10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
チャンネルNECOで放送中の「ハングマンGOGO」も折り返し地点に入り、残すところ8回。リアルタイム時は、突然の路線変更についていけず一切見ることがなかったこのラストシリーズですが、改めて見てみるとコミカルな演技や演出が過度になり過ぎてはいるものの、ストーリーにはまだハードな部分が残っているし、フラッシュがリーダーだった時は、あまり印象に残る活躍がなかったアンクル、スポット、アイリスの三人が、ダブルがリーダーになってからは、以前よりも活き活きと動き回っているように見えます。
シリーズも回を重ねて、毎回登場するゲスト出演者の顔ぶれも「あ、またこの人だ!」と思わず言ってしまうぐらい、同じ俳優さんを見ることが多くになりましたが、ハングマンシリーズに最多ゲスト出演した俳優さんは一体誰だったのか?いきなりですが、ちょっとまとめてみました。
①川辺久造/田口計・・・8回
②江見俊太郎/草薙幸二郎/友金敏雄/浜田晃/佐原健二・・・7回
③近藤宏/神田隆/成瀬正/名和宏/剣持伴紀/菅貫太郎/片岡五郎/高品剛/関川慎二・・・6回
④小松方正/内田勝正/渥美国泰/小池雄介/草薙良一/中山昭二/大下哲矢/江幡高志/片桐竜次/根上淳/小林勝彦・・・5回
⑤八名信夫/藤木孝/鹿内孝/幸田宗丸/西沢利明/泉じゅん/早川雄三/江角英明/中田博久/原口剛/亀石征一郎/団時朗/桜井浩子/宗方勝巳/堀田真三/塩見三省/内藤剛志・・・4回
ザッとこんな結果になりました。いずれもあの時代に名を馳せたベテランの俳優さん達がランク・インしています。刑事ドラマや時代劇の悪役で活躍した人や、特撮番組で有名な俳優さんの名前もちらほらありますね。
現在までに8話まで拝見しましたが、とくに印象に残ったエピソードは・・・
夏の夜の悪夢! 恐怖の怪奇ホテル
「犯罪者を助ける逃がし屋が存在する。一味を暴き出してハンギングせよ」・・・殺しや強盗をして大金を手に入れた犯罪者達を国外へ脱出させる「逃がし屋」の正体を暴けとのゴッドの指令が下る。だが、指令部屋にダブルの姿はなかった。ダブルの車が若い女に乗っ取られた。女の名は、東和銀行の銀行員の水沢さゆり。彼女は、銀行から4億5000万円の金を盗み出し、外国船に乗り高飛びするため、横浜に向かおうとしていた。
ゴッドの指令を聞く時は、メンバー全員がそろっているのがこれまでの定番でしたが、今回は、ダブルが拉致され、ゴッドの指令部屋に行くことができないという珍しい展開が見られました。いつものパターン崩しから始まり、ダブルが巻き込まれた事件がやがてゴッドの指令とリンクして、ダブル達が逃がし屋が経営するホテルを見つけ出し大男と大乱闘を繰り広げた後、逃がし屋をハンギングするまでのストーリー展開が小気味良く描かれていて、中々楽しめました。
ダブルとアンクルが逃がし屋のメンバーの大男(ストロング金剛)と激しい取っ組み合いをしていましたが、アンクルが大男に派手に投げ飛ばされたりして苦戦していたのが印象的でしたね。アンクルと言えば、「朝まで待てない! 水中からの脱出」でも、追っ手と格闘中にコンクリートの穴凹に落ちて、水を流されてあわや溺死寸前の状態になっていましたが、GOGOになってからピンチに陥ることが多くなりましたね。大男が怪力で鉄パイプを折り曲げたのを見てアンクルが「こいつは人間じゃねぇぞ」と言った後、ダブルが「モンスターだ!」と言うセリフのやりとりがちょっと気になった。大男役のストロング金剛さんは、「超電子バイオマン」と言う戦隊番組でモンスターと言う名の敵の幹部を演じていましたが、このセリフは、バイオマンのネタをあえて使ったのでしょうか(笑)。もしかしたら普通に「モンスター(怪物)」と言う意味で言ったのかもしれませんが・・・。
