10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
チャンネルNECOで放送中の「ザ・ハングマン2」。あっという間に20話台に突入し、このまま順調に進むと来月最終回を迎えそうですが、なんと、早くも「2」に続いて、ハングマンシリーズ第3弾に当たる「新ハングマン」の放送が決定した模様です。新ハングマンと言えば、デジコン役の名高達郎を残してメンバーが一新。新たに 山城新伍や早乙女愛などが加わり、これまで以上にアダルトな作風になっていたと思います。新ハングマンからテーマ曲も変わり、ゴッド役も山村聰から「江戸川乱歩の美女シリーズ」などで御馴染みだった天知茂にバトンタッチしました。地上波での再放送以来約30年ぶりなので、今から非常に楽しみですね。
ハングマン2は、現在22話まで進んでおりますが、20話まで拝見。回が進むごとにハンギングの手法も過激かつユニークなものになってきていますが、最近見た中で印象に残ったハンギング場面をいくつかご紹介致します。
「仮病の悪、大手術 いびり出し作戦」
定年を間近に控えた警視庁捜査4課のベテラン刑事・浜田(織本順吉)は、一人娘のヤエコを死に追いやった関東一の組織暴力団「松宮組」の組長・松宮の逮捕に執念を燃やしていた。だが、松宮は、逮捕を逃れるために仮病を使って病院に逃げ込む。マイト達は、松宮が入院する伊沢総合病院に潜り込み、松宮の悪事を暴き出そうとする。
●ハンギング方法
手術室に運び込まれた松宮の前にコック帽を被ったマイト達がやってきて、松宮に出鱈目な手術を行う。
なぜかコックの帽子を被り、パンツ一丁で手術衣をまとったマイトが両手に持ったナイフを研ぎながら松宮を脅している姿が笑えました。その後、松宮は、新宿プラザ劇場前へ迷い込み、歩いている大衆の前で数々の罪を暴露されていたが、真昼間の劇場前でゲリラ的に行われたのであろうこの場面が圧巻でした(笑)。役者さんの体当たりの演技がやはり凄いです。
「クイズ!? 電気ショックの恐怖」
光進電機の超LSIのエリート技術者・島野の焼身自殺の謎を解くため、デジコンは、技術開発部の部長・中沢(塚本信夫)に接近する。やがて、島野がコンピュータ業界でシェア第一位の外資系企業「国際電子産業」に超LSIの情報を流していたことが判明する。
●ハンギング方法
国際電子産業・重役の佐原(佐原健二)と黒木(長塚京三)を1万ボルトの電圧が流れる電気椅子に座らせて「クイズ電気ショック」を敢行。クイズ型式で悪事を自白させる。
黒木が「YES、島野を殺したのは俺だ!」と自白するところで思わず大爆笑。クイズ型式のハンギングは中々愉快です。このやり方は後のシリーズにも応用されて、定番化していましたね。
「女子留学生を売る吸血医」
東京湾の埋立地で若い女の死体が発見される。女は東南アジアからやってきたポーリーという留学生で、歯科大学講師の阿川(川辺久造)の歯科クリニックで働くと共に、夜は、クラブで働いていた。マイト達は、阿川とクラブの支配人・佐久間(藤木敬士)の関係を探るべく行動を開始する。
●ハンギング方法
歯科の治療台に阿川と佐久間を座らせて、巨大な抜歯鉗子で二人の歯を抜き、悪事を自白させる。
事件の舞台が歯科だったからなのか、ハンギングのやり方もそれに合わせた方法で行われていたが、最後、二人が大衆の前に公開される時にドラキュラの姿になっていたのはなぜゆえ??マイトの遊び心だったのでしょうかね。ハンギングとは関係ないが、留学生役で出演していたマリアンが懐かしかった。当時は、バラエティ番組でもよく見かけましたね。
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昨年の12月に一旦終了したFOXチャンネルの「ウォーキング・デッド」シーズン5の放送が再スタート。これまでは日曜の夜10時に放送されていましたが、今回から月曜の夜9時に放送枠が移動しています。危うく見逃すところだった・・・。第9話の冒頭に、リックをはじめとするメンバー達が前回衝撃的な死を遂げたベスを弔っている?ような感じの場面がありました。ベスの死の後だからでしょうか、やけに重苦しい空気が漂っていましたね。ベスの姉のマギーは、ずっと泣き崩れているし、他のメンバー達は、いつにも増して暗い様子。生きる死人達や狂った生存者達との戦いで精も根も尽き果てて、疲れきっている風にも見えました。
