10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2015年も残すところ二週間余り。最近は、劇場へ行く機会が極端に減り、新しい映画もレンタルやスカパーで見ることが多くになりましたが、にしてもここ数年は、あまり新作が見れていない・・・。今年の年末のラインナップを見ると、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」「007 スペクター」「コードネーム U.N.C.L.E.」などなどシリーズものやリメイクものの大作が目白押しだし、年明けには、「あぶない刑事」のラスト映画も控えているので、この年末か正月は、久しぶりに劇場に足を運んでみようと思っていますが、スカパーのほうでもわりと面白い吹替え映画がやっていたりするし、見たいものがたくさんありすぎて本当に困りますねえ(苦笑)。
2015年もスカパーでたくさんの映画を見てまいりましたが、東映チャンネルに加入してからは、日本映画の往年の名作もたくさん見るようになったし、日本映画専門チャンネルは、最近は、映画だけでなく、北の国からや日本沈没など往年の名作ドラマも流してくれるので、ハードディスクレコーダーの容量があっという間に埋まってしまい本当に困る(苦笑)。ということで唐突ですが、今年スカパーで見た映画の中で一番印象に残った作品3本をご紹介致します。
ダーティハリー(1971年アメリカ)
ご存知クリント・イーストウッドの代表作の一つ。サンフランシスコ市警察捜査課のハリー・キャラハン刑事が44マグナムを武器に凶悪な殺人犯に挑む刑事アクション。ザ・シネマでノーカット完全吹替版を再度鑑賞。地上波でこれまで何度も見てきたハリー=山田康雄の吹替え(日曜洋画劇場版)に、地上波でカットされた部分を多田野曜平の声で追加収録した吹替バージョンが放送されていました。
改めて見直すと、ダーティハリーも地上波放送時にかなりのカットシーンがあったようですね。続編のダーティハリー2・3・4も同様に多田野曜平氏による追加収録の吹替版が放送されていましたが、ダーティハリー4なんかは、銃撃戦のシーンがまるまるカットされていたり、作品の目玉とも言えるアクションシーンが大胆にカットされていたことに改めて驚きました。「1」のカットシーンでとくに気になったのは、下記のこの2つの場面。
①(黒人の銀行強盗犯を逮捕後)ハリーが病院で足の治療を受けるシーン。
②ハリーと相棒のチコが覆面車に乗り夜のパトロール→殺人犯を追跡中に、ハリーが若い夫婦の部屋をのぞく→ハリーがのぞき魔と間違われた男に殴られるシーン。
②の一連のシーンは、約4分半近くあるわりと長いシーンでしたが、これらのシーンのハリーの声を多田野曜平氏が演じていた。ルパンはクリカンの声で慣れてしまったけど、イーストウッドは、もうこの人しかいないってぐらい本当にマッチしていて全く違和感がなかったです。他の作品でもイーストウッド=多田野の声で聞いてみたいですね。と言っても最近のイーストウッドは、「アメリカン・スナイパー」など、監督業に専念している印象ですが。そう言えば、今深夜に放送されている新シリーズのルパン三世(4期)で、クリカンと多田野さんが共演しているエピソードがあったような・・・。ダーティハリーは、何十回と見てきた作品ですが、今年は、シリーズ5作品を追加収録の吹替版(5を除く)で鑑賞でき、とても新鮮な気持ちで見ることができました。
神戸国際ギャング(1975年・東映)
昨年同時期に亡くなった高倉健と菅原文太の共演作品。敗戦後間もない無法地帯の神戸を舞台に、日本のギャング集団が中国や朝鮮の勢力と覇権争いを繰り広げ対立するアクション映画。東映チャンネルに入ってから、往年の任侠映画や千葉真一の空手アクション、そしてこの手のギャング映画なども見るようになったが、特に最近見た中で一番印象に残ったのがこの作品。
