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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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FOXチャンネルで昨年末に第8話(シーズン7前半)まで放送された「ウォーキング・デッド シーズン7」。しばらくの休止期間を経て、いよいよ来週の月曜(2/13)夜9時から第9話(シーズン7後半)がスタートします。極めて衝撃的な展開で幕を明けたシーズン7。その初回に、シーズン1からリック達と共に過酷な生存競争を勝ち抜いてきたグレンがついにリタイアとなり、また、シーズン4からリック達の仲間に加わったエイブラハムもウオーカー・・・ではなく一人のおっさんによって亡き者にされてしまいました。


ゾンビに追いつめられて死ぬならまだしも、変なおっさんに針金つきのバットで殴り殺されるのはなんとも後味が悪いですよね。ウォーカーなんてもはやおまけ。人間同士の血で血を洗う醜いバトルがまだまだ続きそうです。夫の死を目の当たりにしてしまったマギー。シーズン4では父のハーシェル、シーズン5で妹のベス、そして夫のグレンまでも失ったマギーですが、しかしお腹の中には、希望の光となるグレンの子供がいます。ニーガンの支配下の中で、無事に子供を生むことができるのかがシーズン7後半の一つの見所です。


同じくグレン達の死を目撃したリック達の動向も気がかりです。リックはすっかりニーガンの子分となり、食料深しに躍起になっております。抵抗すれば自分の子供達や仲間達がグレンらと同じ目に遭うかもしれないし、ここは我慢のしどころと仕方なく受け入れた道だとは思いますが、しかしながら今シーズンのリックは全くリックらしさがなくて物足りないですね。リックの息子のカールは、前シーズンで右目を失い、目に包帯を巻いている姿がトレードマークのようになってきましたが、その痛々しいカールの右目を見たいと言って包帯を取ることを強制したり、食卓でリックの帰宅を待っている変なおっさんがいるのです(笑)。そのおっさんとは、今シーズンのもう一人の主役と言ってもいい程圧倒的な存在感を見せているニーガン。


このシーズン7はニーガンのドラマと言っても過言ではないくらい、ニーガンの存在が鼻につきますね。わざとルーシルをリックに持たせて、忠誠心を推し計ってみたり、長々とリーダーは誰であるかを問いてみたり、いやらしくリック逹の心を支配しようとするわけですが、正直うっとうしい(笑) 。しかし、最初はただの狂人に見えたニーガンが少しずつ人間的な一面を見せ始めてきました。髭を剃ったら男前だし、エプロンをつけてカールと一緒に料理を作っている姿を見ていたらなぜだか憎めない(苦笑)。一体何を考えているのかこの男。最後までリック達の強敵として立ち振る舞うのか、はたまた、リック達の仲間入り?をするというまさかの超展開が見られるのか?これもシーズン後半の大きな見どころになりそうです。



初回にニ一ガン率いる「救済者」の集団に拉致され、気の毒にも彼の奴隷と化してしまったかわいそうな男が一人います。このドラマでナンバー1の人気を誇るあのダリルです。今シーズンもっともおいしくない役どころ・・・と言ってしまえばそうなのかもしれませんが、しかし、これまで数ある窮地を乗り越えてきた男だけに、やはり静かなる抵抗を続けていました。ニーガンに罵られたり、屈辱の日々を耐え抜いたダリル。ようやくニーガンのアジトから抜け出し、再びリック達と合流しました。



一人の凶人に翻弄され続け、絶望のどん底に追い込まれたリック達が、そろそろ反撃ののろしを上げそうな、そんな雰囲気の中でシーズン7の前半は終了しました。トランプ大統領に絶望する今のアメリカとどこか重なる感じがしますね。絶大なるニーガンの包囲網をいかにして突破し、ニーガンとどのような決着をつけるのか? あ、そう言えば、リック達と別行動と取っているキャロルとモーガンのことも気になりますね。トラを飼っているエゼキエル王が支配する「王国」に迷い込み、幸せそうな生活を送っていましたが、リック達の状況と比べるとまさに天と地の差ですね。エゼキエル王とニーガンの関係や、キャロル達がどのような形でリック達と再会を果たすのかも気になります。エゼキエルの部下にリチャードと言う名の男がいますが、最初見た時、ラッセル・クロウかと思ったのですが(笑)、どうやら別の俳優が演じているようですね。



