10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
東映Vシネマが誕生25周年と言うことで、スカパーでその初期作品をちらほらと見かけます。当時(1990年代初頭)丁度私もレンタルビデオ屋に通い始めた頃で、店頭でVシネマのパッケージをよく見ました。Vシネマ第1号として製作された、ベイシティ刑事で熱いガンアクションを披露していた世良公則主演の「クライムハンター」シリーズや、あぶない刑事や勝手にしやがれ!ヘイ・ブラザーで活躍していた頃の仲村トオルが主演した「狙撃」シリーズなどなど、地上波のドラマでは決して見ることができなかったハードなアクションが売りで、レンタルビデオ屋の邦画のコーナーを席巻していました。そして、この作品もその一つ。女サイボーグの活躍を描いたSFアクションものの「女バトルコップ」。
舞台は、近未来の日本の首都「ネオTOKYO」。トップテニスプレイヤーの御子柴かおるは、対犯罪用ロボットを研究中の科学者で婚約者の小泉を国際犯罪組織「カルテル」に殺され、自らも瀕死の重傷を負うが、サイボーグ戦士「女バトルコップ」となって甦り、カルテルに復讐戦を挑む。
主演は、当時、あぶない刑事に二度ゲスト出演した他、ドラマやバラエティで活躍した中村あずさ氏。1990年当時、地上波の特撮番組にはメタルヒーロー枠があり、起動刑事ジバンや特警ウインスペクターなどが放送されていたが、この作品もその時代に作られたせいか、その系統に近い作風になっている。ロボコップのように体は完全に機械化されているわけではなく、生身は残っていて(なぜかシャワーシーンのサービスまである)、ウインスペクターのように、スーツを着用して戦うのですが、サイボーグと言うよりは、単に、メタルスーツを手に入れた女性が孤独に暴走しているようにしか見えない(苦笑)。そもそも、かおるがどのような改造手術を受けたのか、具体的な映像や説明がなかったので、その辺は、見る側が勝手に想像するしかない。女バトルコップには専用のバイクやメンテナンスを行う基地もあり、劇中では、戦隊やメタルヒーローのように主題歌や挿入歌まで流れていましたが、もしかしたらシリーズ化も念頭に置かれていたのかもしれないですね。
女バトルコップのスーツは、まさにロボコップの女版とも言うべきもので、黒とシルバーのツートンのメタリックで女型サイボーグらしくスマートなデザイン。最近公開されたリメイク版のロボコップもかなりスマートになっていたが、もしかしたら女バトルコップの影響を受けたのか?と思うくらいでしたね。ロボコップと同じく口元が露出していますが、女サイボーグらしく赤い口紅をつけているところは色っぽいが、もしかして口紅を常時装備しているとか・・・(苦笑)。ロボコップと違うところは、女バトルコップには、その口元を覆うシールドが装備されている。戦闘に入ると、シールドが口元を覆い、完全な武装モードとなっていた。ロボコップもあれだけ激しい銃弾を受けているのに、何で口元はいつも無事なのだ?何か特別なバリアに覆われているのか?などという疑問があった(苦笑)が、女バトルコップでは、その疑問を払拭させようとしていましたね。ただ、逆さ釣りにされて敵に激しく銃を乱射される時は、口元が丸出しの状態だったので違和感ありましたが・・・。イヤリングがワイヤーになったり、腕からミサイルを発射したり、武器も個性的でした。
ロボコップをリスペクトしたような演出がたくさんありましたが、劇中の所々で挟み込まれるニュース映像のシーンもそうですね。女バトルコップが敵の罠にハマリ、鎖で逆さ釣りにされて、カルテルのコマンド部隊に銃を乱射されるところも。なんと言ってもこの作品では、「アマデウス」と呼ばれるサイキック超能力者(エスパー)のマッチョマンの存在感が凄い。マスクマンのOPを思わせるような奇妙なポージングをしたり、トライアングルの中で座禅を組んだり、顔がむくむく変形するところは、メタルダーのゴッドネロスを彷彿とさせる。アマデウスが超能力を使って戦う描写がこれまた凄まじい。フォークリフト車を動かし、女バトルコップを圧殺しようとするシーンや、研究所が襲撃されるシーンで、研究所の通路の床のタイルがめくれ上がって吹き飛ぶ瞬間の映像などが圧巻でしたね。中性子レーザー砲を食らったアマデウスの人体破裂シーンもアニメーション合成が取り入れられていて、当時の特撮らしい独特の映像が印象的だった。
脇を固める出演陣も特撮に縁のある人が多く、中々豪華な面子。カルテル日本支部長・ヘンリー大場役は、冬彦さんで大ブレイクする前の佐野史郎氏が演じており、かおるの婚約者で科学者の小泉役は、メガロマンの北詰友樹氏、刑事役に宇宙刑事シリーズでコム長官を演じた西沢利明氏、戦隊シリーズで数多くの敵ボスを演じた石橋雅史氏もカルテルのコマンド部隊・チームファントムのリーダー役で出演していた。西沢氏は、西部警察でも汚職刑事役を演じていたが、やはりこの作品でも最初は、若い刑事の良き理解者と思いきや、最後は、おもいっきりワルでしたね。