今回のモルモットおじさんは、巨大なコンクリート石を頭の上に落とされ、頭が体にめり込む姿を披露していました。どんどんドリフのようなコント仕立てになっていくハンギングですが、「楽しいハンギング、愉快なハンギング」がモットーのこのシリーズですから、そこは大目に見て楽しみましょう(笑)。
シリーズも回を重ねて、毎回登場するゲスト出演者の顔ぶれも「あ、またこの人だ!」と思わず言ってしまうぐらい、同じ俳優さんを見ることが多くになりましたが、ハングマンシリーズに最多ゲスト出演した俳優さんは一体誰だったのか?いきなりですが、ちょっとまとめてみました。
①川辺久造/田口計・・・8回
②江見俊太郎/草薙幸二郎/友金敏雄/浜田晃/佐原健二・・・7回
③近藤宏/神田隆/成瀬正/名和宏/剣持伴紀/菅貫太郎/片岡五郎/高品剛/関川慎二・・・6回
④小松方正/内田勝正/渥美国泰/小池雄介/草薙良一/中山昭二/大下哲矢/江幡高志/片桐竜次/根上淳/小林勝彦・・・5回
⑤八名信夫/藤木孝/鹿内孝/幸田宗丸/西沢利明/泉じゅん/早川雄三/江角英明/中田博久/原口剛/亀石征一郎/団時朗/桜井浩子/宗方勝巳/堀田真三/塩見三省/内藤剛志・・・4回
ザッとこんな結果になりました。いずれもあの時代に名を馳せたベテランの俳優さん達がランク・インしています。刑事ドラマや時代劇の悪役で活躍した人や、特撮番組で有名な俳優さんの名前もちらほらありますね。
現在までに8話まで拝見しましたが、とくに印象に残ったエピソードは・・・
夏の夜の悪夢! 恐怖の怪奇ホテル
「犯罪者を助ける逃がし屋が存在する。一味を暴き出してハンギングせよ」・・・殺しや強盗をして大金を手に入れた犯罪者達を国外へ脱出させる「逃がし屋」の正体を暴けとのゴッドの指令が下る。だが、指令部屋にダブルの姿はなかった。ダブルの車が若い女に乗っ取られた。女の名は、東和銀行の銀行員の水沢さゆり。彼女は、銀行から4億5000万円の金を盗み出し、外国船に乗り高飛びするため、横浜に向かおうとしていた。
ゴッドの指令を聞く時は、メンバー全員がそろっているのがこれまでの定番でしたが、今回は、ダブルが拉致され、ゴッドの指令部屋に行くことができないという珍しい展開が見られました。いつものパターン崩しから始まり、ダブルが巻き込まれた事件がやがてゴッドの指令とリンクして、ダブル達が逃がし屋が経営するホテルを見つけ出し大男と大乱闘を繰り広げた後、逃がし屋をハンギングするまでのストーリー展開が小気味良く描かれていて、中々楽しめました。
ダブルとアンクルが逃がし屋のメンバーの大男(ストロング金剛)と激しい取っ組み合いをしていましたが、アンクルが大男に派手に投げ飛ばされたりして苦戦していたのが印象的でしたね。アンクルと言えば、「朝まで待てない! 水中からの脱出」でも、追っ手と格闘中にコンクリートの穴凹に落ちて、水を流されてあわや溺死寸前の状態になっていましたが、GOGOになってからピンチに陥ることが多くなりましたね。大男が怪力で鉄パイプを折り曲げたのを見てアンクルが「こいつは人間じゃねぇぞ」と言った後、ダブルが「モンスターだ!」と言うセリフのやりとりがちょっと気になった。大男役のストロング金剛さんは、「超電子バイオマン」と言う戦隊番組でモンスターと言う名の敵の幹部を演じていましたが、このセリフは、バイオマンのネタをあえて使ったのでしょうか(笑)。もしかしたら普通に「モンスター(怪物)」と言う意味で言ったのかもしれませんが・・・。
