10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
スカパーでは、すっかり1970、80年代の懐かしい海外ドラマを見かけなくなってしまいましたが、テレビのHD化によって以前の再放送用の素材が使えなくなってしまったか、あるいは放送権が切れてしまったなどの理由があるのでしょうね。新しい作品もいいけど、最近そればかりになってどこの有料チャンネルもバランスが崩れてしまっているのが残念。スーパードラマTVは、スーパーチャンネル時代の時のほうが夢のような編成でしたね・・・。
現在、『スパイ大作戦』は放映されているが、『新スパイ大作戦』は中々放送されない。5年前のエアーウルフ放送時は、『新エアーウルフ復讐編』も放送してくれていましたが、その時みたいに、スパイ大作戦も新シリーズの放送をお願いしたい。あと、日本でも放送当時人気だった『白バイ野郎ジョン&パンチ』や、『バイオニック・ジェミー』、『空飛ぶ鉄腕美女 ワンダーウーマン』、デビッド・ハッセルホフが主演した『ベイウォッチ』シリーズなどももう一度最初から見てみたい。90年代に放送された『ハイテク武装車バイパー』は、国内では、未だに第3シーズンだけ放送されていないんですよね。もちろん他のシーズンももう一度見てみたいが、3シーズンがやはり一番気になります。
2000年代前半期(2002年頃)に関西のサンテレビで再放送されていた『女刑事ペパー』。この頃のサンテレビは、ゴールデンタイムに『ナイトライダー』を放送したり、11時台に日本のなつかしの刑事ドラマを放送したり、懐かしいドラマをたくさん放送していましたね。『女刑事ペパー』は、この時の再放送で見て、お気に入りになってしまったのですが、主演のペパーを演じるアンジー・ディキソンの大人びた容姿とクールな雰囲気が良く、ビル刑事役のアール・ホリマンとのコンビネーションも抜群に面白かった。第1シリーズは、フジテレビで放送されましたが、その時ペパーの声を演じたのは、現国会議員の山東昭子氏。ビル→羽佐間道夫、ジョー→小林清志、ピート→下条アトムと言う豪華な声優陣でした。第2シリーズ以降は、放送局が変わったためか、声優陣も一新されてしまったが、どちらかと言えば、第1シリーズの吹替えメンバーのほうが好きでしたね。オープニングもとても印象に残りました。
『刑事スタスキー&ハッチ』と言えば、ベン・スティラー主演のリメイク映画が公開されたが、あのリメイクももう10年前の作品なんですよね・・・。そのラストシーンには、オリジナルで主演した二人(ポール・マイケル・グレイザー&デビッド・ソウル)がカメオ出演していました。残念ながら、このシリーズは、リアルタイムで見ることができず、地上波の再放送も全く見ることができなかった。2005年頃に発売された日本語吹替え版付きのDVDでようやく見ることができたのですが、そのDVDも結局シーズン1留まりで、それ以降のシーズンはDVD化されなかったのがとても残念。バディもの刑事ドラマの最古、日本の刑事ドラマ(トミーとマツやあぶない刑事など)にも多大なる影響を与えた作品です。スタスキー&ハッチの二人が乗っていた赤いフォード・グラントリノによるカーアクションは、毎回ド派手で迫力がありましたね。シーズン1のオープニングテーマは、『スパイ大作戦』のラロ・シフリンが担当していました。
90年代のスタスキー&ハッチ、『刑事ナッシュブリッジス』のナッシュ&ジョーも最高のコンビでしたね。80年代に一世風靡した『特捜刑事マイアミバイス』のドン・ジョンソンが再びバディもの刑事ドラマに主演したことでも話題になった作品ですが、当初は、ドン・ジョンソン演じるナッシュと、その家族を中心としたシリアスなドラマ展開だったのが、シーズン2以降からは、チーチ・マリンが演じるジョーとナッシュがコンビを組んで事件を解決するコミカルな作風が定番になり、それが受け入れられたのか、以後シーズン6まで続く人気シリーズとなりました。ナッシュ=野沢那智、ジョー=青野武の二人のハイテンションなやりとりが楽しめる吹替え版がよりドラマを面白く盛り上げていましたね。