ニーガンとの戦いでまた新たな犠牲者が出そうな感じがしますが、撲殺だけはもう勘弁してもらいたいですね・・・。ウォーカーさんがあまりに存在感なさ過ぎで気の毒にさえ思えてきましたが(苦笑)、後半はもうちょっと頑張って欲しいところですね。



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チャンネルNECOでハングマンの最終シリーズ「ハングマンGOGO」がスタート。前作の名高達郎のカッコ良さとは打って変わって、今シリーズの主演である渡辺徹は、デブ体型のひたすら陽気な主人公・長浜昭太郎(コードネーム:ダブル)を熱演しています。初回は冒頭のモルモットおじさんのコーナーにも出ていました。どっちが番組の主役になるかを賭けて、ダブルとモルモットおじさんが走って競争する場面があり、のっけからもはやハングマンとは思えないくらいコミカルな展開になっておりましたが、これを見て思い出しました。リアルタイム放送時、この二人の競争を見た瞬間、チャンネルを変えてしまったことを(笑) 。それ以降このシリーズは一度も見ることがなかったし、今回が初見ということで、新番組を見るような気分でこの放送を楽しみたいと思っております(笑)。


30年前のように、また見るのを断念してしまうのではないか?というようなことは一切なく、あの時はやはり子供だったんだなあと今は反省するばかり。初回の感想はまた改めて書きたいと思いますが、今見たらわりとこの路線好きかもしれない(苦笑)。当時はハングマン=ハードボイルドでシリアスかつダーティでなければならないという固定観念があったんでしょうね。ハングマンのリーダーがラーメン屋でもいいじゃない!当時、榊原郁恵と婚約中であった事をネタにして、ダブルが婚約者の写真を持ち歩いているなどのセルフパロディを見せているが、それもいいじゃない!と今はそう思うようになりました。心が広くなったのか、はたまた感性がすっかりおっさんになってしまったのか(笑) 。



「ザ・ハングマン6」の「どっちに賭ける? 射殺ゲーム!」に「超獣戦隊ライブマン」に出演する前の嶋大輔と、「ザ・ハングマン4」にジャッキー役でレギュラー出演し、「ザ・ハングマンV」にゲストで出ていた渡辺祐子が出演していました。渡辺祐子さんは、今回二度目のゲスト出演ですが、ジャッキー役ではなく、またしても別役でしたね。どうせなら、一度ぐらいは、ジャッキー役で出てもらいたかったですね。ということで、今回は、「6」の最終話についての感想を。








さらば友よ! グッドラック!

「会社課長失踪事件の真相を究明せよ」・・・大手不動産会社の東光開発の経理課長の藤原が忽然と姿を消す。東光開発に藤原を拉致した男から連絡が入り、男は、5億円の身代金を要求してくる。フラッシュは、東光開発の相沢専務、アンクルは、藤原の交友関係、スポットは、藤原の娘のユウコの調査に当たる。


「大佐」と名乗るベレー帽をかぶった男が登場しているので、「新ハングマン」の「兵隊を密輸する悪ガードマン会社」のようなハングマンvs特殊部隊的な展開が繰り広げられるのかと思いきや、そのエピソードほど派手な展開はなく、「6」の最終回でありながら通常回と変わらずの雰囲気。最後の活躍となるフラッシュもこれといった見せ場はなく、事件を解決した後、本業の戦場カメラマンに戻り、レバノンに旅立っていきました。ハングマンのリーダー役がまさかの降板という事態になり、シナリオの変更が間に合わなかったのかもしれませんが、もう少しはなむけになるようなストーリーが見たかったですね。