【ここからおもいっきりネタばれしますので見てない人はご注意!!】
【ここからおもいっきりネタばれしますので見てない人はご注意!!】
ノア、タイリース、リック、ミショーン、グレンを乗せたワゴン車がノアの故郷に向かいます。ノアとタイリースは、ノアの自宅へ、他の3人は物資の調達に行きました。タイリースが部屋の中にあったノアと双子の兄弟の写真を見ていると、いきなり子供のウォーカーが現れて、タイリースの左腕に噛み付いた・・・・。えーーーーっ!!!。これは、またもやいきなりの急展開。前回ベスが死んだばかりなのに、まさか、タイリースまで???いや、きっとハーシェルのように噛まれた部位を切断して生き残るのであろう・・・そう思っていたが、何やら不安な描写が続きます。ノアは、リック達に知らせるため、タイリースのそばを離れ、その間にタイリースは、幻覚を見始めた。
タイリースの幻覚に、かつての仲間達の姿が現れます。ベス、リジー、ミカ、ボブ。そして、宿敵だったガバナーまで登場して、何やら「ウォーキングデッド同窓会」の様相を呈してきた(苦笑)。仲間達とガバナー、そしてギャレスの部下のマーティンも出てきて、タイリースを死の世界へ誘う。つまり、今回は、タイリースの精神の戦いが描かれているのでしょう。幻覚の中でリジーとミカがタイリースの腕を引っ張りますが、現実では、リックがタイリースの腕を掴んでいて、ミショーンが刀でタイリースの腕を切り落とした。左腕はなくなってしまったけど、これでタイリースは助かる。そう思っていたが、運び込まれた車の中で意識朦朧としているタイリースを見ると、かなり憔悴しきってやばい雰囲気になってきた・・・。
車の中でまた幻覚を見るタイリース。幻覚の中では、ベスが車を運転し、リジーとミカ、ボブも乗っていて、そこで4人がまた必死にタイリースを誘っている。ガバナーとマーティンも再び出てきて、彼を死の世界へ連れて行こうとしているように見えます。しかし、タイリースなら踏ん張れる、きっと勝てる。そう思っていた矢先・・・。車は途中で止まり、リック達がタイリースを車から降ろし、そして、突然土を掘り始めた。タイリースの遺体はそこに埋められ、後からやってきたダリルやサシャもタイリースの墓にスコップで土をかけた・・・。シーズン3から初登場して以降、無敵の強さを見せてきたタイリースの突然の最期。ベスが死んだばかりだからしばらくメンバーからの死人は出ないだろうと思っていたが、不意を突かれました。冒頭で、リック達がベスの死を悲しんでいる風の場面がありましたが、あれは、ベスではなくタイリースだったのですね。
と言うことで、シーズン5後半ものっけから怒涛の展開。今回は、前回死んだベスも引き続き登場して歌を披露したり、久しぶりにガバナーも出てきて、ファン向けのビックなサプライズエピソードにも見えました。ならば、ローリーやシェーンやメルル達も呼んでほしかったところですが、タイリースと関わりがなかったから無理だったのでしょうね。ローリー役のサラ・ウェイン・キャリーズは、「イントゥ・ザ・ストーム」という映画で久々に見かけたけど、シェーン役のジョン・バーンサルは最近映画には出ているようですが、まだ見ていません。すでにシーズン6の製作が決まっているようですが、別役でもいいからもう一度アンドリュー・リンカーンとバーンサルのツーショットを拝みたいものです。
いよいよ最終駅間近の「烈車戦隊トッキュウジャー」。ライトが闇のトッキュウ1号となり、闇の皇帝ゼットと真っ向対決する劇的展開を迎えておりますが、シリーズ終盤の展開で黒色のトッキュウジャーが初登場。今年は、レギュラー戦士のカラーに黒色が入っていませんでしたが、なるほどこのキャッスルタワーでの最終決戦のために残していたのですね。かつてのタイムレンジャーのタイムファイアや、シンケンジャーの終盤に登場した女シンケンレッドを彷彿とさせる現れ方で、主人公のカラーが赤から黒になるところはとても新鮮に見えました。これまでややコミカルテイストな作風でしたが、ここにきてかなりシリアス展開になってきましたね。光と闇、互いに共鳴し合うライトとゼット。はたして二人が辿り着く終着駅は?・・・そして、今までの記憶を失い子供の姿に戻ったトカッチ、ミオ、ヒカリ、カグラの4人は、ようやく自分達の住んでいた町に帰ることができたが、再びライトと巡り合うことができるのか?
