10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
仮面ライダー鎧武は、そろそろ終盤を迎えつつありますが、この作品、多彩なライダーが登場しましたね。中でも個人的に一番印象に残ったのが仮面ライダーブラーボ。パッと見ではもうライダーなのか敵なのか味方なのかまったく見分けがつかない不思議かつ強烈なデザインのライダーですが、もっと強烈なのが、ブラーボに変身する人がスキンヘッドで筋肉ムキムキのおっさん(凰蓮・ピエール・アルフォンゾ)であるところ。職業は、パティシエで、口調がオネエ系と言う異色の色物ライダー。ライダー新時代と言われて久しいですが、とうとう特撮ヒーローにもこういうキャラが普通に出るようになってきたかと、ある意味感慨深くなりました。
そう言えば、ピエールみたいなキャラって昔、何かのアニメで見たことあるなと思っていたのですが、最近になってようやく思い出した。アニメの「伊賀野カバ丸」に、目白沈寝の双子の兄貴達で、カナメとフタバと言う名のスキンヘッドのオネエ系のキャラがいた。兄のカナメのほうは、料理が得意と言う、ピエールとちょっと似たキャラだった。伊賀野カバ丸は、1983年に放送された忍者アニメで、焼きそば好きの主人公・伊賀野カバ丸が祖父の死をきっかけに、金玉学園理事長の大久保蘭の元で暮らすことになり、その学園で様々な騒動を引き起こす。伊賀野カバ丸の声を担当していたのは、ドラゴンボールのフリーザーやバイキンマンなどの声でもお馴染みの中尾隆聖氏。カバ丸の幼少時代を、怪物くんやドラゴンボールの孫悟空などで有名な野沢雅子氏が担当し、声優陣も豪華なメンバーだった。ちなみに、カナメの声を担当していたのは、北斗の拳のナレーションや、最近ではキョウリュウジャーにも出演していた千葉繁氏。このアニメ、主題歌やEDも好きで、歌を聴くために毎週見ていたような記憶があります。
実は、この作品、テレビアニメが放送される前に実写映画が先行公開されたのです。製作したのは東映。東映のアクションと言えば、当時ならやはり、JAC(ジャパン・アクション・クラブ)ですよね。当時人気絶頂だったJACの若手メンバーが大集結し、超絶なアクションを繰り広げたブッ飛び映画。これ、久しぶりに東映チャンネルで見たのですが、生身を使ったど派手なアクションがてんこもりで、30年経過した今でも見応え十分だった。主人公の伊賀野カバ丸を演じたのは、『巨獣特捜ジャスピオン』など当時特撮ヒーローものでも大活躍していた黒崎輝氏。黒崎氏と言えば、ジャスピオンもそうですが、超電子バイオマンなどでもパワフルな野生児を演じることが多かったし、伊賀野カバ丸はまさにハマリ役と言う印象でしたね。
カバ丸のライバル・目白沈寝を演じたのは、真田広之氏。漫画の沈寝の雰囲気を出すためなのか、髪型やメイクなど漫画とほぼ同じビジュアルにして出演されていたが、今見るとちょっと無理してる感があるものの、この作品に賭ける意気込みが感じられますね。アニメには登場しなかった豪遊宴役を、『宇宙刑事ギャバン』の大葉健二氏が演じ、野々草かおる役は、『宇宙刑事シャイダー』でアニーを演じた森永奈緒美氏、他にも、志穂美悦子、高木淳也、春田純一、卯木浩二、渡洋史などなど、当時、特撮ヒーローもので活躍された方々がたくさん出演されていました。
