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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2025/04月

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日本映画専門チャンネルで「走れ!熱血刑事」と「警視-K」が放送中。以前の放送で録画に失敗したエピソードが何本かあるのでもう一度両作品を見直していますが、「警視-K」の投げ手錠で犯人を補える勝新、力ッコイイですね。刑事ドラマで活躍する勝新は、「西部警察」の「燃える勇者たち」にゲスト出演した時と、このドラマでしか見られないのでとても貴重です。

勝新の下で働く刑事役が二人いますが、両方とも他のドラマでは、見かけたことがないので調べてみたところ、リーゼントの髪型をしてシブいルックスと声を持つ水口刑事(通称ピッピ)役は、舘ひろしがかつて所属したロックグループ「クールス」のメンバーの水口晴幸。昔の舘さんとどことなく雰囲気が似ています。もう一人、メガネをかけた小柄な谷弘刑事役は、谷崎弘一という俳優の方が演じています。この方は、「暴れん坊将軍」シリーズにも出演されていたそうです。


このドラマのプロデューサーは、当初、勝新の下で働く刑事役に「俺たちは天使だ!」で共演していた柴田恭兵と渡辺篤史を起用する予定だったそうですが、勝新がそれを却下してしまったそうです。なぜ二人を使わなかったのか、勝さんが生きていたらぜひとも聞いてみたいところですが、もしこのキャスティングが実現していたらどんな作品になっていたのか、それを考えるだけでもう胸が熱くなりますね(笑)。





「暴れん坊将軍」と聞いて思い出すのは、松平健が主演した「走れ!熱血刑事」。松平健が拳銃を握って犯人を追いかけたり、ジープで走り回ったりする姿がもの淒く新鮮。脇を固める刑事役のメンバーも荒木しげるや坂上二郎など、当時刑事ドラマで活躍した役者が顔を揃え、悪役でしか見たことがなかった竜崎勝や、「エースのジョー」こと宍戸錠が捜査課長役を演じていたりと、この異色の顔合わせが非常に安定感があり、とても見応えがあります。



ということで今回は「走れ!熱血刑事」のベストアクションシーンをいくつかご紹介いたします。









「射殺志願」・・・当時のアクション刑事ドラマの定番のバスジャック回。若年癌を患った高校生が自暴自棄になってバスジャック事件を起こすというとてもヘビーなストーリーでしたが、暴走するバスがバリケードのパトカーを突き飛ばすなど、カーアクションは、「太陽にほえろ!」や「西部警察」を彷彿とさせるど派手さです。









「怒りの十五年」・・・15年前に起きた強盗事件の真犯人に迫るべく捜査を続ける刑事たち。時効を間近に控え、大介(松平健)は、辞表を提出してライフルを持ち出し、最後の賭けに打って出る。単身悪党一味に立ち向かい、派手な銃撃戦を繰り広げる大介。ゴルゴ13ばりのスナイパーぶりを見せたり、車から吹き上がった炎をバッグに走ったり、この回のマツケンは、ハードボイルドに徹していて、いつも以上にカッコ良かった。









「謎の失踪者」・・・序盤、三人組の給料強盗グループが乗る車とパトカーの派手なカーチェイスが展開。わりと長めの追跡シーンで、途中、線路下のトンネル(川口町架道橋)が出てきて、そのトンネル内からパトカーがダイブし、一般車の横っ腹に突っ込むカースタントが見られる。西部警察と同じ時代に作られた刑事ドラマだけあって、カーアクションは結構派手なんですよね。




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今年は、松方弘樹さんをはじめ、私が一番テレビをよく見ていた時代に活躍していた俳優さんの訃報が続いておりますが、昨夜また衝撃的なニュースが飛び込んできました。昨日はたまたまBSの番組を見ていたのですが、こんなことはめったにないけど、ニュース速報のテロップを見た時に背中に電撃が走った。裕次郎さんやひばりさん、最近だと藤田まことさんの訃報のテロップを見た時と同じ激震でした・・・。


女優の野際陽子さんが亡くなられました。今、地上波で放送中のテレビドラマにも出演され、最後まで現役の女優として活躍されていたそうです。80歳を超えていたのに全然そう見えなかったので、余計に一報を知った時はびっくりしました。