中々面白い展開になってきましたが、なんと今週(2/1)は、報道特番のため急遽放送休止となり、番組の終了が一週間ずれ込むと言う異常事態に。次の「手裏剣戦隊ニンニンジャー」も本来は、2/15から放送開始の予定でしたが、どうやら2/22にずれ込み、まさに、「ニンニン」デイからのスタートとなるようです。近年ですと、「海賊戦隊ゴーカイジャー」の5話がやはり東日本大震災の報道のために休止、一週間後に順延となっていましたが、最終話付近でこのようなゴタゴタが起こるのは非常に珍しいです。
ここ最近の戦隊は、トータルの放送回数も減少傾向にあるようですね。バトルフィーバーJの時は一年間に全52話と、パーフェクトに放送されていましたが、現在放送中のトッキュウジャーは、全47話で終了と随分短くなっています。関西では、金曜日の夕方5時30分に戦隊が放送されていた時代は、毎年夏の高校野球の放送のせいで番組が休止になることが多く、そのせいで何回か見逃しまったこともありましたが、昭和戦隊にも今回のように報道番組なので休止・順延となった作品があったことを思い出しました。
電撃戦隊チェンジマン
第48話「海賊ブーバ愛の嵐」
スーパーギルークによって宇宙獣士にさせられようとしていたブーバ。チェンジドラゴンもスーパーギルークの攻撃を受け、大きなダメージを受けるが、二人は、女海賊ジールによって命を救われる。チェンジマンを倒して、はれて自由の身になるため、ブーバは、剣に挑戦状を送るが、しかし傷ついたブーバの代わりにジールが剣と対決することに・・・。
●これも最終決戦間近のエピソードで、本来は、1985年12月28日に放送される予定でしたが、その日は、中曽根改造内閣発足の報道特番のため休止となり、この回だけ翌年(1986年)の1月8日の水曜日に放送されたそうです。
超新星フラッシュマン
第37話「幽霊の初恋」
ダイにだけなぜか聞こえるスミレの声・・・ダイは、スミレを自分の妹だと思うようになる。獣戦士ザ・デビルブが霊魂を操り、夜な夜な人々を襲っていた。デビルブの攻撃を受け、大ピンチのフラッシュマン。スミレがダイと手を繋いだ時、ダイと共に他のフラッシュマン達もどこかへ消えてしまった。たどり着いたのは、墓場の前。そこでサラがスミレの墓を発見する。スミレは、8年前に亡くなり幽霊になっていたのだ・・・。
●近畿圏の朝日放送では、1986年11月21日にこのエピソードを放映する予定だったが、その日、伊豆大島の三原山が大噴火したため、急遽報道特別番組に切り替わり番組は休止。11月25日の火曜日に放送された。なお、関東圏は、当時土曜の夕方6時からの放送だったため影響はなく、通常通り放送された。
超獣戦隊ライブマン
第44話「ブッチー涙の大暴走!!」
ギルドスが大教授ビアスが作ったロボットである事を知ったブッチー。そして、ブッチー自身もロボットだった。「宇宙人の天才として完璧に振る舞えるよう、それも私が作った」とビアスの言葉を聞いたブッチーは、自分が捨て駒のロボットだった事を知りショックを受け、涙をこぼしながら街を破壊し暴走する・・・。
●このエピソードは、1989年1月7日に放送される予定でしたが、昭和天皇崩御に伴う特別編成のため、番組は休止。翌週の1月14日に放送され、事実上、平成初の戦隊エピソードになった。なお、ライブマンの第32話「ケンプ、血とバラの謎」も放送途中から昭和天皇容体急変の臨時番組に差し変わったため、後日再放送された。
この間ブログにパペポのことを書いたら懐かしくなってもう一度見てみたくなり、ネットを巡ってみたらあるわあるわ。自分がリアルタイムで見始めた1990年以前の回もあったので久しぶりに何本か見たのですが、いやはや今見てもやはり面白い。ある回で鶴瓶さんが柴田恭兵さんと「べっぴんの町」という映画で共演した時の話をしていたのですが、意外にも鶴瓶さんと恭兵さんは歳が同じらしく、当時恭兵さんは、すでに中一のお子さんがいると言うお話をされていました。ぺっぴんの町は恭兵さんが探偵役で主演した映画で、神戸を舞台にしたハードボイルドタッチのミステリー作品。鶴瓶さんは中国人の役で出演したそうです。
