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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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今週から始まった『特命戦隊ゴーバスターズ』。これぞ「21世紀型メカニック戦隊」と言わんばかりにビジュアルが進化を遂げた!?…色々と期待が膨らんだ第1話でした。とくにロボ戦の戦闘&破壊シーンは、ミニチュアやCGをフル活用してかなりの力の入れようで見応えがあった。ビルが倒壊するところや、また、ビルが破壊され傾いた時に、その屋内にいるの人達の様子が映ったり、傾いたビルをロボが支えたりする演出など、リアルチックな描写が多く、とてもこだわりが感じられる。基地内の司令室やマシーン/ロボ内のセットの作り込みも凄い。最近の戦隊に出てくるロボのコクピットと言えば、簡素なセットの中で、五人がただ突っ立ているとか、クイズ番組の回答席に座っているみたいな不自然さがあり、あまりコクピットには見えないものが多かったが、今回のは、初期戦隊のそれ以上に細かくデザインされていて、いかにもそれらしく見える。仮面ライダーバースのマスク内部の映像を見た時も思ったが、昔のロボットアニメに出てくるような画が次々と実写特撮でも可能になっているのは、素直に喜ばしい。

バトルフィーバーJなどがよくやっていたロボ戦と等身大戦の同時進行の戦い方や、レッドが実車のバイクに乗っているなど、初期戦隊からのリスペクトが数多く見られ、少し懐かしさも感じさせてくれる。戦隊で実車のバイクが登場するのは、何年ぶりのことでしょうか。この間たまたま見たカクレンジャーは、実車のバイクに乗っていたけど、もしかして、あれ以来…?。しかも、レッドバスター(ヒロム)のバイクは、バディロイド・チダ・ニックと呼ばれ、今風に言うとトランスフォームしてロボットになります。バイクの姿になって喋っている時は、ちょっとナイトライダーのバイク版的なノリに見える(笑)。仮面ライダーの世界では、555が乗っていたバイクがロボット(オートバジン)に変形していたし、Wでは、ロボットではないがアクセルがバイクに変形していたが、戦隊では、おそらく?初めて見る。レッドがバイクで街の中を疾走している時に、その遠方で激しいロボ戦が繰り広げられているのが小さく見えるシーンがあったが、今までにない画の見せ方で面白い。バイクで走行しながらの変身シーンも戦隊では、珍しい。また、レッドのバイクがジャンプして宙に浮き、車体を傾けながら、レッドが怪人に銃を撃ち放つバイクアクションシーンは、Wの劇場版でも似た感じの演出があったが、まさか戦隊でもあのような演出が見られるとは…。

ゴーバスターズの見た目ですが、タイムレンジャー以来のカラーゴーグル(サングラス型)を採用したマスクは、個性的なんですが、いかんせん全体的にデザインがちょっと地味め。どことなくスパイダーマンっぽいですけどね…。デンジマンやバイオマンぐらいメカニカルな感じが欲しかった。バイオマンと言えば、ゴーバスのキャラクターデザインの担当は、80年代中期(ダイナマン~フラッシュマン)の戦隊のキャラデザを担当していた出渕裕さんなんですね。25年ぶりの戦隊復帰らしいです。初回の敵ロボット(ショベルゾード/ショベルロイド)のデザインを見る限り、確かにバイオマンのメカジャイガンのようなメカメカしい感じで、ちょっと懐かしい感じがしました。今度の戦隊vsライダーの映画にシルバが出るのも、やはり、この方の影響があるのでしょうかね。できればダークナイトも見たかった(笑)。

敵幹部に素面の役者を使っているところもやはり、初期戦隊を彷彿とさせられます。ところで、エネルギー管理局特命部のクールな黒木司令官のそばにいる二人のオペレーターは、なんか途中からゴーバスターズのメンバーに加わりそうな予感がするのですが、ライブマン式に部外から突然新たなメンバーが加わるのか、はたまたサンバルカンのように最後まで三人で戦い抜くのか。幽霊退治で有名なゴーストバスターズは、メインのメンバー三人で戦ってたし、ゴーバスもこの際、最後まで三人で頑張って欲しいものだが(苦笑)。黒木司令官も嵐山長官並みにおいしいところ取りな活躍をするんでしょうかね…(苦笑)。