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今年は、あの『特捜戦隊デカレンジャー』が誕生10周年。再び特撮にハマるきっかけになったこの作品も、気づけば10年前の作品・・・。東映チャンネルで久しぶり見たが、デカレンジャーの頃はまだ画面のサイズが4:3のブラウン管サイズだったんですね。しかも、当時はフィルム撮影。時代の流れを感じます。そして『超電子バイオマン』が誕生30周年。同時期に放送されていた『宇宙刑事シャイダー』も30周年記念と言うことで、今年Vシネマで復活しますが、主役を演じた円谷浩さんがいないのが本当に残念。しかし、シャイダーは、放送当時に劇場版が2本『宇宙刑事シャイダー』と『宇宙刑事シャイダー 追跡! しぎしぎ誘拐団』が公開されているので、今度のVシネを見る時は、一緒にこの2本も見て追悼したい。
関西では、戦隊の放送が金曜日の夕方5時30分だったので、キー局よりも一週遅れで見ていたことになりますが、夏になると高校野球の放送があって、よく休止になることが多かったです。休止になったエピソードは、飛ばされてしまったか、あるいは別の時間に放送されたのかはよく覚えてませんが、おそらく毎年、その時期に放送されたエピソードは見逃していたと思います。あの頃も今みたいに日曜の朝7時30分からの放送だったら、放送時間の短縮もなかっただろうし、高校野球で休止になることもなく楽しめたんでしょうね。
1984年は、特撮的には特別な年だったと思っているのですが、それはなぜかと言うと、なんと、バイオマンと同じ放送時間帯にもう一つ特撮番組が放送されたからです。その特撮番組とは、『星雲仮面マシンマン』。特撮ヒーローものと言えば、当時はまだフジテレビが不思議コメディシリーズを放送していたが、ほぼテレビ朝日の独占状態。そこへ日本テレビが急にこのマシンマンの放送を始めたので、当時は、日テレでも特撮やるんだなあと意外に思ったが、戦隊でもメタルヒーローでもないオリジナルのヒーローと言うことで、物凄く新鮮さがあった。でも、テレビマガジンなどで最初にマシンマンの姿を見た時は、正直言うと「えっ?」と言う印象だった(苦笑)。
ライダーマンみたいな口出しのマスクは、目のゴーグル部分が鼻先の位置にあって下過ぎるし、妙に頭の部分が大きいし、スーツのデザインもメタルヒーローと比べると地味。でも、番組を見て、マシンマンのアクションを見たら、デザインの違和感は一気にふっとんだ。動きが物凄く俊敏かつ華麗でカッコ良かった。戦闘に入る前に、つけていたマントを消す細かい演出も面白かったし、サーベルを使ったアクションも素晴らしかった。アップテンポなカメラワークやカット割り、アクション演出も最高。主題歌や劇伴は、アニメの「ルパン三世」や「スペースコブラ」の大野雄二氏が担当しているので、緊迫感あるし、少し大人のムードも漂い、マシンマンのテンポ抜群のアクションとぴったりマッチしていたのが良かった。
戦隊やメタルヒーローとは異なる変身プロセスも良かった。戦隊はブレス、メタルヒーローは、変身ポーズだったが、マシンマンは、感情の高ぶりによって、イクシードコンバート(超転換)し、瞬時に変身する。ドルフィンと呼ばれるスーパーマシンを呼び出して、その中でイクシードコンバートする場面が多かったが、ドルフィンがなくても変身できる。最初見た時、ワープスロットルが変身アイテムなのかと思っていたが、あれは、ドルフィンを呼び出す装置でもあり、またスロットルガンに変形して、武器としても使える道具だったんですね。ドルフィンは、実車も用意され、実際にマシンマン役のスーツアクターが乗り込んでいる場面も見られたが、あの狭い空間の中でちょこまかとハンドルを動かしている姿は、滑稽でしたね(笑)。
ドルフィンのワイヤーフレーム合成の場面は、
