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10年の時を経て遂げたエボリューション!! さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
2024/11月

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先月からD-LIFEでも放送スタートした「奥さまは魔女」。ホームドラマチャンネルでは、シーズン5まで進んでおりますが、このドラマ、全8シリーズ製作されているのでようやく折り返し点に入ったところですね。シーズン5と言えば、番組スタートからサマンサの最愛の夫・ダーリンを演じてきたディック・ヨークがこのシーズンをもって降板してしまうそうです。子供の頃、土曜の夕方に地上波で再放送されていてよく見ましたが、ダーリンと言えば、やはりディック・ヨーク。二代目ダーリンのディック・サージェントのほうは、印象に残っていないと言うか、見た記憶が残っていない。


ディック・ヨークの降板の原因は、このドラマの前に出演した映画の撮影中に落馬事故に遭って、それ以来激しい腰痛に襲われるようになり、その持病が悪化したせいだと言われている。落馬事故と言うと、スーパーマンのクリストファー・リーブのことも思い出してしまうが、ディックもこのドラマの出演後は、その治療とリハビリのため、テレビドラマの出演はなくなり、表舞台から姿を消してしまった。もし落馬事故がなかったら、最後までダーリン役を続けていただろうし、70、80年代の数多くの名作ドラマで彼の姿を見ることができたかもしれない。ナイト2000の中でデビッド・ハッセルホフと軽妙なやりとりをするディック・ヨークなんかも見てみたかったなあ・・・。


番組がスタートしたのが1964年と言うことで、今年で丁度半世紀、生誕50周年を迎えました。リメイクや様々な亜流も登場したが、やはり今見てもコメディドラマの古典として一番存在感のあるドラマですね。見るのは、地上波での再放送以来ですが、ダーリンてサマンサの母親のエンドラに相当理不尽ないたずらを受けていたんだなあ(苦笑)。エンドラだけじゃなくて、サマンサの関係者が登場する度に、ひどい仕打ちを受けていた印象。その時のディック・ヨークのリアクションとか表情が面白いんですよね。あと、シーズン4に登場したサマンサのいとこのセリーナは、エリザベス・モンゴメリーが二役で演じていたんですね。地上波で見た時は、全く気づかなかった。個人的に一番印象に残ったエピソードを一つご紹介しますと、



シーズン3「夢のような新車<Super Car>」

なんとエンドラがダーリンが欲しがっていた新車「リアクターマッハ2号」をプレゼントした。半信半疑だが喜びを隠せないダーリン。しかし、その車は、エンドラが魔法を使ってデトロイトの自動車研究所から盗み出したものだった・・・。


このエピソードでは、珍しくエンドラがいつものようにいたずらではなく、ダーリンのために良い事をする話・・・のように見えたが、やはりいつもの通りの展開。しかも今回は、かなり悪質(苦笑)。開発中の車をプレゼントして、ダーリンを自動車泥棒の犯人にするつもりなのか。でも、本人はいたって悪気はない様子で、ダーリンに良い思いをさせてやったと開き直っているところがなんともエンドラらしい。


 

ところで、このエピソードに登場するライムグリーンメタリックの車「リアクターマッハ2号(Reactor Mach II)」は、自動で開く蓋式のルーフとドア、U型のハンドル、サスペンションは水圧式、425馬力のエンジン、ダッシュボードにはレーダーまで装備されていると言う宇宙船のような車。ハンドルは、ハンドルと言うよりも操縦桿といった感じで、ドラマの中でダーリンが事細かく説明していました。この車は、1965年に自動車デザイナーのジーン・ウィンフィールドによって製作されたプロトタイプで、シャシーのベースは、1956年式のシトロエンDS。エンジンは、シボレー・コルヴェアのものを使用していたそうです。バットマンや、スタートレックのエピソードにも登場したことがある当時は、まさに「夢の車」だったようですね。





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今年は、宇宙刑事シャイダーが誕生30周年。一昨年のギャバンの時は、リメイク版が劇場公開されましたが、去年のシャリバンの時は、「仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z」で敵陣にマドーが登場したり、シャリバンが一応メインで活躍する話にはなっていたが単独の映画は実現しなかった。しかし、シャリバンとシャイダーがなんとVシネマで復活すると言うニュースが飛び込んで参りました。