 

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去年の秋にAXNでスタートした「CHASE/逃亡者を追え!」も最終回間近。ジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮を取っていると言うことで注目した作品ですが、CSIみたいに最先端の科学知識や技術をちりばめた捜査をやるわけでもなく、画的には、やはり7、80年代くらいのどこか地味で古めかしいが懐かしい刑事ドラマと言う印象です。

テキサスを舞台にしていることも作風が一層地味に見える原因かもしれない。広大な農場とか砂漠とか、のどかな田舎町を背景に事件捜査をしているのでドンだけ激しいアクションをやっても、それほどど派手な感じに見えない。テキサスと言えば、カート・ラッセルが元スタントマンの殺人鬼を熱演した「デス・プルーフ」やと言う映画の舞台にもなっていたが、そうそうあの映画の雰囲気とどことなく似てる。毎回登場する特異な犯人達の行動にスポットを当てている部分にホラー的な要素が感じられる。まあデス・プルーフぐらい過激なカーアクションなどの見せ場があったら、面白いのだろうけど、でも、今の雰囲気でも馴染めるというか、十分に楽しめます。

やはりこのドラマは、主人公の女保安官アニーのタフな姿を存分に楽しむためのドラマ。アニーは、チームのリーダー的なポジションであるが、そのチームワークで犯人を追いつめるというよりは、アニーがどれだけ無茶をしながら犯人を逮捕するのか、それが最大の見せ場なのではないかと思う(笑)。高い橋からダイブしたり、犯人が乗るトレーラーをヘリで追っかけて、ヘリからトレーラーのコンテナの上に飛び移ったり、離陸寸前の複葉機の翼にしがみついて飛行を阻止したり、爆弾で吹き飛ばされたり。ビバリー・ヒルズコップのアクセルもびっくりなワイルドなアクションの数々。カーアクションや爆破に極力CGを使っていないところも個人的には好印象です。

そんなたくましいアニーが、前後編のエピソード「麻薬カルテル」で、かなり危機的な状況に追い込まれていたのが印象的だった。麻薬のカルテルのボス・コルドヴァの家族が敵対する組織に殺され、その警備についていたアニーがコルドヴァに逆恨みされた挙句拉致され、国境を越えてメキシコにあるコルドヴァのアジトに監禁されてしまう。ここまでの展開は、なかなか緊迫感があって良かったのだが、同じく監禁されていた少年を連れてアジトから脱出するシーンがちと肩透かし。コルドヴァさんたちの監視が手薄過ぎて、思わずガクッとしてしまった(笑)。でも、逃げ切ったアニー達がガソリンスタンドに立ち寄ってから空き家へ逃げ込むまでの展開は、なかなかスリリングで面白かった。

それにしてもこのドラマ、18話で打ち切りになってしまったのが本当に残念。昔ブラッカイマーが作っていたアクション映画みたいで、結構イケてると思うのですが、最近のアメリカの視聴者は手厳し~いなあ(苦笑)。

 

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関東圏で放送中の『ナイトライダーNEXT』は、アメリカの放送順通り、今週は、『KNIGHT OF THE IGUANA』が放送されたようです。この話は、バハに潜伏中のテロリストグループのテロ計画を阻止するために、マイク・トレーサーとゾーイが新婚のサーファー・カップル(デボン&ボニー)を装って、バハに向かい、潜入捜査を行うと言う内容。バハと言えば、オリジナルでは、オフロードレースの話の舞台にもなったことがありましたが(「大追跡!凶悪のオフロードレース」)、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』「空と海の一騎打ち!! 最新鋭ミサイル原潜を撃沈せよ(CROSSOVER)」で、レーザー兵器を開発した研究者とその娘に接触するためホークがバハに向かった話を思い出します。ホーク達と研究者の親子が乗る車がKGBのスパイが乗るヘリに襲撃され、車が崖から海へ転落してしまうと言うシーンが冒頭にあったが、同じく、ネクストでもマイクとゾーイが乗るナイト3000がテロリストに襲撃を受け、一瞬で海の中へ移動するシーンがありました。


