10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
リメイク映画「コードネーム U.N.C.L.E」で再び脚光を浴びた「0011 ナポレオン・ソロ」。そう言えば、まだ紹介していなかったとっておきのDVDがありました。そのタイトルは、テレビシリーズが終了してから15年後の1983年に製作された『0011ナポレオン・ソロ2 帰ってきたナポレオン・ソロ』。
これは、映画ではなくテレビスペシャルとして放送されたもので、15年ぶりに主人公の二人、ナポレオン・ソロを演じたロバート・ヴォーンと、イリヤ・クリヤキン役のデヴィッド・マッカラムの共演が実現して話題となった作品。二人の上司であったアレキサンダー・ウェーバリー課長を演じたレオ・G・キャロルは、このテレビスペシャル製作時にすでに他界していたため、新しい課長のジョン・ローリー(パトリック・マクニー)が登場しています。
ストーリーは、復活した悪の組織「スラッシュ」がH957と呼ばれる原子爆弾を強奪し、政府に3億5000万ドルを要求。国際情報捜査機構「アンクル」の課長ジョン・ローリーは、ナポレオン・ソロとイリヤを復帰させて、逃亡した囚人のジャスティン・セフランと核爆弾の行方を追うというもの。
ゲスト陣には、有名な方も出ています。クリント・イーストウッドの「ダーティ・ファイター」シリーズや、スタローンの「デッドフォール」、「特攻野郎Aチーム」や「冒険野郎マクガイバー」にゲスト出演をしていたジェフリー・ルイスが敵役で登場していたり、「ナイトライダー」の「決死の替え玉作戦!ナイト2000凶悪武装軍団マル秘計画を暴け!!」に、リンダ役で出演していたジュディス・チャップマンは、Z(007で言うところのQのような役割を果たす)役で出演しています。
この作品の最大の目玉と言えるのが、007シリーズで二代目ジェームズ・ボンドを演じたジョージ・レーゼンビーが登場する場面。レーゼンビーは、「JB」のナンバープレートをつけたアストンマーティンに乗り、敵に追われてオープンカーで逃走中のナポレオン達を救うのですが、このカーチェイスシーンがラスベガスの街のど真ん中で展開していて中々派手です。レーゼンビーが運転するアストン・マーティンには、例によって様々な武器が装備されていて、スモークを巻いて敵の車を横転させたり、ミサイルで車を吹っ飛ばしたりします。今みたいにCGではなく、ラスベガスのかなり有名な街並みで派手に車を転がしたり、爆破させているのでカーアクション的には、かなり見応えがありました。「007 ダイヤモンドは永遠に」にもラスベガスでのカーチェイスシーンがありましたが、それと匹敵するぐらいの迫力がありましたね。
そして、このDVDの注目の特典と言えば、ナポレオン・ソロの声を演じた矢島正明氏のオーディオ・コメンタリー。このDVDがリリースされたのは2013年の秋頃。おそらく、その年に収録されたものなのでしょうが、矢島氏は当時すでに80歳を越えていますが、声を聞く限り、ナポレオン・ソロを演じていた当時の声と全く変わっていなくて驚きました。当時の吹替えの現場の話や、イリヤの声を演じた野沢那智氏との思い出話など、興味深い話をたくさん聞けてとても面白かったです。そうなんですよ、野沢さんが亡くなったのは2010年。このコメンタリー収録時にはすでに野沢氏はいなかったんですよね。このDVDのリリースがもう少し早ければ、矢島、野沢、両氏がそろってのコメンタリーが実現し、野沢氏の当時の面白いエピソードも色々聞けたかもしれないのに、本当に残念ですね。
コメンタリーで印象に残ったのは、「ガスのお値段」と言うエピソードに、「スター・トレック(宇宙大作戦)」のウィリアム・シャトナー(カーク船長)と、レナード・ニモイ(スポック)がゲスト出演したという話。矢島氏と言えば、カーク船長の声を演じたことでも有名ですが、このエピソードでは、小林恭治氏がウィリアム・シャトナーの声を演じたそうです。もし、ヴォーンとシャトナーの声、両方を矢島氏が演じていたら、どんなやりとりになっていたか、ちょっと想像してしまいましたね(笑)。気になったのでこのエピソードをもう一度見てみようと思いDVDを探したのですが、「ガスのお値段」を録画したDVDが見当たらない。5年ほど前にAXNミステリーでテレビシリーズが再放送された時、全エピソードを録画したのですが、どうやら、この「ガスのお値段」と言うエピソードは、放送されていなかったみたいです。理由はよくわからないのですが、うむむ・・・。
あと、当初、ナポレオン・ソロの声を田口計氏、イリヤの声を愛川欽也氏が演じる予定になっていたと言う話も印象に残りましたね。愛川さんと言えば、真っ先に思い浮かぶのは、やはり、ジャック・レモン。愛川さんのシリアスな演技の時の声も好きでしたけど、あの声とイリヤ・・・て合うのかな?(苦笑)。
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LIVE IT UP AGAIN(また楽しもう!)