当時おおお!となり、圧倒された。
ヒーローものと言えば、最後は、敵怪人を倒して一件落着と言うパターンが定番ですが、マシンマンの場合は、鉄人モンスやその部下兵士のようなアンドロイドの敵もいたが、単に悪い心を持った人間が敵となり、マシンマンと戦うことが多かった。人間との戦闘時は、マシンマンがその敵の人間を倒した後、カタルシスウェーブと呼ばれる光線を出して、人間の悪い心を善に変えて改心させる。このカタルシスウェーブってどのヒーローよりも最強の技ですよね。現実にこれがあれば、世界の紛争はなくなるんじゃないか(笑)。
マシンマンも今年誕生30周年と言うことで、現在東映チャンネルで放送されております。10年程前にネットで全視聴しましたが、また改めて見ると、個性的な俳優さんがたくさん出演されていて、とても豪華に感じました。テンタクルのボス・プロフェッサーK役は、「仮面ライダー」で死神博士を演じた天本英世氏。オクトパスのボスのレディーM役は、「電子戦隊デンジマン」で幹部のケラーを演じた元宝塚出身の湖条千秋氏。高瀬健のガールフレンドで新聞記者の葉山真紀役は、「巨獣特捜ジャスピオン」でアンリを演じた塚田聖見氏。ボールボーイの声は、「電子戦隊デンジマン」のへドリアン女王など、数々の悪女を熱演された曽我町子氏が担当されている。マシンマン=高瀬健役の佐久田脩氏はこのマシンマンで初めて知ったが、子役時代にも「好き! すき!! 魔女先生」や、「超人バロム・1」などいろんな特撮作品に出演されていたんですね。
平成に入ってからは、マシンマンやバイクロッサーの流れを汲むような東映のオリジナルヒーロー作品は、中々お目にかかれませんが、それらを受け継いだヒーローものもまた見てみたいですね。いつかバイクロッサーの再放送もお願いしたい。
前回は、レース回のエピソードについて書きましたが、最近、こんな出来事があったみたいですね。
なんと、ハッセルホフが国際的な公道ラリー「ガムボール3000」に参戦したそうです。ガムボールと言えば、70年代に「THE GUMBALL RALLY(日本題:激走!5000キロ)」なんてタイトルのレース映画もありましたが、世界的に有名なラリーのことで、今回は、アメリカのマイアミビーチからスタートし、ゴール地点であるスペインのイビサ島までの3000マイルの距離を走ったそうです。マクラーレン、フェラーリ、ポルシェなど言わずと知れたスポーツカーで参加するセレブがいる中、ハッセルホフは、意外にも日本車の日産『GT-R』で参加したそうです。しかもただのGT-Rではなく、車の前部にフラッシャーを装備したナイト2000仕様GT-Rに乗っていたとか。そう言えば、ナイトライダーにGT-Rは一度も登場しなかったですよね。ナイト2000vsGT-Rの話も見てみたかったなあ。気づけば還暦を迎えてしまった我等のマイケルですが、歳はとってもまだまだカッコ良いですね。ハッセルホフの足の長さに改めて圧倒されてしまった。
ハッセルホフが演じたマイケル・ナイトは、潜入捜査のために、何かになりすましてイベントに参加しながら、事件を解決していましたね。かなり様になっていた扮装もありましたが、その中から印象に残った「マイケルなりきり・・・」3作品をご紹介致します。
シーズン2
「ビデオテープは死のサイン!芸能界潜入!マイケル歌手に!!(LET IT BE ME)」
前にも何度か取り上げたことがあるエピソードですが、マイケルの恋人のスティービーが登場するスティービー(ステファニー)3部作の2作目。弁護士だったスティービーが「クラス・アクション」と言う名のバンドのボーカルになって芸能界デビューをしたが、バンドのメンバーが何者かに殺され、その事件の調査をマイケルが担当することになると言うエピソード。弁護士から歌手に転身なんて日本の芸能界ではあまり聞いたことがないですが、向こうではこういうケースもあるのでしょうかねえ。スティービーが突然歌手になってるのを見て、マイケルはさぞ驚いたことでしょうが、まさか、そのマイケルが歌手になってしまうなんて・・・。見ているこちらも驚いた。