今回のハンギングは、所謂「締め殺し」。ダミー(モルモットおじさん)の体をロープで縛り、そのロープをウインチで巻き上げて、少しずつ体を締め付けていくというもの。画的にはそんなに派手に見えませんが、これはかなりきつい拷問ですよね。今回は、フラッシュのお別れのシーンがあったのでいつものギャラの受け取りシーンがカットされていましたが、きっとアイリスはまたモルモットおじさんのギャラをピンハネしたに違いない(苦笑)。そう言えば、アイリスは今回も出番が少なかったですね。オープニングの小林克也のナレーションに「悪賢くて、口が上手で、他人のせいにするのがうまくて、逃げ足が早くて・・・」というのがありますが、確かにこれはアイリスのことを言っている感じがしますね(笑)。



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去年公開された「X-MEN: アポカリプス」は、1983年が舞台になっているということで、この年にまつわる様々なネタが仕込まれていました。一番わかりやすかったのは、瞬間移動能力を持つミュータントのナイトクローラーが、「スリラー」のPVでマイケル・ジャクソンが着ていたジャケットを身につけていたところと、ミュータント達が映画館で見ていた映画が「スターウォーズ・ジェダイの復讐」だったところ。


83年と言えばやっぱりあれですよね。アメリカでこの年にスタートした「特攻野郎Aチーム」・・・のネタは残念ながらなし。超高速の移動能力を持つクイックシルバーの自宅で「テンテケテケテケ・・・」と懐かしのあのテーマ曲が流れて、ほんの一瞬だけオープニングの映像が映っていましたが、もうおわかりですね。そうです。83年と言えば、「ブルーサンダー」・・・ではなく(笑)、ナイトライダー。最近何かとネタにされることが多いナイトライダーですが、「テッド2」では、ナイト2000の登場シーンが根こそぎカットされてしまい非常にがっかりしましたが、Xメンでは、一瞬でしたがしっかりネタにされておりました。今年またリブートされるし、本国でもまだまだ人気が高いようですね。





ということで、今回はシーズン2の最終2話「ビデオテープは死のサイン!芸能界潜入!マイケル歌手に!!(LET IT BE ME)」と、「巨大ブルドーザーの罠!!体当り!転落!恐怖の土砂生き埋め(BIG IRON)」について。








ビデオテープは死のサイン!芸能界潜入!マイケル歌手に!!

LET IT BE ME


人気ロックバンド「クラス・アクション」のギターリストの男が謎の死を遂げた。男の死が何者かによる殺人だと言う女性がナイト財団に事件調査の依頼をしてくる。マイケルは、コンサート会場に向かい、そこで思いがけない人物と再会する。事件の依頼者は、マイケルの元恋人スティービーだった。バンドでボーカルを担当しているスティービーは、バンド関係者の中に事件の犯人がいると推察していた。マイケルは、バンドのボーカルに成りすまし、犯人を探し出そうとする。



地上波放送時第17話として放送されたエピソード。シーズン1の「危機一髪!ナイト2000 窮地の女性を救え!(WHITE BIRD)」に初登場したスティービー(ステファニー・メーソン)が再登場。シーズン1のエピソードでは、悪徳弁護士の秘書をしていたスティービーですが、今回は、どういうわけか人気バンドのボーカリストになってマイケルの前にあらわれます。ただし、日本では、地上波放送時「危機一髪!ナイト2000 窮地の女性を救え!(WHITE BIRD)」のエピソードが未放映だっため、長い間このエピソードがスティービーの初登場回扱いになっておりました。


スティービーに感化された?わけでなく、殺人犯探しのためになんとマイケルまでバンドのボーカルになってしまうというからさあ大変(笑)。劇中では、実際に二人が歌唱している場面が映し出され、「OUR FIRST NIGHT TOGETHER」や「NO WAY TO BE IN LOVE」などのデビッド・ハッセルホフのヒット曲が披露されています。この時初めてデビッド・ハッセルホフが歌手をやっていることを知りました(苦笑)。ちなみに、この二人(デビッドとスティービー役のキャサリン・ヒックランド)は、当時新婚ほやほやであり、前回の「ナイトライダー4/殺人ミサイル壊滅作戦(MOUTH OF THE SNAKE)」では、二人が新婚旅行をするため、マイケルの出番がごっそり減らされ、身体能力抜群のデビッド・ドルトンが主人公になってしまうという珍事が起きております。