ガースさん、こんにちは。
>≧この作品の最大の目玉と言えるのが、007シリーズで二代目ジェームズ・ボンドを演じたジョージ・レーゼンビーが登場する場面だ。レーゼンビーは、「JB」のナンバープレートをつけたアストンマーティンに乗りオープンカーで逃走中のソロとアンドレアを救うのですが、このカーチェイスシーンがラスベガスの街のど真ん中で展開していて中々派手です。
>『0011ナポレオン・ソロ2 帰ってきたナポレオン・ソロ』のラスベガスで展開される「悩める美女」を連れたナポレオン・ソロがKGBに追われるカーチェイスは「帰ってきたナポレオン・ソロ」の序盤を飾るアクションシーンでしたね。アストンマーチンのJBと書かれたナンバープレートを見たアンドレアの「あの車のナンバー見て!ジェームズ・ボンドよ、女王陛下の007そっくりだわ!」と口にするシーンを見ているだけでニヤリとしますが、時期的にロジャー・ムーアの「オクトパシー」とショーン・コネリーの「ネバーセイ・ネバーアゲイン」が製作されたことを意識しているように思えました。
また、ソロの運転するオープンカーに乗ったアンドレアが「まるでブリットみたい!」と言い出し「あのマックイーンはキザで嫌なの!」とソロが返すシーンはロバート・ヴォ―ンがブリットに出演していることを絡めた楽屋落ちでしたね。
「二人の上司であったアレキサンダー・ウェーバリー課長を演じたレオ・G・キャロルは、このテレビスペシャル製作時にすでに他界していた」で気づきましたが、オープニングのキャスト紹介で流れるジャニス・フライデー(アンクルの女性オペレーター)の紹介シーンでもジャニスの隣にウェーバリー課長の顔写真が置かれてたり本編でもアンクルの捜査官・コワルスキーと刑務所に収監されたセフランというスラッシュに関係する男のやりとりやチャンネルDを通じてローリー課長と会話するソロのシーンでウェーバリー課長が亡くなったことを触れていますが、レオ・G・キャロルが故人であることを改めて感じました。
また、ラストでスラッシュのボスが逃走してソロとイリヤのもとに「新たな事件が起きた」とローリー課長から無線が入るところで幕を閉じるエンディングを見ると、「新しいテレビシリーズか新作のドラマスペシャルに続く…」を想定したのかな?と思いました。
>≧この作品の最大の目玉と言えるのが、007シリーズで二代目ジェームズ・ボンドを演じたジョージ・レーゼンビーが登場する場面だ。レーゼンビーは、「JB」のナンバープレートをつけたアストンマーティンに乗りオープンカーで逃走中のソロとアンドレアを救うのですが、このカーチェイスシーンがラスベガスの街のど真ん中で展開していて中々派手です。
>『0011ナポレオン・ソロ2 帰ってきたナポレオン・ソロ』のラスベガスで展開される「悩める美女」を連れたナポレオン・ソロがKGBに追われるカーチェイスは「帰ってきたナポレオン・ソロ」の序盤を飾るアクションシーンでしたね。アストンマーチンのJBと書かれたナンバープレートを見たアンドレアの「あの車のナンバー見て!ジェームズ・ボンドよ、女王陛下の007そっくりだわ!」と口にするシーンを見ているだけでニヤリとしますが、時期的にロジャー・ムーアの「オクトパシー」とショーン・コネリーの「ネバーセイ・ネバーアゲイン」が製作されたことを意識しているように思えました。
また、ソロの運転するオープンカーに乗ったアンドレアが「まるでブリットみたい!」と言い出し「あのマックイーンはキザで嫌なの!」とソロが返すシーンはロバート・ヴォ―ンがブリットに出演していることを絡めた楽屋落ちでしたね。
