スカパーの映画専門チャンネル「ザ・シネマ」でオリジナルの日本語吹替え版が放送されていたので、久々に『ブレードランナー』を堪能。監督のリドリー・スコットが再編集したファイナルカット版を見ました。デッカードの声は、ハリソン・フォードやメル・ギブソン、『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』のストリング・フェロー=ホークの声でもお馴染みの磯部勉さん。意外にもデッカード役は、今回が初めてだったとか。そして、このファイナルカット版の吹替え演出を担当したのは、エアーウルフの吹替え演出を担当していた伊達康将氏。エアーウルフの他に海外ドラマでは、「V・ビジター」や「新スパイ大作戦」、映画では、「ロッキー」シリーズなどの吹替え演出も担当されていたそうです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビフや、『ハイテク武装者バイパー』のジュリアン・ウィルクス博士も印象に残っているが、最近はすっかり『ザ・シールド』のヴィック・マッキー刑事のイメージが定着してしまっている谷口節さんがロイ・バッティの声を担当。ブレードランナーは、これまでに5つのバージョンが公開されているそうで、1982年に公開されたオリジナル以外にも、公開10周年を記念して1992年に公開された「ディレクターズカット/最終版」などが存在します。2007年に公開されたファイナルカット版は、新たなカットが加えられ、ブラッシュアップされたデジタルの綺麗な映像と、音響もより臨場感溢れるものになり、細部にわたって監督のこだわりが見える。人間を超える知能を持ちながらも、人間に疎まれ、4年と言う短い寿命の中で人間らしく生き抜こうとするレプリカントの哀しみがよりリアルに伝わってきた。
最初にテレビで見た時は、暗いイメージで、どちらかと言えば同時期に公開された『スター・ウォーズ』シリーズのような楽しい雰囲気のSF映画が好みだったが、今は、この映画のハードボイルドな世界観のほうがすんなり馴染んでしまう。昔は、遠い遠い未来世界の映像と言う感覚で見ていたのに、この映画の時代設定になっている2019年まであと8年なんですよね…。もう目前ですが、レプリカントも空飛ぶ車もまだまだ現れそうになそさうだ…。
この映画でいつも真っ先に目が行くのが日本の女芸者がでかでかと映る「強力わかもと」の電子看板。この映画は、ロスが舞台になっているが、無国籍風の街の雰囲気が印象的。とくにあの看板は、印象深くて、いつも不思議な感覚になってしまう。それも含めて、リドリー・スコット監督の日本文化への熱いこだわりが垣間見える。で、強力わかもとって一体何なのか…つい最近までビタミン剤の一種?かと思っていたが、実は、胃腸薬なんだそうです。当初は、ダスティン・ホフマンがデッカードを演じる予定だったそうだが、当時のダスティン・ホフマンと言えば、女装もののコメディ映画に出て話題になったが、SF映画とは、無縁のイメージだったので、ぜひとも出てもらいたかったなぁ。
ブレードランナーと言えば、ヴァンゲリスが作曲した映画のテーマ曲。シンセサイザーによるダイナミックかつシンプルなメロディが心に残る。南極物語のテーマもこの方が作曲したんでしたよね…。
>≫ブレードランナーと言えば、ヴァンゲリスが作曲した映画のテーマ曲。シンセサイザーによるダイナミックかつシンプルなメロディが心に残る。そういえば、南極物語のテーマもこの方が作曲したんでしたよね…。
>南極物語といえば、今日から日曜劇場の枠で「南極大陸」なる木村拓哉さんのドラマがスタートしますね。
その中で「ブリュッセルの国際会議のシーン」を見ましたが、木村拓哉さんと柴田恭兵さんが日本代表として出席するシーンを見ると「恭兵さんが海外ロケに参加した作品なんてあったのかな?」と思いました。
個人的には、木村さんと恭兵さんのツーショットを見ると「恭兵さんがスーパースターのキムタクと共演するなんて、夢を見ているみたい・・・」と感じました。
また、劇場版「南極物語」で越智健二郎役だった渡瀬恒彦さんが木村さん演じる倉持のお父さん役で出演されているところを見ると“映画「南極物語」からTVドラマ「南極大陸」への橋渡し”に思えました。
ヴァンゲリスといえば、「ブレードランナー」や「南極物語」(そういえば同時期の「太陽にほえろ!」のBGMである「ボギー刑事・青春のテーマ」にも南極物語のテーマと似た旋律がありますよね?)と同時期に製作されたイギリス映画「炎のランナー」の音楽も手がけていますが、メインテーマを聞くと「陽炎が立ちこめる中、スタートラインにつく選手たち」の姿が目に浮かんできました。
