。日テレの刑事ドラマ、横浜が舞台、二人の刑事が主役のバディものなどなど、後のあぶない刑事の原点とも言える作風の刑事ドラマでした。初回から甲府ロケが行われていたり、やはり当時は製作費がかなりあったのでしょうね。
初回のゲストは関根恵子(現・高橋恵子)。太陽にほえろ!のファンの方々なら言わずもがな、ジーパン刑事とシンコ刑事が再会した第1話でありました。関根恵子さんは犯人の妻役で出演していますが、当時二十歳にも関わらず、すでに大人の色っぽさを醸し出して、シンコの2年後とは思えないほど変化を遂げていましたね。ジーパンとシンコのその後を描いたような、そんな風にも見える内容でした。
のっけからアイススケート場で滑りながら犯人を追いつめたり、アラシとのコイン勝負でずるい言い回しをしたり、ライフルを乱射する犯人に立ち向かうアラシをほったらかして、自分はのんきにタバコを吸って一服したり、後の探偵物語の工藤ちゃんを彷彿とさせる松田優作の演技がやはり面白い。
この刑事ドラマはプロ野球中継が重なったために全19話しか放送されず、しかも、第18話はやはりプロ野球中継のため本放送時には放送されず、後回しで放送されたそうです。当時のテレビはプロ野球中継の力のほうが断然強かったみたいですね。今では考えられませんが(苦笑。
ちなみに、このドラマは続編も企画され、太陽にほえろ!のテキサス役の勝野洋とボン役の宮内淳の二人を主役にした「俺たちの勲章Ⅱ」を制作する予定があったそうですが、残念ながら実現には至らなかったそうです。どんなコンビものになったのか、ぜひとも見てみたかったですね。
東映チャンネルで放送中の「特別機動捜査隊」。現在、全801話中の750話台のエピソードが放送されています。時代で言うと1976年(昭和51年)頃の作品になるようです。
この頃の出来事と言えば、超音速旅客機「コンコルド」の運航開始。トランスフォーマーにコンコルドに変形するロボットがいてその玩具は持っていますが、実物は見たことはないし、一度は乗ってみたかった飛行機ですね。アントニオ猪木とモハメド・アリの異種格闘技戦が日本武道館で行われた年でもありました。猪木vsアリ戦は4年前にアリが亡くなった時にテレビ朝日で再放送がありその時初めて見たのですが、ほとんどのプロレス技が反則になるルールの中、猪木がアリの足を集中的に狙いキックし続けて、アリの体力を消耗させるという特異な攻め方をしていたのがとても印象的でした。
そして、この年と言えば、政界でも大きなスキャンダルが発覚。アメリカの航空機製造会社から発展した大規模な汚職事件「ロッキード事件」。この事件により田中角栄元首相をはじめ数人の政治家が逮捕され、事件の関係者が不審死する事案が続出するなど、日本の政界を揺るがした大事件が起こったのもこの年でした。
特別機動捜査隊には当時の世相を反映したエピソードもたくさんありましたが、今のところまだロッキードを匂わすようなストーリーは出てこないですね。751話からOPとEDテーマが変わりましたが、このドラマのテーマ曲は同時期に放送されていた太陽にほえろ!と比べるととても「暗い」。なんでこうも暗いのかってくらい、ど暗いというか重いというか。テーマ曲も当時の世相を反映していたのかもしれませんが、逆に明るすぎてもこのドラマのトーンに合わないだろうし、やはり、この暗さが良い味を出しているのかもしれませんね。
この時代になると、私でもすぐにわかる俳優さんがたくさんゲストで出てきます。とくに当時の特撮番組で活躍していた俳優さんの顔をたくさん見かけますね。
「吾輩は犬である」
走る、走る、サン吉が走る。かわいがってくれたご主人が殺された。それはゴルフ練習場を巡っての人間の欲望の果てか。男と女の愛憎の果てか。サン吉と特捜隊の合同捜査が始まった。そしてサン吉の捜査の前に立ちはだかるものは。追い詰められた犯人が次に狙う標的は。サン吉が追う憎むべき犯人とは・・・。
犬をメインにした刑事ドラマと言えば、この時代には「刑事犬カール」などがありましたが、特捜隊版の刑事犬カールを見ているような感覚になるエピソードでしたね。犬のサン吉の心の声をルパン三世の声でお馴染みの山田康雄が担当しているところも面白い。ゴルフ練習場の職員の役で立花直樹がゲスト出演。立花直樹氏と言えば、「ジャンボーグA」の立花ナオキや、このエピソードが放送された年にスタートした「ザ・カゲスター」の主人公・姿影夫を演じていた俳優さんでしたね。カゲスターの撮影終了後に佐田刑事役で特別機動捜査隊にレギュラー出演したそうなので、まもなくこのドラマで毎回姿を見ることになるのでしょうね。
東京スコッチテリア協会の副会長役を演じていた曽我町子。曽我さんと言えば、「電子戦隊デンジマン」「太陽戦隊サンバルカン」のヘドリアン女王のイメージが根強く残っていますが、当時は「レインボーマン」のゴッドイグアナのイメージのほうが強かったのでしょうかね。
「大学は出たけれど」
不採用通知。なぜ? 筆記も面接もパスしたのに。青年の未来が、夢が、今までの努力が崩れ去る。そして、父親啓三の吐血。運命の荒波に揉まれる志郎。この青年の背後に捜査の手が伸びていたのであった。不採用通知の当事者、中牟田課長殺人事件の容疑であった。だが捜査と共に事件は中牟田個人のスキャンダルによるものであり、一人の青年の未来が、運命が、取引された事実が明るみに出るのであった!