タイトルは、
「宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION」
「宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION」



一昨年公開された「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」では、先代のギャバン=一乗寺烈と二代目ギャバン=十文字撃が共闘するストーリーになっていて、一乗寺烈の登場も話題になりましたが、今回のシャリバンには、先代シャリバン=伊賀電と、シャイダーには、シャイダーの相棒だった女宇宙刑事アニーが登場するそうです。伊賀電役は、もちろんオリジナルと同じく渡洋史氏。渡氏と言えば、伊賀電役でギャバンのエピソードにも出演し、「巨獣特捜ジャスピオン」では、ジャスピオンの仲間のブーメラン役、そして、「時空戦士スピルバン」でまたまた主役のスピルバン=城洋介役を演じて異例の二度目の主演を果たし、初期のメタルヒーローシリーズで活躍されていましたが、ついに30年ぶりに伊賀電役でシャリバンの出演が実現。リアルタイムで夢中で見た作品なのでこの復活はやはり嬉しいですね。ギャバンの映画と同じく、伊賀電が二代目シャリバン=日向快と共闘するストーリーになるんでしょうが、どんなアクションが展開されるのか非常に楽しみです。


シャイダー=沢村大役を演じた円谷浩さんは、2001年に他界されているので、今回のVシネマで姿を拝見できないのは本当に残念。しかし、シャイダーには、その相棒のアニーを演じた森永奈緒美氏が出演されるそうです。森永氏と言えば、劇場公開された「仮面ライダーZO」以来の特撮ものの出演ですが、やはり、JAC出身ともあってシャイダーの劇中では、主役のシャイダーを超える存在感でハードなアクションを披露されていました。当時、購読していたテレビマガジンでアニーの写真を初めて見た時は、ミミーやリリーみたくあくまで主人公をサポートする偵察員程度の役割だろうなと思っていたが、番組が始まったら沢村大よりも活発に動き回る女宇宙刑事だったので、その派手な活躍ぶりに圧倒されましたね。今度のリメイク版では、ギャバンの映画にも登場していた二代目シャイダー=烏丸舟とその相棒の女宇宙刑事タミーが新たに登場するみたいですが、アニーとタミーがどんなやりとりを見せてくれるのか、こちらも楽しみですね。


シャリバンのほうには、その相棒としてシシーなる女性の宇宙科学捜査官が出るそうですが、気になるのは、宇宙犯罪組織ネオマドーの幹部として登場するガイラー将軍の配役。二代目ドクター・ポルターは登場するのだろうか。そう言えば、ギャバンの映画にハンターキラーが登場しなかったのは残念だった。シャイダーの敵幹部と言えばやはり、神官ポー。ポーは、大帝王クビライの孫娘で、一応女性と言う設定だが、子供の目から見てもポーを演じている俳優が男であることはすぐにわかったし(笑)、当時は物凄くセンセーショナルでインパクト抜群のキャラクターでしたね。


なぜポーを男性の配役にしたのかとても不思議に思ったが・・・つまりそういうことなんでしょうね(笑)。確かにフーマの不思議世界のイメージにぴったりマッチしているし、スタッフの狙い通りの配役だったのでしょう。シャイダーの最終回で、クビライのエネルギーによって美しさを保ってきたポーは、クビライがシャイダーに倒された後、その美しさを維持できなくなり(年齢は1万2000歳)、シャイダーとは戦わず姿を消してしまった。ということは、どこかでまだ生きている可能性があるということですね。ガイラーと同じく不思議界になくてはならない存在としてぜひとも復活を期待したいが、はたして・・・。



ギャバンの映画には、コム長官役の西沢利明さんが出演されていて感激したが、去年お亡くなりになってしまい、今回のシャリバン、シャイダーの新作でお姿を見られないのが本当に残念。ギャバンの映画では、渡辺宙明さんの緊迫感のあるBGMが流れていましたが、いまいち物足りなかった。今度の新作では、できればオリジナルで使用していたBGMやブリッジをもっと多用して欲しいなあ。






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ナイトライダーと言えば、定番だったのがナイト2000がレースに参加するエピソード。1シーズンに1回は必ずレースのエピソードがありましたね。マイケルがレーサーに扮して様々なレースに参加し、犯人を見つけ出すと言った展開でしたが、カーアクションドラマならではの白熱のレースシーンに圧倒されましたねえ。