今回のモルモットおじさんは、巨大なコンクリート石を頭の上に落とされ、頭が体にめり込む姿を披露していました。どんどんドリフのようなコント仕立てになっていくハンギングですが、「楽しいハンギング、愉快なハンギング」がモットーのこのシリーズですから、そこは大目に見て楽しみましょう(笑)。
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スカパーの海外ドラマチャンネルはこの春も話題作満載。やはり古い海外ドラマ好きの私は、4月からFOXクラシックで放送される2つの名作が気になっております。1960年代に共に大ヒットした「べンケーシー」と「逃亡者」のテレビシリーズです。
べンケーシーは、アメリカABCテレビで1961年から5年間続いた医療ドラマ。主演はヴィセント・エドワーズで、「ナイトライダー」のパイロットに敵役でゲスト出演していた俳優としても知られています。ベン・ケーシーは日本でも1962年からTBSで放送され、50%という記録的な視聴率を出し大ヒットしたそうです。地味ながらも重厚な内容だそうですが、当時半数以上の国民を夢中にさせた理由は何であったのか?その謎を知るためにも見てみたい一作であります。べン・ケーシーと聞いてケーシー高峰を思い出す人は同世代かもしれませんが(笑)、実際、ケーシー高峰はこのドラマのタイトルから「ケーシ一」という名前をとったそうです。
逃亡者は、アメリカABCテレビで1963年から4年間に渡り放送されたテレビドラマ。妻殺しの濡れ衣を着せられて死刑宣告を受けた医者の男が警察の追跡を逃がれながら真犯人を探し出すという壮大なストーリー。主人公のリチャード・キンブル医師を演じるのはデビッド・ジャンセン。1990年代にハリソン・フォード主演のリメイク映画が作られたことでも知られている往年の名作ですが、このテレビシリーズは4期120話あります。チャールズ・ブロンソンや、「刑事コジャック」のテリー・サバラスなど有名な俳優がゲスト出演していました。8年ぐらい前にAXNミステリーで一応全話見ましたが、当時はまだSD画質。うちで録画したものはDVD一枚につき4話分を詰め込んだため、かなり低画質になってしまい今まで一度も見返したことがありません(苦笑)。今度の放送は、きっと綺麗な映像になっているだろうし、また新たな気分で楽しみたいと思っております。
2000年代にヒットした海外ドラマの人気シリーズの続編も次々と作られているみたいですが、なんとあの「プリズン・ブレイク」の新シリーズが4月からFOXでスタートします。シーズン4でファイナルだと思っていたこのシリーズがまさかの復活! あれ、どうやってマイケル生き返るの?・・・などなど、色々と突っ込みを入れたくなることもありますが、若本規夫声のティーバッグが再び見られるだけでも一見の価値ありでしょうか。でもFOXはね、ウォーキング・デッドもそうですがなぜかかたくなに日本語吹替版を放送してくれないから、後でまたDVDで見なきゃならないはめになるんでしょうけどね・・・(苦笑)。
