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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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スカパーに入ってまもなく10年になりますが、最近見ている番組のモノクロ(白黒)率が高くなっています。例えば、「キイハンター」「ウルトラQ」、昨日からクリント・イーストウッドを一躍スターダムにのし上げた「ローハイド」も始まりました。どれも1950~60年代に放送されていた番組なので、当然と言えばそうなのですが、半世紀前のテレビってまだ白黒の番組が中心でしたよね。


70年代に入って本格的にカラーの時代に入り、80年代にクリアビジョン、BS放送開始、90年代にワイドクリアビジョン、CS放送開始、2000年代にハイビジョン、テレビ画面のアスペクト比が4:3から16:9に変わりアナログ放送からデジタル放送へ移行、スカパー!HDの放送開始などなど、この50年の間にテレビはかなり様変わりしました。改めてモノクロ時代の番組を見ると、50年前の古き良き日本の風景が楽しめますが、当時の日本が全くの別世界のようにも見えたりしてなかなか新鮮です。やはり、この50年の時代の進化のスピードは凄ましい。
そして、モノクロと言えば、現在東映チャンネルで放送されているこの特撮番組もそう。「悪魔くん」








悪魔くんは、ゲゲゲの鬼太郎などで知られる水木しげるの漫画で、少年マガジンに連載された原作を元に1966年に実写版が制作されました。1966年と言うと、「ウルトラマン」「仮面の忍者赤影」も同年に放送されていますが、この二作品がいずれもカラー放送であったのに対し、悪魔くんはモノクロ放送だった。悪魔くんは、1989年に放送されたアニメ版も有名。実写版では、悪魔くんとメフィストのコンビが様々な妖怪と戦う話になっていましたが、こちらは、主人公の名前が埋れ木(うもれぎ)真吾となり、悪魔くんが呼び出す悪魔は、十二使徒いて、メフィストも十二使徒の一人と言う扱いになっていました。



悪魔くんと言えば、やはり、

「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり!」

の呪文が有名でしたよね。劇中では、悪魔くんと呼ばれる小学生が登場しますが、悪魔くんは、ニックネームだそうで、主人公の名前は、山田真吾というそうです。「人類が平和に暮らせる天国のような世界を地上に作る」ため、悪魔くんがメフィストと言う名の悪魔を呼び出して、二人で地上に現れた悪魔を退治する。毎回ユニークな妖怪たちが登場しますが、モノクロ映像なのでより一層不気味に見えました。








 
空からやってくる巨大な手。キョーダインのガブリンや、サンバルカンの敵の要塞のルーツのようにも見えましたね。








海から現れた巨大妖怪(大海魔パイドン)






人を人形に変える一つ目のマネキン(マネキン妖怪)




悪魔くんこと山田真吾を演じているのは、金子光伸と言う当時の子役ですが、どこかで見た事があるなあと思ったら、「ジャイアントロボ」で草間大作を演じていましたね。この方、「仮面ライダー (スカイライダー)」の筑波洋役や、「仮面ライダーZX」の村雨良役のオファーをされていたそうなんですが、当時すでに就職して働いていたため、それらを断ったそうです。39歳の時に交通事故に遭い、亡くなられたそうですが、もし、この人が筑波洋を演じていたら、どんな仮面ライダーになっていたのかちょっと気になりました。


メフィスト役は、吉田義夫。東映チャンネルを見ているとお姿をよく拝見しますが、とくに「特別機動捜査隊」でよく見かけます。「みな殺しの詩」と言う回で、サブタイトル通り最後に機関銃をブッ放して皆殺しにしていた姿が強烈に印象に残っていますね(苦笑)。当時、「肺水腫」を患われていたそうで、それが悪化したため、10話の「シバの大魔神」と言う回で番組を降板。急遽、メフィストに兄弟がいるという設定を作り、その弟メフィスト役を潮健児が演じることになったそうです。


「シバの大魔神」では、メフィスト兄弟がそろって登場し、兄メフィストから弟メフィストにバトンタッチするという、言わば引き継ぎをする場面がありました。19話の「地獄脱出作戦」で吉田メフィストが再登場しましたが、悪魔くんたちと共に閻魔大王の住処から脱出した後、「天国にでも行って昼寝でもしてるわい」と言ったままどこかに消えてしまった。どうやら、吉田氏が復帰したのはこの回のみで、以降のエピソードには出演しなかったようです。仮面ライダーのような引継ぎ劇が展開するのかと思いきや、潮メフィストが最後まで活躍することになったみたいです。


潮健児さんと言えば、世代的には、やはり、仮面ライダーの地獄大使や、バトルフィーバーJの初代ヘッダー指揮官、兄弟拳バイクロッサーのドクターQなどの悪役ばかりが記憶に残っていますが、このメフィスト役も見事な怪演ぶりでなかなかのハマリ役。潮さんのヒーロー役と言うと、忍者キャプターの雷忍キャプター1ぐらいしか思い出せませんが、それだけに悪魔でありながら人類の平和のために戦うこのメフィスト役は、とてもインパクトがありましたね。


洞窟にコウモリが飛び回るオープニングから絶大な不気味さが漂う。恐怖感、不安、緊張感の演出には、やはりモノクロの陰影が効果的ですよね。カラー実写版の悪魔くんも見てみたいですが、作風を考えると、モノクロ映像のほうがやはり合っているような気がします。



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