シーズン1

「爆殺!狙撃!事故続出!恐怖のサバイバルレースに勝て!!」
GIVE ME LIBERTY OR GIVE ME DEATH

『新エネルギーレース2000』を妨害する犯人を捕まえるため、マイケルがナイト2000でレースに参加する。レースに勝利することではなく、あくまで犯人逮捕が目的なため、マイケルは、ナイト2000に乗り、最後尾でレースの様子を見守る。東洋人レーサーや、陽気な兄弟レーサー、勝気な女性ドライバーなどなど個性豊かな面々が過激なレースを繰り広げる中、テレビカメラの前で次々と不可解な事故が発生する。


オレンジ色のダッジ・チャージャーでレースに参加するプリンス兄弟は、当時CBSで放送されていたアクションドラマ「爆発!デューク」のデューク兄弟がモデルになっていたそうです。本編では、カットされてしまったが、プリンス兄弟が爆発!デュークを意識したような会話をするシーンも撮られていたんだそうです。そのダッジ・チャージャーを追跡中に、プリンス兄弟をアッと言わせるような大ジャンプを決めて見せるナイト2000のカッコ良さも然ることながら、映画さながらレースシーンも見応えのあるエピソードでした。









シーズン2

「激走!殺人レース・荒野に死を呼ぶマッドライダーを倒せ!!」
SPEED DEMONS

モトクロスレースで昨年、通称『地獄峠』と呼ばれるコースで大事故が起こり、多数の死傷者が出る。その事故に巻き込まれて亡くなったモトクロス・レーサーのダニー・デュバルの死が何者かによる殺人であると言う匿名の投書がナイト財団に送られてきた。今年のレースには、ナイト財団もスポンサーとして参加するため、マイケルがその真相を探ることになる。


モトクロスレース史上初の4輪車=ナイト2000が参加するクライマックスのバイクレースシーンが圧巻です。藁でできたジャンプ台に猛烈に突っ込んだり、幅の狭い木と木の間を片輪走行で華麗にすり抜けたり、広大な池をターボジャンプで派手に飛び越えたり、ナイト2000の機能をフルに活かしたカーアクションがとにかく凄まじい。ターボジャンプのシーンは、シーズン1の「荒野の大戦争!地獄の暴走族スコーピオンズ対ナイト2000(GOOD DAY AT WHITE ROCK)のシーンからの使い回しだが、それ以外は、実車を使ってしっかり見せてくれている。車高調節機能(HIGH TRACTION DROP DOWNS)の新機能の登場や、デボンが若い頃、バイクに乗っていたことが明かされるエピソードでもありました。









シーズン3

「謀略!デトロイト・マフィア!死の19番ホール」
THE NINTEENTH HOLE

デボンの友人の孫娘で、マーベリー・タイムス社の新聞記者ジェイミーがカーレースの主催者になってから、レースを中止せよと何者かに脅迫を受けるようになった。マイケルは、マーベリーの街で開催される「マーベリー・グランプリ」のレースに参加し、ジェイミーを狙う犯人を見つけ出そうとする。


注目は中盤で展開するマイケルとルースターのレースシーン。レースコースに高圧電流のワイヤーが張り巡らされていることをキットから知らされたマイケルがルースターの車の前に出るため、またしても無鉄砲なターボジャンプを決行。ナイト2000が走行中のルースターの車の上を飛び越えて見事着地した後すぐワイヤーに触れて、ボディから猛烈な火花が飛び交うカーアクションシーンが迫力満点。ルースターの車を飛び越えて着地するナイト2000→ワイヤーに触れて火花を散らす一連の動きが1カットで撮られているところも圧巻だった。









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鮫のパニック映画と言えば、古くは、ロイ・シャイダーの「ジョーズ」シリーズが有名ですが、「ディープ・ブルー」と言う映画もありましたね。自分の中では新しいものと思っていたが、この作品もかれこれ15年前の作品なんですよね。21世紀になってからも鮫映画は、数多く出てきていますが、最近見て面白かったのが「パニック・マーケット」