そして、もう一つはご存じ「24」の新シリーズ「24:レガシー」。24と言えば、3年前に「リブ・アナザー・デイ」が放送されましたが、現在FOXで放送中の新シリーズは、主人公が変わっています。コーリー・ホーキンズという黒人俳優が「エリック・カーター」という名の新しい主人公を演じています。コーリーは「ウォーキング・デッド」でヒース役を演じていることでも有名です。その他のレギュラー出演者もジャックの時代のメンバーは誰一人おらず、総取っ替えされたものと思っていましたが、なんと第7話にトニー・アルメイダが登場するそうです。トニーと言えば、シーズン5で薬物を打たれて死んだかと思いきや、シーズン7で突然復活し、復讐鬼と化してジャックと対立しておりましたが、今度は、どんな形で登場するのでしょうか。やはり、ジャック時代のメンバーが出てくると期待感が膨らみますね。
アメリカでは、どうやら初回の放送から大きく視聴率を落としているらしいので、トニーだけでなく、クロエやジャックの再登板もあり?との噂もあります。内容的にはこれまでの24シリーズと同じく、カーターとテ口リストの戦いがスリリングに描かれていますが、既視感ありありの焼き回しのような展開で、目新しさが薄いのがちょっと気になりますね。あと、アミラちゃんを早くに殺しちゃったのはまずい(苦笑) 。もうちょっと見ていたかったのに・・・。
俳優の渡瀬恒彦さんが亡くなりました。印象に残っている出演作は、「セーラー服と機関銃」の若い強面のヤクザ役と、「南極物語」の関西弁を喋る越冬隊員役。とくに「セーラー・・・」のヤクザ役は強烈で、本物のヤクザではないかと思うほどの凄みのある演技が見応えありました。両方ともテレビで見ましたが、当時、大人だったら絶対劇場に観に行っていたでしょうね。渡瀬さんは、この間亡くなった松方さんのようにバラエティ番組に出ることはなかったし、東映のヤクザ映画の人という印象が強くて、子供の頃はちょっと怖いイメージがありました。
渡瀬恒彦さんのお兄さんは、渡哲也さんですが、お二人が兄弟であることを知ったのは随分経ってからでした。渡さんは物心ついた時にすでに「西部警察」で大門団長をやっていたからすぐに顔を覚えたけど、渡瀬さんは、テレビドラマで見た記憶がほとんどなかったし、子供の頃はあまり馴染みがなかったですね。初めて親近感を感じたのはバスクリンのCMの時。子供と一緒に行進しながら「裸の~王様が~」と楽しそうに歌っている姿を見て、長年持っていた怖いイメージがなくなりました。ちなみに、このCMソングの「裸の王様」は、当時シングルCDで発売されておりました。兄弟なのになんで名字が違うんだろうという疑問を長い間持ち続けておりましたが、渡瀬さんは本名で芸能活動をし、渡さんのほうが芸名(本名:渡瀬 道彦)だそうです。
渡瀬さんの出演作を数多く見たのはスカパーに加入してからでした。スカパーで「大激闘マッドポリス'80」を見てからは、渡瀬さん=氷室キャップのイメージが俄然強くなりました。シルバーのRX7をクールに乗り回し、ルガーP08などの銃を撃ちまくる氷室がカッコ良かった。西部警察の大門とマッドポリスの氷室、兄弟で共にアクションドラマの主演を張り、競い合っていた時代があったんですね。ちなみに、この二人、数年前にドラマで2度共演していました。一つは、「帰郷」と言うTBSのドラマ。もう一つもTBSで「十津川警部シリーズ」の「消えたタンカー」と言う作品。帰郷は、確執のある医者の兄弟の話で、渡&渡瀬兄弟が激しくぶつかり合っていたのが印象に残っています。
「狂った野獣」「暴走パニック大激突」などのアクション系の映画もたくさん見ましたが、これらの作品では自らカースタントもこなしていて大変驚きました。「狂った野獣」では、免許取り立てながらも大型バスを暴走させ、豪快に横転させていたのが圧巻でした。未見ですが「十津川警部シリーズ」でも自分でカ一アクションをこなした回があったそうです。「大激闘マッドポリス'80」以外にももっとたくさん渡瀬さんのアクションドラマが見たかったですね。