べっぴんの町が公開されたのは、1989年。89年と言えば、1986年にスタートした「あぶない刑事」の劇場版3作目「もっともあぶない刑事」が公開された年でもあります。あれから時が流れてもうすぐ30年。誕生30周年を記念して来年(2016年)あぶない刑事が再びスクリーンに帰ってくる・・・。タイトルは、『さらば あぶない刑事 -long good-bye-』。
数年前からいよいよあぶない刑事か?そろそろあぶない刑事か?・・と、何かの形で復活するのではないかとそわそわしておりましたが、ついに正式に発表がありました。10年前に公開された前作の「まだまだあぶない刑事」の時は、このブログはまだなかったですが、HPのほうで映画の速報を更新したり、期待に胸を躍らせながら情報を更新していたのが昨日のことのように思い出されます。そしてあの時と同じく、HPに来年の映画の速報を書き込んだ時は、デジャビュでもあり、夢のようでもありました。映画の内容については、まだ詳しく伝わってきていませんが、現時点では、出演は、レギュラーメンバーはもちろんのこと、監督は、村川透氏、脚本は、柏原寛司氏という情報があります。村川&柏原コンビの作品と言えば、劇場版「もっともあぶない刑事」と「あぶない刑事リターンズ」がありましたが、つまり、リターンズ以来20年ぶりの作品となるわけですね。
「まだまだあぶない刑事」は、タカ&ユージを脅かす?若手の刑事が登場したり、トオルが課長に昇進していたり、薫のキャラやコスプレがさらに過激になったりと見所は色々とありましたが、時期的にちょうど20周年を記念した作品となり、主演の二人は、50代半ばでしたが、次回の作品では、60代のタカ&ユージを見ることになるんですね。60代て、現実の刑事ならとっくに定年を迎えていると思いますが、今度の映画こそが本当に最後の作品になるらしい?ので、定年前の二人が最後にどんな暴れっぷりを見せてくれるのか、非常に気になるところです。
テレビシリーズや劇場版初期3作の時のように、車は日産が使われるのか?タカの拳銃はリボルバー復活か?そして、音楽の事も気になります。あぶない刑事は、テレビシリーズの頃から数多くの名曲があり、劇場版にも印象的な曲がたくさんありますが、個人的に今までの作品の中で一番心に残っているのが、「もっともあぶない刑事」で流れていた「Where do you from here」。劇中でこの曲を聴きながら、「あぶ刑事、本当にこれが最後なんだなあ」と思ったり、映画を見た後もサントラでこれを聴くたびに、何度も寂しい思いにさせられた曲でした。その数年後に、続編の映画が公開され、テレビスペシャルで復活した時は嬉しくもありましたが、と同時にあの時の気持ちは一体なんだったのだ・・・と、胸裂ける思いになったのも今となっては良い思い出(苦笑)。次回作でもこんな寂しい曲が流れるのでしょうかね・・・。
ここのところ邦画のアクション映画と言えば、東映チャンネルで千葉真一の空手映画や高倉健の若い頃の作品などを見るのが定番で、最近のはあまり見ていなかったのですが、久しぶりに近作を拝見。「藁の楯」と言うアクション・スリラー作品を見てみた。
日本経済界の蜷川隆興は、自分の孫娘を殺した男に10億円の懸賞金をかけ、インターネットサイトで告示した。犯人の清丸国秀は、福岡に潜伏していたが、ネットで懸賞金のことを知った男に殺されそうになり、身の危険を感じて福岡県警に自首する。清丸を福岡から東京へ移送するため、警察庁の上層部は、警視庁警護課第4係の銘苅一基警部補と、第3係の女性SPの白岩篤子巡査部長、捜査一課の奥村武と神箸正貴を中心としたチームに清丸の警護を任命する。福岡から東京まで1200キロ、タイムリミットは、48時間。1億人以上の人間達が清丸の命を狙っている状況の中、護送チームは、異常犯罪者の命を守らなければならない・・・。