野際さんと言えば、アクション刑事ドラマだと、「あぶない刑事リターンズ」の冒頭でタカとダンスを踊っていたシーンを思い出しますが、やはり、90年代のTBSのドラマでの活躍が凄まじかったですね。「ずっとあなたが好きだった」では、佐野史郎が演じたマザコン青年・冬彦の母親役、「ダブルキッチン」で山口智子をいびる姑役など、清楚で美人なお母さん役がとても似合っていて、その演技に引き込まれました。2000年代に入ってからも「TRICK」で仲間由紀恵演じる主人公の母親役を演じて、コミカルな演技を見せていました。


リアルタイムでは見ることができなかった「キイハンター」は、今東映チャンネルでやっているのでずっと見ておりますが、天性の美貌を武器に戦う知的なお姉さんという印象の女スパイ役で、豪快に男を投げ飛ばして男勝りのアクションを見せたり、このドラマの共演がきっかけで結婚した千葉真一さんとのコンビネーションも抜群で見応えがあります。




2000年代に放送された必殺の新シリーズにレギュラー出演していたそうですが、個人的に忘れられないのは「必殺仕事人Ⅴ」で演じたお京役。表の顔は活け花の師匠で、裏の顔は、生きるためなら仲間も売り渡す非情な殺し屋。政(村上弘明)を一人前の仕事人に育て上げた政の育ての母でありながら、実は、政の父親を死に追いやった人物でもある。









梅の花の枝で人を殺める姿がとても綺麗で美しかったですね。ラストにお京は政と対決し、政に倒されてしまうのですが、その死に際の、お京「政…、腕上げたね」政「なぜ俺を育てた?」お京「気まぐれさ」という最後のセリフのやりとりが泣けました。あまりに美しくカッコいい女仕事人だったので、もしかしたら次のシリーズでレギュラーになるのではと思いましたが、藤田まことさんのシリーズに出演したのはこの一回限りだったのが残念です。




日本のお母さんをイメージする時に、真っ先にこの方を思い浮かべてきましたが、この先テレビでお母さん役を見る事ができないと思うと寂しいですね。野際陽子さんのご冥福をお祈りいたします。



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応援コメントありがとうございました。今回はご好評につき「伝説の特撮俳優列伝」の第2弾をお送り致します。私が子供の頃の特撮番組は、全曜の夕方に戦隊シリーズ、その夜に宇宙刑事シリーズがあり、土曜の朝に「ロボット8ちゃん」などの不思議コメディシリーズが放送されていました。だから特撮と言えば金曜日の放送、そして放送局は、ABC(朝日放送)の認識が未だに残っております(苦笑)。


当時は、ライダーもウルトラマンもちょうどブランク(空白)期に入り、新作が作られなかった時期だったので、私の中では特撮番組と言えば、戦隊と宇宙刑事(不思議コメディシリーズは登校の準備で見ることができなかった)という印象が根付いてしまった。まだギリギリゴールデンタイムで特撮を見ることができた時代。あの頃のテレビの夜7時台と言えば、特撮と共に毎日何らかのアニメが放送されていて、子供にとってはまさに夢の時間でありました。





そんな時代の特撮番組で、とくに宇宙刑事シリーズで見たのがこの方、






 

「仮面ライダース一パー1」前半期に登場したドグマ王国の支配者テラー・マクロを演じた汐路章(しおじあきら)氏。私の中では、潮健児、梅津栄と合わせて「特撮三大恐怖俳優」と勝手に名付たこともありましたが(苦笑)、この人がゲストで登場するエピソードはいつもより格別に怖かった。



中でも宇宙刑事ギャバンの「先生たちが変だ! 学校は怪奇がいっぱい」で演じた校長役の怪演ぶりは凄まじかった。2匹のうさぎを両手で持ち、不気味に校舎の階段を下りている姿を見て、非常に身震いした記憶があります。この方も西部警察をはじめ、当時の刑事ものや必殺シリーズなどの時代劇でもよく見かけましたが、やはり一番最初に見たテラー・マクロのインパクトが強く、とてつもなく印象に残っています。










「仮面の忍者 赤影」には、夢堂一ツ目(第一部)、夕里弾正(第三部)、魔風雷丸(第4部)を複数のキャラを熱演。







 