当然ながら二人とも若くて熱く、スーツ姿もとても似合っていてカッコいい。クールで凛々しい高倉健に相対して、菅原文太は、がなり荒れまくる演技がとにかく凄まじい迫力でした。夏八木勲、石橋蓮司、田中邦衛、ガッツ石松などなど脇を固める俳優も充実していて見応えあり。「北の国から」のおっとりした親父役の田中邦衛もいいけど、ピストルを持って暴れまくるギンギンな田中邦衛もいいですねえ。九竜同盟のボス役の大滝秀治も良い味出していてとても印象に残った。三国人連盟のボス役の丹波哲郎も中々の存在感だったが、すぐに殺されてしまい、出番が短かったのが残念。健さん演じる団と、文太さん演じる大滝が廃墟の中で繰り広げるラストの銃撃戦も見応え十分。この作品の後、健さんは「新幹線大爆破」に出演し、その後東映を離れてフリーに転向。文太さんもこの後、「トラック野郎」シリーズに出演して任侠路線からイメージチェンジするなど、共に転機となった作品だったようです。
ポリス・ストーリー2/九龍の眼(1988年・香港)
今年映画公開30周年を迎えた「ポリス・ストーリー/香港国際警察」の続編。物語の前半は、前作のチュウ・タオやその部下達が登場して復讐の物語が展開し、後半は、巨額の金銭を要求する爆弾テロ犯達とチェン刑事が過激な死闘を繰り広げる。
改めて見ると、やはり1以上にアクションがド派手ですね。冒頭の三菱のトラック軍団の大名行列や、デパートや警察署の爆破シーンの豪快も然ることながら、チェンが走行中のトラックのコンテナの上から対向して走る二階建てバスの屋根へ飛び移り、迫ってくる看板を次々と避けながら建物に突っ込む有名なアクションシーンもかなり絶品。クライマックスの花火工場での爆竹投げ攻撃、三段蹴りを得意とするアパアパ男とチェンの猛烈な格闘シーンなど、今見ても釘付けになってしまうアクションの連続で、改めて当時のジャッキーの身体能力の凄さを再認識しました。
改めて見ると、やはり1以上にアクションがド派手ですね。冒頭の三菱のトラック軍団の大名行列や、デパートや警察署の爆破シーンの豪快も然ることながら、チェンが走行中のトラックのコンテナの上から対向して走る二階建てバスの屋根へ飛び移り、迫ってくる看板を次々と避けながら建物に突っ込む有名なアクションシーンもかなり絶品。クライマックスの花火工場での爆竹投げ攻撃、三段蹴りを得意とするアパアパ男とチェンの猛烈な格闘シーンなど、今見ても釘付けになってしまうアクションの連続で、改めて当時のジャッキーの身体能力の凄さを再認識しました。
イマジカBSで現在放送中の「ジャッキー・チェン吹替劇場」で再度鑑賞。吹替版には、フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」枠で放送された時のバージョン(VHSビデオの吹替版を元にしたもの)と、新録版の2つが存在するが、イマジカでは、新録版が放送されています。今までゴールデン洋画劇場の吹替版しか見たことがなく、今年初めて新録版を堪能。ジャッキーを担当する石丸博也の声が若干御歳を召した感じの声になっていたので、ゴールデン洋画劇場の吹替とは、大分イメージが違ったが、また新鮮な感覚で楽しむことができました。
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「考えはわかってる…オレがもう6発撃ったかまだ5発か…」
ガースさん、こんばんは。
>≧①(黒人の銀行強盗犯を逮捕後)ハリーが病院で足の治療を受けるシーン。
>≧②ハリーと相棒のチコが覆面車に乗り夜のパトロール→殺人犯を追跡中に、ハリーが若い夫婦の部屋をのぞく→ハリーがのぞき魔と間違われた男に殴られるシーン。