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オリジナルでは、ナイト2000が水上走行をやっていましたが、ナイト3000は、どうやら海の中へ潜ることができるようです。当然CGで描写されていましたが、どのように地上から海へ移動したのかが謎。こういうメカマシーンものの映画やドラマでは、結構大事なポイントなのに、その肝心な部分が描かれていないのはちょっといただけませんね(苦笑)。そう言えば、かつて映画やテレビで活躍したマシーン達の中にも水中に潜ることができる高性能なマシーンがたくさんいましたね。


 

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ロータス・エスプリ『007 私を愛したスパイ』でボンドカーとして使用され、その華麗な走りっぷりは、この映画の最大の見せ場にもなっていました。サイドカーやヘリの追撃をかわしながら、猛スピードで海へ突入。水中では、潜水艇に変形して、ミサイルを発射して敵のヘリを撃ち落としていた。今回のナイト3000と同じく、海の中から海岸の砂浜へかけ上がってくるシーンもありましたが、こちらは、変形シーンも含め実物表現されていたので、どことなく説得力がありましたね。
 

 

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シボレー・ベルエア『新ナイトライダー2000』と言うタイトルで日本では、テレビ放送よりも先にビデオ化されたナイトライダーの続編。好評であれば、今回のネクストのようにシリーズ化される予定になっていたのですが、残念ながら実現されなかった。マイケルが解体されかけていたキットを助けて、少しの間だけこのシボレー・ベルエアに取り付けていた。マイケルの愛車だけあってか、メインのナイト4000を差し置いて、そこそこの活躍を見せていた気がします(笑)。自動走行はできるようですが、スピードも足回りも当然ごく普通の性能。分子結合核もないので、ボディの強度もごく普通。劇中では、ナイト4000が水上走行するシーンが見られましたが、実物大の模型を使って描写されていたのが何気に凄かった。一方、ベルエアは、パトカーの追跡から逃れるために、海へ飛び込むシーンがありましたが、しかし、潜水艇になるわけでもなく、そのままひたすら海の底へ沈むだけと言う…。車内の密閉率は高く、酸素も25分も持つらしいですが、この後マイケル達は、どのようにして地上へ戻ったのか気になるところです…。


 

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バイパー…武力に頼らず最先端の機能を使って悪人達を懲らしめたナイト2000に対し、こちらは、ミサイルやらパルスやらディフェンダー(武装)モードでど派手に武装し、悪人達を撃滅していた『ハイテク武装車バイパー』シリーズ。第4シーズンに当たる『ハイテク武装車新バイパー』の初回「チーム再結成(THE RETURN)」では、FBI捜査官のキャトレットを人質にとって逃走する犯人達のボートを止めるため、主人公ジョー・アスター達が乗るバイパー(ディフェンダーモード)が桟橋の上に立ち止まってフックを撃ち込み、ボートを引き止めようとする。ボートに車体を持っていかれないように態勢を維持しようとするが、タイヤを激しく回転させたため、その軋みに耐え切れず桟橋が崩れて、バイパーが海へ転落してしまう。完全に海の底に沈んでしまったバイパーが水中から脱出するために使ったのが「ホバークラフトモード」。第4シーズンから新たに加えられた新機能。CGで描写されていますが、海底へ沈んでからホバークラフトに変形して、海上へ浮上し、ボートを追跡するまでの描写が中々細かく描かれており、それなりに見応えはあります。ナイト3000も潜水艇なり、ホバークラフトなり、ボートなりにトランスフォームして海から脱出すればもっと面白くなったかも…(苦笑)。