久々にスケール感のある邦画に巡りあえた感じですが、まずおおっとさせられたのが陸路での護送シーン。清丸と護送メンバーが乗る護送車を数十台のパトカーが取り囲んで走行する車の大名行列シーンに圧倒された。パトカーの数は、西部警察のエンディング映像を彷彿とさせる数の多さ。いや、それ以上かもしれないが、その大名行列が高速を走行している時の空撮映像も圧巻・・・と思ったら、実はその空撮シーンは、ポリゴンを使ったCG映像だったようです。
飛行機に細工する整備士が現れてしまったため空路での護送は断念し、鉄路を使うため、再び護送車を使った護送が続くが、そこへニトログリセリンを積んだタンクローリーが突進してくる。タンクローリーには、画面でわかりやすくするためか、ニトログリセリンのプレートが映っていたが、西部警察っぽい演出に思わずニヤッとしてしまった(笑)。そのタンクローリーがパトカーに次々と体当たりして護送車に接近してくるカーアクションが圧巻。タンクローリーに激突されたパトカーがクラッシュしている場面は、実際に撮影されていると思われるが、やはりこのシーンも西部警察っぽくて見応えありました。近年作でここまでやったのは驚きですね。タンクローリーが爆発して頭から一回転するシーンは、もちろんCGだったが、もし実車を使っていたらどんな映像になっていたのか、凄く気になりました。
その後、護送チームは、新幹線に乗り込みますが、なんと日本では、許可が下りず、台湾の鉄道を使って撮影されたそうです。それを言われなければそれなりに新幹線っぽく見える映像でしたね。新幹線大爆破の時も当時の国鉄が撮影を断って、新幹線の映像は、ほとんどミニチュアで撮影されていましたが、なんというか日本の鉄道会社はいつの時代もケ○ですな(苦笑)。新幹線内にも清丸の命を狙ったヤクザが現れて銃撃戦が展開し、護送メンバーの一人がやられてしまうなど、ガンアクションも印象に残りました。
清丸の命を狙う刺客として登場する、個性豊かな俳優陣の面々も中々面白かったです。とくに、新神戸のホームで幼女を人質に取り、清丸を殺そうとする会社経営者の男を演じた長江健次氏や、女タクシードライバー役で登場した余貴美子氏が印象に残りました。もう少し銘苅と清丸の逃避行が見たかったのに、クライマックスははしょり気味で盛り上がりに欠けていたのが残念でしたが、異常犯罪者の清丸を演じた藤原竜也氏の圧巻の演技も見応えがありました。
アクションとしては、主に前半部が面白く、後半は、異常者犯罪者と警察の激しい心理戦の展開でしたが、1億人が清丸の命を狙うという絶妙な設定の面白さも相俟って、最後までスリル感が途絶えず面白かった。ただ、ラスト辺りにもう一波乱起きてカーアクション展開が見たかったですね(苦笑)。
ここ数年スカパーのほうも往年の懐かしいドラマの放送が少なくなっておりますが、そんな中、ファミリー劇場の日曜深夜に突如「日曜テレビ秘宝館」なるものが登場。何やら気になる番組なので、さっそくレコーダーで録画。記録されていたのは、今までタイトルさえ聞いたことがない往年の日本のスパイアクションドラマ「コードナンバー108 7人のリブ HDリマスター版」であった。