「恐竜・怪鳥の伝説」「復活の日」「震える舌」などアクション以外の出演作でも楽しませてもらいました。子供の頃から見ていた俳優さんやタレントさんが近頃どんどんいなくなり続けていてなんとも言えない空虚感を感じます。松方さんに続いてまた東映のビッグな名優がまた一人・・・。渡瀬恒彦さんのご冥福をお祈りします。
最近は戦隊とライダーに固定化してしまっている東映特撮ですが、石森章太郎氏ご存命時はもっと多種多様な特撮作品を作っていましたね。とりわけ1970年代は、日本の特撮最盛期の時代。レインボーマン、ダイヤモンド・アイなどの川内康範原作の東宝特撮。宇宙猿人ゴリ、電人ザボーガーなどを製作したピー・プロダクション。シルバー仮面、レッドバロンの宣弘社・・・と当時は東映以外の製作会社もテレビ特撮にカを入れていた時代でありました。
うちの特撮HPの「特撮ヒーロー年表」を見て頂いてもわかる通り、70年代は色とりどりの特撮作品が生まれたわけですが、あれから40年以上の月日が経ち、これらの作品が記憶の中から薄らいでおります。10年くらい前まではスカパーで70年代の特撮作品がよく放送されていましたが、テレビのHD化の影響もあってか、最近は東映と円谷の作品しか見かけなくなりました。「鉄人タイガーセブン」「UFO大戦争戦え!レッドタイガー」などの未見の作品や、日本国家の滅亡と日本人撲滅を企む敵組織『死ね死ね団』が今見ると妙にリアルチックなレインボーマンなどももう一度見てみたいですが、すっかり時代の流れに押されて見られなくなってしまっているのが残念であります。
そんな中、近頃、時代劇専門チャンネルで特撮が放送されています。去年「西遊記」がスタートし、つい最近まで深夜に「西遊記2」が放送されていました。惜しくも今年の1月に玉竜(馬)役を演じたおひょいさんこと藤村俊二さんが亡くなられ、その追悼も合わせて久しぶりに見ましたが、当然ながら画質がグレードアップしていて大変驚きました。7年ぐらい前にファミリー劇場で見た時はフイルムの劣化が進み、所々画面が黒ずんで非常に見にくかったエピソードもありましたが、今回のHD放送では以前黒ずんで見えにくかった部分もはっきりくっきりと映り、とても綺麗な映像になっていたので、まるで別の作品を見ているような気分で楽しむことができた。
そして、西遊記2の後に始まったのが石森章太郎原作の東映作品で、変身ヒ一ローが江戸時代を舞台に活躍する「変身忍者 嵐」。東映の時代劇ヒーローと言えば真っ先に思い出すのは「仮面の忍者 赤影」ですが、変身忍者嵐は、簡単に言ってしまうと、時代劇版「仮面ライダー」。ナレーションが中江真司、怪物の造型や怪人の不気味な奇声もどことなくショッカーの怪人を彷彿させるし、怪人担当の声優さんもライダーとほとんど同じ。死神博士の天本英世が大魔王サタン役、地獄大使の潮健児がイタチ小僧役で出ていたり、チャンバラアクションでありながら、アクション、爆破の演出やSEなど、あらゆる部分で仮面ライダーと共通するところがありました。
伊賀忍者のタツマキ役は、仮面の忍者赤影で白影役を演じた牧冬吉。タツマキの娘・カスミ役は、「がんばれ!レッドビッキーズ」の林寛子。残念ながら役者の都合で、カスミは、32話で退場しています。そう言えば、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」にモモンシジャ一に変身する霞(かすみ)という名前のヒロインがいましたが、もしかしたら、変身忍者嵐のカスミを意識して名付けられたのでしょうかね??