マイケルは、元刑事ですが、それ以前は、歌手になるために歌の練習でもしていたのでしょうかね。すんなり、マネージャーにも認められて、あれよという間にバンドのボーカルになり、スティービーと息の合ったデュエットを見せてくれます。マイケル、これはちょっと「なりきりすぎ」やろ、とリアルタイム当時見ながら突っ込んでしまったが(笑)、この二人が歌っていた『OUR FIRST NIGHT TOGETHER』や、『NO WAY TO BE IN LOVE』は中々の名曲で、今でもたまに聞いてます。
シーズン3
「死の空中ブランコ!疑惑のサーカス団!!(CIRCUS KNIGHTS)」
デボンの友人がやっているサーカス団の舞台で、空中3回転ジャンプの大技を持つピーターが空中ブランコに失敗して死亡した。ピーターの死に不審を抱いたマイケルは、「ターボ・マン」を名乗って、サーカス団に潜り込み、ピーターを殺した犯人を見つけ出そうとする。
シーズン1では、スタントマンにも扮していたマイケルですから、サーカス団のメンバーになることなんてもうお手の物。キットと共に火の輪潜りをやる時は、かなりのなりきりようでした。とは言っても、この作戦では、マイケルよりもキットの負担の比重のほうが大きかったですね。テリーに認めてもらうために片輪走行を披露したり、火の輪潜りで華麗なジャンプを見せた後、爆弾の爆破を封じ込めたり、火炎放射器つきの車と戦ったり・・・。マイケルのターボマンもクレイジーで最高だったけど、後もう一つぐらい大技を見せてもらいたかった・・・。
シーズン4
「謀殺!サーキットに忍び寄る魔手!!(KNIGHT RACER)」
500マイルレースが行われていたサーキット場で、先頭を走っていたトーマス・レーシングチームのジョン・ベンダーの車が事故を起こし、ジョンが死んだ。マイケルは、ドライバーとしてトーマスチームに潜り込み、事故の真相を突き止めようとする。
このエピソードでは、マイケルがレーサーになりきり、レース用の車に乗ってレースに参加します。過去に何度もレースに参加しているマイケルですが、この話では、珍しくキットを使わず、自分の腕のみで走っています。そう言えば、ガムボール3000で、ハッセルホフは、なんとスピード違反で捕まり、違反キップを切られてしまったんだとか。このエピソードのマイケルのようなスピード狂になっていたのでしょうかね(苦笑)。キットがいたら、捕まらなかっただろうに・・・。
ファミリー劇場で一年前にスタートした『ゴリラ警視庁捜査第8班』が先週ついに終了。ご存知の通りゴリラは、前半期の軽快なコンバットアクション路線から、30話台後半からは、ゴリラのメンバーの私情が入るようになり、やや人情路線にシフトしてしまいます。そういう事情もあって、リアルタイム時は、残念ながら途中で視聴を止めてしまったのですが、今回改めて全46話を視聴しました。後半期は、倉本聰氏が脚本を担当されていることもあってか、今見直すと、撮り方とか作風の雰囲気が『大都会 闘いの日々』に似ていると改めて感じました。
最初は、『あぶない刑事』のような軽い雰囲気のドラマだったのに、突然、倉本の病気の妻が出てきたり、伊達が悪性骨腫瘍になったり、当初とは違う重たい作りについていけなかったのですが、今見るとそれはさほど気にならなかった。当時は、大都会シリーズを知らなかったので、人情路線の雰囲気に馴染めなかったのですが、闘いの日々を見た後だと、違和感なく見ることができた。30話以降も田中美奈子(役名もそのまま)の加入と赤いエクリプスの登場、その後すぐに札幌ロケの地方ロケ編があったりと、やや大人しめになったもののアクション路線は継続されていたし、人情路線に変更されてからも、「生命果つるとも」や「ある少女の反乱」などは、「西部警察」のテイストがあって楽しめた。