 

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海賊戦隊ゴーカイジャー最終回。いやあ、凄かったですね。何が凄かったってそのスケール感やらアクションも含めもう何もかもです。初期戦隊がいったいどのような活躍をするのか気になって一年間追っかけてまいりましたが、まず何より凄いのは、歴代34戦隊の戦士たち全員を登場させて見せ場を作っていたことですね。残念ながら初期戦隊は、結局レジェンド回もなく終わってしまいましたが、バトルフィーバーJは、ペンタフォース、デンジマンは、デンジパンチ(劇場版ではデンジブーメラン)、ゴーグルファイブは、ゴーグルリボン、ダイナマンは、スーパーダイナマイト、バイオマンは、スーパーエレクトロンなどなど必殺技でその特徴がアピールされていました。チェンジマンとフラッシュマンのバズーカ攻撃が見られなかったのは、残念。とくにフラッシュマンのローリングバルカンは、迫力あるし、大いなる力の一つになれそうだったのに…。

変身前の人達にもしっかりスポットを与えていたのが凄い。50話に出た「恐竜戦隊ジュウレンジャー」のマンモスレンジャー=ゴウシの登場によって、テレビシリーズ&劇場版と合わせて歴代34戦隊の中からそれぞれ(最低でも一人ずつ)客演が出そろった。出演できる人から順番に登場させるのかと思っていたら、まさか34戦隊すべてそろえてくるなんて、いやはやびっくり仰天。49話には、サンバルカンの2代目バルイーグル=飛羽さんが軍服姿で登場。かつて太陽戦隊の指揮を取った嵐山長官を彷彿とさせるような雰囲気がありました。最終回にも少しだけ出ていましたが、マーベラスたちとの直接のやりとりも見てみたかったですね。他にもチェンジグリフォンの疾風やグリーンフラッシュのダイ、ブルーマスクのアキラ、ファイブイエローの星川レミもいた。ゴーカイジャーがその五人にチェンジして戦う場面では、それぞれの主題歌が流れるという素晴らしいサプライズが。欲を言えば、ゴーグル&ダイナブラックを演じた春田純一さんにテレビシリーズのほうにも出てきてもらいたかったなあ。まあライダーWのスピンオフにも出演していたし、まあいいか(笑)。

クリスマス回には、大葉健二さんがバトルケニア役で登場しましたが、劇場版では、デンジブルー、さらに、『ゴーカイジャーvs宇宙刑事ギャバン』では、ギャバン=一条寺烈役としても登場し、30年前と変わらない素晴らしいアクションを披露されていた。そして、最終回の最後を締め括ったのは、戦隊の礎『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャー=海城剛を演じた誠直也さん。出番少しだけなのに一瞬で画面が引き締まった。さすがスーパー戦隊のリーダー。20年前はまだゴレンジャーは、戦隊シリーズ枠外のヒーローでしたが、仲間入りして本当に良かった。もう感無量です。この1年はほんと凄すぎた。35年分の東映ヒーローの歴史を回想するかのごとく、子供の頃見たヒーロー達が頭の中をかけめぐった。ありがとう東映、ありがとうスーパー戦隊。しかし戦いはまだまだ続くんですね。ゴーカイジャーから次の特命戦隊ゴーバスターズにバトンタッチされ、これからまた新たな戦いの歴史が積み重なっていくのです。さらに映画で今度は、スーパー戦隊と歴代ライダーたちがまたまた勢ぞろいして対決するんですか…(苦笑)。おいおい、よりにもよって、この映画にシルバが出るとか(爆)。まだまだ終わらない東映ヒーロー祭り。