アニメと同じく、物語の前半は、金玉(きんぎょく)学園が舞台になっており、金玉学園とその宿敵・王玉(おうぎょく)学園の対立が全編を通して描かれています。体育館で剣道対決をしたり、後半は、合宿地(京都でロケされた模様)に移って、カバ丸とその義兄の霧野疾風が川で格闘したり、空中ハイダイビング競争や、水中潜り、乗馬、早食い競争、決勝戦はカーロディオと、ド派手な競技が次々と繰り広げられます。中でも空中ハイダイビングは、高さ20mから40mもある鉄塔のお立ち台から地上に置いてある巨大なマットに向かって飛び降りるという競技で、カバ丸役の黒崎氏と、疾風役の高木淳也氏両人が実演し、見事な飛び降りを見せていた。画面で見ただけでも身の毛がよだつような高所から、正面から飛び降りるのもかなりの勇気がいりそうなのに、劇中ではなんと背面(後ろから)飛びまで披露してくれる。当時のJACのタフさには驚くばかりですね。カーロディオとは、当時のアクション刑事ドラマでも恒例だった走行中の車の屋根にしがみつくアクションのことですが、これも両人が生身を使って危険なアクションに挑んでいた。
途中、カバ丸達が太秦映画村の時代劇の撮影現場に迷い込んで、当時テレビ放送されていた「影の軍団」を意識したような派手な立ち回りを見せる場面があるが、この辺りの場面からもう漫画とはほとんど関係のない展開になっていくのですが、そこからが本番と言うか、これぞJACと言わんばかりの遊び心満載のアクションの連続で、とても熱かった。ちなみに、この映画と同時上映された作品は、ジャッキーチェンの「カンニング モンキー 天中拳」だったとか。
この実写映画のほうにもカナメとフタバが出ていた。ナチスの制服を着たカナメ役の人、フタバ役の人もビジュアルは、中々良い味を出していたが、出番が少なく、いまいちハジけ切れていなかったのが残念。何かの撮影で一時期スキンヘッドになった大葉氏がもし演じていたら、物凄くインパクトがあっただろうなとか、変な想像しましたね当時(苦笑)。
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D-LIFEで放送中の『チャーリーズ・エンジェル』。国内では、シーズン3までのDVD-BOXが発売されていますが、シーズン4以降はまだ出ていません。チャーリーズエンジェルは、地上波初放映時に、いくつかカットされたシーンがありましたが、国内版のDVD-BOX発売時に、オリジナルキャストによって、カット部分に吹替えが新録されています。現在D-LIFEで流れているHDバージョンもその新録された吹替え音声が使用されているみたいです。と言うことは、カット部分の新録がなされていないシーズン4以降の放送は無理?少なくとも今のHDバージョンでの放送は望めないということなのでしょうね。現にD-LIFEでもシーズン1→3までを繰り返し放送するだけで、シーズン4以降はまだ一度も放送されていない。海外では、2年前に『Charlie's Angels The Complete Series』と言う全5シリーズのエピソードを完全収録したコンプリートボックスが発売されましたが、国内版は、このままシーズン3止まりになってしまうのでしょうか。そうならとても残念なことです。
シーズン4と5は、つい最近チャンネル銀河で見たが、こっちは、以前の再放送用の素材が使用されていました。画面は4:3サイズで、日本独自の編集がなされていて、いくつかのシーンがカットされているので放送時間が若干短い。テレビがHD化されてから、昔の海外ドラマは、以前のテレビ用素材を使用した放送がめっきり少なくなってしまったが、だからこそ逆に今となっては大変貴重なものになりつつあります。
ところで以前も書きましたが、初代エンジェルの一人ジル・マンローを演じたファラ・フォーセットは、映画出演のためにシーズン1で降板してしまいましたが、シーズン3と4の中で、合わせて6エピソードにゲスト出演しています。今回は、そのうちの2本についてご紹介致します。
ジル監禁!テラスの惨劇【Mother Angel】