このドラマは、1976年に関西テレビ系の火曜夜10時枠に放送されていたという。制作局の関西テレビは在阪のテレビ局で、フジテレビ系列のテレビ局ですが、個人的に関西テレビの火曜夜10時といえば、やはり東映時代劇の千葉真一率いるJACが影の忍者を演じた「影の軍団」シリーズや、桂三枝が司会をした「三枝の愛ラブ!爆笑クリニック」を思い出します。三枝の番組が終了した90年代以降は、現代劇の枠として定着していますが、影の軍団の以前も、現代劇が放送されていた時間帯だったんですね。影の軍団のつながりでこのドラマも東映制作のドラマなのかと思ったら、宣弘社だった。当時、海外では「チャーリーズ・エンジェル」が始まった頃であり、女性オンリーのアクションドラマが流行り始めた頃だったのでしょうね。日本には、もっと前に「プレイガール」なるお色気アクションもののドラマがありましたが、このドラマは、その流れからできたものらしいです。
国際秘密捜査機関の7人の女スパイ達が活躍するアクションドラマという内容を聞いただけでも凄いですが、レギュラーの役者陣がこれまた凄い。リーダーの南條亜紀を演じるのは、キイハンターなどこの時すでにアクションものの常連であった野際陽子氏。ゴージャスなオフィスで指揮を取るその姿は、女版丹波哲郎のようなリーダーの気品と風格に溢れています。芹沢マリ役は、前田美波里氏。オープニングで踊っている姿を見た時、一瞬マッハ文朱と勘違いしてしまったが(汗)、この方も長身でタッパがあるから、足を振り上げるなどのアクション場面ではものすごくダイナミックに見えます。岡野れいこを演じるのは、「緊急指令10-4・10-10」や「スーパーロボット レッドバロン」など、特撮ものでも活躍した牧れい氏。この方、「プレイガール」の後継作品「ザ・スーパーガール」にも出演していたようです。
立花雅子役は、大ヒット曲「魅せられて」を歌ったことでも知られる台湾出身の女優ジュディ・オング氏。この方は、魅せられての衣装と振りのインパクトが強かったせいか、未だに女優というよりも歌手のイメージのほうが強いですね。当時は、必殺シリーズなど数多くの時代劇にも出演し、最近も「「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」にゲスト出演しているようです。そして、七人のメンバーの中でも一番下っ端と思われるミッチー・浜田役は、「ジャッカー電撃隊」出演前のミッチー・ラブ氏。このドラマ以前にもアクションもののドラマには出演していたみたいですが、レギュラーでは、このドラマが初出演だったようですね。当時は、志穂美悦子主演の空手映画などにも出ていましたが、映画・ドラマとも出演作が少ないだけに、かなり貴重な出演作といえます。
現在2話まで拝見しましたが、ごくシリアスな作風。作戦中に色仕掛けをするような展開もなければ、あぶ刑事のようなギャグ交じりなやりとりもなく、全体的にハードな雰囲気が漂っています。脚本に永原秀一氏や、監督に長谷部安春氏など当時、数多くの日本のアクション刑事ものに携わったスタッフがいることもあって、ストーリーもアクションシーンも安定のスケール感があり、すんなり溶け込めた。オープニングタイトルも中々カッコいいです。スパイものらしく、国際的な事件を扱っているせいか、外人のゲスト出演者がやたら目に付きます。初回は、いきなりメンバーの一人が殉職したり、新幹線のホーム上でスパイの男がスーツケース型の銃で要人を射殺したり、ロボトミー手術のシーンがあったりと、中々強烈な場面が多かった。オープニングでは、ヌンチャクアクションを披露していたが、今のところ劇中での活躍シーンが少ないミッチー・ラブのアクションにも期待です。
改めてこの時代のアクションドラマを見ると、当時の日本はアクションもの作るのがうまかったんだなあとしみじみ感じますね。今の地上波テレビでは、中々こういったスケール感のあるアクションものはお目にかかれないが、今やったらやっぱりCGだらけになっちゃうのかな・・・(苦笑)。
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