10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
3月に逝去された宇津井健さんの追悼企画として、TBSチャンネル2で今月から『ザ・ガードマン』のセレクションが放送中。以前、ファミリー劇場で最終話まで放送されたが、あまり見る事ができなかったのでできればモノクロ時代のものももっと見てみたいのですが、今回のセレクションには、記念すべき第1話の放送があった。初見だったのでとても興味深く拝見させてもらいました。
ザ・ガードマンは、1965年4月9日からスタートし、1971年12月25日まで6年間ノンストップで放送された。宇津井健氏演じる高倉キャップが率いる警備会社「東京パトロール」のガードマン達が市民を守るべく様々な事件や犯罪に立ち向かう姿が描かれる。初回のサブタイトルは「黒い猫」。
新日本紡績会社の大阪工場にポリエスタン繊維の生産工程の技術を指導するため、アメリカからディクソン博士が来日しようとしていた。そんな折、新日本紡績会社に産業スパイがいるとの情報が入る。ガードマンは、羽田空港に到着したディクソン博士の警備を開始。空港からホテルへ向かう時、ガードマン達は、ディクソンが乗る車を尾行している女の車に気づく。東京のホテルへ到着したディクソンは、ガードマンから厳重に警備されるが、プライバシーを侵害する彼らの行為に嫌気を差していた。一方、ディクソンの車を尾行した女の正体は、ファッションモデルのハタノケイコで、ディクソンの付き添いのファッションモデル・キャサリンと面識のある女だった。翌日、ディクソンは、新幹線に乗り、大阪へ向かった・・・。
最近、特定秘密保護法やスパイ防止法などを巡って揺れている日本ですが、半世紀も前のテレビドラマですでにスパイに対応する組織が想定され、しっかりと描かれていたことに驚きますね。小森隊員役で「あぶない刑事」の近藤課長役としても有名だった中条静夫氏と言えば、眼鏡がトレードマークでしたが、ガードマンの初期のほうではまだ眼鏡をかけていなかったんですね。ファッションモデル兼女スパイのハタノケイコ役は、「夜のヒットスタジオ」など音楽番組の司会をしていた芳村真理氏が演じていた。1950年代に実際に人気ファッションモデルとして活躍されていただけあって、役柄に見事にマッチングしていた。ファッショナブルな女スパイというと、やはり、当時一作目が公開されて間もない007シリーズを意識したものだったのでしょうかね。東京から大阪へ移動する時に、当時まだ開業したばかりの東海道新幹線の映像があり、44年間使用された0系新幹線の姿を見ることができた。0系は何度か乗ったことがありますが、新幹線と言えば、やはり未だに0系のイメージがありますね。
そして、ザ・ガードマンの初回は、なんといきなりの地方ロケでドラマの後半から大阪が舞台になります。新大阪駅の風景が映っていましたが、今とそれほど変わっていないように見えました。大阪城の周辺の街並みは、さすがに時代を感じさせられましたが、今とは違って人や車の通りも少なくて、のどかな雰囲気でしたね。大阪の公園でハタノケイコがある男(新日本紡績の技師・三宅)と接触するのですが、その男役を、『西部警察』の南刑事やライダーのおやっさん役など特撮ものでも活躍した小林昭二氏が演じていた。ウルトラマンのムラマツキャップを演じる前のダンディな小林氏の姿が見られるのは中々貴重です。
小林氏の登場の後、夜の北新地などの映像も出てきましたが、当時の大阪の貴重な風景を見ることができ、ハードなストーリーと共に楽しめました。84話「ハートで盗め」には、映画監督の伊丹十三氏、87話「檻の中の女」には、内田裕也氏がゲスト出演されていた。「檻の中の女」には、他にも80年代の大映ドラマで存在感を見せた高橋昌也氏や名古屋章氏も出演しており、大映ドラマの名優が勢ぞろいした雰囲気があって面白かった。
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