ペントハウスで殺人を目撃した少女サマンサは、チャーリー探偵事務所に助けを求めるが、エンジェル達は、サマンサが作り話をしていると思い相手にしなかった。赤ん坊のサマンサの面倒を見たことがあり、彼女のことをよく知るジルが単独で調査をし、殺人が本物の事件であることを突き止める。エンジェル達も本格的に調査に乗り出すことになり、ジルは、サマンサのボディガードを担当することになるが・・・。
前回のゲスト初登場時(FⅡ大暴走!帰ってきたジル)は、ジルがヨーロッパから数年ぶりにチャーリー探偵事務所に戻ってきたと言うことで、エンジェル達の歓迎ムードが凄く出ていたが、今回は、わりと普通に迎い入れられて、ジルも普通に事件の調査をやっています。お転婆娘に翻弄されて、ついには、娘と共に殺人犯に拉致されてしまうジル。地味ながらも全体的に満遍なくジルの活躍が描かれていたが、いまいちインパクトに乏しい。意外に印象に残ったのは、サブリナのメイド姿ぐらい。やはり、このエピソードでもエンジェル達とジルが協力し合う展開が少なく、探偵事務所で4人が会話するシーンはあるものの、それ以外は、ほぼジルの独断場と言う印象。これは、脚本上の都合なのか、ジル役のファラ・フォーセットのスケジュールが原因だったのか判然としないが、もう少し4人が揃って活躍する場面が見てみたかったですね。
復讐!レースに散った青春【Angel In a Box】
クリスがジルと間違われて何者かに誘拐されてしまう。エンジェル達は、ジルを呼び出し、ジョージアン・アクレスという名のリゾートホテルに向かう。クリスを誘拐したリゾートホテルのオーナー・カラズナは、最愛の息子ディノをレース事故で失っていた。ディノは、ジルの友人だった。カラズナは、ディノが死んだのは、ジルが彼を弄んだからだと逆恨みをし、彼女に復讐しようとしていた。
今回は、クリスが誘拐されたことによって、幸か不幸か初代エンジェル復活と言った印象のストーリーになっていたのが良かった。ジルのテニスシーンが見られたり、ハンチング帽とつけ髭で変装しているボスレーとジルのツーショットが多かったり、ジルがケイトとサブリナと連携して、捜査を進めて行くところなど、シーズン1の番外編を見ているような感覚になった。クライマックス、ジルは、またしてもクリスと共に犯人に拉致されてしまうのですが、敵の隙をつき素早い行動力で危機を脱し、最後は、セスナ機に乗り込み逃走しようとする犯人達とジルを含めたエンジェル達4人が激しい銃撃戦を繰り広げる。今まで見たジル・ゲストエピソードの中で一番印象に残ったと言うか、初代エンジェルと最後にクリスが合流して、4人で犯人を追いつめる展開が面白かったですね。
Vシネマの『宇宙刑事シャリバン・シャイダー NEXT GENERATION』はその全貌が少しずつ明らかになってきておりますが、両作品の60秒ver.の予告編を見る限りでは、アクション面は、中々ハードな雰囲気で見応えがありそうですね。世代交代と言うことで、伊賀電や沢村大に変わる次世代の新しい宇宙刑事達(日向快と烏丸舟)の活躍も気になるところですが、オリジナルに熱狂した一ファンとしては、やはり、初代シャリバンの伊賀電とアニー、また、宇宙刑事3シリーズのコメディリリーフを担当した小次郎さんが新作でどのような活躍を見せるのか注目してしまいます。
2代目ギャバンは、初代と区別をつけるためかコンバットスーツのデザインが若干変わっていましたが、今回の2代目シャリバン、シャイダーは、大きなデザインの変更はなく、ほぼ初代と同じなので、動いている姿を見ていると本当に30年ぶりに蘇ったと言うか、感慨深いものがあります。オリジナルを見ていた当時は、まさか30年後に、こんな形で復活を遂げるなんてことは想像もしなかったが、4代目は、緑のメタリック、5代目は、ゴールドメタリックの宇宙刑事が出てくるのではないかと勝手に期待を膨らませた時期もありましたね。