鮫に襲われて親友を亡くしたジョシュは、傷心が拭えずライフセーバーの仕事を辞めて、海岸近くにあるスーパーマーケットでアルバイトを続けていた。そこへ突如、二人の強盗が侵入し、覆面をかぶった男が女を射殺、ジョシュの元恋人のティナを人質に取る。スーパー内が緊迫する中、海岸沖で巨大地震が発生し、それによって発生した大津波によって海岸沿いの街が津波に飲み込まれる。スーパーマーケットの中にも大量の水が流れ込み、買い物客達を押し流した。生き残った者は、スーパーの陳列棚の上にのぼって非難するが、なんと店の中には、大量の水と共に流されてきた巨大なホオジロザメの姿があった・・・。


強盗事件発生真っ只中のスーパーマーケットの店内に大津波の大量の水と鮫が流れ込んできて、生き残った買い物客達は、殺人強盗犯と人食いザメとの2つの恐怖に怯えながら、店内からの脱出を試みると言うダブルパニック映画です。シチュエーションは中々面白いし、スーパーの密室空間の中を鮫が泳ぎ回る設定が斬新。水に埋もれたスーパーの店内に取り残された人間達がどのようなスリリングなサバイバルを繰り広げるのか。海岸に巨大津波が押し寄せて、海岸沿いの街が浸水する場面は、CGながらも中々の迫力。あれほどの水が街に流れ込んだのに、スーパーの地下駐車場が完全に水没していないのは不思議だったが、その辺は大目に見るとして、やはり、メインは、生き残った人間達と鮫との格闘。


もしあんな状況になったら殺人強盗犯のことなんて誰も気にしないよな・・・。犯人だって命の危険があるわけだし、素面で強盗を働こうとしていたドイルなんかは、いつの間にか生き残りの客達と馴染んでいたし。人を殺したほうの強盗犯は、覆面を被っていたので、誰も素顔を知らないし、客の中に紛れ込んでいても、まっ、いいか的な感じで有耶無耶になるのかと思ったが、ちゃんとケリがついていたのでそこはスッキリして良かった。途中、店の天井に設置されていた高圧電線が垂れ落ちてきたり、逃げ場が封じ込められていくお約束な展開もあり、期待を裏切らない。


その電気を止めようとブレーカーがある倉庫へ向かうために、ティナの恋人のスティーブンが買い物籠など間に合わせの材料で作った防護スーツを身にまとって水の中に入るのだが、ブレーカーって水に浸かっても機能するものなのだろうか?・・・もう一歩というところで命綱兼酸素吸気用のホースの長さが足りず、スティーブンは、口に加えていたそのホースを自らはずしてブレーカーを落としに行くのですが、なんと、間に合わせで作った防護服の頭の部分が邪魔になって水の中から出ることができず命を落としてしまいます。ここだけ、感動巨編のドキュメントのような演出だったが、あの防護スーツを着たままの姿だとなぜだか笑いがこみ上げてしまった(汗)。


スーパーの地下駐車場で生き残ったカップルは、お笑い要因なのか、水に浸かった車の中に閉じ込められたまま色々話し合っているのだが、いかにもこの手の映画にありがちなバカップルという感じ。水に浸かっても車のルーフって開くもんなんだな・・・ってこれもブレーカーと同じ疑問を持った(笑)。カップルが車から脱出して移動する時に、男が鮫を引き付けるために、恋人の女が飼っている犬を水の中に放り込むのだが、これは酷い!と思っていたら、案の定その男は鮫の餌食に。想像できたが笑えた。


グロ描写は、かなり多かったが、やはり一番印象に残ったのは、スーパーの店長が換気ダクトに入り込もうとしたら、ダクトの中にいた大量のカニに襲われた挙句、飛び掛ってきた鮫に下半身を食われてしまう場面。まさか、ダクトの中にカニとは。しかもあんなに大量に。なんであんなところにいたんだ。これは想像がつかなかった(笑)。








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往年のアクション刑事ドラマのカーアクションの名物アクションと言えば、犯人が運転する車に刑事が飛び乗り、車の屋根にしがみつくという所謂「屋根しがみつき」がありました。西部警察では、PARTⅢのOPで一兵がやっていたし、劇中でオキが挑んでいた。大都会PARTⅢでは、ジローも長い時間暴走車にしがみついていました。その他の刑事ドラマでも必ずと言っていいほど刑事役の俳優さん達がこの屋根しがみつきにチャレンジされていました。



