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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
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今年もあと半月。2012年は、ナイトライダー30周年の記念年でございましたが、国内でも2008年に製作された新シリーズがめでたくテレビ放映&DVD化となりました。パイロットには、マイケルを演じたデビッド・ハッセルホフが出演。吹替えは、もちろんささきいさお氏、キットは、もちろん野島昭生氏のコンビが復活。マイケルとキットの直接のやりとりがなかったのは残念でしたが、キットのほうは、当然ながら毎回声が聞けるので嬉しい反面、各地方でもぜひともテレビ放映をしてもらいたかったなあと燻った気持ちも少々。

 

恒例のクリスマスシーズンでございますが、クリスマスと言えば、本家ナイトライダーにクリスマスにまつわるエピソードがありましたね。残念ながら日本では、理由は未だによくわからないのですが未放映だったエピソード「Silent Knight」。サンタクロースの衣装を着た3人組の強盗犯が現金輸送車を襲撃し、現金と金時計を盗んで逃走。強盗犯の男から金時計を盗み取った少年ティノが犯人達に狙われ、マイケルがティノを助け、事件を解決すると言うお話。第2シーズン唯一の未放映エピソードになってしまったこの作品。別段、当時(1987年)の放送コードにひっかかるような内容でもなく、放送時期が1月から5月の間だったため、単に時期はずれということで省かれてしまった可能性あり。アメリカ国内でもクリスマスシーズンだったため、放映を休止する地域があった・・・と、コンプリートブックには記載されていたが、その意味はよくわからなかった。ただ、DVDでチェックしたら、この話に登場するティノのおじさんのステファノは、劇中で「ジプシー」と呼ばれていた。ジプシーとは、一般的には、移動型民族のことを指すらしいですが、日本のテレビ放送では、近頃ジプシーが差別用語として放送禁止になっているそうです。当時からそのような規制があったのなら、それも未放映になった要因と考えられます。まあでも吹替えの時に別の表現にすればどうにかなったのではと思うのですが…。

 

knight20.jpg
 

デボンにクリスマスパーティー用のタキシードの購入を促されるが出席するのを嫌がるマイケルや、クリスマスの意味を理解できず、マイケルに質問をぶつけるキットなどなど、吹替えならどんなやりとりになったのか聞いてみたかったセリフがたんまり。マイケルがキットに「特別な贈り物を用意しよう」と言い、「新しい泥よけでもどうだい」と言ったのは、もしかして、その2話前に放送された「RING OF FIRE(日本題:壮絶ジャングル戦!絶体絶命!ナイト2000底なし沼脱出不能!!)」で泥だらけになったキットに対する皮肉だったのでしょうか。

 

キットがティノを轢く(実際はティノのほうから当たってきた)場面は、リアルタイム当時に見ていたら結構衝撃だったかもしれない。それにしてもこのティノって子、マイケルと同じようなもじゃ毛をしていて、ミニマイケルみたいな奴だったな(苦笑)。




 

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畑の上でド派手にジャンプを決めるキット。結構な高さで飛んでるぜ。

脱穀機の回転刃にも耐える無敵のボディ。



「ガースのお部屋」未放映エピソードのページ http://krx.tuzigiri.com/mihouei.htm



 

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気づけばゴーバスターズも終盤戦。亜空間のボス・実体化したメサイヤと対決し、一度はクライマックスを迎えたものの、生き残ったエンターとエスケイプとの戦いの第二章が展開しています。最初の頃は、メカニックのこだわりやスパイ的な描写があったり、ロボ戦の撮り方が変わったりして、中々新鮮味がありましたが、アクション的には、面白い部分もあるものの、ストーリー的には、やや中弛みを感じる。ここ最近は、通常のフォーマットに戻ってしまい、いまいち盛り上がりに欠ける展開。やはり、敵の強大さが足りないのが難点か。この間登場した怪盗ピンクバスターは、中々面白いキャラでしたが、ついで本当にピンクに変身すれば初のピンク戦士追加パターンとなり今までにない展開になったのに、残念ながら一回限りの出演だったようで。そう言えば、サンバルカンにもこう言うキャラがいましたねぇ。



 

    