OUR FIRST NIGHT TOGETHER









NO WAY TO BE IN LOVE







しかし、二人の結婚生活は長くは続かなかったようで、5年後の1989年には離婚しています。キャサリン・ヒックランドには、4度の結婚暦があり、デビッド・ハッセルホフは、2番目の相手だったそうです。ちなみに彼女の3番目の相手の名前は、俳優のマイケル・エドワード・ナイト(Michael E. Knight)。




吹替えの新録部分。スティービーの声は、テレビアニメ「一休さん」の一休さんや、「キテレツ大百科」のキテレツの声、映画では、ゴールディ・ホーンのフィックスを担当し、ナイトライダーでは、パイロット版に登場したタニヤ・ウォーカーの声も演じていた藤田淑子氏。マネージャーのポールの声は、「激闘!善と悪2台のナイト2000!」でトニーの声を演じていた内海賢二氏が担当していました。




  


①MVの撮影終了後、バーバラがマイケルとスティービーに話しかける→走行中のナイト2000の車内で、キットがジープのブレーキの故障原因の結果をマイケル達に教える。

②事件解決後、マイケルとスティービーが再びコンベンションホールに戻り、客のいないステージで「LET IT BE ME」を歌い上げるシーン。
















巨大ブルドーザーの罠!!体当り!転落!恐怖の土砂生き埋め

BIG IRON


建設機械車を盗んで闇ルートで密売している犯罪グループの被害にあった建設業者のフランク・サンダーソンがナイト財団に犯人探しを依頼してくる。マイケルは、フランクの共同経営者だったロイド・ニュワルドと言う男について調べ始める。フランクとロイドは、25年間共に会社を支え合ってきた仲だが、様々ないさかいが原因で、今は別々に会社を経営し、仇(かたき)同士になっていた。



地上波放送時第16話として放送されたエピソード。シーズン2の最終話にふさわしい・・・という感じは全くなく、いつも通りに陰謀と破壊と犯罪の渦巻く現代に甦る正義の騎士をやり続けているマイケル。メカニックのエイプリルが一切登場することなく、このままこのTVシリーズから姿を消してしまったのが残念でしたね。


今回は、建設機械車を盗んでは闇で売り捌く犯罪グループが相手ということで、キットの敵も大型の建設作業車。ブルドーザーに突き落とされて土砂の中に埋まってしまったナイト2000が、そこからどのようにして脱出するかが最大の見せ場となっていましたが、ターボブーストと軌道ガイド(TRAJECTORY GUIDE)を使って見事にエスケープしておりました。マイケルがいつもの黒の革ジャン姿ではなく、明るめのシャツとジーパンを着て活動しているところが珍しかったですね。



吹替えの新録部分。


 


①走行中のナイト2000の車内でキットが盗まれた建設機械車(D6)のスペックをマイケルに教えるシーン。

②走行中のナイト2000の車内のシーン。キットの「可能性としてはありですが、考え過ぎでは?」からマイケルの「わかった。もういい、忘れてくれ。ブルドーザーを追いかけよう」までのセリフ。

③グレーダーが盗まれた場所を調査した後のナイト2000の車内のシーン。マイケルの「道はわかってんのか?」から「わかるように言えよ」までのセリフ。

④マイケル、フランク、ロイドの乗ったナイト2000がパーティを開いているフランクの自宅に到着→フランクが妻のルーシーと話すシーン。

⑤酒場のシーン。マイケルとフランクがルーシーの浮気について話している。









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平成もまもなく終了を迎えそうな昨今ですが、平成仮面ライダーシリーズも気づけば現在放送中のエグゼイドで18作目。昭和ライダーの作品数を軽く追い抜きさらに突き進んでいますね。最近は新旧ライダーの共闘映画だけでなく、協のライダーが活躍するスピンオフ作品も増えています。