『大都会PARTⅡ』

トク=徳吉刑事の屋根しがみつき

このドラマのカーアクションシーンで、一際存在感を見せていたのは、やはり、松田優作氏演じるトクこと徳吉刑事。8話「眼には眼を」では、まず、犯人(岡崎二朗)が乗るブルーのクラウンにトクが発砲し、フロントガラスを破壊。その後、トクは、クラウンの屋根にしがみついて、車は、街中を暴走。犯人は、窓枠を掴んでいるトクの手を何度も銃で殴りつけて、トクを振り落とそうとします。途中、線路伝いの道を走っていたり、激しく蛇行しながら大通りを走ったり、かなり長い時間、公道を走り続けていました。もちろん、優作さん本人が派手なしがみつきスタントを熱演されています。



  




『噂の刑事トミーとマツ』

マツ=松山刑事の屋根しがみつき

トミーとマツは、西部警察や他の刑事ドラマと比べると、カーアクションシーンは少なめでしたが、それだけに56話「尼僧院の悪魔!トミマツ大混線!!」のマツの屋根しがみつきのアクションはとても印象に残りました。富士見署のパトカーが出払っていたため、なくなく自転車で銀行強盗事件の現場に向かうことになったマツ。しかし、銀行強盗犯が乗る車が富士見署の付近を走り、たまたま通りかかったマツの自転車を跳ね飛ばしてしまう。そして、撥ね飛ばされたマツは、いつの間にか暴走する犯人の車の屋根にしがみついていた。車が激しく蛇行している時はスタントマンのようですが、所々マツ役の松崎しげるさんが体当たりでスタントに挑んでいるカットが見受けられます。



  




『太陽にほえろ!』

ブルース=澤村刑事の屋根しがみつき

ブルース役の又野誠治氏と言えば、以前紹介した565話「正義に拳銃を向けた男」では、暴走するタクシーの屋根にしがみき、また、スペシャルの「殉職刑事たちよやすらかに」では、高速の上に架かる橋の上や一直線の長い坂道をかっ飛ばす犯人の車の屋根にしがみついて、かなり長い時間、命がけのアクションに挑まれていましたね。フランスロケ編に当たる608話「パリに消ゆ」では、おしゃれでのどかな雰囲気漂うパリの街並みを暴走する犯人の車にしがみつくアクションを披露。日本国内での屋根しがみつきは数多くありますが、海外、しかもパリの狭い路地で豪快に屋根しがみつきを見せたのは、もしかしたら太陽にほえろ!のこのエピソードが最初で最後?かもしれない中々貴重な映像です。当時の「太陽にほえろ!」人気の勢いを窺えると言うか、中々日本のアクション系映画やドラマでは見られない光景ですよね。



 




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ひさしぶりにYOUTUBE東映チャンネルを覗いてみたら、『電子戦隊デンジマン』が無料配信されていた。その前は、『バトルフィーバーJ』が配信されていましたが、やはり、自分の中で戦隊と言うと真っ先に思い浮かぶのがこのデンジマン。リアルタイムで初回から見た最初の戦隊だけあって思い出深いですね。


昔の特撮と言えば、オープニングのカットからとんでもない爆破シーンがありましたよね。有名なのが『仮面ライダーV3』のV3が乗るバイクがジャンプすると猛烈に吹き上がる爆破のカット。あれを最初に見た時は、本当にブッたまげました。『忍者キャプター』のOPでも、公道を走るキャプターカーの両脇で爆破が起こり、その粉塵の中をキャプターカーが走り抜けていくと言うカットがありましたが、昔は、ああいう公道でも普通に本物の爆破ができていたんだなとその自由奔放さに感心するばかり。そして、デンジマンにも、電子リズムのあのカッコいいイントロが流れている時に、猛烈な爆破シーンが出てきます。