それはさておき、ゲスト出演者の中でとくに気になったのは、「好き! すき!! 魔女先生」でヒロイン役を演じた菊容子が8話に怪人の人間態(くノ一・千恵)役で出演し、38話からくノ一・カゲリ役でレギュラーになったこと。魔女先生のアンドロ仮面みたいに変身女忍者になるのかと思いきや、どうやら最後まで変身はしなかったみたいです(笑)。他にも西部警察のおやっさん役をやっていた藤岡重慶や、当時活躍した力士の高見山、キレンジャーを演じる前の畠山麦、必殺シリーズの常連だった西崎緑、この番組の主題歌を歌っている水木一郎などがゲスト出演していました。一番印象に残ったのは、キックボクサーの沢村忠が急に衣裳を脱いでボクサースタイルになり、敵に強烈なニー・キックをおみまいすると言う、時代設定無視の戦いを繰り広げていたのが面白かった(笑)。
「好き! すき!! 魔女先生」と言えば、2クール目からヒロインがアンドロ仮面に変身して敵と戦う変身ヒロインものに路線変更されていましたが、同じくこの変身忍者嵐も度重なるてこ入れと路線変更がなされています。変身忍者嵐は、NET(現・テレビ朝日)の金曜夜7時のゴールデン帯に放送されたそうですが、その裏のTBSでは、「ウルトラマンA(エース)」が放送され、両作品が激しい視聴率競争を繰り広げていたそうです。第21話から「西洋妖怪編」がスタートし、レギュラーメンバーの衣裳や設定、変身ポーズも変更され、さらに路線変更の切り札としてもう一人のヒーローが投入されたのです。それがこの・・・
「月ノ輪」と呼ばれる仮面剣士。嵐が敵に苦戦すると必ずどこからともなくあらわれ、嵐をピンチから救ってくれるオタスケマン的な存在のヒーロー。デザインモチーフは「ツキノワグマ」だそうですが、なるほどもしかしたら・・・
このヒーローや・・・
このヒーローのルーツになっているヒーローなのかもしれませんね。
テレビで映画を見る時は、「ザ・シネマ」などのスカパーの映画チャンネルで見るのがすっかり習慣となりましたが、落ち着いて見られるのがいいですね。地上波みたいにCMが入らないし、カットシーンもないし、余計なテロップも出ないからとても見やすい。地上波は放送される映画が限定されてしまうが、スカパーは古今東西、多種多様な映画が放送されているし、昔の懐かしい吹替え作品も見られるしでメリットが多々あります。
しかし、私が子供の頃、今のスカパーの映画チャンネルのような役割を果たしていたのは、地上波の映画枠でした。TBSの「月曜ロードショー」、テレビ朝日の「日曜洋画劇場」、フジテレビの「ゴールデン洋画劇場」、日本テレビの「水曜(金曜)ロードショー」。テレビ東京にも「木曜洋画劇場」という映画枠があったが、うちのテレビはテレビ東京が映らなかったので、子供の時は見ることができなかったが、当時は民放全局に必ず一つは映画枠があり、その枠でいろんな映画を楽しめることができたのです。
その頃の民放の映画番組にはそれぞれ解説者がいて、映画が開始前と終了後に解説者の解説を聞くことも一つの楽しみになっていました。今は、映画解説者が一人もいなくなってしまいましたが、当時は解説者がいるのが当たり前の時代。やはり一番印象に残っているのは、「日躍洋画劇場」の解説を担当していた淀川長治さん。淀川さんと言えば、解説の終わりに、「またお会いしましょうね。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」という名台詞を言っていたのが有名ですが、ついに番組にサヨナラ、サヨナラする時が来てしまったようです。