「鎧武/ガイム外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン」「鎧武/ガイム外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル」「ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー」「ドライブサーガ 仮面ライダーマッハ/仮面ライダーハート」など、所謂サブライダーをメインに据えたVシネマが数多く作られています。きっと昭和にこのような企画があったらライダーマンや電波人間タックルの外伝的な作品が生まれていたかもしれませんね。



「ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー」のチェイサーを見ていたら、キカイダー01に出ていたビジンダーを思い出してしまいました。チェイスが人間の感情を持ち、どこにでもいるごく普通の若者になって少年とバスケを楽しだり束の間の青春をエンジョイしているような場面があったが、ロボットでありながら人間のように生きたいと願い、健気に努力を続けるビジンダ一と姿が重なるところがありましたね。







「もし昭和にスピンオフシリーズがあったら?」、ということで今回はスピンオフ作品で見てみたいサブヒーローを何人か挙げてみたいと思います。












マッドギャラン(巨獣特搜ジャスピオン)





この夏に公開される「スペーススクワッド」で32年ぶりに復活する予定のマッドギャラン様。全銀河を支配しようとしている大巨神サタンゴースの息子であり、黒いメタリックのダークヒーロー。ジャスピオンと数々の激闘を繰り広げていましたが、なんといっても忘れられないのは、「マッドギャラン死す!しかしギルザが…」でのジャスピオンとの一騎打ち。ジャスピオンに右腕を切り飛ばされて、一度死亡するも、銀河魔女ギルザの魔力によって蘇り、さらにジャスピオンと一糸乱れぬ死闘を続けました。スペーススクワッドにはギャバン、そしてあのジャスピオンも出てくるそうですが、マッドギャラン様が一体どんな戦いを見せてくれるのか、気になるところです。



マッドギャランのスーツアクター兼人間態を演じた春田純一は、戦隊シリーズで黒の戦士(ゴーグルブラック/ダイナブラック)を立て続けに担当した後、このマッドギャランを熱演。3人の黒の戦士を演じた草分け的存在となりましたが、実は、ジャスピオンと同じく1985年に放送された「電撃戦隊チェンジマン」のレッド(チェンジドラゴン)役の候補にもなっていたらしいです。もし春田氏がチェンジマンのリーダーになっていたら、誰がマッドギャランは演じていたのでしょうね・・・。









ヘルバイラ(時空戦士スピルバン)





スピルバンを抹殺するために作られたワーラーの赤い女戦士。中身は生き別れたスピルバンの姉のヘレン。宇宙刑事シャイダーでアニー役を演じた森永奈緒美がこの作品でついに変身するということで当時大変期待しましたが、予想に反して敵キャラで登場した時は度肝を抜かれましたね。女性らしいボディラインを打ち出したデザインに子供ながら見惚れてしまいました(苦笑)。



このへルバイラもどことなくビジンダーを彷彿とさせるキャラでしたね 。ヘレンの姿の時は父親や弟のことを思い続ける優しいお姉さんという感じでしたが、ワーラーに繰られへルバイラに強制的に変身させられると、スピルバンを抹殺するための道具と化し、スピルバンやダイアナを徹底的に叩きのめす。自分の意に反して弟と戦わされる宿命と苦脳を持ったヘレン=ヘルバイラに毎週ハラハラさせられました。後にヘレンはヘレンレディとなってスピルバン達とともに戦うことになりますが、ヘレンレディのスーツのデザインがダイアナレディとほぼ同じで超がっかりしたの覚えています(笑) 。できればヘルバイラのままで戦って欲しかったな(笑) 。









貴忍麗破(世界忍者戦ジライヤ)





ジライヤにはユニークな忍者がたくさん登場していましたが、前年のメタルダーの予算使い過ぎの余波をくらったのか、全体的に着ぐるみや衣装が安っぽくなり、子供の目にもよくわかる程でした。とりわけその低予算の犠牲者となっていたと思われるキャラがこの貴忍麗破。