残念ながら宇宙刑事シリーズは、3シリーズで終了し、以後は、宇宙刑事の世界観を継承したメタルヒーロー(ジャスピオンやスピルバン)が次々に現れた。今回、新宇宙刑事として登場するエステバンは、ギャバンの敵として登場していたギャバンブートレグの金色バージョンのような感じですが、子供の時イメージしていたゴールドメタリックの宇宙刑事がまさに実現したみたいでこちらも感慨深い。しかし、エステバンと言うネーミングを最初に聞いた時は、世代的に肩こりをほぐすほうのアレを思い浮かべてしまって(苦笑)、どうにも違和感があった。
シャリバンには、オリジナルに登場していたガマゴンが人型の怪人体として登場するそうで、また、新ガイラー将軍の存在も気になります。シャイダーは、アニーを受け継ぐ新女宇宙刑事タミーのハードなアクションも気になるところですが、予告編を見る限りでは、まだ敵陣(フーマ)の姿がはっきりしない。不気味な巨大顔の大帝王クビライや、男性が演じる神官ポー、ヘスラー指揮官、ギャル軍団など、ギャバン、シャリバンとは異なる不思議で独特の敵陣構成もシャイダーの魅力の一つだったわけですが、はたして、今回は、誰が復活するのか?それともしないのか?そこも注目したいところですね。
ところで、メタルヒーローシリーズは、1990年代の後半まで続きましたが、90年代を代表するものとして思い出すのは、レスキューポリスシリーズと、その次に製作された『特捜ロボ・ジャンパーソン』。
ジャンパーソンは、人間型のロボットで、その動きは、まるでロボコップのようだった。宇宙刑事やそれ以後のメタルヒーローのように人間が変身するのてはなくロボット型のメタルヒーローという、珍しいタイプの作品。最初に登場した時は、革のジャンパーなどの服を着用していたが、その姿はロボット刑事Kを彷彿とさせた。初期のジャンパーソンは、誰が何のために作ったロボットなのかがわからない正体不明のロボットと言うイメージだったが、十数話経ったところでその謎が徐々に明らかにされていく。そのストーリー構成も中々斬新だった。
初回から数話は、ぶっ飛んだ驚きのアクションシーンの連続で、派手な銃撃戦やカーアクションに爆破、ワイヤーアクションを駆使したロボット同士のめまぐるしい激戦などかなりのインパクトがあった。さらに凄かったのは、敵陣の構成。最初は、ギルドと呼ばれるロボットマフィアの組織が登場するが、2話で早くもジャンパーソンがその組織を壊滅してしまう。その後、国際企業集団・帯刀コンツェルン、スーパーサイエンスネットワーク、武装集団「ネオギルド」と言う3つの敵組織がジャンパーソンに立ちはだかる。それまでの日本の特撮ヒーローものでは見られなかった複数の敵組織による攻防も面白かった。
そして、ジャンパーソンが乗る黒と紫のツートンのダークジェイカーと呼ばれるスーパーマシーンがまた凄い。実車が使われており、そのベースとなった車両はシボレー・コルベット。車体の左半分にはスカイジェイカーと呼ばれる戦闘機を搭載しており、車体と分離して空からの攻撃も可能になる。ジバンのポンティアック・ファイヤーバード・トランザムをベースにしたレゾンや、ウインスペクターのシボレー・カマロをベースにしたウインスコードなど、この頃のメタルヒーローは、外車をベースにしたマシーンが活躍していましたが、コルベットを改造したダークジェイカーもその姿や走りはとても迫力がありましたね。なんといっても黒と紫の絶妙のカラーリングデザインが秀逸。スカイジェイカーは、ローターのないエアーウルフと言う感じにも見えました。スカイジェイカーが離脱した状態のダークジェイカーは、「ランドジェイカー」と呼ばれ、ボディの左側から巨大なキャノン砲を伸ばして武装スタイルになるところも圧巻だった。