一流企業への就職をめざす大学生・板垣志郎役で伴直弥がゲスト出演。「人造人間キカイダー」ですでに有名になっていた伴さんが大学生役をやっていますが、実はこの当時29歳。このエピソードが放送された年にスタートした「忍者キャプター」では火忍キャプター7=出雲大介役を演じていた。興信所の黒河役で山本昌平さんも出演していましたが、短い出番ながらもクールな悪党ぶりを見せていましたね。
この頃の出来事と言えば、超音速旅客機「コンコルド」の運航開始。トランスフォーマーにコンコルドに変形するロボットがいてその玩具は持っていますが、実物は見たことはないし、一度は乗ってみたかった飛行機ですね。アントニオ猪木とモハメド・アリの異種格闘技戦が日本武道館で行われた年でもありました。猪木vsアリ戦は4年前にアリが亡くなった時にテレビ朝日で再放送がありその時初めて見たのですが、ほとんどのプロレス技が反則になるルールの中、猪木がアリの足を集中的に狙いキックし続けて、アリの体力を消耗させるという特異な攻め方をしていたのがとても印象的でした。
そして、この年と言えば、政界でも大きなスキャンダルが発覚。アメリカの航空機製造会社から発展した大規模な汚職事件「ロッキード事件」。この事件により田中角栄元首相をはじめ数人の政治家が逮捕され、事件の関係者が不審死する事案が続出するなど、日本の政界を揺るがした大事件が起こったのもこの年でした。
特別機動捜査隊には当時の世相を反映したエピソードもたくさんありましたが、今のところまだロッキードを匂わすようなストーリーは出てこないですね。751話からOPとEDテーマが変わりましたが、このドラマのテーマ曲は同時期に放送されていた太陽にほえろ!と比べるととても「暗い」。なんでこうも暗いのかってくらい、ど暗いというか重いというか。テーマ曲も当時の世相を反映していたのかもしれませんが、逆に明るすぎてもこのドラマのトーンに合わないだろうし、やはり、この暗さが良い味を出しているのかもしれませんね。
この時代になると、私でもすぐにわかる俳優さんがたくさんゲストで出てきます。とくに当時の特撮番組で活躍していた俳優さんの顔をたくさん見かけますね。
「吾輩は犬である」
走る、走る、サン吉が走る。かわいがってくれたご主人が殺された。それはゴルフ練習場を巡っての人間の欲望の果てか。男と女の愛憎の果てか。サン吉と特捜隊の合同捜査が始まった。そしてサン吉の捜査の前に立ちはだかるものは。追い詰められた犯人が次に狙う標的は。サン吉が追う憎むべき犯人とは・・・。
犬をメインにした刑事ドラマと言えば、この時代には「刑事犬カール」などがありましたが、特捜隊版の刑事犬カールを見ているような感覚になるエピソードでしたね。犬のサン吉の心の声をルパン三世の声でお馴染みの山田康雄が担当しているところも面白い。ゴルフ練習場の職員の役で立花直樹がゲスト出演。立花直樹氏と言えば、「ジャンボーグA」の立花ナオキや、このエピソードが放送された年にスタートした「ザ・カゲスター」の主人公・姿影夫を演じていた俳優さんでしたね。カゲスターの撮影終了後に佐田刑事役で特別機動捜査隊にレギュラー出演したそうなので、まもなくこのドラマで毎回姿を見ることになるのでしょうね。
東京スコッチテリア協会の副会長役を演じていた曽我町子。曽我さんと言えば、「電子戦隊デンジマン」「太陽戦隊サンバルカン」のヘドリアン女王のイメージが根強く残っていますが、当時は「レインボーマン」のゴッドイグアナのイメージのほうが強かったのでしょうかね。
「大学は出たけれど」
不採用通知。なぜ? 筆記も面接もパスしたのに。青年の未来が、夢が、今までの努力が崩れ去る。そして、父親啓三の吐血。運命の荒波に揉まれる志郎。この青年の背後に捜査の手が伸びていたのであった。不採用通知の当事者、中牟田課長殺人事件の容疑であった。だが捜査と共に事件は中牟田個人のスキャンダルによるものであり、一人の青年の未来が、運命が、取引された事実が明るみに出るのであった!
一流企業への就職をめざす大学生・板垣志郎役で伴直弥がゲスト出演。「人造人間キカイダー」ですでに有名になっていた伴さんが大学生役をやっていますが、実はこの当時29歳。このエピソードが放送された年にスタートした「忍者キャプター」では火忍キャプター7=出雲大介役を演じていた。興信所の黒河役で山本昌平さんも出演していましたが、短い出番ながらもクールな悪党ぶりを見せていましたね。
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