中身は国際秘密捜査官の柳生レイで、レイの姿の時は、私服が派手でセクシーなお姉ちゃんって感じなんですが、貴忍麗破になるとあれれ・・・。オモチャっぽいバイザーつきのヘルメットをかぶり、白いレオタード姿という奇妙な出で立ち。くノ一だしこれぐらい薄着のほうが動きやすいのかなと思いながら見ていました。きっと、後でジライヤみたいにプロテクターつけてパワーアップするんだろうと思っていたら、最後まであの姿のままだったのが逆に強烈なインパクトを残しましたね。「バトルフィーバーJ」のミスアメリカに次ぐ不思議なヒロインとして未だ脳裏に焼きついております(笑) 。



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俳優の松方弘樹さんが亡くなられました。松方さんと言えば、ヤクザ映画の「仁義なき戦い」シリーズや、「柳生一族の陰謀」の時代劇など、幅広いジャンルで活躍されていましたが 、私がテレビで松方さんをよく見たのは、日テレで日曜夜8時に放送されていた「天才たけしの元気が出るテレビ」というバラエティ番組だったと思います。日曜夜8時というと、テレ朝で「西部警察」が放送されていた時間ですが、1984年の秋にそれが終了し、しばらくの間日曜夜8時に見る番組がなくなってしまったのですが、その翌年からこの元気が出るテレビが始まり、その番組にレギュラー出演していた松方さんをほぼ毎週見るようになりました。


バラエティ番組の松方さんは、気さくで笑い上戸なおもろいおっちゃんという感じで、それまでヤクザ映画や時代劇で見せたハードなイメージとは全く違っていたので、そのギャップに驚かされたのを覚えています。この元気が出るテレビによって、それまでの怖いイメージが払拭されて親近感を持つようになりました。


1980年代後半当時の松方さんは、元気が出るテレビのレギュラーを続けながら、「遠山の金さん」という時代劇に出演したり、他にも数多くのバラエティやドラマで姿を見かけましたが、一番記憶に残っているのは、やはり「刑事貴族」シリーズの宮本謙課長役。舘ひろし主演の牧編と郷ひろみ主演の風間編では、シリアスに頼もしい課長を演じ、水谷豊主演のシリーズ(刑事貴族2・3)では、コミカルな三枚目の課長役を演じていたのがとても印象的でした。刑事貴族2・3の時の演技は、元気が出るテレビの陽気な松方さんを見ているようでしたね。


東映チャンネルに加入してからは、松方さんの出ているヤクザ映画をよく見るようになりましたが、「県警対組織暴力」のヤクザ役も凄かったですね。若い頃は、目がギラギラしていて豪放磊落というか、野性味たっぷりの血気盛んな男というか。とにかく今の役者にはない凄まじい存在感と迫力がありました。映画では、「野性の証明」の自衛隊員役がとくに印象に残っています。ヘリから機銃掃射して、主演の高倉健と激しい銃撃戦を繰り広げたり、娘役の薬師丸ひろ子を蜂の巣にしてしまう残忍な兵士役でしたが、中々カッコ良かったです。去年、ホームドラマチャンネルで放送されていた「新・影の軍団」シリーズ全6作品を拝見。松方さんは服部半蔵の宿敵・猿飛佐助役を演じられていましたが、やはり圧巻の存在感で、豪快な殺陣を披露されていました。


今年が始まってからまだ一ヵ月も経たないうちにベイシティ刑事で桜井課長を演じた神山繁さん、そして、刑事貴族の宮本課長役だった松方さんまでいなくなってしまうとは、本当にショックです。松方弘樹さんのご冥福をお祈り致します。



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まもなく始まる新しいスーパー戦隊が宇宙戦隊であったり、この夏公開される「スペーススクワッド」に宇宙刑事ギャバンが登場するなど、今年の特撮界はにわかに宇宙ブ一ムの到来を予感させておりますが、そう言えば、20世紀には宇宙ものの特撮番組が結構ありましたね。1960年代には「キャプテン・ウルトラ」、「スター・ウォーズ」の一作目が公開された翌年の1978年には、「宇宙からのメッセージ・銀河大戦」や「スター・ウルフ」など、東映、円谷ともに宇宙を舞台にした壮大なスケールの作品を世に送り出していました。その頃に公開された特撮映画にもスター・ウォーズのブームに乗ったと思われるSF大作がいくつかあったようです。今回は、その一つとなった東宝作品の「惑星大戦争」についてご紹介致します。


