5月に発売されるDVD第2弾「西部警察 PARTⅠセレクション 大門BOX2」の収録内容が公式サイトの方で発表されました。今回は、リュウが西部署を離れるまでのPART1前半~中期のエピソードから幅広くセレクトされています。意外にも1弾に入らなかった初期のスリリングなエピソード「爆殺5秒前」や「爆発ゾーン」、九州ロケ編の「九州横断大捜査網!!」「博多港決戦!!」、初代係長と二代目係長(高城淳一)が共演した「17年目の誘拐」なども収録されているようです。うちのHPにも収録内容を記載しましたのでチェックしてみてください。
ガースのお部屋 『西部警察』ページ
西部警察の初期のエピソードはアクションと共にバイオレンス度が高いエピソードが多いのですが、中でも「爆殺5秒前」は、初期の傑作中の傑作と言っても過言ではない作品だと思います。このエピソードは、テンポが良いので、あっという間に物語に引き込まれるし、なんと言っても全編に渡って小林稔侍氏が演じる関西弁の誘拐殺人犯の凶悪っぷりが凄まじい。誘拐した若い女性にシャブを打ち、時限爆弾を括り付けて、車諸共爆発させたり、現金を受け取った後に車で逃走し、検問所のパトカーに特攻したり。クライマックスは、タツの乗るバイクが犯人の車を見つけて、カーチェイス。工事現場に追いつめられた犯人は、時限爆弾を首にぶら下げた人質の女性を建設中のビルのリフトに乗せ、車を乗り捨てて逃げるが、追いかけてきたタツと凄まじい殴り合いを開始。その後にやってきた団長が犯人に強烈なパンチを何度も何度も打ち込んで、人質の女性の居場所を吐かせるのですが、殴られっぱなしの犯人がなぜだか少しかわいそうに見えてくる(苦笑)。そして、最後は、タツの肩をバイポッド代わりにしてライフルを固定し、高所にいる女性の首にぶら下がった爆弾を撃ち落とす団長…。
終始ハードな展開の中、死刑囚の森田の父親がコメディリリーフ的な感じで良い味を出しています。この父親、酒のせいなのか、すっかり頭が変になってしまっているようで、終始自分の息子を捕まえた大門の悪口を言い続けている。「大門ってやつは…」…聞き込みにやってきたリキもさすがに「駄目だこりゃ」とお手上げ状態。そのリキがメインになる「手錠のままの脱走」や「挑戦」、マシンXが悪用される「マシンX爆破命令」なども収録されるようです。小林稔侍氏の凶悪犯も良いですが、西田健氏が不気味な射殺魔を演じた「連続射殺魔」も良いですね。こちらは、バイオレンスと言うよりは、ホラーテイストな雰囲気がある(笑)。
>今も活躍の役者さんが犯人で登場しますがみんな若いですよね・・・・あのバイオレンスさはあの時代ならでわなのでしょうね・・・・
この間仮面ライダーフォーゼに八名信夫さんがゲスト出演されていたのは、驚きましたね(笑)。西部警察には、多数のエピソードに出演されていましたね。自由奔放だったテレビの時代ならではのバイオレンス描写と言うか、あの時代の薄暗い空気も伝わってきますよね。
連続射殺魔は・・・覚えてない。
刑事と犯人が手錠で繋がってしまい逃亡劇をする話は確か大都会PART3でのブラックホールも似たような話かな。
西部警察PART2でも似たような話が。
(平尾刑事だった)
確かに西部の最初のほうのエピソードは、大都会PART3を引きずっていると言うか、陰惨めいた描写が多かったですよね。小林さん、最近は、悪役のイメージがすっかり消えてしまいましたよね。あぶない刑事や他の刑事ドラマでもすでに演じられていますが、課長ポジションもしくは、それ以上の本庁のお偉いさん役などがハマりそうですね。
>連続射殺魔は・・・覚えてない。
今度発売のDVDに収録されますので、それで思い出してみては…。
>刑事と犯人が手錠で繋がってしまい逃亡劇をする話は確か大都会PART3でのブラックホールも似たような話かな。
黒岩と犯人が一緒に落とし穴に落ちてしまって、必死に脱出する話でしたよね。あと、ジョー版の「命をつなぐ鎖」もありましたね。
私的には、刑事ドラマ並びに土曜ワイド劇場の犯人役の常連、あとギャバンのサンドルバの印象が残っていますね(笑)。
西田健さんと言うと、「帰ってきたウルトラマン」で岸田隊員や「必殺仕事人Ⅴ・風雲竜虎編」で中村主水の上司・鬼塚様を演じていたのを思い出しますね。
自分としては、「毒ガス怪獣出現」で「自分の身内が毒ガス製造にかかわり、その毒ガスを怪獣が食べた」ことに苦悩し、身内の罪を償おうとする岸田の姿が印象に残っています。
>≧「爆殺5秒前」は、初期の傑作中の傑作と言っても過言ではない作品だと思います。このエピソードは、テンポが良いので、あっという間に物語に引き込まれるし、なんと言っても全編に渡って小林稔侍氏演じる関西弁の誘拐殺人犯の凶悪っぷりが凄まじい。誘拐した若い女性にシャブを打ち、時限爆弾を括り付けて、車諸共爆発させたり、現金を受け取った後に車で逃走し、検問所のパトカーに特攻したり・・・。
>「爆殺5秒前」と言うと、ファーストシーンの「兄貴とスーパーマンの映画が見たい」とアコがねだるシーンを思い出しますが、小林稔侍さん演じる
真下の車が検問のパトカーに突っ込んだりタツのバイク(真下のカペラをタツのハーレーが追いかけるシーンをハトがやったら、どうなってたでしょうね)が追いかけるシーンが見ものでしたね。