>DVDで確認しましたが、①のシーンは〝冒頭のホットドッグ屋で食事をとるハリー→銀行強盗の乗った白いフォードを狙撃・強盗の一人に銃を向け「考えはわかってる…俺がもう6発撃ったか5発撃ったか?実をいうと、こっちも撃つのに夢中になって数えるのを忘れちまった…」と話しかけるハリー″のシーンの後にかかる〝病院で足のけがを見てもらうハリーが「刑事を転職するか?」とけがを治療する医者に言われる″シーンのことでしょうね。②のシーンは、ハリーの運転する黒パトの車内で「ヘリが見失うとはな…逃げ出せばわかるはずだ」とチコがハリーに向かって巡回中のヘリがサソリを見失ったことを話し「…ムダ話でもしてたのさ」と返すハリー→殺人犯らしき人物を追跡中、明かりのついた一室を覗こうとするハリーが「この出歯亀野郎!」と通りかかった男に殴られそうになるシーンのことじゃないかと思います。
カリフォルニアホールの屋上から投身自殺しようとする男をハリーが説得するシーンも「自殺したがる人間は最後の瞬間誰かを捕まえて道連れにしようってんだ」と言って、友人が出くわした飛び降り自殺の出来事を飛び降りようとする男に語るシーンも手に汗握りますが、20万ドルの引き渡し役をすることになったハリーが公衆電話や電話ボックスから聞こえるサソリの指示に従いあちこち走り回る展開は日本の刑事ドラマでも見かける光景ですが、「犯人の指示に従いあちこち走り回る」「大型拳銃を携行する刑事」を見るとダーティーハリーは日本の刑事ドラマに影響を与えているように感じました。
クリント・イーストウッドの映画といえば、レンタルで以前「奴らを高く吊るせ!」というテッド・ポスト監督の西部劇映画を見たのを覚えていますが、「愛しの刑事」のオープニングテーマである「奴らを高く吊るせ」という曲はこの映画のテーマ曲をカヴァーしているのでしょうね。
「愛しの刑事」は最近レンタルで第1巻を借りましたが、鑑識課員である父を殺された川村が羽山たちとともに犯人を追い詰める第1話・御殿場で逮捕された式根という男を護送する川村が謎の集団に襲われる第2話や今ではバラエティ番組の顔となった坂上忍さん演じる岡本が自殺しようとする女性を説得するシーンが印象深い第3話が気に入っています。
>≧①(黒人の銀行強盗犯を逮捕後)ハリーが病院で足の治療を受けるシーン。
>≧②ハリーと相棒のチコが覆面車に乗り夜のパトロール→殺人犯を追跡中に、ハリーが若い夫婦の部屋をのぞく→ハリーがのぞき魔と間違われた男に殴られるシーン。
>DVDで確認しましたが、①のシーンは〝冒頭のホットドッグ屋で食事をとるハリー→銀行強盗の乗った白いフォードを狙撃・強盗の一人に銃を向け「考えはわかってる…俺がもう6発撃ったか5発撃ったか?実をいうと、こっちも撃つのに夢中になって数えるのを忘れちまった…」と話しかけるハリー″のシーンの後にかかる〝病院で足のけがを見てもらうハリーが「刑事を転職するか?」とけがを治療する医者に言われる″シーンのことでしょうね。②のシーンは、ハリーの運転する黒パトの車内で「ヘリが見失うとはな…逃げ出せばわかるはずだ」とチコがハリーに向かって巡回中のヘリがサソリを見失ったことを話し「…ムダ話でもしてたのさ」と返すハリー→殺人犯らしき人物を追跡中、明かりのついた一室を覗こうとするハリーが「この出歯亀野郎!」と通りかかった男に殴られそうになるシーンのことじゃないかと思います。
カリフォルニアホールの屋上から投身自殺しようとする男をハリーが説得するシーンも「自殺したがる人間は最後の瞬間誰かを捕まえて道連れにしようってんだ」と言って、友人が出くわした飛び降り自殺の出来事を飛び降りようとする男に語るシーンも手に汗握りますが、20万ドルの引き渡し役をすることになったハリーが公衆電話や電話ボックスから聞こえるサソリの指示に従いあちこち走り回る展開は日本の刑事ドラマでも見かける光景ですが、「犯人の指示に従いあちこち走り回る」「大型拳銃を携行する刑事」を見るとダーティーハリーは日本の刑事ドラマに影響を与えているように感じました。