1966年から半世紀に渡り続いてきた「日曜洋画劇場」が今月で終了とのこと。私自身この10年間地上波で映画を見ていないので、最近はどんな映画が放送されていたのかは存じ上げませんが、どうやら視聴率対策のためにバラエティ番組ばかり放送して、映画の放送は少なくなっていたようですね。カットシーンが多い上に、CMの入り方が悪い、だらだらと宣伝テロップを流す、エンディングに変な演出をするなど、地上波での映画の扱いは年々酷くなる一方のようで、さらに今は表現規制の問題もあって放送できる作品も限られてしまい、地上波ではもはや大人が楽しめる映画は一切見ることができなくなってしまった。こんな状況では、無理にゴールデン帯に映画枠を残しても意味がないですよね。地上波で映画を見る時代ではなくなったということなのでしょうか。
かつては、メジャーな作品からマイナー作品、アクション、SF、ホラー、コメディ、ちょっとHな作品まで幅広いジャンルの映画を放送してくれた日曜洋画劇場。007シリーズ、ロボコップ、ダイハード、ビバリー・ヒルズコップ、未来警察、エイリアン、スターウォーズにネバーエンディングストーリー・・・スタローン、シュワちゃん、ジャッキーのアクション映画やヒッチコックの作品。ブルーサンダー、ブラックライダー、ザ・カー、クリスティーンを最初に見たのも、ナイトライダーやAチームなどの海外ドラマのスペシャル版を放送してくれたのもこの日曜洋画劇場でした。映画を見終わり淀川さんの締めの解説を聞き、その後に流れる次回の予告編を見ることも楽しみの一つでしたね。次はどんな映画を放送してくれるのか、毎週わくわくしながら見ていました。あの頃のテレビは本当に自由と夢がありましたよねえ。
感謝の気持ちをこめて、今回は、「ありがとう!日曜洋画劇場マイべスト」と題して、日曜洋画劇場で放送された映画の中から、思い出の映画2選をご紹介いたします。
ヒドゥン
(1987年作品 日曜洋画劇場で1990年4月にテレビ初放映)
(1987年作品 日曜洋画劇場で1990年4月にテレビ初放映)
エイリアンが人間の体を次々と乗り換えて、凶悪な殺人事件を起こしていくSFホラー・アクション。冒頭から高級スーパーカーの黒いフェラーリで派手なカーチェイスを繰り広げたり、カーアクションのインパクトも強かった作品。エイリアンの刑事役を演じていたのは、「デューン/砂の惑星」やテレビドラマ「ツイン・ピークス」などで知られるカイル・マクラクラン。
日本の特撮の「ブルースワット」はこの映画の影響を受けていると思われますが、解説の淀川さんによると、この映画は、日本の化け猫や、音楽は、歌舞伎の伴奏に似ているなど、日本の影響があると仰っていましたね。猿の惑星、スーパーマン、スターマン・愛・宇宙はるかに、コクーン、ゼイリブなどなど、日曜洋画劇場で見たSF映画は忘れられない作品が数多いですが、このヒドゥンもその一つです。カイル・マクラクランの声を松橋登さん、マイケル・ヌーリーの声を田中秀幸さんが演じた吹替えも良かったですが、未だDVDに収録されていないのが残念。
地獄のマッドコップ
(1988年作品 日曜洋画劇場で1989年6月にテレビ初放映)
(1988年作品 日曜洋画劇場で1989年6月にテレビ初放映)
「死霊のはらわた」「ダークマン」「スパイダーマン」などで知られるサム・ライミ監督作品の常連俳優であるブルース・キャンベルが主演した殺人ホラー映画。無実の罪で監獄送りになり、そこで滅多切りにされ殺された警官コーデルが地獄から蘇えり、復讐鬼と化してニューヨークの町で次々と殺人事件を起こす。今の地上波では絶対放送されないであろう内容の映画ですが、80年代はこういう映画をバンバン流していましたね(苦笑)。
警官版「ターミネーター」と言う感じで、ド派手なアクションが見応えありました。続編の「マニアックコップ2」も日曜洋画劇場で放送されましたが、「マニアックコップ3/復讐の炎」は、テレビ東京の『木曜洋画劇場』で放送されています。この映画、日本では劇場未公開でしたが、日曜洋画劇場で「地獄のマッドコップ」のタイトルで初放映されてから日本でも話題となったそうです。この際、日本のテレビ局が要請して6分間の追加シーンを加えたオリジナルバージョンが放送されています。当時のスタッフのこだわりというか、映画愛が伝わってくるエピソードですね。