見よ。いきなりこの爆発力(笑)。


こう言う爆破シーンがある特撮ヒーローものは、本編を見る前からかなりドキドキさせられましたね。この3年後に放送された『科学戦隊ダイナマン』のOPは、爆発シーンがてんこもり、『兄弟拳バイクロッサー』のOPには、主人公の二人が飛行するヘリから垂れ下がっているロープに捕まり、地上から猛烈に吹き上がる炎の中を潜り抜けると言うカットがあった。おそらくオープニング用に撮られたアクションシーンなのでしょうが、当時は、オープニングのカットも物凄い気合いが感じられました。



さて、デンジマンと言えば、なんと言ってもデンジマンの敵となるベーダー一族のボス・へドリアン女王の圧倒的な存在感なくして語ることはできません。へドリアン女王を演じた曽我町子さんは、デンジマン以前にも『レインボーマン』でゴッドイグアナと言う魔女を演じられていましたが、特撮ヒーローの女王役と言えば、やはりこのお方。戦隊シリーズでは、同じキャラクターで異例の二作品連続出演を果たしたことでも有名。


デンジマンの後に始まった『太陽戦隊サンバルカン』の4話のラストで氷河の中で眠るへドリアン女王のカットを見た時は、かなり驚いたが、5話で復活した時にもっと驚いたのが衣装が全く変わってしまったところ。何で頭に変なボールみたいなもののっけてんだろうと、その不思議な出で立ちを見て子供ながら疑問を持った(苦笑)。妖魔術の使い手と言う設定だから水晶玉をイメージしたものかと思ったがそうではなかった。当時は、ディスコブーム真っ只中で、デンジマンにもディスコが出てくるエピソードがありましたが、あの頭は、ディスコのミラーボールをイメージしたという説が有力のようです。





デンジマンに敗れたベーダー怪物を我が子のように慈しむへドリアン女王の姿がとても印象に残っています。ところで、ベーダー怪物と言えば左右非対称の不気味な姿が特徴でしたが、そのネーミングに面白いものがいくつかありました。例えば、3話に登場したチカゲリラー。都市のビルや工場地帯のオイルタンクなどを次々と地盤沈下させ、水道からオイルを吹き出させて、東京を火の海にしようとしたベーダー怪物でしたが、このエピソードの戦闘シーンや特撮シーンは、デンジマンの中でも屈指の名シーン。デンジレッドが乗るデンジマシーンのバイクアクションシーンや、デンジマンの地下の移動手段となるデンジシューターの初登場シーン、ダイデンジンが戦闘機を叩き落すシーンなど、かなり力の入ったシーンが数多く見応えがありました。作戦の内容を知ると、チカゲリラーと言う名前は合点がいくし、結構笑えるのですが、作戦そのものはかなり脅威的で恐怖を感じましたね。


チカゲリラーに次いでインパクトがあったのが、6話に登場したヒゲキタコラー。継母との折り合いが悪く、人生に絶望した少女が飛び降り自殺を図るが、運良くデンジマンに救われる。そんな悲劇の少女に目をつけたベーダーは、ヒゲキタコラーが憑依する少女の分身体を使って、人間達を不幸に陥れていく。デンジマンのホラー描写ってかなり凄まじいものがありましたが、一番強烈だったのは、2話のシャボンラーのしゃぼん玉を浴びて石化した人間が倒れて砕け散るシーン。あれは、幼少時に見たら誰もがトラウマになる恐怖シーンでしたが(苦笑)、何よりこの6話は、少女の自殺シーンから始まるのがかなり衝撃的。そして、少女の分身体が次々と異常な行動を起こし、ポルターガイスト現象によって人間達を悪魔的に苦しめる描写が圧巻だった。衝撃的と言えば、デンジレッドが電車よりも早く走って、少女の自宅に先回りし、ヒゲキタコラーが憑依する少女の分身体がやって来るのを待ち伏せするシーンがあるのですが、少女のベッドで寝てるデンジレッドがなんともシュールというか思わず吹いた(笑)。


ポルターガイストって聞くと、デンジマンよりも宇宙刑事シャリバンのほうを思い出してしまう(ドクター・ポルターと言う女幹部もいたし)のですが、当時の特撮ものは、ハードなホラー描写ありきでしたよね。それにしても悲劇とタコを結びつけるこのネーミングセンスが良い(笑)。キゲキモグラーとかカンゲキゴリラーとかスンゲキリンラーとか組み合わせは色々あるけども、やはりヒゲキタコラーには敵わない(笑)。





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