このツーショットは新鮮でしたね(笑)。刑事ドラマだったらもっと面白いツーショットになっていたかも(苦笑)。地上波のドラマで恭兵さんの姿を見るのは、久しぶりだったのですが、お元気そうで良かったです。
>渡瀬恒彦さんが木村さん演じる倉持のお父さん役で出演されているところを見ると“
渡瀬さん出演されていましたね。高倉さんはさすがに…出ないか(苦笑)。
>イギリス映画「炎のランナー」の音楽も手がけていますが、メインテーマを聞くと「陽炎が立ちこめる中、スタートラインにつく選手たち」の姿が目に浮かんできました。
ロス五輪の時もよく聞いた記憶があります。スポーツイベントなどで、今でもよく使用される有名なテーマ曲ですね。この曲を聞くとなぜだか猛ダッシュしたくなります(笑)。
>≫ブレードランナーと言えば、ヴァンゲリスが作曲した映画のテーマ曲を思い出す。シンセサイザーによるダイナミックかつシンプルなメロディが心に残るが、南極物語のテーマもこの方が作曲したんでしたよね…。
>ブレードランナーというとヴァンゲリスのテーマ曲ですよね。このテーマ曲は、「カメラが捉えた決定的瞬間」という決定的瞬間ものの番組のテーマ曲やサバンナRX7のCMに使われたことをネットで知りましたが、ブレードランナーのテーマが奏でる「ダイナミックかつシンプルなメロディ」が命を懸けた決死の救出劇にマッチしていたのかと思いました。
>≫この映画でいつも真っ先に目が行くのが日本の女芸者がでかでかと映る「強力わかもと」の電子看板。この映画はロスが舞台になっているが、無国籍風の街の雰囲気が印象的。とくにあの看板は、印象深くていつも不思議な感覚になってしまう。それも含めて、リドリー・スコット監督の日本文化への熱いこだわりが垣間見える。
>電光掲示板に映る「強力わかもと」のCMや「ロサンゼルス 2019年11月」というテロップの後に流れる「夜空を焦がすように燃えるコンビナートの炎」やデッカードが屋台でうどんと何かを頼む際に屋台のおやじが口にする「ふたつでじゅうぶんですよ」と言うセリフはブレードランナーを象徴するカットですよね。空を飛ぶ飛行船から「A new life awaits you in the Off-World colonies!The chance to begin again in a golden land of opportunity and adventure」という宣伝が流れる未来世界のロサンゼルスなのに「日本の胃腸薬のCM」が流れ、主人公が屋台で「4つくれ」と注文するも「二つで十分ですよ!…わかってくださいよ!」と日本語で返されるシーンを見ると、無国籍な未来のロサンゼルスを印象付けているように感じました。
「企画当初ダスティン・ホフマンがデッカードを演じる予定だった」という裏話には驚きましたが、ハードボイルドな無国籍近未来SF映画に登場する刑事を演じるダスティン・ホフマンというのも見てみたかったですが、「女装もののコメディ映画」というと「トッツィー」という映画のことでしょうね。
そんなブレードランナーといえば、「ブレードランナー 2049」という続編映画が今年の秋に公開されるそうですが、半世紀を経て復活したブレードランナーの続編がどうなってるのか想像するばかりです。
公開中の新作でもヴァンゲリスのテーマ曲をアレンジした曲が使われているみたいですが、あのメロディは仰る通り生死をかけた緊迫感というか疾走感というか、そういうものを感じさせるメロディですよね。だからショキングな映像とヴァンゲリスの曲はとてもマッチするのでしょうね。
>主人公が屋台で「4つくれ」と注文するも「二つで十分ですよ!…わかってくださいよ!」と日本語で返されるシーンを見ると、無国籍な未来のロサンゼルスを印象付けているように感じました。
ブレードランナーが公開された1980年代は日本の企業がどんどんアメリカに進出して「Japan as No.1」などと言われていた時代でしたからね。監督の日本好きの影響もありますが、やはり当時の日本の大きな存在が作品に反映されているのでしょうね。
>「企画当初ダスティン・ホフマンがデッカードを演じる予定だった」という裏話には驚きましたが、ハードボイルドな無国籍近未来SF映画に登場する刑事を演じるダスティン・ホフマンというのも見てみたかったですが、
ダスティン・ホフマンだったらどんなデッカードになっていたでしょうね。当然吹替えは野沢那智だったのでしょうね(苦笑)。
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