ラストは、女バトルコップとヘンリー大場が対決するのかと思いきや、あの展開は肩透かしを食らった感じでちょっと物足りなかった。しかし、女サイホーグvsエスパー・マッチョマンの対決シーンはかなりハードで見応え十分。
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もう一人の機動刑事
ガースさん、こんばんは。
>≧女バトルコップのスーツはまさにロボコップの女版とも言うべきもので、黒とシルバーのツートンのメタリックな女型サイボーグらしくスマートなデザインで同じ時期に放映された特警ウインスペクターのようにスーツを着用して戦うのですが、サイボーグと言うよりは、単にメタルスーツを手に入れた女性が孤独に暴走しているようにしか見えない(苦笑)。そもそも、かおるがどのような改造手術を受けたのか具体的な映像や説明がなかったのでその辺は見る側が勝手に想像するしかない。
>アジトでのかおるの回想シーンで「自分をドナーにしてくれ」と小泉に進言するかおるの場面やチーム・ファントムの一団がバトルコップのアジトを襲う場面で石橋雅史さんが「そうか、あの男がお前を…ということはお前は!?」とフォトスタンドを見てかおるがバトルコップであることに気付く・廃屋で西条刑事が「やっぱり・・・かおるさんなんだな!?小泉は・・・君をドナーにして研究を完成させたんだな!?」とバトルコップを問い詰める場面がありますが、前者の場面(かおるがアジトで国立研究所が襲撃された時を回想する…)は普通だったら「かおるの願いを聞き入れた小泉は自分の身を犠牲にしてかおるをバトルコップにするための改造手術を行い、かおるが意識を取り戻すと小泉は帰らぬ人となっていた…」な場面が描かれるところですよね。
この作品も「ロボコップ」を原点に製作されたそうですが、もし続編が作られていたら本家ロボコップみたいに「バトルコップ2号とかおるの対決」や「忍者ロボットVSかおるの戦い」も描かれていたのではなかろうか?と思いますが、今「女バトルコップ」をリメイクするとしたらハードな大人向けメタルヒロインものになっていたでしょうね。
>≧脇を固める出演陣も特撮に縁のある人が多く、カルテル日本支部長・ヘンリー大場役は冬彦さんで大ブレイクする前の佐野史郎氏が演じており、かおるの婚約者で科学者の小泉役はメガロマンの北詰友樹氏、城戸巌刑事役に宇宙刑事シリーズでコム長官を演じた西沢利明氏、戦隊シリーズで数多くの敵ボスを演じた石橋雅史氏もカルテルのコマンド部隊・チームファントムのリーダー役で出演していた。
>石橋さんは英語交じりの日本語を話すチームファントムのリーダー、西沢利明さんは西条刑事の上司にしてカルテルに魂を売った悪徳刑事を演じていましたね。
また、アマデウス役の松田勝さんは女バトルコップと同じ年に公開された村川透さんが監督した「押忍!!空手部」という松竹映画にも主演されているそうですが、最初アマデウスを見たときはアーノルド・シュワルツェネッガーと竹内力さんを足したような雰囲気を感じました。
>≧女バトルコップのスーツはまさにロボコップの女版とも言うべきもので、黒とシルバーのツートンのメタリックな女型サイボーグらしくスマートなデザインで同じ時期に放映された特警ウインスペクターのようにスーツを着用して戦うのですが、サイボーグと言うよりは、単にメタルスーツを手に入れた女性が孤独に暴走しているようにしか見えない(苦笑)。そもそも、かおるがどのような改造手術を受けたのか具体的な映像や説明がなかったのでその辺は見る側が勝手に想像するしかない。
>アジトでのかおるの回想シーンで「自分をドナーにしてくれ」と小泉に進言するかおるの場面やチーム・ファントムの一団がバトルコップのアジトを襲う場面で石橋雅史さんが「そうか、あの男がお前を…ということはお前は!?」とフォトスタンドを見てかおるがバトルコップであることに気付く・廃屋で西条刑事が「やっぱり・・・かおるさんなんだな!?小泉は・・・君をドナーにして研究を完成させたんだな!?」とバトルコップを問い詰める場面がありますが、前者の場面(かおるがアジトで国立研究所が襲撃された時を回想する…)は普通だったら「かおるの願いを聞き入れた小泉は自分の身を犠牲にしてかおるをバトルコップにするための改造手術を行い、かおるが意識を取り戻すと小泉は帰らぬ人となっていた…」な場面が描かれるところですよね。
この作品も「ロボコップ」を原点に製作されたそうですが、もし続編が作られていたら本家ロボコップみたいに「バトルコップ2号とかおるの対決」や「忍者ロボットVSかおるの戦い」も描かれていたのではなかろうか?と思いますが、今「女バトルコップ」をリメイクするとしたらハードな大人向けメタルヒロインものになっていたでしょうね。