「赤バラ仮面(バラモンガー)」に苦戦するサンバルカンに成り代わって登場したのが、この「白バラ仮面」(第29話「美剣士白バラ仮面」)。正体は、嵐山長官の娘・美佐だったのですが、赤バラ仮面とフェンシング対決を繰り広げ、ほんの数分の活躍でありながら、戦隊史に残る印象的なキャラとなった。ちなみに赤バラ仮面を演じているのは、後に宇宙刑事シャイダーで女宇宙刑事アニーを演じた森永奈緒美さん。目と口は見えるのですが、仮面をかぶっている上、声まで変えられているので、リアルタイム視聴時は、誰だかさっぱりわかりませんでした。しかし当時、10代でありながら、アニー張りにアクロバティックかつ華麗なアクションを披露されています。(YOUTUBEの東映チャンネルでいずれ配信されると思うので、ご興味のある方は、来年チェックしてください)サンバルカンと同じ3人戦隊として始まったゴーバスターズは、なにかとサンバルカンをリスペクトをしている演出を見かけるが、これもまたその一つだったのでしょうかね。嵐山長官並みに黒木司令官にも活躍してもらいたいところだが、残念ながらまだ今のところ主だった活躍はなし。やはり、ここは、長官もブラックバスターにでも変身してもらって巻き返しを図ってもらいたいところでございますが(笑)。



さて、この時期になると気になるのは、来年の戦隊。また五人戦隊に戻るみたいですが、このモチーフは、もう3回目ぐらいになるんでしょうか。その名も「獣電戦隊キョウリュウジャー」。90年代にジュウレンジャーというのがいましたが、今度の戦隊もそのジュウレンジャーに近いデザイン。特にマスクは、恐竜の開いた口の部分にゴーグルが配置されているなど、よく似ています。ゴーバスほどの新鮮味はなく、従来の戦隊に戻ったと言う印象が強いです。でも今回、タイトルが凄いですね。恐竜にジャーをつけているだけのこのストレートさ、結構インパクトはあります。そして、黄色の戦士がいない、赤・青・緑・黒・桃という初のカラーパターンの戦隊であります。獣電池を使ってサンバのリズムで変身するそうですが、踊りながら変身するわけではないようですね。ダンスをモチーフにしていたバトルフィーバーも踊りながら変身していたわけではなかったし(苦笑)。踊って変身なら結構愉快で面白そうだけど。


 

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毎年どこかで見かけるシュワちゃんの名作アクション・コマンドー。この間もザ・シネマで吹替え版が放送されていたが、何度やってもついつい見てしまう。自分の中では、もう地上波で放送されているジブリ作品と同じ感覚になっていますね(苦笑)。前にディレクターズ版のDVDも買ったのにいやはや不思議なものです。とは言ってもその時の吹替え版は、人気のあった玄田哲章版ではなく、TBSが制作した屋良有作バージョン。テレビでコマンドーを見たのは、日曜洋画劇場が最初だったのですが、実は、それよりも2年早くTBSで初放送されていたんですね。つまり、玄田哲章版は、テレビでは、2回目の吹替え。屋良版こそコマンドー初の吹替え版だったのです。

 

久しぶりに屋良有作バージョンを聞いてみたが、やはり、玄田版程の名文句やインパクトは薄いものの、こちらはこちらで結構味のある吹替えだった。それにシンディの声は、ナイトライダーのボニーの声をあてていた小山茉美さんだし、ベネットは、青野武さんと吹替え陣の人選も悪くない。サリーの声は、リーサルウェポンでメル・キブソンの声を担当していた鈴置洋孝さんや、クックは、特撮もののボスの声でも有名だった渡部猛さんと中々贅沢なメンバー。具体的にどう違っていたのか、玄田版の面白かったセリフを上げながら、ちょっと説明してみますと・・・
 



ベネットの一味に捕まり、飛行機に乗せられるメイトリクス。脱出するため、見張り役を絞め殺した後、眠っている風に見せかけてから乗務員の女性に声をかけ一言。

 

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玄田版「連れを起こさないでくれ。死ぬほど疲れてる」
屋良版「彼を起こさないでほしい。疲れてる」




サリーを追ってスーパーマーケットにやってきたメイトリクス。シンディから通報を受け、メイトリクスを発見した黒人の警備員が彼を見て一言。


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玄田版「全警備員へ。三階で非常事態だ。容疑者は男性、190cm。髪は茶、筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」
屋良版「全員に連絡。三階で緊急事態発生。容疑者は190cm、茶色い髪、筋肉隆々のそりゃ物凄い大男だ」


 

スーパーマーケットで大乱闘を繰り広げた後、シンディの車に乗り、サリーの車を追うメイトリクス。公道を暴走され、道行く車に自分の車を散々ぶつけまくられたシンディが発狂して一言。