「宇宙刑事ギャバン」「先生たちが変だ! 学校は怪奇がいっぱい」→邪悪な教育を子供たちに広めて、争いの絶えない世界を作ろうとする学校の校長(ジャアクダブラ一の人間体)役。ジャアクダブラーに変身する時にけたたましい叫び声を上げたり、突然腕が伸びたり、顔の皮膚を目玉が突き破ったり、最後まで身の毛もよだつほど不気味で恐ろしい校長でした。







 

「宇宙刑事シャリバン」「幻夢じかけのオレンジと子守唄!」→学校や家庭から見放された子供たちを救う施設「GIRAGIRA」スクールの黒木校長役(ジキルハイドビーストの人間体)。ギャバンに続いての校長役。聖歌隊のような衣装を身につけ、子供たちと歌ったりして優しく振舞うが、「人間は生き物の中で一番残忍な動物」と罵り、人間を獣性化させるオレンジをばらまくのが真の目的。このエピソードでも凄まじい怪演ぶりを見せていましたね。







 

「宇宙刑事シャイダー」「エスパークイーン」→交通事故で体が不自由になった車椅子の老人・鹿島要造 (不思議獣サイサイの人間体)役。ギャバン、シャリバンの出演回と比べるとセリフが少なく出番も少なかったが、娘のあかねを操る時の大声を上げる姿がとても迫力があった。







 

「巨獣特捜ジャスピオン」「哀しみの超電子星サクラ」→ 惑星ピースの老人役。宇宙刑事三部作の怪演に相反するがごとく、このジャスピオンでは、善人役を演じていた。



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この夏のスカパーの海外ドラマは新旧ともに充実したラインナップになっております。とくに今年に入ってから1960年代のドラマ、所謂モノクロのドラマが増えています。


FOXクラシックで現在放送中の「ベン・ケーシー」。医師と患者の葛藤、あるいは医師同士が困難な手術をめぐって対立するなど、毎回、重厚なストーリーが展開していますが、やはり気になるのは、ゲスト俳優。誰か知ってる人が出ていないかと深っていましたら、なんと8話「美しき争い」にアレックス・コードが患者の女の子の父親役で出演していた。アレックス・コードと言えば、言わずもがな「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」のアーク・エンジェル役で有名ですが、あの頃よりも若いし、左目にアイパッチをしていないから気づくのにちょっと時間がかかってしまいました(苦笑)。そして、16話「愛の重荷」には、「デルタ・フォース」などアクション映画で活躍したリー・マ一ビンがベンの同僚の医師役でゲスト出演していました。



「コンバット!」は、第2次大戦下のアメリカ陸軍歩兵連隊の活躍を描いた戦争ドラマ。毎回展開するスリリングな作戦や、銃撃戦、戦車などを使った圧巻の戦闘シーンと共に、サンダース軍曹役のヴィック・モローの演技がとても印象に残ります。テレビのバラエティ番組やCMなどで何度も聴いたあの有名なテーマ曲も印象的です。まだ数話しか見ていませんが、とくに第2話の「3人の新入兵」の、サンダース軍曹の部下の新兵が屋根伝いを進んで、敵が隠れている家の二階の窓に接近し、兵士がいる部屋に手榴弾を放り込む作戦はとてもハラハラさせられました。このコンバット!は、日本では、TBSが水曜夜8時に放送していたそうです。「噂の刑事トミーとマツ」など、一昔前は日本の刑事ドラマも放送していた枠ですが、60年代の日本のテレビは、コンバット!をはじめ、ゴールデン帯に数多くの海外ドラマを流して高視聴率を取っていたようですね。


60年代の名作でデビッド・ジャンセン主演の「逃亡者」が今月末からFOXクラシックでスタートする他、イマジカBSでは、クリント・イーストウッドの代表作「ローハイド」のシーズン2が来月の下旬から始まります。それにしてもうちで見るドラマのモノクロ率がますます上がっていきますなあ(苦笑) 。





一方、新作では、ウォーキング・デッドのスピンオフ「フィア一・ザ・ウォーキング・デッド」のシーズン2がFOXチャンネルで来週の月曜からスタートします。本家はアトランタ週辺のアメリカの東側の地域が舞台になっていますが、「フィアー・・・」の方は、ロサンゼルスなど、アメリカの西海岸地域が舞台になっており、シーズン2では、海や島で人間とウォーカーのバトルが繰り広げられるようです。本家とは一味違った展開が楽しめそうですね。



