10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
チャンネルNECOで放送中の「ザ・ハングマンⅡ」は、早くも10話台に突入。当時は子供ながらリアルタイムでも見ていたし、夕方の再放送でもよく見ましたが、前のシリーズと比べると断然お色気度が上がってエロシーンが満載になっているんですよね。オショウと未亡人のよし子は毎回いちゃいちゃしているし、サブタイトルもエロチックなものが多い。当時は子供だったからとくに意識はしなかったけど、こういう作品を地上波で、しかも夕方に再放送までしていた80年代はやはり凄かったなと、改めて思ったしだいです(苦笑)。
1982年当時活躍していた女性漫才コンビの春やすこ・けいこがマイトが経営するカジノの常連客として出演していたり、6話「ヨガ秘術 しゃべる水死体」には、西部警察やあぶない刑事の舘ひろし氏が所属していたロックバンド「クールス(クールスRC)」がゲスト出演したり、懐かしいゲスト陣も見所です。クールスと言えば、マイト役の黒沢年男氏とデジコン役の名高達郎氏が出演した「爆走!ドーベルマン刑事」にもゲスト出演していましたね。派手にバイクを乗り回すシーンが少しだけありましたが、ドーベルマン刑事で東京の街をバイクで豪快に突っ走っていた場面が蘇りました。
8話まで見た中で一番印象に残ったエピソードと言えば・・・
「結婚殺人の甘い汁」
10年前、長野の山を登山中の親子が滝から転落し、母親の石本あきことその長男が死亡する事故が起こる。生き残ったあきこの愛人の荒井(岡崎二朗)は、事故が起きる三ヵ月前にあきこに多額の保険をかけており、同じく生き残った長女のりかは、逆行性健忘症により、事故時の記憶を失っていた。ハングマンは、荒井が保険金目当てに親子を殺害したのではないかと見て、調査を開始する。
記憶を失っているりかを暗室に閉じ込めて、殺人の道具として使われたピッケルを容赦なく見せつけ、りかの記憶を呼び覚まそうとするハングマンの拷問に近い記憶取り戻し術が面白かった。まるでりかがハンギングを受けている風に見えるところがちょっと笑えます。黒川総業と結託し、保険金を得るため事故に見せかけて殺人を繰り返す荒井の被害者を装った一人芝居も然ることながら、お寺で自分が殺した婚約者のよしこの遺体と対面し、幽霊のように蘇えったよしこを見て、腰を抜かす荒井の反応も笑えましたね。
そして、今回のハンギングのやり方は中々凄かった。巨大ダムの上にトラックが止めてあり、その荷台に手錠でつながれた荒井と黒川が乗せられ、二人の足には鉄球がつけられている。自白を拒むとリモートコントロールでトラックの荷台が上がり、二人がダムの底に落とされそうになるというものだった。実際に、(おそらく)スタントマンの方が荷台にぶら下がっているシーンがありましたが、緊迫感のある映像でした。ダムの高さをわからせるためなのか、荷台には鉄パイプ風の棒も置かれていて、荷台が上がると同時に、その棒がダムの下に落下していたが、金属音を鳴らしながら落ちて行くその様が恐怖感を演出していましたね。2に入ってからハンギングの手法もどんどん際どくなってきている感じがします。
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