ただ、せっかく田中美奈子やエクリプスが登場したのに、エクリプスを使ったカーアクションや、美奈子の活躍回が思っていたほどなかったのが残念。他のG-8の車両もいろんな機能や装備があったにも関わらず、後半期は、それらが全く活かされていなかったところも残念だった。岡山ロケ編でもある最終回の「命、燃えつきても」は、最後だと思ってリアルタイム時にも視聴しました。確か敵の要塞が大爆発して、それをバッグに撃たれた伊達が最期の力を振り絞って歩き続けるクライマックスシーンの時に、ニュース速報のテロップが入ってしまったんですよね・・・。せっかくの良い場面が台無しだなあと思いながら当時は見ていましたが、今回は当然ながら余計なテロップも出ず、ようやく普通の画面で見ることができました。
この最終回には、後に渡さんがNHK大河ドラマ『秀吉』で共演した竹中直人氏がゲスト出演しています。拉致された伊達と美奈子らを救出すべく、倉本達ゴリラのメンバーが敵の要塞に乗り込むところは、『西部警察』の最終回を彷彿とさせられた。西部警察も岡山ロケ編がありましたが、あの時はまだ建設中だった瀬戸大橋が、ゴリラの最終回では、見事に完成している姿が映っていて、時の流れを感じました。
倉本→病気の妻の介護、伊達→悪性骨腫瘍の発覚という重い描写がありましたが、風間には何もなかった?のかなと思ったら、38話の「シンデレラ・ガール」で、風間が防衛隊の汚職事件のネタを握る原田の妻マリを愛してしまうと言う展開のストーリーがあった。ゴリラと人妻のラブストーリーなんて、番組を見始めた当初は予想だにしなかった展開でしたが(苦笑)、風間と不倫関係になるマリは、43話の「再会」にも登場します。このエピソードでマリは、汚職事件に関わる犯人達に殺されてしまい、怒った風間がその首謀者の元へ乗り込んでいって復讐する展開になっていました。確か、ゴリラは、犯人を撃ち殺しても許される特権を与えられているはずなんですが、なぜだかこの時は、倉本が風間の暴走を止めに入り、犯人を助けてしまうんですよね。ゴリラなんだから別に撃ち殺しても良かったと思うのですが、これも人情路線の弊害と見るべきか・・・。
この風間のマリの話を見ていると、『刑事貴族』の泉刑事とその恋人のより子のことを思い出します。泉と風間は、結構似た境遇だったんですね。泉は、恋人を失ったあと、すぐに相棒の岩田刑事を失っていたし、風間もマリを失ったあと、伊達を失う。
今見ると、後半期もそれほど悪くなく普通に楽しめましたが、どちらかと言われると、やっぱり初期のコンバットアクションの路線のほうが今でも変わらず好きですね。同じく今ファミ劇で放送中の「代表取締役刑事」は、当初は、人情路線で控えめなアクションと言う作風だったのが、後半期は、結構アクションシーンが多くなっていたり、ゴリラとは逆の流れになっているところが面白いです。「代表・・・」については、またいずれ書くことにして、これと言ってアクションドラマがないこのご時勢に見直すと、ゴリラも十二分に贅沢なアクションドラマであったことを改めて再認識させられました。
近頃スカパーのザ・シネマは、なつかしの名作映画の日本語吹替え版が充実していて中々嬉しい。今年一作目が公開30周年を迎えたグレムリンシリーズや、ビバリーヒルズコップシリーズ、新作が撮影中のスターウォーズシリーズなど、なんとも豪華なラインナップ。ただ、スター・ウォーズに関しては、ルーク・スカイウォーカーが主人公の4作目から6作目に当たるタイトルは、テレビでよく見た吹替え版(ルーク=水島裕、ハンソロ=村井国夫、C-3PO=野沢那智他)のほうもぜひ放送して欲しい。ルーク役のマーク・ハミルや、ハンソロ役のハリソン・フォードらは、新作にも出演するそうだが、ハリソン・フォードが撮影中に怪我をしてしまったらしく、今後の撮影の動向が気になるところ。
