10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
チャンネルNECOで放送中の「ザ・ハングマンⅤ」はまもなく最終回を迎え、来月からは、「ザ・ハングマン6」がスタートします。このシリーズの顔とも言うべき存在の名高達郎が再びハングマンのリーダーに復帰したシリーズ第6弾。
レギュラーメンバーは、名高達郎演じる矢吹良介(コードネーム:フラッシュ)、必殺シリーズの加代役で当時名を馳せた鮎川いずみ演じる立花愛(コードネーム:アイリス)、当時は、東映に限らず、「スクール☆ウォーズ」などの大映ドラマ作品にも数多く出演し活躍していた梅宮辰夫演じる本庄剣次郎(コードネーム:アンクル)、 川野太郎演じる草間哲平(コードネーム:スポット)の4人。
「6」のハングマン達の表稼業は、「カメラマン」。アジトも「Studio Say Cheese」と名付けられたフォトスタジオになっています。ザ・ハングマン6が放送されたのは、1987年ですが、この時代になるとテレビドラマにも「パソコン通信」なるものが出てくるんですよね。ハングマンでもゴッドからの指令はパソコン通信で送られるようになります。「6」の特徴と言えば、やはり、小林克也のノリノリのOPナレーションと、ハンギングシーンに毎回登場するモルモットおじさんの存在。
これまでのハンギングシーンは、物やダミーの人形などを使って処刑のやり方を説明していましたが、このシリーズでは、生身の人間を使い、犯罪者たちに実際に人間の処刑を見せる(もちろん死なせない程度に)。モルモットおじさん役の稲川淳二は、現在は、怪談トークで有名ですが、当時は、数多くのバラエティ番組に出演してリアクション芸を見せたり、ワイドショーのリポーターなどで活躍し、戦場レポーターとして「風雲!たけし城」にも出演していました。悲惨な目に遭っている時のリアクションが物凄くうまい人で、モルモットおじさんはまさにハマリ役といった感じでしたね。
「激突!! ハングマンVSテレビゲーム」という2時間スペシャルのエピソードに、マイト(黒沢年男)が登場し、再び黒沢&名高コンビの活躍が見ることができます。このシリーズ、残念ながらスキャンダル騒動により、リーダー役の名高氏が途中で降板してしまうと言うハプニングがあり、全15話しか放送されなかった。当時は、何で降板しなきゃならないの?と不思議に思っておりましたが、これが事実上最後の名高達郎出演のハングマンとなりました。以後、続編なども製作されなかったので、「激突!! ハングマンVSテレビゲーム」がハングマンを代表する黒沢&名高コンビ、二人の最後の顔合わせとなってしまったわけですね。名高氏降板後、ハングマン6は、リニューアルされて大きく路線変更と相成るのですが、それについては、またいずれ書きたいと思います(笑)。
さて、いよいよ大詰めの「ザ・ハングマンⅤ」。今回は、ファルコン(佐藤浩市)が登場しなかった二本のエピソードをご紹介致します。
三億の豪邸がコソ泥に持ち逃げされる!
宝石ブローカー、会社社長、大学教授、そして金融ブローカーの高田が失踪し、その失踪者達の土地や自宅の名義が何者かによって書き換えられ、第3者に売り渡されていた。事件に不動産乗っ取りグループが関与しているものと見てハングマンは調査を開始。エジソンとバニーは、高田の自宅前にあらわれた不動産屋の男をマークし、不動産屋の男の車からアタッシュケースを盗み出した鉄(中西良太)という名の男を追う。
「大激闘マッドポリス'80」の原田こと中西良太が車上あらしの鉄役でゲスト出演しているエピソード。ファルコンがオーストラリア旅行中のため、今回は、エジソンがメインを張り、鉄と奇妙なコンビネーションを見せる。エジソンと鉄のコミカルなやりとりが特に印象に残りましたが、鉄が刺されて息絶える前の「俺死ぬ時はカッコ良く死にたかったんだ、クリント・イーストウッドみたいによ」「あほ、クリント・イーストウッドってのはな主役だから最後まで絶対死なないの」のセリフのやりとりが往年の刑事ドラマの殉職シーンのようにも見え、なんだかジーンと来るものがありました。
今回のハンギングシーンは、名付けて「首切りマシーン」。移動式のチェーンソーが横一直線に移動して、ダミーの大根を実際に何本か切り落とした後、横一列に並んで座らされ、縛り付けにされている三人の悪党の首に向かって移動していく仕掛け。実物のチェーンソーを使っているので、結構ひやひやさせられるハンギングでしたね(苦笑)。
人妻パピヨンが拳銃屋をラブハントする!
ハワイ、マニラ、香港ルートから日本に拳銃を密輸入している三人の男達が相次いで殺される。いずれもジョニー島田(谷隼人)と言う殺し屋が関与していた。国内の拳銃マーケットを独占しようとしている組織を探し出し、それを叩き潰すため、パピヨンは、ジョニーをマークし、拳銃密売組織に近づこうとするが・・・。
「キイハンター」の島竜彦や、「光戦隊マスクマン」の姿三十郎長官などでも有名な谷隼人が殺し屋役でゲスト出演。前回に引き続きファルコンは欠席。今回は、パピヨンがメインを張り、谷隼人演じるジョニー島田とちょっとラブラブな良い仲になってしまいます。いつもとは違い、冒頭からいきなり作戦が始まっている珍しい展開。パピヨンとジョニーのメロドラマというか、不倫ドラマのような(苦笑)。ゴルゴ13に恋したパピヨンと言う感じにも見えましたね。
今回のハンギングは、拳銃密売組織が拳銃の密輸取引をしているところをテレビ中継して、組織の全容を視聴者に暴露するという手法。記者会見中の黒幕の政治家がそのテレビ中継を見たマスコミに囲まれて、あえなく質問攻めにされてしまうという顛末。いつものように大仕掛けの拷問で自白させるわけではなく、今で言うところのニコニコ生中継みたいなノリで、悪事をそのまま生中継してしまうところが時代を先取りしていますよね(笑)。
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