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玄田版「今日は厄日だわ!」
屋良版「私を殺す気ぃぃぃ!!!!」




他にもメイトリクスとベネットの対決シーンのセリフも同じ事を言っているようで言葉選びのセンスが異なって、それぞれに独特の味わいがあります。屋良版のセリフは、全体的に丁寧と言うか、真面目なんですね(笑)。ユニークさと遊び心満載の玄田版と比べると、少々物足りない感じもしますが、熱血風なメイトリクスを思い存分堪能できる。クールな玄田版と熱血の屋良版、改めて見比べると新しい発見ができます。ちなみに玄田版は、最近発売されたディレクターズ版のDVDに収録されているので、久しぶりに味わいたい方は、アマゾンなどでゲットしてくださいませ。




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今年は何やら「刑事貴族」祭りのような賑わいでしたね。地上波/CSで牧編、風間編、本城編がそれぞれ放送されていた時期もあったし、そして、この年末も刑事貴族祭りは、続いております。日テレプラスは、刑事貴族2のウィークリー放送が終了しましたが、またまた連日再放送がスタートしています。そして、同時に「刑事貴族3」が始まりました。ファミリー劇場で放送中の牧編は、今週最終回。そして、風間編が来週からスタートします。

 

刑事貴族2の後期は、リアルタイム以来久しぶりに見ましたが、アクション的に面白かったのは、「愛ゆえに」の冒頭にあったカーチェイスシーン。白昼、亮の運転する覆面車が犯人の車(スカイライン)を追跡するシーンでしたが、犯人の車が交差点でアグレッシブにターンやドリフトを決め、公道でバスを追い抜いたり、対向車線を走るタクシーとぶつかりそうになったり、散々暴走した後、追いつめられて勢い良くジャンプして川に突っ込む・・・この時期にしては、かなり派手なチェイスを見せていた。90年代に入ると、カーアクションそのものがテレビドラマから封じられると言うか駆逐されると言うか、極端に減少していた時期でしたね(当時テレビでカーアクションが見られたのは、たけしのお笑いお笑いウルトラクイズぐらいだったと思う・・・)。刑事貴族でも本城編に入ってから、カーアクションは、めっきり減っていたが、この回では、いきなり派手なカーチェイスシーンが展開していたので、ちょっと驚いた。でもこのエピソードって、カーチェイスの後は代官署を舞台にした密室劇になっているんですよね。地味な密室劇が続くので、頭ぐらいは、派手にカーチェイスでもやっておくかってな感じだったのでしょうか(笑)。でも、このエピソードの結末を見る限り、この冒頭のカーチェイスにもいろいろ意味深な理由づけがあったのかもしれません。もしかしたら亮の荒っぽさを印象付けるためだけに、わざわざこんな豪快なカーチェイスシーンを入れたと言うのなら、それはそれで太っ腹と言うか、なかなか粋な演出だと思います。

 

kizoku07.jpg   kizoku08.jpg
 

日テレプラスで先月からスタートした「刑事貴族3」の初回は2時間スペシャルではなく、普通に一時間枠のエピソード。当時は、意外に思いましたね。レギュラーメンバーが増員して、ワイプのバリエーションやスピード感が増したオープニングタイトルは、かなりエポックな映像になり、コルベッツの軽快な「Danger City」の曲が映像と物凄くシンクロマッチしていました。その初回の冒頭でいきなりのヘリアクション。砂浜にヘリが突如現れて、本城達を襲っていましたが、そう言えば、本城編に入ってからヘリの登場率は、意外と多い。て言うか、牧編、風間編では、ヘリを使ったアクションはなかった。本城編では、刑事貴族2初回【ファジーでハードでホットな奴ら】→秋葉達が空港でバスジャックした後、ヘリに乗って逃走するシーン。鹿児島ロケ回【危険な二人旅】→本城達がいるホテルの部屋の前に突如ヘリが現れて、ヘリに乗っている男が部屋にバズーカーを撃ち込むと言う荒業を披露していた。これ以降、ヘリアクションはなかったと思うが、本城がヘリに乗り込んで、大門のように銃を撃っている姿も一度は、見てみたかったものですね。

 

刑事貴族と言えば、風間編で主演した郷ひろみが新七人の刑事で、超凶悪な犯人を演じているエピソードが最近放送されたのですが、これが中々の傑作で面白かった。その話は、また別の機会に・・・。


 