シャリバン・シャイダーのNEXT GENERATIONでモトシャリアンやブルホークなどのマシーンの復活があるのかどうかも注目ですが、秋からスタートする新ライダー『仮面ライダードライブ』にも、なんと、実車マシーンが出ると言う噂が。ベース車はまだ不明(ホンダのNSXっぽい?)だが、カラーリングは、赤と黒のツートンの模様。事実だとすれば、仮面ライダーBLACK RXに登場したライドロン以来の仮面ライダー・実車マシーンの登場となりますが、これも気になるところです。
本国で「ナイトライダーネクスト(KNIGHT RIDER 2008)」が放送されてからはや6年経過しました。残念ながらそのテレビシリーズは、パイロットを含めた全18話で打ち切りになってしまい、シーズン2は制作されませんでした。マイケル・ナイトの息子のマイク・トレーサーがフォード・マスタングベースのナイト3000(Knight Industries THREE Thousand)に乗り込んで様々な難事件を解決するという、オリジナルの世界観を継承しつつもさらに現代的に進化させ、SF色の濃い内容になっていましたが、やはり、オリジナルを超える存在にはならなかった。日本でも2年前にフジテレビが深夜にこっそり放送していたが、関東のみの放送だけで、全国放送には至らず終わってしまいました。
パイロットのラストに、マイクの父親としてマイケル・ナイトが登場する場面がありましたが、もちろんマイケル役を演じたのは、デビッド・ハッセルホフ。新生ナイト財団のリーダー的な役割をしていたチャールズ・グレイマンが第11話で不慮の死を遂げた後、それに代わる新しい人物が出てこなかったが、もし、チャールズの後釜にマイケルが就いて、ナイト財団を指揮していたら・・・もしかすると盛り返して、シーズン2に繋がったんじゃないだろうかと、色々と想像してしまいます。ナイト3000のスタイリッシュな走りは好きだったし、ナイト·インダストリーズの秘密本部・SSC(Satellite Surveillance Chamber)の雰囲気も良かった。
SSCは、KITT-Caveとも呼ばれていましたが、とくに、ナイト3000が360度回転するジャイロスコープのようなゲージの中に停車して、ボディチェックを受けている場面がとてもカッコ良かった。あの巨大なジャイロスコープのセットは中々興味深かったですね。ただ、新生ナイト財団の移動本部がトレーラーではなく、C-130輸送機だったのはいただけなかった。画的には面白かったが、トレーラーのようにどこにでも自由に止まれるものでもないし、非常に使い勝手が悪そうに見えた。C-130のせいでチャールズ・グレイマンは不幸な事故に遭ってしまうし、これは明らかに失敗要素の一つになっていたのではないかなと個人的には思います。
オリジナルでは、黒や白のトレーラーがナイト財団移動本部として活躍していましたが、やはり、こちらのほうが合点が行くというか、公道ですぐに出入りできるし使いやすそう。走行中のトレーラーのコンテナの中に出入りする時のナイト2000の姿がカッコ良かったし、コンテナの中でマイケルがデボン達と合流して、冗談めいた会話をしたり、メカニックのボニーがナイト2000のボディチェックをする場面が好きでしたね。このナイト財団移動本部トレーラー、最初は、財団の専属ドライバーみたいな人が運転していましたが、シーズン4になると、実は、キットのように自動操縦できることが判明します。キットと同じく分子結合核でボディを覆って武装化したら、ゴライアスと互角に戦えたのではないかと思うのですが、ぜひとも新作の映画で実現して欲しいところですね。
ナイト財団移動本部トレーラーもたまに作戦に参加して、大活躍したエピソードがありましたね。
「殺人ヘリ攻撃ミサイルの恐怖!決死の空中戦・超パワー全開」