1991年5月の2度目の放送時は、本編終了後に「マニアックコップ2」の映画宣伝が流れていました。
これを書いてたら他にも紹介したい作品がたくさん出てきたので、いずれまた第2弾をやりたいと思います(笑)。
これを書いてたら他にも紹介したい作品がたくさん出てきたので、いずれまた第2弾をやりたいと思います(笑)。
東映チャンネルで昨秋にスタートした「キイハンター」は早くも50話台に突入しております。今のところ欠番もなく順調に進んでいますが、Wikiによると、54話の「それゆけ発狂作戦」が欠番扱いになっているとのこと。しかし、東映チャンネルでは、今日その54話が放送されます。サブタイトルからして何やら危険な香りが漂うエピソードでございますが(笑)、「怪奇大作戦」の「狂鬼人間」やら「キカイダー01」のキ●ガイバトなど、この時代のテレビ映画は、際どい内容の作品がたくさんありましたよね。「それゆけ発狂作戦」はどんな内容になっているのか、とても気になります。
セスナ機を使ったスカイアクション、ロープウェイアクション、雪原アクション、ボートチェイスなどなど、毎回多彩なアクションで楽しませてくれるキイハンターですが、ゲストも多彩です。50話中もっともよく見かけたゲストは、室田日出男さん。「亡霊は真夏の太陽の下」のケロイド顏の幽霊船長役が中々強烈でした。「墓を掘る殺し屋たち」の中国人役、「用心棒必勝作戦」の神父姿の狙撃者役など、インパクトのある役柄が多かったですね。「吸血鬼ゴケミドロ」など当時日本の映画でも活躍した外国人女優のキャシー・ホーランも二度ゲストで出ています。「墓を掘る殺し屋たち」では、黒木キャップの元恋人役を演じていました。「死刑台から来た男」には、「木枯らし紋次郎」で人気スターになる前の中村敦夫がゲスト出演していました。
「殺人ドライブ」では、「恐怖の報酬」、「情無用の殺人旅行」では、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」のオマージュのようなアクションシーンがありとても印象的でしたが、それら以上に強烈に印象に残ったエピソードと言えば、やはりこれです。
「西に向って大追跡」
東亜大学科学研究所でレーザー光線の研究をしている研究員が相次いで殺される事件が起きる。風間は、誘拐された発明者の朝海を見つけ出すため、朝海の同僚の門脇を追って岡山へ向かうが、門脇は何者かに狙撃され殺されてしまう。誘拐事件にレーザーのレンズになる鉱石が絡んでいることを知った風間は、朝海の恋人・康子を連れて調査を進める。
千葉真一演じる風間が孤軍奮闘するハードアクション巨編。貸物列車に飛び乗り、列車の上で激しい格闘を見せるなど、これぞ千葉アクションの真髄とも言うべきダイナミックかつスリリングなアクションシーンがたくさん見られます。このエピソードは、岡山県の湯郷温泉や水島工業地帯などで撮影されています。
この鉱山の大爆破シーンは、カラー版のOPでも見られた有名なシーン。このエピソードから引用していたんですね。この爆破シーン以外にも風間は、砂山の上から派手に転がり落ちたり、数多くのハードアクションを見せています。
拉致されたユミちゃんが乗っている列車をジープで追う風間。ジープから降りた後、なんと、走行中の貨物列車に果敢に飛び乗る。もちろん、千葉さん本人の命がけのスタントです。このシーンの風間の服装は、「宇宙刑事ギャバン」の一条寺烈を彷彿とさせますね。
貨車上での激しい格闘シーン。連結部をジャンプで飛び越えて後ろの貨車に移動しながらの激しい立ち回り。CGではない生身のリアルアクションの迫力。実に圧巻です。60年代にこんな過激なアクションをテレビドラマでやっていた千葉さんはやっぱり凄い。
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