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もう師走です。2012年も一ヶ月を切りました。早いですね。今年も様々な海外ドラマを見てきましたが、ええと、何見たっけ???・・・となるぐらい、たくさん見たような気がします。この春に開局したBSの海外ドラマ専門チャンネル「D-LIFE」で見た『リベンジ』は、質の良いゴージャスなサスペンスものと言う感じで意外に面白かった。来年の春には、日本にシーズン2がやってくるらしいが、タケダも復活してくれるのか、大変気になるところ。このチャンネルで初めて「バーン・ノーティス」を見たが、思ってたよりもスリリングでスタイリッシュ、アクションも豪快でのめりこんでしまった。クリカンの吹替えも当初は、違和感があったが気づいたら結構馴染んで楽しめた。シーズン5の吹替え版も早く放送してもらいたいところです。「リベンジ」の後番組として放送された「ミッシング」は、元CIAエージェントのおばちゃんが何者かに連れ去られた息子を取り戻すべく奮起するお話だった。ローマが舞台になっていて、えらくお金がかかっているドラマだが、2クールも続くのか…と思っていたら、案の定10話で終了し、シーズン2の製作は、キャンセルされてしまったとか。ローマの風景は綺麗だったし、おばちゃんのハッスルな姿も堪能できたし、ストーリーも綺麗に完結していたので、続編はなくても問題ないようにも思うが・・・。

 

続編ものでは、HAWAII FIVE-Oシーズン2は、そこそこ楽しめたが、いかんせん浮き立つCGアクションには、げんなりする反面、ストーリーについては、今後の展開が気になる。意外にアクションを頑張っていたのは、「ヒューマン・ターゲット」のシーズン2。シーズン1は、CG丸出し感のアクションが目立っていたが、このシリーズでは、1話1話が映画さながらのスケールに加え、アクションは、わりとリアルな表現に徹していたのが良かった。新しく加わった女性メンバーも良い味を出していた。シーズン2でチャンス達は、イルザが役員を務める財団の傘下に入り、護衛や救出の活動をするのだが、その財団がチャンス達の活動を快く思わず、イルザを役員から外そうとするエピソードがあった。思わずナイトライダーのジャガーノートの話を思い出してしまったではないか(苦笑)。

 

「V」リメイク版のシーズン2には、オリジナルのキャストもゲスト出演していたが、結局何がしたかったのか判然としないまま、10話で打ち切り。オリジナルでダイアナを演じたジェーン・バドラーが再びダイアナ役で登場し、ビジターの リーダー・アナの母親を演じていたが、スカパーで見た吹替え版は、ダイアナの声が変わっていたのが残念。やはり、ダイアナは、小宮和枝さんでないと。最終話に出てきたマーク・シンガーは、ドノバンではなく、別役で登場していた。本来は、磯部さんであってほしかったが、まあそれは大目に見よう。ニキータのシーズン2も前シーズンよりストーリー面、アクション面がパワーアップしていて面白い。前のシリーズで協力し合っていたニキータとアレックスが敵対し、ニキータは、マイケルと共にオーバーサイトと対立する。前のテレビシリーズ(1997年版)よりも対立構造が複雑だが、かなり面白くなっている。パーシーもディヴィジョンの中から外へ飛び出して、怪しい動きを見せ始めるし、アマンダも以前より一層魅惑的で謎めいている。ニキータは、本国では、シーズン3が放送中で、来年には、日本でも放送されるでしょうが、今後の展開がやはり気になります。

 

夏には、映画『幽幻道士』のテレビシリーズ「来来!キョンシーズ」をリアルタイム以来久しぶりに見たが、久々に子役達のアグレッシブな動きが見れて感無量。昔の子役は、結構無茶やらされてますね(苦笑)。しかしその分印象深く心に残るし、だからこそ人気作になったとも言えるし。最近の日本の子役は・・・あまり、印象に残ってないな・・・。キョンシーと来ればゾンビ。「ウォーキング・デッド」シーズン1・2をこの夏に一気見したが、テレビドラマでこれほどのグロ描写を展開させるアメリカ、やはり只者ではない(笑)。特にシーズン1は、都市を舞台にして映画のようなスケール感のある映像がてんこ盛り出し、本家のゾンビを超えるクオリティの高さに驚愕した。FOXでシーズン3が放送中だが、時間がなくてまだ見ていない。早く続きが見たい作品ナンバー1。





 

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宇宙刑事シリーズは、今年ギャバンが誕生30周年を迎えたこともあり、ゴーバスターズにギャバンが登場したり、劇場版では、3人の宇宙刑事が揃い踏みして注目を集めましたね。しかし、その影に隠れて中々陽の目を見なくなってしまっているメタルヒーローが…。