スター・ウォーズよりもずっと前にテレビで放送され人気を博したSFドラマの古典「スタートレック」の劇場版も、なんと全11作の字幕版と日本語吹替え版が連日放送されていた。スタートレックは、1966年に放送された最初のテレビシリーズを見た程度で、以後のシリーズは、残念ながらほとんど未見だが、劇場版のほうは、昔何本か見た記憶がある。スタートレックと言えば、去年、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』と言うタイトルの新作が公開されたが、それ以前に11作も劇場版が作られていたことに改めて驚いた。日本でも依然人気があるようで、スパドラでは、今もテレビシリーズが再放送されているが、当然ながら本国では、それ以上に根強い人気があるようですね。劇場版をもう一度見直してみようと、さっそく録画をしたが、他の見たい番組と時間が重複することもあって、結局6作目までしか録画できなかった。しかも5作目は、確認してみたらニュース番組が映っていて、録画に失敗。今のところ見られたのは、1から4作目までだが、今のCG表現のスタトレとは違うSFX(特殊撮影)満載の映像が懐かしくもあり、改めて見ると中々迫力があった。
4作の中で一番印象に残ったのは、スポック役のレナード・ニモイが監督を務めた『スタートレックⅣ 故郷への長い道』。クリンゴン人との激しい戦闘の末、エンタープライズ号を自爆させてしまったカーク提督らは、スポックの故郷であるバルカン星に身を隠す。その頃、地球には、謎の探査船が接近し、その探査船から出ている強力な電波によって、地球の大気がイオン化し、全システムが停止してしまう。探査船の目的がザトウクジラであることを知ったカークらは、再生し記憶を取り戻したスポックと共にクリンゴンの戦艦に乗り込んで20世紀末の地球にタイムワープし、絶滅前のザトウクジラを連れ帰ろうとする・・・。
3作目までは、エンタープライズ号による宇宙での激しい戦闘がメインだったが、この4作目は、1986年のサンフランシスコが舞台となっており、カークらが宇宙ではなく、20世紀の地球で活躍する劇場版の中でも一際コミカルなストーリーになっていた。20世紀の世界にうまく順応できず、戸惑いながらも、全力でクジラの保護に勤しむカークらの姿が面白く、派手な戦闘シーンはないものの逆に新鮮さがあった。水族館の水槽の中にいるクジラと一緒に泳ぐスポックの映像は中々インパクトがありました(笑)。
『スタートレックⅢ ミスター・スポックを探せ!』には、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドク博士役などでもお馴染みのクリストファー・ロイドがクルーグ艦長役で出演していた。また、『ロボコップ』のモートン役などでも有名なミゲル・フェラーも出ていたり、改めて見直すと意外な俳優がこのシリーズに出演していたことにも驚きます。そして、チョイ役でしたがこんな人も・・・。
どこかで見たことがあると思ったら、
『ナイトライダー』の「死線48時間リミット寸前!決死のレールウェイ大走破!!」や、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』の「F4ファントムの猛攻をかわせ!! 南米騒乱脱出行」などにゲスト出演していたマリオ・マルセリーノと言う俳優さんですね。そう言えば、『新ナイトライダー2000』にスタートレックでスコッティを演じたジェームズ・ドゥーアンが本人役でゲスト出演していた。初見時は、なんでナイトライダーにいきなりスタトレの人が本人役で???と思った。しかも劇中でスコッティと呼ばれていたし・・・。もし、これがテレビシリーズ化されていたら、死んだデボンの代わりにスコッティをレギュラー出演させるつもりだったのでしょうかね(苦笑)。
俳優の林隆三さんがお亡くなりになりました。地上波は見てないので最近の出演作は知りませんが、スカパーで去年放送された『ザ・ハングマン 燃える事件簿』や、『噂の刑事トミーとマツ』の再放送を見て、若き頃の林さんの渋い演技を堪能しましたが、その直後のこの訃報。大変残念に思います。