>≧脇を固める出演陣も特撮に縁のある人が多く、カルテル日本支部長・ヘンリー大場役は冬彦さんで大ブレイクする前の佐野史郎氏が演じており、かおるの婚約者で科学者の小泉役はメガロマンの北詰友樹氏、城戸巌刑事役に宇宙刑事シリーズでコム長官を演じた西沢利明氏、戦隊シリーズで数多くの敵ボスを演じた石橋雅史氏もカルテルのコマンド部隊・チームファントムのリーダー役で出演していた。
>石橋さんは英語交じりの日本語を話すチームファントムのリーダー、西沢利明さんは西条刑事の上司にしてカルテルに魂を売った悪徳刑事を演じていましたね。
また、アマデウス役の松田勝さんは女バトルコップと同じ年に公開された村川透さんが監督した「押忍!!空手部」という松竹映画にも主演されているそうですが、最初アマデウスを見たときはアーノルド・シュワルツェネッガーと竹内力さんを足したような雰囲気を感じました。
Re:もう一人の機動刑事
>前者の場面(かおるがアジトで国立研究所が襲撃された時を回想する…)は普通だったら「かおるの願いを聞き入れた小泉は自分の身を犠牲にしてかおるをバトルコップにするための改造手術を行い、かおるが意識を取り戻すと小泉は帰らぬ人となっていた…」な場面が描かれるところですよね。
映像面にこだわったせいなのか、ストーリーはなおざりになっている部分がありましたね。やはり、手術シーンはどんな形であろうと描いてもらいたかったです。
>この作品も「ロボコップ」を原点に製作されたそうですが、もし続編が作られていたら本家ロボコップみたいに「バトルコップ2号とかおるの対決」や「忍者ロボットVSかおるの戦い」も描かれていたのではなかろうか?と思いますが、今「女バトルコップ」をリメイクするとしたらハードな大人向けメタルヒロインものになっていたでしょうね。
もしテレビシリーズを想定していたならば、かおるの手術シーンもそこで実現していたのかもしれませんね。本家ロボコップには未だに女ロボコップはでてきませんが、ロボコップと女バトルコップの対決が実現したら、どんな展開になるのか妄想が膨らみます(笑。
>石橋さんは英語交じりの日本語を話すチームファントムのリーダー、西沢利明さんは西条刑事の上司にしてカルテルに魂を売った悪徳刑事を演じていましたね。
コム長官役でも有名な西沢利明さんはこの作品では刑事ドラマで演じていたような悪徳刑事役を演じていましたが、中々のハマリ役でしたね。
>また、アマデウス役の松田勝さんは女バトルコップと同じ年に公開された村川透さんが監督した「押忍!!空手部」という松竹映画にも主演されているそうですが、最初アマデウスを見たときはアーノルド・シュワルツェネッガーと竹内力さんを足したような雰囲気を感じました。
当時の松田さんはシュワちゃんのようなマッチョマンの筋肉俳優として売り出されていたように思いますが、バトルコップでは怪力の謎のエスパー超人的なイメージの男を演じてとてもインパクトがありましたね。
映像面にこだわったせいなのか、ストーリーはなおざりになっている部分がありましたね。やはり、手術シーンはどんな形であろうと描いてもらいたかったです。
>この作品も「ロボコップ」を原点に製作されたそうですが、もし続編が作られていたら本家ロボコップみたいに「バトルコップ2号とかおるの対決」や「忍者ロボットVSかおるの戦い」も描かれていたのではなかろうか?と思いますが、今「女バトルコップ」をリメイクするとしたらハードな大人向けメタルヒロインものになっていたでしょうね。
もしテレビシリーズを想定していたならば、かおるの手術シーンもそこで実現していたのかもしれませんね。本家ロボコップには未だに女ロボコップはでてきませんが、ロボコップと女バトルコップの対決が実現したら、どんな展開になるのか妄想が膨らみます(笑。
>石橋さんは英語交じりの日本語を話すチームファントムのリーダー、西沢利明さんは西条刑事の上司にしてカルテルに魂を売った悪徳刑事を演じていましたね。
コム長官役でも有名な西沢利明さんはこの作品では刑事ドラマで演じていたような悪徳刑事役を演じていましたが、中々のハマリ役でしたね。
>また、アマデウス役の松田勝さんは女バトルコップと同じ年に公開された村川透さんが監督した「押忍!!空手部」という松竹映画にも主演されているそうですが、最初アマデウスを見たときはアーノルド・シュワルツェネッガーと竹内力さんを足したような雰囲気を感じました。
当時の松田さんはシュワちゃんのようなマッチョマンの筋肉俳優として売り出されていたように思いますが、バトルコップでは怪力の謎のエスパー超人的なイメージの男を演じてとてもインパクトがありましたね。
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