同じく、FOXで今年放送された「24レガシー」は、残念ながらシーズン1で打ち切りが決定したそうです。しかし、シリーズは継続され、また新たなキャストで製作する予定があるそうです。主演のコーリー・ホーキンズは、最初こそ違和感ありありでしたが、回を重ねるごとにどんどんカッコ良さが増して個人的には良かったと思うのですが、やはり、元祖のジャック・バウワーには勝てなかったか・・・。もう一度吹替版で見直すつもりです。次こそは、ジャックを超える逸材があらわれるのか気になるところです。


そして、AXNで放送中の「リーサル・ウェポン」は、シーズン2の製作が決定したとのこと。メル・ギブソン&ダニー・クローバーの映画版の方を知っていると、テレビシリーズのキャストでは、魅力不足かなと思っていたのですが、リッグス役のクレイン・クロフォードは見慣れてくると、ちょっと癖があるけど、投げやりな感じの演技が面白く、徐々に引き込まれてしまいました。シーズン2も期待しています。


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東映チャンネルで650話まで放送され一旦終了した「特別機動捜査隊」が451話からまた再スタートしております。レコーダーを新調してHD画質で録り直している最中ですが、改めて見直してみると、色々と気づくことが多いですね。特別機動捜査隊と言えば、「七色仮面」の波島進が演じた立石主任率いる立石班のメンバーから始まり、その後、「ウルトラセブン」のキリヤマ隊長役で有名な中山昭二が演じた藤島主任率いる藤島班が登場。放送開始8周年を記念して初登場したのが青木義朗が演じた三船主任率いる三船班。三船主任は、413話から登場したそうですが、残念ながら未見なので確認できません。できれば初回からの再放送をお願いしたいものですね(苦笑)。


450話台を改めて見直しますと、推理性、サスペンス性の強いものや、「太陽にほえろ!」の殿下(島刑事)こと、小野寺昭がゲスト出演し、当時ブームになっていたハレンチ漫画を主題に、子供の性教育について真面目に考える「マンガの世界をゆく」みたいな異色のエピソードもあったり、バラエティ豊かなストーリーがたくさんありました。当初は、格安の制作費でスタートしたこのドラマも高視聴率が続き、450話台には、なんと鹿児島と広島の2ヵ所で地方ロケが行われていました。





まず鹿児島。


「霧の中の聖女」・・・公園の池の中からコンクリートで固められた女の死体が上がる。ガイシャ(被害者)の女が乗っていた車が九州の鹿児島の駐車場に置き去られていたことや、事件の鍵を握る男が九州に向かったことから、立石班は鹿児島に飛び、捜査を進める。西鹿児島駅、西郷隆盛の銅像、鶴丸城跡の西南戦争でついた鉄砲玉の痕、南州墓地・西郷隆盛の墓、ホテル林田温泉、霧島神宮、城山観光ホテル、桜島フェリーなどの風景が映し出される他、クライマックスは桜島の火口付近で撮影された模様。



「ハイビスカスの女」・・・乱痴気パーティ中に、若者たちがカクテルに混入した毒物を飲んで死亡する事件が起こり、捜査線上に浮かんだ女と一組の新婚夫婦を追って、立石班のメンバーが指宿に向かう。鹿児島空港、池田湖、唐船峡公園のソーメン流し、国指定名勝文化財仙巌園、佐多岬などでのロケシーンが見られました。ゲームの桃太郎電鉄にもあった砂むし浴場(砂風呂)を楽しむ人達の風景や、指宿観光ホテルでのファイヤーダンスのシーンもあり。特別派手なアクションシーンはなかったですが、1970年の南国情緒溢れる当時の風景が楽しめました。






そして、広島。


「白い心の旅路」・・・特捜隊の桃井刑事は、生まれ故郷の広島に帰り、そこで一年前、犯人逮捕の際に負傷した桃井を助けた塚口奈美子と言う女性と出会う。東京で殺された奈美子の親友が広島行きの切符を持っていたことから、立石班は、奈美子が事件の鍵を握っていると見て、広島に向かい捜査を開始する。撮影は、春頃に行われた模様。広島駅、宮島ボートレース、松大船・宮島行きのりば、宮島ロッヂ、厳島神社、紅葉谷園地、キャバレー香港、広島空港、広電(路面電車)の西広島駅、サニー広島、シーサイドパレスホテル、平和記念公園。クライマックスは、蛇喰磐の川で桃井刑事と犯人が格闘する。広島ロケと言うと西部警察にもありましたが、それを遡ること12年前(1970年)の広島の風景は、中々華やかかつ賑やかでした。