MERCHANTS OF DEATH
最新鋭のスレッジハマーミサイルを装備した攻撃ヘリ「SX‐411」とナイト2000が対決する話。ナイト2000が母親のアメリアに扮装したカメラを乗せて敵の組織を誘き出すシーンで、敵を誘き出した後、マイケルがアメリアと入れ替わってナイト2000に乗り込みますが、二人が入れ替わっているところを隠すために、ナイト財団移動本部トレーラーが使用されます。しかし、画面をよく見ると、入れ替わっている様子が敵からモロ見えなんですけどねえ(笑)。まあでも、敵は気づかなかったようですが・・・。
「爆走コンボイ軍団!トラック野郎とナイト2000」
TEN WHEEL TROUBLE
大手運送業者とトラッカー連合の対立を描いたストーリー。クライマックスの両者の対決シーンでは、トラッカー連合のコンボイ軍団に混じって、ナイト財団移動本部トレーラーも荷物の輸送を担当することに。移動本部トレーラーの積荷がタマネギだと知ったデボンが「臭いが染み付いてしまう」と嘆いていましたね。
「凶悪の牙・襲われた財団司令室!!」
THE WRONG CROWD
ナイト財団移動本部トレーラーが暴走バイク集団に襲撃されて乗っ取られてしまう話。財団トレーラーが自動操縦されているシーンが初登場したエピソードでもあります。RC-3がトレーラーを運転している珍しい場面も。トレーラーの運転席から地面に落ちたRC-3の姿が痛々しかった。襲撃と言えば、移動本部トレーラーは、KARR(カール)にも一度襲撃されたことがありましたね(「悪魔のナイト2000カールまたまた出現!復讐の空中大勝負!!」)。
1990年代に入るとテレビからアクション刑事ドラマが激減し、事実上日テレ金曜夜8時に放送された『はだかの刑事』をもってフィルム撮影のアクション刑事ドラマは、テレビから消えてしまった。また、テレ朝水曜9時枠で放送された『風の刑事・東京発!』を最後にフィルム撮影の刑事ドラマも姿を消してしまう。このままアクション系の刑事ドラマは完全消滅してしまうのかと思っていた頃に始まったのが『はみだし刑事情熱系』だった。
はみだし刑事情熱系は、1996年の秋からスタート。主演は、『あぶない刑事』シリーズの柴田恭兵、それまではトレンディドラマで活躍し、アクション系の刑事ドラマはこれが初だった風間トオル、『西部警察』を初め数多くの刑事ドラマで犯人役を演じてきた平泉成が鑑識出身の初のレギュラー刑事役を演じるなど、錚々たるキャストで人気を得た刑事ドラマです。残念ながらこの作品は、フィルム撮影ではなく、ビデオ撮影だったので最初のその明るい映像を見た時は、少々落胆してしまったのですが、製作陣に一倉治雄や村川透など、あぶ刑事に関わった監督が多数いて、柴田恭兵演じる高見兵吾のキャラも、熱血漢の強さからか時折見られる荒々しい姿があぶ刑事のユージを彷彿とさせた。はぐれ刑事純情派のような人情路線の要素を持ちつつもアクション系のスタイルをとっていた作品なので、ビデオだったが一応リアルタイムで全シリーズを視聴しました。
ここ数年、地上波、スカパーのほうでも再放送がなかったが、最近東映チャンネルでPART1の放送が始まったので、リアルタイム以来約18年ぶりに見た。はみだしは、最初のほうのシーズンは、本物の爆破シーンにこだわり、派手な爆破演出が見られるエピソードがいくつかありましたが、後期のシーズンに入ると、明らかにCGとわかるCG合成の爆破シーンをふんだんに使うようになり、げんなりさせられたことも多かった。まだ本物が味わえることができたPART1で一番最初に大掛かりなアクションが展開したのは、第2話の「副都心爆破3秒前」。