クリント・イーストウッドの映画といえば、レンタルで以前「奴らを高く吊るせ!」というテッド・ポスト監督の西部劇映画を見たのを覚えていますが、「愛しの刑事」のオープニングテーマである「奴らを高く吊るせ」という曲はこの映画のテーマ曲をカヴァーしているのでしょうね。
「愛しの刑事」は最近レンタルで第1巻を借りましたが、鑑識課員である父を殺された川村が羽山たちとともに犯人を追い詰める第1話・御殿場で逮捕された式根という男を護送する川村が謎の集団に襲われる第2話や今ではバラエティ番組の顔となった坂上忍さん演じる岡本が自殺しようとする女性を説得するシーンが印象深い第3話が気に入っています。
Re:「考えはわかってる…オレがもう6発撃ったかまだ5発か…」
>ダーティーハリーは日本の刑事ドラマに影響を与えているように感じました。
おっしゃる通り、ダ一ティハリーは日本のアクション刑事ドラマの基礎になった作品と言えますね。最近の刑事ドラマにはこういった展開がないのがさびしいですね。
>クリント・イーストウッドの映画といえば、レンタルで以前「奴らを高く吊るせ!」というテッド・ポスト監督の西部劇映画を見たのを覚えていますが、「愛しの刑事」のオープニングテーマである「奴らを高く吊るせ」という曲はこの映画のテーマ曲をカヴァーしているのでしょうね。
半年前くらいに「奴らを高く吊るせ」を見る機会があったので改めてテーマ曲を聴きましたが、確かにこの映画の曲にそっくり・・・というか、曲名が映画のタイトルそのままだから、おそらくカヴァーなのでしょうね。
>「愛しの刑事」は最近レンタルで第1巻を借りましたが、鑑識課員である父を殺された川村が羽山・たちとともに犯人を追い詰める第1話・御殿場で逮捕された式根という男を護送する川村が謎の集団に襲われる第2話や今ではバラエティ番組の顔となった坂上忍さん演じる岡本が自殺しようとする女性を説得するシーンが印象深い第3話が気に入っています。
坂上忍さんがレギュラー出演していた刑事ドラマでしたね。他にも今ドラクエのパロディドラマに出ている宅麻伸や、係長役に井上順など、異色の顔合わせでした。ドリフの仲本エ事が拳銃密売人の役で出演している回が気になります(笑) 。
おっしゃる通り、ダ一ティハリーは日本のアクション刑事ドラマの基礎になった作品と言えますね。最近の刑事ドラマにはこういった展開がないのがさびしいですね。
>クリント・イーストウッドの映画といえば、レンタルで以前「奴らを高く吊るせ!」というテッド・ポスト監督の西部劇映画を見たのを覚えていますが、「愛しの刑事」のオープニングテーマである「奴らを高く吊るせ」という曲はこの映画のテーマ曲をカヴァーしているのでしょうね。
半年前くらいに「奴らを高く吊るせ」を見る機会があったので改めてテーマ曲を聴きましたが、確かにこの映画の曲にそっくり・・・というか、曲名が映画のタイトルそのままだから、おそらくカヴァーなのでしょうね。
>「愛しの刑事」は最近レンタルで第1巻を借りましたが、鑑識課員である父を殺された川村が羽山・たちとともに犯人を追い詰める第1話・御殿場で逮捕された式根という男を護送する川村が謎の集団に襲われる第2話や今ではバラエティ番組の顔となった坂上忍さん演じる岡本が自殺しようとする女性を説得するシーンが印象深い第3話が気に入っています。
坂上忍さんがレギュラー出演していた刑事ドラマでしたね。他にも今ドラクエのパロディドラマに出ている宅麻伸や、係長役に井上順など、異色の顔合わせでした。ドリフの仲本エ事が拳銃密売人の役で出演している回が気になります(笑) 。
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