そして、歴代戦隊のロボット達とゴーカイオーの合体コラボも凄かった。最後には、バリブルーンまで出てきて、ゴーカイオーを空でサポートしていましたが、個人的には、ゴーオンジャー回に出てきたマッハルコンとゴーカイオーが合体した姿が一番印象に残りました。なぜだかヤットデタマンの大巨人を思い出してしまったわ(笑)。ザンギャックの残虐さが描写不足であまり伝わってこなかったのが残念なところですが、ゴーカイレッドvsバスコ戦の白熱の戦いは良かったし、最終回のボス戦で見られた歴代34戦隊早替わりフルチェンジの戦いもスピード感があって面白かった。ゴーカイジャーと歴代戦隊の戦士達にお疲れさん&敬礼。

 

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西部警察のDVDが発売されました。8年ほど前の新作スペシャルの時に、西部警察PARTⅢの「燃える勇者たち」が新作と共にDVD化されていましたが、あれ以来、ようやく本格的なテレビシリーズのDVD化が始まりました。その燃える勇者たちの時とは違って、今回は、ファミリー劇場で放送中のHDリマスターのような綺麗な画質。PART1のDVD-BOXは、3巻に分けて発売されることになっていますが、全話収録ではなくセレクション。1巻あたりに24話ほど収録されるので、おそらく半分ぐらいのエピソードは、DVDに収録されると思います。PART2は、2巻発売予定ですが、話数が他のシリーズよりも少ないため(全40話)、全話収録される予定だとか。西部警察シリーズの約半数を占めるPART1のストーリーがセレクションなのは、ちと物足りないなあと思う人も多いかもしれません。

しかし、今回発売のPART1BOXの内容は、ど派手なカーアクション回、爆破回、銃撃戦回、マシンX登場編、殉職編、新人刑事登場編などなどポイントを抑えた充実のラインナップ。なんと言っても初回が、あの伝説の名作『無防備都市』ですからね。銀座の中心街や東京駅、国会議事堂の前を装甲車が走ると言う前代未聞の映像は、今でも見応え十分の迫力。何より全てが実写で描かれているところがぶったまげです(ヘリの爆破シーンだけは、合成映像ですが)。この前の相棒に加納竜さんが所轄の課長役で出演されていましたが(ひげ生やして少し雰囲気が違っていた)、その加納さんが演じたリュウ(桐生一馬刑事)が西部署の高性能マシーン・マシンXを運転して、犯人が乗るマーキュリー・クーガーを大追跡した『大激走!スーパーマシーン』も名作。東名高速を超ハイスピードで爆走するなど今となってはありえない迫力の名シーンが堪能できる。当時都内でこれだけ大々的にロケーションができたと言うのも凄いし、それだけにとどまらず、数々の奇跡の映像が存分に楽しめます。

さて、今月の初めに発売された『TV BROS』と言う雑誌の冒頭において、西部警察特集が組まれておりました。爆破やガンアクションなど様々な面から西部警察を検証し、プロデューサーの石野氏や、巽&鳩村刑事を演じた舘さんのインタビュー記事も掲載されております。裕次郎さん演じる木暮課長に常に寄り添い、大門たちにガミガミわめき散らしていた係長役がお二人おられましたが、その一人、二宮係長を演じた庄司永建さんのスペシャルインタビューもありました。毎回、事件解決後に課長室で木暮と二宮のやりとりがありましたが、ブランデーで乾杯するシーンは、庄司さんが考案されたものだったようですね。ちなみに今回発売されたDVDには、二宮係長メインのエピソード(友情の捜査線)も収録されております。二宮係長もたまあに現場に出ていたことがありましたが、メインの話では、大門たちに負けず劣らずかなり無茶な捜査をやっていましたよね(笑)。二宮係長と二代目係長役の高城淳一さんが共演した「17年目の誘拐」も次回のDVDに収録されるといいですね。




 

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2012年のテレビ雑誌の表紙でこの熱いツーショットを見られるとは…まさにミラクル!!!