白昼、町の中で爆破事件が発生。その直後、広域捜査課に兵吾を名指しした匿名電話がかかってくる。犯人がデパートに爆弾を仕掛けたことを知った兵吾たちは、さっそくその捜索に当たるが、爆弾はデパートの駐車場で爆発してしまう。犯人が宅地造成地から盗んだダイナマイトの残りの数は7本。捜査の結果、犯人は、宅地造成事業に関わる建設会社をリストラされた羽村(斉藤洋介)と判明するが、その矢先、羽村から次なる爆破予告の電話がかかる。
連続爆弾事件を描いた刑事ドラマと言えば、やはり真っ先に思い出すのは、西部警察ですが、あぶない刑事でも何度かありましたね。70、80年代の刑事ドラマではよく扱われていたと思いますが、アクション系刑事ドラマが減少した90年代では、とても貴重な爆破回です。しょっぱなから、町中にある建物を吹き飛ばしていて、西部警察さながらの派手な演出。もっと凄いのは、次のデパートの駐車場の爆破シーン。
これ、最初に見た時は、リアルに作られたミニチュアの車を吹き飛ばしているのかなと思ったのですが、よくよく見ると、爆破している車は、全て実車で、どこかの立体駐車場を使って本当に爆破している。確認したところでは少なくとも3台の車が爆破されています。車の破壊も70、80年代の刑事ドラマでは定番でしたが、実際の駐車場を使った爆破シーンは珍しい。そして、クライマックスの兵吾が決死の説得をして少女から取り戻した爆弾を車で運ぶシーン。西崎が運転する車に爆弾の入っている袋を持った兵吾が乗り込み、車は猛スピードで走り出す。
二人が乗っていた覆面パトカーはY31型セドリック。Y31セドリックと言えば、ベイシティ刑事の港町署の覆面パトカーとしてワインレッドのセドリックが使用されていたのを思い出しますね。もっとあぶない刑事は、Y31セドリックの兄弟系のY31グロリアが港署の覆面パトカー港304号として使用されていました。
二人が乗っていた覆面パトカーはY31型セドリック。Y31セドリックと言えば、ベイシティ刑事の港町署の覆面パトカーとしてワインレッドのセドリックが使用されていたのを思い出しますね。もっとあぶない刑事は、Y31セドリックの兄弟系のY31グロリアが港署の覆面パトカー港304号として使用されていました。
爆弾の廃棄場所へ向かう途中にちょっとしたカーアクションがあったり、車内で兵吾と西崎が交わすやりとりなどは、やはりあぶ刑事っぽい雰囲気があります。廃棄場所の岸壁に辿り着き、そのまま車で海に突っ込むのかと思いきや、なんと車の中に爆弾を残し、兵吾と西崎が海に飛び込む。二人が大ジャンプすると同時に、車は大爆発し、二人は派手に海に落ちる。海に飛び込むシーンは、実際に柴田氏、風間氏がノースタントでやっています。ベイシティ刑事で活躍したセドリックをいとも簡単に爆破してしまうなんて、リアルタイムで見た当時は、かなり衝撃を受け、時代を感じましたね。ジャンプしている二人の姿が見えなくなってしまうほど、炎が明るく派手に吹き上がり、もの凄く迫力があった。90年代後期にこのような連続爆破アクションが見られたのは、とても貴重です。ちなみにこの爆破シーン、リアルタイム放送時は、ニュース速報のテロップが出てしまい、せっかくの名場面が台無しになっていた。ゴリラの最終回の爆破シーンと共に、ニュース速報のテロップが出たことで記憶に残る爆破シーンでもあります。
サブタイトルのごとく東京臨海副都心を舞台にしているためか、このエピソードでは、湾岸地域の建物がたくさん映っていた。湾岸と言えばこの翌年に放送された踊る大捜査線の舞台にもなった場所。そう言えば、踊るの第2話も爆弾をテーマにしたエピソードでしたが、単なる偶然だったのか・・・。
潜水艦の映画で真っ先に思い出すのは、『Uボート』。Uボートの場合は、ストーリーも中々面白かったですが、一番印象に残っているのは、あの雄大なテーマ曲のほうですね。何より、潜水艦映画で重要なのは、誰が艦長役を演じているか。これによって作品性が大きく左右されますね。
