10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
戦隊シリーズをはじめ、昭和から平成の特撮作品に数多く携われてきた監督の長石多可男さんがお亡くなりになられました。長石さんの名前を知ったのは、『電撃戦隊チェンジマン』でしたが、それ以来戦隊シリーズに携われ、また、平成ライダーシリーズも仮面ライダークウガからディケイドまで9年間に渡りコンスタントに演出されておられました。ディケイドは、アギトと龍騎、アマゾン登場回の監督を担当されたようです。最後に関わられた作品は、2010年の『天装戦隊ゴセイジャー』で、テレビシリーズは、パイロットを含む4本を担当され、Vシネマ作品の『帰ってきた天装戦隊ゴセイジャー last epic』が遺作となったそうです。確かに今思うと、ゴセイジャーは、敵ボス(惑星のモンス・ドレイク)の声を飯塚昭三さんが担当したり、ドラマの盛り上がり方や戦闘ポーズやアクションのスタイルなど演出面が80年代中期の戦隊を彷彿とさせ、懐かしい雰囲気を持った戦隊でしたが、それは、長石さんが関わられていたからなんですね。
長石さんの監督作品の中では、やはり個人的には、80年代中期の作品が数多く印象に残っております。『超新星フラッシュマン』から初の2号ロボが登場し、それ以降恒例化していきますが、フラッシュキングがザ・ズコンダとの対戦で左腕と左足を切り落とされてしまう初の戦隊ロボ敗北回(15話「巨大ロボ破れたり」)、そして復活回(20話「復活!巨大ロボ!」)を担当されていました。
その次の戦隊『光戦隊マスクマン』でも、やはり、第20話「罠! 沈む巨大ロボ」から22話「風雲オーラの嵐!」までの2号ロボ登場にまつわる3話のエピソードを担当されていました。第21話「霧の谷の黒い影」は、チューブの罠によってグレートファイブが地中に埋まり、光戦隊創設に関わった山形博士が開発した巨大ロボ・ギャラクシーロボを姿長官が探すと言う内容。姿長官と山形博士の娘・由美がチューブに襲われ、そこへマスクマンが駆けつけて戦闘を繰り広げるが苦戦、その中、マスクマン達のオーラーパワーに導かれるように突如巨大ロボが姿を現す。谷間から神々しくあらわれる巨大ロボの映像が大魔神を彷彿とさせ、60年代っぽい雰囲気も漂わせる演出も印象に残りました。また、この頃は、戦隊のロボ戦の戦闘スタイルも格段に変化していた時期で、ワイヤーを使っての宙返りや、マウントをとって殴ったり、スピーディでパワフルな演出が見応えありました。
「風雲オーラの嵐!」では、分離したキメンドグラーの頭がグレートファイブと合体して、マスクマン達が操縦するランドギャラクシー(ギャラクシーロボのトレーラー形態)に襲い掛かる。初号ロボが洗脳されて、2号ロボを襲う展開がこの当時斬新でしたね。また、ギャラクシーロボが座禅を組んで、マスクマン達と共にメディテーションし、オーラパワーで気を高める場面がありますが、ロボットが座禅を組む姿がなかなかシュール。そして、変身前のマスクマン達がロボのコクピットの中で精神統一している姿もインパクトがあり、合成による光の演出も印象に残った。
『超獣戦隊ライブマン』では、第28話「巨大ギガボルトの挑戦」から第30話「今ここに5人の戦士が」まで、やはり2号ロボ登場にまつわるエピソードを担当されていました。第29話に登場する2号ロボ・ライブボクサーに加えて、第30話「今ここに5人の戦士が」では、当初3人だったライブマンに2人の戦士が新たに加入して、ライブマンが5人の戦隊になり、さらに1号と2号ロボが合体してスーパーライブロボが誕生すると言う戦隊史に残る画期的な演出がなされました。
マスクマンまでは、2号ロボは、一体変形でしたが、ライブマンでは、ブラックバイソンが操縦するバイソンライナーと、グリーンサイのサイファイヤーと言うマシーンが合体して、初の2体合体の2号ロボが登場。ライブマンの危機に駆けつける矢野鉄也と相川純一は、科学アカデミアにいた頃の勇介達の同期生で、剣史(ケンプ)に殺された矢野卓二と相川麻理の弟。鉄也と純一は、卓二と麻理が残した設計図を元にバイソンライナーとサイファイヤーを完成させ、それぞれ復讐のためにボルトに立ち向かった。