『巨獣特捜ジャスピオン』・・・宇宙刑事シリーズ終了後に新たに誕生したメタルヒーロー。見た目は、ギャバン達と同様にメタリックなスーツで、色は、マスクが白。首から下の部分は、リアルタイムで見た当時は、マスクと同じく白だと思っていたが、最近よく見直したら、シルバーだった。宇宙刑事のコンバットスーツをさらに進化させた感じの洗練されたデザインがとてもカッコ良かった。宇宙刑事の3人と並んでも遜色のないデザインなので、ジャスピオンを宇宙刑事と間違える人も多いかもしれませんが、タイトルに「巨獣特捜」と書かれている通り、サタンゴースと呼ばれるダースベイダー風味の巨神の力によって凶暴化した巨獣を倒すべく、ジャスピオン達が宇宙を旅し、やがて地球に降り立って、日本の東京を舞台に激烈な戦いを繰り広げる。宇宙刑事との大きな違いは、ジャスピオンでは、巨獣との戦い、つまり戦隊と同じく毎回巨大戦が展開するところ。戦闘母艦ダイレオンは、完全な人型ロボットに変形し、巨獣たちとプロレス的な派手な戦いを見せていた。

 

ジャスピオン役は、超電子バイオマンで山守正太と言う野生児を演じた黒崎輝氏。ジャスピオンは、当初は、人間離れしたパワフルさと陽気でコミカルなキャラクターを合わせ持つ山守正太をさらにパワーアップさせたようなユニークなキャラだった。初期の髪型がなんとアフロヘアー。それが当時ものすごく強烈なインパクトがあり、それまでのヒーローよりもかなり軟派で型破りであった。しかし、どこやらかクレームが来てしまったようで、1クール過ぎた辺りでそのキャラは封印の目にあい、宇宙刑事達と同じような硬派な真面目キャラにあえなく変えられてしまった。仮面ライダーフォーゼの如月弦太朗も物議を醸しそうなリーゼントに短ラン姿だったけど、最終回までその姿を維持していた。やはり、時代なんですね。宇宙刑事の後だけにジャスピオンにも同じような熱血風なキャラクター性を求められてしまったのか。私は、あの陽気なアフロの兄ちゃん姿が好きだったのに、普通の姿になってしまったのが物凄く物足りないと言うか、残念に思っていた。ジャスピオンも平成に放送されていたら、きっとあのアフロヘアーに陽気なキャラクターのまま一年間続けられたに違いない。

 

ジャスピオンには、宿敵がいて、そいつがまた黒いコンバットスーツを着ているような感じのデザインでカッコ良かったんですね。名前も「マッドギャラン」。「宇宙刑事マッドギャラン」と書いても違和感ない。マッドギャランの人間体を演じていたのは、ゴーグルブラックやダイナブラックを演じた春田純一氏。アクションの迫力は、ピカ一で当時は、ブラックのアクション場面になると、画面に釘付けになっていましたね。ギャバンと同じく変身しなくても強い人って言うイメージで、毎回キレの良い凄まじいアクションを披露していた。そしてこの作品でもブラックですが、初の悪のヒーロー。アクションのスピード感とキレ味が鋭かった黒崎氏と春田氏、さらには、シャリバンを演じ、ブーメラン役で後から加わった渡洋史氏の3大アクションスターの組み合わせが最高のアクションヒーロー番組であったジャスピオン。日本では、忘れ去られているのかもしれないが、ブラジルでは、大人気だったようです。向こうの人が何かのイベントで日本語でジャスピオンの主題歌を歌っている映像を見たことがあるが、感動してしまった(笑)。



ジャスピオンと言えば、後半に登場した銀河魔女ギルザが忘れられません。

「カタブンダベルベカン、

 カタブンダベルベカン、  

   
キケラ!!


の呪文を唱え、妖術を使ってかなりジャスピオンを追いつめた。怖かったですね。ジュリーが「魔界転生」で演じた天草四郎時貞と同様に、ジャスピオンのブレーザーソードによって切り落とされた自分の首を腕に抱えて、不気味に笑っている姿は、えげつなかった。姉貴のギルマーザのほうは、カスタネット持って踊り出したり、少し笑える要素もあって怖い感じはしなかったのだが…。今のヒーローものではこんなことやれねーだろうな(苦笑)。


 

jaspion.jpg

頭から何か出してはります。こわっ


 

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