潜水艦映画と言えば、近年では、『レッドオクトーバーを追え!』や、『クリムゾンタイド』など90年代の作品が浮かぶ。レッド・オクトーバーを追え!で艦長役を演じたのは、007の初代ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリー。あの白髪に白髭のコネリーの姿は、ボンド役やそれまでの映画ではなかったカッコ良さで、演技力も抜群だし本当にハマりにハマっていた。クリムゾンタイドの艦長役は、『フレンチ・コネクション』シリーズの粗暴な刑事役や、ポセイドン・アドベンチャーの牧師役などでも有名なジーン・ハックマン。この人は、スーパーマンシリーズのスーパーマンの敵役のレックス・ルーサーも物凄くハマリ役で印象に残っている。クリムゾンタイドでは、黒人の副長(デンゼル・ワシントン)と対立する艦長役を熱演していたが、少々荒っぽい感じがフレンチコネクションのドイル刑事を彷彿とさせ、個人的には、結構好きだった。
ここのところ潜水艦の映画を見るのはご無沙汰でしたが、最近また面白い潜水艦映画に巡り合った。それは、『ファントム/開戦前夜』。これは、実話に基づいて作られたもので、舞台は、米ソ冷戦時代の1968年。「ファントム」呼ばれる謎の装置と核弾頭を搭載したソビエト連邦の潜水艦がハワイ沖で消息を絶ち、アメリカ軍とソ連軍がその潜水艦の発見を巡って、最大の熾烈な情報戦を展開させる。ソ連の旧式の潜水艦B-67の指揮をするデミトリー・ズボフ艦長を演じるのは、エド・ハリス。エド・ハリスと言えば、『ライトスタッフ』の宇宙飛行士役や、ジェームズ・キャメロンが監督した『アビス』の油田発掘調査員の役などが印象に残っているが、そう言えば、アビスも核弾頭を積んだ潜水艦を巡る話でしたね。エドが主人公を演じ、海底奥深くに沈んだ潜水艦を見つけ出して、その海底に住み着くエイリアンと遭遇するといった内容だった。アビスは、丁度ビデオレンタル屋に通い始めて、最初の頃に借りて見た作品なので、個人的に思い出深い作品でもあるのですが、ファントムで艦長役を演じているエドを見ると、どうしてもアビスの映像が脳裏に浮かんでしまいます。
エドが演じるデミトリー艦長は、それまでの潜水艦映画の艦長役とは違って、極めて物静かでシブい。艦内には、試作装置『ファントム』の実験のために、ブルニーという名の謎の技術者が乗り込んでいるが、ブルニー役を演じているのは、『X-FILE』シリーズのデヴィッド・ドゥカヴニー。このブルニーが中々の曲者(実は、情報機関KGBの特殊部隊『オズナ』のメンバー)で、ファントムを巡ってデミトリーと激しく対立します。ファントムとは、別の船の音波を模倣して敵のソナーを欺く装置のことで、B-67がアメリカの原子力潜水艦と遭遇した時に、ファントムを使用して見事に危機を乗り切ります。その実験の成功を知ったブルニーらは、ソ連に覇権を握らせるためにB-67を中国艦に見せかけて核弾頭で太平洋艦隊を攻撃し、アメリカと中国との核戦争を誘発させることを計画する。
ブルニーらの目的を知ったデミトリー達は、必死に抵抗し、核弾頭の発射を阻止しようとします。クライマックスでは、敵の魚雷攻撃を受けている中、艦内では、デミトリーとその部下の乗員達と、ブルニーらKGBとの激しい死闘が展開し、ラストは、Uボートを彷彿とさせるような悲しい結末が待ち構えているのですが、エド艦長の演技は最後まで緊迫感があり見応え十分で、最近では、かなり良質で硬派な潜水艦映画でした。いつか、ロバート・デ・ニーロやシュワちゃんの艦長役も見てみたいですね(笑)。
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