「惑星大戦争」は、チャンネルNECOで現在放送中の特集「特撮大国日本」で初めて見ました。この作品、1978年のお正月に合わせて公開された映画だったそうです。スター・ウォーズではなく、当時大人気だったSFアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の人気にあやかって作られたとも言われています。当初この『惑星大戦争』というタイトルは、スター・ウォーズの邦題になる予定だったそうですが、スター・ウォーズが本国で大ヒットしたことや、日本ではアメリカの翌年に公開されるなどの理由により、最終的に本作のタイトルとして流用されたそうです。ストーリーは以下の通り。




1988年、世界各地に謎の飛行物体ヘル・ファイターが飛来し、世界の各都市が次々と破壊され始めた。国連宇宙局・宇宙防衛軍 (UNSF)は、中断していた宇宙防衛艦「轟天」の建造の再開と乗員の編成を滝川正人(池部良)に要請する。

滝川の指揮下、完成した轟天は飛び立ち、ヘル・ファイターの大編隊を全滅させた。しかし、敵の本拠地がある金星へ向かった滝川の娘・滝川ジュン(浅野ゆう子)が拉致されてしまう。ジュンを救出すべく轟天は金星に辿り着いたが、そこに敵の戦艦「大魔艦」が立ちはだかるのであった。






1963年に公開された「海底軍艦」に登場した轟天号が再登場したことでも話題になった本作。何より私的に気になったのキャスティングです。国防軍パイロット教官・室井礼介役が沖雅也。











沖さんと言うと必殺シリーズや刑事アクションもののイメージが強いですが、このようなSF映画に出演していたのは意外でしたね。この映画と同じく、1978年に公開された実写映画の「火の鳥」では、火の鳥を捕まえようとしたために黒焦げになってしまうヒナクの亭主役を演じていたり、かたや、この年は、日本テレビのアクション刑事ドラマ「大追跡」に出演していたりと、映画にテレビに引っ張りだこだったようですね。



国連宇宙局の三好孝次役は、「俺は男だ!」など青春ドラマで活躍し、現在は千葉県知事の森田健作。国連宇宙局日本支部員で、宇宙工学博士の滝川正人の娘・滝川ジュン役は、昨年末のガキ使で激しい踊りを見せていた浅野ゆう子。国防軍空挺隊員冬木和夫役は、「仮面ライダーV3」など、当時数々のヒーロー作品に出ていた官内洋。他にも国連宇宙局日本支部所長・松沢博士役の大滝秀治、国防軍司令の大石役の平田昭彦と異色の顔合わせで中々見応えがありました。刑事ドラマの悪役でよく見かけた兼末隆も国防軍空挺隊員の若い隊員役で出ていましたね。





















なんといっても轟天号がカッコいい。リボルバーのシリンダーのようなミサイル発射装置が回転しながらミサイルを撃つところがとくに良い。先端についているドリルは、「海底軍艦」でも大活躍していましたね。













敵の大魔艦のデザインも中々良い感じでしたね。















チューバッカのまがいもののような獣が気になりました。








鍾乳洞を宇宙船が潜り技ける場面は、スターウォーズを彷彿とさせるような映像でした。人間の皮をかぶった宇宙人は「V」のビジターの宇宙人を連想しました。映画の後半、浅野ゆう子がボンテージ風の衣装を着せられていましたが、あれは謎が残りましたね(笑)。



戦艦同士が激しいバトルをしたり、隊員が戦艦に乗り込んで戦闘を繰り広げる展開は、初期の戦隊や宇宙刑事シリーズのラストバトルを思わせるものがあり中々印象的でした。やはり、宇宙ものの特撮には、戦艦同士のバトルが欠かせないですよね。戦艦が登場するのかはわかりませんが、キュウレンジャーでもこういう展開があるといいですね(笑)。




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