  

特別機動捜査隊のスポンサーだった日産のディーラー・サニー広島に立石主任が立ち寄り、聞き込みをするシーン。思わず、「西部警察か!」と突っ込み(苦笑)。











当時は、原爆ドームのそばをこのように車両が走ることができたんですね。時代を感じさせるワンシーンです。



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ロジャー・ムーアの追悼に映画を見ようと思っていたら、ムーアのではなく、なぜだかトニー・カーティスの映画を立て続けに見てしまった(汗。ロジャー・ムーアの吹替えは、広川太一郎氏が担当していましたが、広川さんと言えば、トニー・カーティスのフィックス声優としても有名でした。この間見た2本の映画は両方とも吹替版。一つは、1958年に公開された「バイキング」と、もう一つは、67年の「サンタモニカの週末」。当然ながら両方とも広川さんがトニー・カーティスの声を担当していました。


「バイキング」の舞台は、9世紀のヨーロッパ。海を荒らし回す北方の民族バイキング。バイキングのラグナー王とイングランド王妃との間にできた息子エリック(トニー・カーティス)と、同じくバイキング王の息子のアイナー(カーク・ダグラス)の異母兄弟が運命に翻弄されながら骨肉の争いをする歴史活劇。この時のトニー・カーティスは、二枚目俳優であり、ものすごく勇ましくシリアスな演技を見せていました。カーティスの声を担当する広川さんも当然ながらおふざけや駄洒落は一切なしの演技。ちなみに、ラグナー役はアーネスト・ボーグナイン。エアーウルフのドミニクと同じく、富田耕生さんがボーグナインの声を担当していました。ラグナーは、映画の中盤に英軍に捕まり、狼の群れがいる穴に自ら飛び込んで処刑されてしまうんですが、そのシーンのボーグナインの演技がカッコ良かったですね。この時、ボーグナインはすでに40代。考えてみたら、エアーウルフに出ていたのは70歳前だったんですよね。



「サンタモニカの週末」は、タイトル通りアメリカ西海岸にあるサンタモニカの町が舞台。自動車事故をきっかけに青年のカーロ(トニー・カーティス)は、ローラという女性と親しくなるが、ローラがプ一ル建設会社の社長のロッドの愛人と知るやいなや、カーロはその弱みにつけ込んでロッドの会社のセールスマンとなり、様々なトラブルに巻き込まれるラブ・コメディ。バイキングと打って変わって二枚目半の軽々しい演技を見せるカーティスと、ギャグや駄洒落は抑え気味ながらも、どこかしらスッとぼけた演技の広川さんの吹替えが印象的でした。豪雨の影響で地滑りが発生し、海岸沿いにあるカーロの自宅が土砂に流されてひっくり返り逆さまになるクライマックスのシーンがインパクトがあり見応えがありました。










トニー・カーティスと言えば、「がんばれ!ベアーズ」シリーズの第3弾「がんばれ!ベアーズ大旋風(1978年)」に主演し、この撮影のため来日しています。日本が舞台になったこの映画で、当時活躍していた俳優の若山富三郎や、プロレスラーのアントニオ猪木、テレビのバラエティ番組で大人気だった萩本欽一と共演。フジテレビの日曜夜8時に放送されていた「家族対抗歌合戦」にカーティス演じる芸能エージェントが乱入する場面があったり、プロレスの試合で大乱闘を繰り広げたりと無茶苦茶な展開でしたが、結構面白かったです(笑)。カーティスの吹替えは、もちろん広川太一郎。








完全三枚目のトニー・カーティスと、ジェームズ・ボンドになる前の若かりしロジャー・ムーアがコンビを組んだ「ダンディ2・華麗な冒険」も面白かったですね。ムーアとカーティスともに広川さんが演じていたら、ギャグや駄洒落満載の猛烈なアドリブ合戦を展開していたかもしれませんが(苦笑)、ムーア=佐々木功の声も抜群のハマリ具合でした。



次こそはムーアの映画をじっくり見て、追悼したいと思います。

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