「二人の上司であったアレキサンダー・ウェーバリー課長を演じたレオ・G・キャロルは、このテレビスペシャル製作時にすでに他界していた」で気づきましたが、オープニングのキャスト紹介で流れるジャニス・フライデー(アンクルの女性オペレーター)の紹介シーンでもジャニスの隣にウェーバリー課長の顔写真が置かれてたり本編でもアンクルの捜査官・コワルスキーと刑務所に収監されたセフランというスラッシュに関係する男のやりとりやチャンネルDを通じてローリー課長と会話するソロのシーンでウェーバリー課長が亡くなったことを触れていますが、レオ・G・キャロルが故人であることを改めて感じました。
また、ラストでスラッシュのボスが逃走してソロとイリヤのもとに「新たな事件が起きた」とローリー課長から無線が入るところで幕を閉じるエンディングを見ると、「新しいテレビシリーズか新作のドラマスペシャルに続く…」を想定したのかな?と思いました。
Re:LIVE IT UP AGAIN(また楽しもう!)
>また、ソロの運転するオープンカーに乗ったアンドレアが「まるでブリットみたい!」と言い出し「あのマックイーンはキザで嫌なの!」とソロが返すシーンはロバート・ヴォ―ンがブリットに出演していることを絡めた楽屋落ちでしたね。
ロバート・ヴォ―ンさん、先頃亡くなられてしまいましたが、そう言えば「ブリット」にも出演されていましたね。ニヒルでクールなエージェント役から、物静かな悪党役、勇ましい将軍役に上院議員役まで幅広くこなされていましたよね。
>レオ・G・キャロルが故人であることを改めて感じました。
1972年に79歳で亡くなられたと言うことは、ナポレオン・ソロのテレビシリーズ出演時には、すでに70歳を越えていたことになりますね。確かにお歳を召された感じには見えましたが、まだ60代ぐらいだと思っていました(汗。
>また、ラストでスラッシュのボスが逃走してソロとイリヤのもとに「新たな事件が起きた」とローリー課長から無線が入るところで幕を閉じるエンディングを見ると、「新しいテレビシリーズか新作のドラマスペシャルに続く…」を想定したのかな?と思いました。
誰しもが「新作があるのではないか?」と期待してしまう終わり方でしたよね。後もう一回、スペシャルでもいいから続編が見たかったですね。
ロバート・ヴォ―ンさん、先頃亡くなられてしまいましたが、そう言えば「ブリット」にも出演されていましたね。ニヒルでクールなエージェント役から、物静かな悪党役、勇ましい将軍役に上院議員役まで幅広くこなされていましたよね。
>レオ・G・キャロルが故人であることを改めて感じました。
1972年に79歳で亡くなられたと言うことは、ナポレオン・ソロのテレビシリーズ出演時には、すでに70歳を越えていたことになりますね。確かにお歳を召された感じには見えましたが、まだ60代ぐらいだと思っていました(汗。
>また、ラストでスラッシュのボスが逃走してソロとイリヤのもとに「新たな事件が起きた」とローリー課長から無線が入るところで幕を閉じるエンディングを見ると、「新しいテレビシリーズか新作のドラマスペシャルに続く…」を想定したのかな?と思いました。
誰しもが「新作があるのではないか?」と期待してしまう終わり方でしたよね。後もう一回、スペシャルでもいいから続編が見たかったですね。
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