稔侍さんといえば、東映特撮の「キャプテンウルトラ」でキケロのジョーを演じていたことを知ったときは意外な印象を感じました。
自分の中の稔侍さんは、平成「あぶない刑事」シリーズの深町課長・「緒形拳のおみやさん」シリーズの大滝課長や「あきれた刑事」の藤田警部など上司役を演じている印象が強いですが、70年代は凶悪犯を演じていたことを垣間見ました。
西田さんは意外と特撮番組にも数多く出演されていますよね。ギャバンのサンドルバやホムドラでまもなく最終回を迎えるメガロマンでは、兵介の兄役で出演されていますし。
>タツのハーレーが追いかけるシーンをハトがやったら、どうなってたでしょうね)が追いかけるシーンが見ものでしたね。
刀に乗ってカペラを追っかけるシーンを想像してしまった(笑)。
>稔侍さんといえば、東映特撮の「キャプテンウルトラ」でキケロのジョーを演じていたことを知ったときは意外な印象を感じました。
昔、テレビ探偵団でキケロのジョーを初めて見て、それが小林さんが演じられていることを知った時は、驚きましたね。キャプテンウルトラ役が中田博久さんだった事も驚きでした(笑)。
木暮課長の愛車ガゼールが幌を付けた状態で駐車しています。
団長が黒パトでスナック「コーナーラウンジ」の前で停めたときに木暮課長のガゼールが幌を付けた状態で停めてました。
木暮課長のガゼールが幌付けているのは、滅多にないですね。
ちなみに西部警察のマシンのスーパーZ、マシンRSー1、2、3とガゼールは、今は北海道の小樽の石原裕次郎記念館に展示してあります。
一昨年、昨年と会社の旅行で見に行きました。
これ見れたときは、すごく感動しました。
>木暮課長の愛車ガゼールが幌を付けた状態で駐車しています。
本当ですね。雨でも降っていたのかな?と思いましたが路面は乾いているし。非常に珍しいカットですね。
>ちなみに西部警察のマシンのスーパーZ、マシンRSー1、2、3とガゼールは、今は北海道の小樽の石原裕次郎記念館に展示してあります。
今は北海道にあるんですね。一昨年でしたか、徳重聡さん主演のドラマに舘さんがゲスト出演したときに、スーパーZ&マシンRS3も登場していましたが、今でもちゃんと動くんだなあと感動してしまいました。また何かの番組で元気に走る姿を見てみたいものです。
>≧そのリキがメインになる「手錠のままの脱走」や「挑戦」とマシンXが悪用される「マシンX爆破命令」なども収録されるようですが、「手錠のままの脱走」でリキと囚人が手錠でつながれたまま逃走している時に何度も流れていたBGMもその方の曲だったようですね。
>手錠のままの脱走は「護送車に乗せられるリキ」というファーストシーンで幕を開けますが、護送車の出発やリキと片岡がパークしていた車をかっぱらって逃げるシーン・新聞を見て「またやったなぁ・・・アニキたち」という明子→線路沿いを走るリキと片岡の場面など「リキと片岡の逃避行」のBGMでかかるJanko Nilovicの「Aérospatial」という曲が印象に残りますね。
本編はリキと現金輸送車襲撃犯の片岡が手錠でつながれたまま逃避行を繰り広げるストーリーですが、電車の通過を利用して手錠を切ろうとする片岡とリキが川へ落ちる→発信機の送信が途絶える…というシーンや「Aérospatial」をバックにライトバンで逃げるリキと片岡が白パトとカーチェイスするシーン・リキの正体が片岡にばれそうになるシーンも手に汗握る雰囲気が伝わってきました。
ライトバンとパトカーのカーチェイスでは「こんなとこでパクられたら水の泡だ!」というリキのモノローグが流れるシーンを見ると「片岡との手錠の逃避行は決死の潜入捜査」であることを印象付けていますが、若林の情婦の家で片岡に応急手当されたリキが片岡と会話するシーンや「Aérospatial」をバックに「ヒギンズ少佐と若林の所へ向かう片岡を止めようとするリキはパークしていた車を借りて取引現場へ向かう」シーンは「手錠でつながれた刑事と襲撃犯の間に芽生えた友情」を強調しているように見えました。
「手錠のままの脱走」といえば「特救指令ソルブレイン」にも同名のエピソードがあったのを覚えていますが、ソルブレイン版「手錠のままの脱走」の「西尾大樹が事件の鍵を握る男と手錠でつながれたまま逃避行をする」ストーリーを見ると「手錠のままの脱走」のリキと片岡が元ネタではなかろうか…と感じました。
そう言えば、ソルブレインにも同名タイトルのエピソードがありましたね。主人公の西尾大樹がバイオマンのレッドワンこと、阪本良介さん演じる男と手錠でつながれたまま逃避行する話でした。この話を見た時、西部警察のリキの話とそっくりだと思いましたが、それもそのはず、脚本家が同じ人(宮下隼一)だったんですね。大樹と永田が鉄橋の上で寝転がり、向かってくる列車を利用して手錠の鎖を切断しようとする場面など、西部警察と同様のシーンもありました。高い鉄橋の上から飛び降りたり、川沿いの岩の上で手錠につながれたまま大樹が転落しそうになったり、今ならCGになりそうな場面を生身でやっているのでとても迫力がありましたね。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |