10年の時を経て遂げたエボリューション!!
さぁ私のぼやきを聞いておくれ!
今週終了した『獣電戦隊キョウリュウジャー』、なかなか熱い最終回でした。変身前の役者さんたちにもアクションの見せ場が多く、もちろん変身後もアグレッシブかつブレイブな動きが冴え渡り、バイクアクションもあり、昭和戦隊風の熱い展開も見られて面白かった。いつかあるであろうと思っていたキョウリュウレッド=桐生ダイゴの父・ダンテツ役の山下真司氏の変身。トリンに成り代わってシルバーになったのは、意外でしたが、戦隊の史上最年長変身者としてまた新たな記録が生まれました。そう言えば、ここ数年、80年代に大映ドラマで活躍された俳優さん達が相次いで戦隊シリーズに出演されていますが、振り返ると、
伊藤かずえ・・・獣拳戦隊ゲキレンジャー(真咲美希)
伊藤麻衣子・・・天装戦隊ゴセイジャー(ゲスト)
「乳姉妹」や「ポニーテールはふり向かない」などに出演していた森恵が『超獣戦隊ライブマン』のブルードルフィン=岬めぐみ役で出演されていたのを含め、どんどん増えてきている印象ですが、次のシリーズでは、どんな人が出てくるのか、それも気になるところですね。そろそろのろまな亀か、大木辺りが来るのかなあ・・・(笑)。
アクションだけでなく、キョウリュウジャーが面白かったのは、80年代のテレビドラマや映画のパロディ、初期戦隊のオマージュが数多く盛り込まれていたからでしょうか。例えば、
○「荒れるぜ!止めてみな!!」のポーズが「五人そろってゴレンジャー!!」→秘密戦隊ゴレンジャー
○最終回間近でレッド(桐生ダイゴ)とピンク(アミィ結月)が恋仲になる→ジャッカー電撃隊最終回の桜井五郎とカレン水木を彷彿させる。
○メンバーに外人(キョウリュウシアン=ラミレス)がいる→バトルフィーバーJのミス・アメリカ=ダイアン・マーチンを彷彿させる。
○トリンが死んだ→電子戦隊デンジマンでダイデンジンと一体化したデンジ犬アイシーを彷彿させる。
○デーボスジャンプ→太陽戦隊サンバルカンの太陽ジャンプ
○46話でキョウリュウジャー達(レッド除く)が見せた必殺技→大戦隊ゴーグルファイブのゴーグルビクトリーフラッシュを彷彿させる。
○グリーン=立風館ソウジの両親がダイナブラックとダイナピンク→科学戦隊ダイナマン
○優子が二代目キョウリュウシアンに→超電子バイオマンの二代目イエロフォーを彷彿させる。
○キャンデリラとラッキューロが生き残り、最後にキョウリュウジャーの味方になる→電撃戦隊チェンジマンのゲーターやギョダーイを彷彿させる。
○キャンデリラとラッキューロが生き残り、最後にキョウリュウジャーの味方になる→電撃戦隊チェンジマンのゲーターやギョダーイを彷彿させる。
○怒りの戦騎ドゴルドの仮面が割れて空蝉丸の顔が露になる→超新星フラッシュマンの大帝ラー・デウスの白い仮面が割れる場面を彷彿させる。
○ブルー=有働ノブハルが敵のキャンデリラと恋仲に→光戦隊マスクマンのレッドマスク=タケルとイアル姫の関係を彷彿させる。
やや強引な部分もあるでしょうが(苦笑)、個人的に気づいたところではこんな感じ。戦隊以外では、マッドトリンと言うネーミングがジャスピオンのマッドギャラン、トリンが笛の音を聞いて暴れ出すところは、キカイダーのプロフェッサー・ギルを想起させる。他にも様々なヒーローのオマージュがあるかもしれないし、見返す度に新たな発見ができるかもしれませんね。
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チャンネルNECOで放送中の『ザ・ハングマン』は、30話台に突入しておりますが、25話で、リーダーのブラック=都築俊也(林隆三)と、バイク=堂門吾郎(加瀬慎一)がまさかの爆死。西部警察で言えば、シリーズ途中で大門とジョーが殉職して、ハトが新団長になるぐらいの衝撃的な展開だった。あまりに悲惨すぎるブラックの最後、本当に強烈でした。ゴッドに見捨てられた挙句、敵の罠にはまってしまうとは。ブラックを助けようと自ら爆弾つきのワゴンにかけ寄っていったバイクの死もインパクトがあった。二人がいなくなって、新リーダーにマイト=日下部孝介(黒沢年男)、そして新たにデジコン=加納良次(名高達郎)がメンバーに加わり、七人から五人体制に。デジコンの登場は、もっと派手な演出を想像していたが、わりと地味な感じでしたね・・・。リアルタイムでは、2からこのシリーズを見始めたのですが、1の前期は、メンバーチェンジが物凄く激しかったのが印象に残りました。デジコンが加入した時点で、ドラゴンを除いてほぼ2のメンバーが出揃ったので、2の序章を見ている気分になります。
マイトがリーダーになってやや軽い雰囲気が漂い始めたが、元科学捜査研究員だったデジコンの登場で、科学的な場面もちらほら見かけるようになり、前期と若干の変化が出てきた感じがします。マイト役の黒沢年男氏と、デジコン役の名高達郎氏は、すでに『爆走!ドーベルマン刑事』で共演済みだったので、コンビネーションはかなり抜群といった印象です。パンは相変わらずマイペースに、別人のフリをして自分の家族と何度も会ったりしているが、これってハングマンの規則違反ではなかったのか(笑)。まあ、死んだブラックもしょっちゅう妹と会っていたし、ゴッドも暗に認めていたのでしょうかね。しかし、「強盗を飼う警部」では、ある作戦で強盗犯を演じることになったパンが銀行員である自分の娘を撃ってしまうと言うこれまた衝撃的な展開がありました。
ハングマンにも特撮系で活躍した俳優さんがたくさん出演されていますね。整形前のデジコン役が「宇宙刑事ギャバン」のハンター・キラー役や、メタルダーの声などを演じた飯田道郎だったり、「人質は糖尿病救急ネズミ作戦」には、警備役で、ゴーグルブラック、ダイナブラックの春田純一、「強盗を飼う警部」には、強盗犯役で、ギャバンこと大葉健二も。春田純一氏と言えば、最近「獣電戦隊キョウリュウジャー」でダイナピンク=立花レイ役の萩原佐代子氏と夫婦役で共演していてブッたまげたが、33話「団地妻を喰らうゴキブリ達」にも出演しているようです。
特に気になったエピソードは、前述の「強盗を飼う警部」。東和銀行の系列店ばかりを狙う強盗犯を探るため、ハングマンは調査を開始。ゴッドの指令を受けたデジコンとパンが強盗犯になりすまして、系列の城北支店に襲うことになるが、そこには、パンの娘ミチコが勤めており、パンは、警報ベルを鳴らそうとしたミチコの腕を拳銃で撃ってしまう・・・。自分の娘を怪我させてしまい、罪の意識に苛まれるパンの苦悩が描かれたエピソードですが、いやでもこれ、パンではなくドラゴン辺りに強盗犯役をやらせておけば良かったのでは。つまり、ゴッドの人選ミス(苦笑)。いくら強盗犯を仕切る影の男に近づけるのがパンしかいないとは言っても、銀行員達に面が割れてるパンを強盗に仕立てるのは、どう考えても無理があった。
ゴッドは、ブラックやバイクに続いてパンまで殺す気なのかと思ったが、もしここでパンが死んでいたら、この後どんな展開になっていたかも気になる。しかし、それよりも何も言わずに消えてしまったジャガーのことがもっと気になるが・・・(苦笑)。
最近では、ブルース・ウィリスの「ダイ・ハード」シリーズがまだ続いていたり、シュワちゃんの「ラストスタンド」もありましたが、それでも、ハリウッド製の豪快な刑事もののアクション映画がめっきり少なくなりましたね。やはり、刑事もののアクション映画が飛びぬけて多いのは、70、80年代。ジーン・ハックマンの「フレンチ・コネクション」、クリント・イーストウッドのダーティハリーシリーズ、ニック・ノルティの「48時間」シリーズ、メル・ギブソンの「リーサル・ウェポン」シリーズなどなど。単発では、シュワちゃんの「ゴリラ」、キアヌ・リーブスの「ハート・ブルー」、チャーリー・シーンの「ルーキー」、コミカルな路線で「ポリス・アカデミー」シリーズなんてのもありましたが、思い出したらきりがない。
昔は、テーマ曲を聴いただけで、すぐにいろんな映画を思い出せたけど、最近の映画は、テーマ曲があまり印象に残らないので、音楽を聴いただけでは、すぐに作品を思い出せないのが残念。ただ、昔は昔で色々と混同していた時期があって、例えば、スター・ウォーズとスーパーマンのテーマがごっちゃになったり、そこへインディ・ジョーンズやらバック・トゥ・ザ・フューチャーの曲も交じり合って、区別がつかなかったことがありましたが、今は当然全部わかります(苦笑)。刑事アクションものは、シリーズ化されてもテーマ曲が定まっていない場合が多く、一作ごとに違う曲に変えられていたので、あまり定着して印象に残ったテーマ曲が少ない。「48時間」は、1、2とも同じオープニングテーマとエンディングテーマが使用されていたので、わりと記憶に残っています。それでは、これを聞けばすぐに思い出せるテーマ曲・刑事アクション編。個人的に選んだ数作品をご紹介致します。
『ダーティハリー2(Magnum Force)』
「1」に続いて「2」の音楽を担当したのは、当時、『燃えよドラゴン』などのブルース・リーの映画や、テレビドラマ「スパイ大作戦」のテーマ曲なども作曲したラロ・シフリン。映画の冒頭からダイナミックにジャジーなリズムが鳴り始め、妖しいスキャットがこれでもか、これでもかと、聞き手を圧迫させるほど響いて、強烈なインパクトを残します。本編のアクションシーンで流れなかったのは、残念ですが、しかし、シリーズの中で一番印象に残っているのはこの曲。一度聞いたらほんと耳から離れない。
『ビバリー・ヒルズコップ2(Beverly Hills Cop II)』
ダーティハリーに続いて、こちらも1ではなく「2」なんですが、これは、歌も入っているので、主題歌です。冒頭のデトロイトで、エディ・マーフィー演じるアクセルが赤いフェラーリを運転し、ゴージャスに走り回るシーンで流れていたボブ・シーガーの「Shakedown」。この曲を聴くと、エディ・マーフィーが軽快に動き回ってる場面がすぐに蘇ってきます。惜しくも、最近亡くなられたトニー・スコット監督のスタイリッシュな演出も良く、当時(1987年劇場公開時)は、物凄くアクション映画の最先端を走っていた感じの映画だったと思います。
『デッド・フォール(Tango & Cash)』
劇場公開当時は、まだまだロッキーやランボーのイメージが鮮明に残っていたシルベスター・スタローンが、突然リッチなスーツを身につけて、エリート刑事を熱演したアクション映画。当時は、どうしたんだい?スタローンと思ったが、日本でもこの時期は、あぶない刑事など、バディものの刑事ドラマが流行っていた頃で、それに便乗したのかどうかは定かではないが、スタローンも勢い余ってやってしまった感じの映画だった。しかし、中身は、スタローンが得意とするいつもの肉体を酷使するパワフルなアクションで、カート・ラッセルと息の合ったジョークを交わしながら、事件を解決していくものだった。
日本題は、「デッド・フォール」と、ちょっとハードなイメージを漂わせるタイトルだったが、原題は、「Tango & Cash」。タンゴ(スタローン)とキャッシュ(カート・ラッセル)って、白バイ野郎ジョン&パンチみたいな感じのタイトルだったんですね。内容的には、「タンゴ&キャッシュ」のままで良かったのでは・・・。それは、さておき、この曲は、映画の冒頭、スタローン演じるタンゴ刑事が車を運転し、タンクローリーを追跡している時に流れていた曲ですが、エンディングよりも、やはり、こちらの曲のほうがかなりインパクトがありましたね。
一昔前は、スティーブン・キングやジョン・カーペンターの映画が地上波でじゃんじゃん放送されていた時代がありましたが、最近は、全く放送されなくなりましたね。どうりで地上波がつまらなくなるわけだ・・・。古くなっても名作は名作なのだから、昔みたいにもっと放送すればいいのにと思うのですが、色々難しいのでしょうね。
スティーブン・キングの小説の初映像化作品と言えば、最近リメイクされた『キャリー』ですが、考えてみるとこの人の作品はテレビでいっぱい見た。『シャイニング』『クリスティーン』『デッドゾーン』『クリープショー』『バトルランナー』『ペットセメタリー』・・・。青春ものの『スタンド・バイ・ミー』や、『ショーシャンクの空に』『ミザリー』『痩せゆく男』『グリーン・マイル』などの一風変わった作品も面白かった。そう言えば、ショーシャンクの空にとグリーン・マイルは、刑務所が舞台の映画で、どちらも脚本・監督を務めたのが、『ウォーキング・デッド』シリーズの製作総指揮をするフランク・ダラボンだったが、ほんと刑務所好きな監督さんですよねえ・・・。21世紀に入ってからは、『ドリームキャッチャー』含め数本ほどしか映画化されていないのが残念ですが、そんな中、ひさしぶりにスティーブン・キングの新作映画・・・ではなくてテレビドラマがD-LIFEで放送されています。タイトルは、『アンダー・ザ・ドーム』。
ある日突然、田舎町チェスターズミルが、ドーム状の見えない壁に取り囲まれる。外部世界から遮断され、町に閉じ込められてしまった人々の様々な人間模様が展開する。初回の映像がものすごくインパクトがありました。突然空から落ちてきた見えない壁によって、牧場にいた牛が頭から尾っぽにかけて縦半分に切断されてしまうところや、飛んでいたセスナが壁にぶつかって、空中で大破し、その残骸が下にいる人間に降りかかったり、トラックが壁にぶつかった瞬間をスローモーションでとらえているところなど、映像の迫力は、映画並みに圧倒されるものがあった。
気になる人物は、何かの理由で男を殺し、チェスターズミルの森に死体を埋めたバービーという男と、殺された男の妻で地元の新聞社に勤めるジュリアの関係の他、町の権力者のビックジムと警察署長は、何やら秘密を知っているみたいだが、警察署長は、初回で命を落としてしまう。ビックジムの息子ジュニアは、恋人のアンジーを自宅にある核シェルターの中に閉じ込めてしまうのですが、やはり、大勢いる登場人物の中で、見ていて一番イライラさせられる存在がこのジュニア。自分の思い通りにならないからって、突如ストーカー化して、恋人を監禁し、いつも煮え切らない話をしている。「何やってんだおまえ(笑)」とどーむに頭の中で突っ込みながら見てしまうんですが、それも5話で、結構すんなり解決してしまう。
5話まで見たのですが、どうやら、外部で怪しい動きをし始めた政府と軍が「モアブ」と呼ばれる強力な爆弾を使って、町を破壊しようとしていることが判明。それを知った町の人々は、セメント工場の地下トンネルへ非難し、軍の攻撃から身を守ろうとするのですが・・・。そう言えば、謎の存在だったバービーがイラク戦争に従軍した兵士だったことが明らかになった。
何やらバタリアン的な展開になって幕を閉じるかと思われたが、中々ドームは頑丈のようで、そう簡単には終わらなさそうだ。外部世界と遮断されてしまった町なのだから、当然次に問題になってくるのは、食料と水の問題。これを巡って町の人々が暴動を起こしそうな気配。ビックジム達が隠している秘密とか、アンジーの弟ジョーと、その恋人ノーリの謎の行動、バービーとジュリアの関係の行方など、今後の展開が気になります。本国では、シーズン2の製作が決まっているみたいですが、最近この手のSFドラマ作品て、リメイク版の『V』にしろ、『フラッシュ・フォワード』にしろ、『アルカトラズ』にしろ、解決を見ないまま打ち切り終了のパターンが多いので、このドラマもそうならないようにお願いしたいものです。
今年はまた初っ端からスカパーの刑事ドラマの編成が凄いことになっています。まずファミリー劇場では、「太陽にほえろ!」のマカロニ編が水曜の朝に再スタートし、金曜の朝は、土曜の刑事劇場のボン・ロッキー編の再放送。日テレプラスが金曜の昼にボギー殉職後のシリーズの再放送と、初期と中期(300話台~)と後期(600話台~)の3つの時代の太陽が楽しめる。初期は、マカロニとシンコの青春色が濃い作風、中期は、ボンとロッキーを中心にミステリータッチの作風もあり、後期は、ブルースのハードなアクション回が多かったりと、時代によって様々な色合いの太陽が見られるのが良いですね。また、ファミ劇の火曜の朝は、「西部警察」のPARTⅠ、そして、木曜の朝は、「西部警察PARTⅡ」とこちらも2つの時代の西部が楽しめ選り取りみどり。気づいたら「俺たちの勲章」のHDリマスター版の放送が終了してしまっていたが、先週最終回までの一挙放送があったんですね・・・。こういうのあんまり好きじゃないけど(苦笑)、録り逃がした回があるからまた再放送をしてもらいたい。
ところで、ドラマを見ていると、劇中でテレビを見ている人や、あるいは映画を見ている人をちょくちょく見かけるのですが、その時、いったい何を見ているのかが気になったりします。刑事ドラマでも食卓でテレビを見ているシーンや、映画館でスクリーンが映るシーンなどを時々見かけますが、何が映ってんのか、とても気になることがありますね・・・。
『刑事貴族』
「血を吸う薔薇の犯罪」・・・マンションで殺人事件が起こり、風間達は、物取りと怨恨の線で捜査を開始する。殺人現場の部屋でタクが発見した写真に、曙町の映画館で痴漢騒ぎを起こした倉持(佐久田脩)が被害者の岡崎と一緒に映っていたことが判明。岩田とタクは、倉持から事情を聞く・・・。
岩田とタクがある殺人事件の犯人のアリバイを崩すため、様々な推理を展開するエピソードですが、サブタイトルにも使われているとおり、倉持が痴漢騒ぎを起こした映画館で上映されていた映画は、「血を吸う薔薇」という作品。「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」から続く東宝の「血を吸う」シリーズの第3弾として製作された怪奇映画で、主役の教師役を黒沢年男、吸血鬼役を岸田森が演じている。劇中では、黒沢氏が演じる教師・白木と田中邦衛が演じる校医の下村が会話をしている場面がスクリーンに映っていましたが、そう言えばこの二人、「大空港」で刑事役で共演していたお二人でしたよね。1974年に劇場公開された作品なので、劇中では、リバイバル上映という設定のようですが、当時実際に上映されていたのか?については不明。ちなみに、同時上映作品は、「狼の紋章」。
『西部警察PARTⅢ』
「母と子の約束」・・・「ジャガーのツネ」と呼ばれた女スリの河合常子(菅井きん)が刑務所から出所した。ジョーは、22年前にツネと別れた彼女の一人息子・下山竜治(佐藤仁哉)を発見し、2人を再会させる。しかし、銀竜会のシャブの運び屋が殺された事件を捜査していた大門達は、その事件に竜治が関わっている事を知り…。