ハングマンの元ネタになった時代劇・必殺シリーズでは、『必殺必中仕事屋稼業』にレギュラー出演され、博徒の政吉役を熱演されていました。蕎麦屋の半兵衛役の緒形拳氏と息の合ったコンビネーションで、悪党どもをズバズバと瞬殺していく姿がとても見応えがありました。去年初めて見た「ザ・ハングマン 燃える事件簿」では、ハングマンのリーダー・ブラックを演じられていましたが、ブラックが敵の罠にハマって、壮絶な爆死を遂げてしまう場面は強烈に印象に残りました。関東では、現在MXテレビでハングマンが再放送中ですが、つい先日このブラックの殉職回が放送されたそうです。このタイミングであのエピソードが放送されるとは、神様のいたずらか何かの巡りあわせなのかわかりませんが、改めてリアルタイムで見ることができなかったハングマンを今見ることができて、本当に良かったと思います。
今年は、『噂の刑事トミーとマツ』の再放送があり、林さんが課長役演じていた第一シリーズをやっと見ることができました。当時、夕方によく再放送されていて見た記憶があるのですが、今回の再放送でようやく全106話をコンプリートすることができた。林さん演じる御崎課長は、物静かな雰囲気だが、キレたら何をしでかすかわからない破天荒さもあり、トミマツ以上に熱い男だったことを今回の放送で改めて認識することができた。御崎課長の熱い活躍が見られるエピソードは何本かありましたが、その中でも印象に残ったのは・・・
『女ごころVS迷コンビ』
トミマツの初期のエピソードは、まだコミカルなテイストが抑えられていて、ストーリーもハードでシリアスなものが多かった。このエピソードでは、後半、御崎課長がトミマツと一緒に現場に出向いて、ガス自殺を図った女性を助けたり、その女性に説教をする場面では、感情をむき出しにして女性に怒鳴りつける珍しい姿を見せていた。クライマックスでは、犯人グループに特攻して殴り込みをかけたり、逃走するリーダー格の男(菅貫太郎)に向かって銃を撃ち放つシーンもあった。最後に「てめえの逮捕状なんてこれでたくさんだ!」とその男を熱い拳で殴りつける姿が実に爽快。初期のハードな作風は、御崎課長を演じる林さんの渋い演技による部分が大きかったのかも。ちなみに、このエピソードで御崎課長がピッキングが得意であることが明かされていますが、そう言えば、あぶ刑事のあの刑事も確か・・・。
『ゆきすぎ課長辞職! さて後任は?』
政界の汚職事件の重要参考人として富士見署がマークしていた山岡と言う男が自殺を遂げる。捜査は、打ち切られることになるが、山岡の不可解な自殺に疑問を持った御崎は、自分のクビを賭けて、捜査を続行する。そんな時、何者かが御崎の名義で建売住宅を購入し、御崎は、5000万円もの借金を背負わせされることに。署長から自宅謹慎を命じられた御崎は、辞表を提出し、単身で自分を陥れた犯人を見つけ出そうとする。
巨悪に迫ろうとした矢先、妙な濡れ衣を着せられて莫大な借金を抱えることになってしまった御崎課長のラストエピソード。怒った御崎は警察を辞めて、自分をハメた大物政治家に一人で立ち向かおうとします。野獣と化し、暴走する御崎の姿は、御崎と言うよりもハングマンのブラック的な雰囲気があった。林さんと大物政治家を演じる西村晃さんの凄みのあるやりとりも見応えがありました。そう言えば、林さんは、この番組を降板後に、ハングマンに出演されたんでしたね。ブラックは、ハングマンになる前は、本庁の優秀な刑事で、ブラックの妹は、大物政治家が乗る車に轢き逃げされていた。今思うとトミマツの御崎とハングマンのブラックの人物設定が妙にリンクしているところが気になりました。
今年に入って、宇津井さん、蟹江さんと、日本の名立たる名優が亡くなられていますが、林さんも本当に個性的で声が良くて、渋い俳優さんでした。こんな俳優さんは、この先中々出てこないでしょうね。林さんのご冥福をお祈り致します。
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