「巨大ギガボルトの挑戦」では、ケンプの操縦するギガボルトに敗北したライブロボが巨大な輪に体を締め付けられて空中磔にされてしまう。何気にこの回の凄いところは、変身しているライブマンが登場するのは、ライブロボのコクピットの中のシーンのみで、それ以外のシーンは、全て変身前の役者さん達が演技し、地上を走り回って猛烈な爆破を食らい続ける。こう言う生身の役者さん達に体を張らせて、勇ましく見せる演出も長石さんの特色だったのでしょうね。ストーリー展開も激しく情熱的で、魂がこもっていて、一際心に残るものが多かったです。
数々の楽しい作品ありがとうございました。長石多可男さんのご冥福をお祈り致します。
長石さんの監督作品の中では、やはり個人的には、80年代中期の作品が数多く印象に残っております。『超新星フラッシュマン』から初の2号ロボが登場し、それ以降恒例化していきますが、フラッシュキングがザ・ズコンダとの対戦で左腕と左足を切り落とされてしまう初の戦隊ロボ敗北回(15話「巨大ロボ破れたり」)、そして復活回(20話「復活!巨大ロボ!」)を担当されていました。
その次の戦隊『光戦隊マスクマン』でも、やはり、第20話「罠! 沈む巨大ロボ」から22話「風雲オーラの嵐!」までの2号ロボ登場にまつわる3話のエピソードを担当されていました。第21話「霧の谷の黒い影」は、チューブの罠によってグレートファイブが地中に埋まり、光戦隊創設に関わった山形博士が開発した巨大ロボ・ギャラクシーロボを姿長官が探すと言う内容。姿長官と山形博士の娘・由美がチューブに襲われ、そこへマスクマンが駆けつけて戦闘を繰り広げるが苦戦、その中、マスクマン達のオーラーパワーに導かれるように突如巨大ロボが姿を現す。谷間から神々しくあらわれる巨大ロボの映像が大魔神を彷彿とさせ、60年代っぽい雰囲気も漂わせる演出も印象に残りました。また、この頃は、戦隊のロボ戦の戦闘スタイルも格段に変化していた時期で、ワイヤーを使っての宙返りや、マウントをとって殴ったり、スピーディでパワフルな演出が見応えありました。
「風雲オーラの嵐!」では、分離したキメンドグラーの頭がグレートファイブと合体して、マスクマン達が操縦するランドギャラクシー(ギャラクシーロボのトレーラー形態)に襲い掛かる。初号ロボが洗脳されて、2号ロボを襲う展開がこの当時斬新でしたね。また、ギャラクシーロボが座禅を組んで、マスクマン達と共にメディテーションし、オーラパワーで気を高める場面がありますが、ロボットが座禅を組む姿がなかなかシュール。そして、変身前のマスクマン達がロボのコクピットの中で精神統一している姿もインパクトがあり、合成による光の演出も印象に残った。
『超獣戦隊ライブマン』では、第28話「巨大ギガボルトの挑戦」から第30話「今ここに5人の戦士が」まで、やはり2号ロボ登場にまつわるエピソードを担当されていました。第29話に登場する2号ロボ・ライブボクサーに加えて、第30話「今ここに5人の戦士が」では、当初3人だったライブマンに2人の戦士が新たに加入して、ライブマンが5人の戦隊になり、さらに1号と2号ロボが合体してスーパーライブロボが誕生すると言う戦隊史に残る画期的な演出がなされました。
マスクマンまでは、2号ロボは、一体変形でしたが、ライブマンでは、ブラックバイソンが操縦するバイソンライナーと、グリーンサイのサイファイヤーと言うマシーンが合体して、初の2体合体の2号ロボが登場。ライブマンの危機に駆けつける矢野鉄也と相川純一は、科学アカデミアにいた頃の勇介達の同期生で、剣史(ケンプ)に殺された矢野卓二と相川麻理の弟。鉄也と純一は、卓二と麻理が残した設計図を元にバイソンライナーとサイファイヤーを完成させ、それぞれ復讐のためにボルトに立ち向かった。
「巨大ギガボルトの挑戦」では、ケンプの操縦するギガボルトに敗北したライブロボが巨大な輪に体を締め付けられて空中磔にされてしまう。何気にこの回の凄いところは、変身しているライブマンが登場するのは、ライブロボのコクピットの中のシーンのみで、それ以外のシーンは、全て変身前の役者さん達が演技し、地上を走り回って猛烈な爆破を食らい続ける。こう言う生身の役者さん達に体を張らせて、勇ましく見せる演出も長石さんの特色だったのでしょうね。ストーリー展開も激しく情熱的で、魂がこもっていて、一際心に残るものが多かったです。
数々の楽しい作品ありがとうございました。長石多可男さんのご冥福をお祈り致します。
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