 



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「金にさえなるなら、私は自分の肉親だって売る男ですよ、大門くーん 
はははははははは」

二宮係長だってたまにはワルになることもあるんですよ(笑)。いやいや嘘です。

 

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【この記事はネタバレなので注意!!】AXNで放送中の『ザ・シールド』。今週シーズン5の最終回が放送されました。この話を見るのはかれこれ3度目ですが、やはり、何度見てもショッキングで、なんともやるせない気持ちにさせられます。初めて見たのは、5年前。丁度その頃放送されていたのがシーズン5でした。その時は、シーズン4までの内容を知らなかったので、なぜシェーンが仲間のレンをあのような酷いやり方で殺してしまったのか理解できなかったが、その次の連続放送でフルシーズン視聴してようやく理解することができました。やはり、過去の4シーズンをしっかり見た後だと、より哀しみが深くなる。このシーズンが、ある意味この作品のターニングポイントであり、レンの死をきっかけにヴィック・マッキー率いるストライクチームは、少しずつ破滅の道を歩み始めて行くのです。

このシーズン5には、『プラトーン』『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』『フォーン・ブース』など数々の大作映画に出演しているフォレスト・ウィテカーが内務調査課のキャバナー刑事役として登場し、ストライクチームのこれまでの数々の悪事を暴こうとします。そのキャバナーの最初のターゲットにされてしまったレン。今までいろんな修羅場を掻い潜ってきたストライクチームなら、今回の困難も乗り切れると思ったが、やはり相手が悪かったのか。ヴィックたちと共に数々のワルをやらかしてきたが、一番仲間想いで優しいレンに狙いをつけられたのが運の尽きだったのかもしれない。再三の圧力にもめげずに、一時は、事件の捜査中にキャバナーに罠を仕掛け、見事撃退したヴィックたち。それでも引き下がらなかったキャバナーは、今度は、ヴィックの家族に狙いをつけ始める。ヴィックも反撃に出て、キャバナーの元妻に近づいたり、そのせめぎ合いが面白い。だが、ヴィックたちは、キャバナーを甘く見過ぎたのかも知れない。逆に言えば、あの特異なキャバナーだからこそ、ヴィックたちをあそこまで追いつめることができたのか…。

シーズン1初回でヴィックが仲間のテリーをいきなり銃で撃ち殺した時も物凄いインパクトがあったが、考えてみると、あの時ヴィックも、チームを守るためにあのような行動に出た。ヴィックの凄まじい悪行をそばで見てきたシェーンであるがゆえに、あんなおもいきったやり方でレンを死に追いやってしまったのであろうか…。確かにシェーンは、ヴィックほどメンタルが強くないし、だからこそヴィックに憧れ、やり方を真似ようとする気持ちは理解できるけど…。しかし、よりにもよって手りゅう弾で仲間を吹き飛ばすなんて、やはりどうかしている。チームのためでなく、自分と家族の保身を最優先してしまったシェーンには、怒りを通り越して、呆れてものも言えない。車の中で手りゅう弾が爆発した後、虫の息になって、それでも優しそうにシェーンを見つめるレンのあの表情が本当に何度見ても切ない。「これで満足か!レンが消えて満足か!」と言うキャバナーの言葉にキレて、キャバナーと取っ組み合うヴィックの気持ちはよくわかるが、しかし、全ての元凶は、ヴィックにあるという事もまた忘れてはいけない事実。あの時、ヴィックがテリーを殺さなければ…。やはり、全てがあの事件から始まっているのですね…。

このドラマ、1シーズンも欠かすことができない、本当によくできた刑事ドラマです。とくにこのシーズン5のヴィックたちとキャバナーの対立は、シリーズ最高の面白さです。そして吹替え版がまた素晴らしい。最終回のあのレンとシェーンのやりとりやシェーンが泣き叫ぶところの吹替えの演技、ジーンと来ましたね。シーズン6以降も目が離せない。地上波で放送されないのは、非常にもったいない。

 

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