10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
以前日曜洋画劇場でよく放送された映画を紹介しましたが、この映画も最初に見たのは日曜洋画劇場でしたね。
大陸横断超特急
ロサンゼルス発シカゴ行きの豪華列車シルバー・ストリーク号に乗り込んだ出版業者ジョージ・コールドウェルは、美術史家シュライナー教授の秘書ヒリー・バーンズと知り合った夜、窓の外でシュライナーが列車の屋根から落下するのを目撃する。シュライナーの客室に向かうと、そこには見知らぬ男達がいて、ジョージは大男に列車から放り出されてしまう。
列車内で起きた殺人事件に巻き込まれていく主人公ジョージ・コールドウェル役を演じるのは、ジーン・ワイルダー。確か、日曜洋画劇場で見た時は、羽佐間道夫さんがジーン・ワイルダーの声を担当していた思うのですが、この間見たのは、広川太一郎さん版の吹替えでした。広川さん版のほうは、今回が初めてだったと思うが、トニー・カーティスやマイケル・ホイの時の様に、控えめながらもちょこちょこアドリブが入っていて、思った通り楽しい吹き替えになっていましたね。今ではCGになってしまうであろうハイスケールなアクションシーンもこの時代の映画(1976年)は当然ながらすべて実物表現なので見応え十分。
ジョージが1度目にシルバー・ストリーク号から放り出された瞬間。その後、ジョージは、牧場経営者の夫人が操縦する複葉機に乗り列車を追いかける。複葉機の飛行シーンの画が中々壮観でした。
ジョージが2度目にシルバー・ストリーク号から放り出されたシーン。列車の屋根に上がり、大男と対決するジョージ。見事大男を倒すも、後ろを振り向いた瞬間、目の前に信号機の棒が迫ってきて、ジョージは、その棒にぶら下がり、そのまま列車から落下してしまう。その時の「なんでええ」の言い方が面白かったですね。ちなみに、リースと言う名の大男の殺し屋役は007シリーズのジョーズで有名なリチャード・キールが演じています。
その後、ジョージは、ひょんなことから知り合ったグローバー(リチャード・プライヤー)の力を借りて再びシルバー・ストリーク号に戻りますが、この映画の最大の見所とも言うべきクライマックスは、暴走するシルバー・ストリーク号がシカゴ駅に突っ込むシーン。当時存在したロッキード飛行機製作所の格納庫に実物大の駅のセットを組んで撮影が行われたそうです。セットとは言えあそこまで本格的に作り込まれていると破壊されてしまったのがもったいない気もしましたが、実物の機関車を突っ込ませただけあって凄まじい迫力でした。
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