22年ぶりに再会した親子が文化住宅の一室で束の間の生活を送るのですが、その時、竜治が体育座りしながら見ていたアニメは・・・当時、西部警察と同じくテレ朝の人気番組だった「忍者ハットリくん」の「くの一変身はこりごりでござるの巻」。いろんなところで女の子が優遇されていることを羨ましく思うケンイチは、ハットリくんと一緒にいとこのさっちゃんとよっちゃんになりすまし身も心も女の子に変身して、街へ繰り出すと言うお話。劇中では、ハットリくんとケンイチが双子のいとこに変身する場面が映し出されていた。ハットリくんのこのエピソードは、1984年の4月に放送されたもので、つまり、「母と子の約束」は、その時期に撮影されたものと思われる。
『代表取締役刑事』
「若者のすべて」・・・レストランで無銭飲食を咎められて逆上した男が子供を人質に立てこもる事件を起こす。ガンさんが男に説得を続けていた最中、突然、中西(谷川竜)が拳銃を発砲した。事件は無事解決するが、兵頭は、中西の拳銃使用を問題視する。そんな時、中西は、深夜、通りがかった工事現場で男達に襲われていた女を目撃する。女を助けるため、中西は、男達と殴り合いをした末、襲い掛かってきた男の腕を拳銃で撃ち抜いてしまい・・・。
自宅で寝ていた中西がつけっぱなしのテレビから聞こえてくる銃弾の音を耳にして目を覚ます場面で映っていたのは、「ゴリラ警視庁捜査第8班」の初回「ポリス・アドベンチャー」のフィリピンでの戦闘の一場面。拳銃使用の失敗で苦悩する中西の姿が描かれているエピソードでしたが、わざわざこのゴリラのエピソードを持ってきたのは、やはり、石原プロのファンサービスの一環?だったのでしょうか・・・。
アニメ・サザエさんの磯野波平の声で御馴染みの永井一郎さんが亡くなられました。波平の声は、1969年にサザエさん放送がスタートしてから45年間、長きに渡って演じられましたが82歳。まだまだ現役で活動されていた最中での突然の死に、大変ショックを受けました。
二枚目から三枚目役、シリアスなアニメからギャグアニメまで幅広い役をこなされ、一般的には、サザエさん、ガンダムのナレーションや端役の声が有名みたいですが、個人的には、「うる星やつら」の錯乱坊や、「パタリロ!」の警察長官など、ギャグアニメ系の声が好きでしたね。そして、一番印象に残っているのは、関西の放送局で製作された「じゃりん子チエ」のチエちゃんが飼っている猫・小鉄の声。じゃりん子チエは、1981年の春に劇場版が公開され、同年の秋からテレビアニメがスタート。アニメの舞台が大阪であることから、自然な大阪弁を話すことができる人が声優として積極的に起用され、当時関西で活躍していた吉本の芸人や、関西出身の俳優・声優が多数出演したことでも話題になった。
劇場版の小鉄の声は、当時絶大な人気を誇っていた漫才コンビやすし・きよしの西川きよし氏が担当し、小鉄に父を殺された猫・アントニオJr.の声を横山やすし氏が演じた。テレビシリーズでは、チエちゃんとテツとミツル以外のキャラクターは、声優が変更され、小鉄の声は、永井一郎さんが担当された。リアルタイムや再放送で何度も見ていた当時は、特に気にもしていなかったのですが、永井さんも大阪出身の方だったんですよね。だから小鉄が使う関西弁もとても自然で、本場の味わいや暖かみが感じられる素晴らしいお声だった。
一番覚えているのは、小鉄とアントニオJr.が墓場で決闘をするシーン。このシーンは、劇場版で公開されたあと、テレビシリーズでも再編集されて放送されました。劇場版のやすしきよしバージョンも物凄くシブくて良かったが、テレビ版の永井一郎(小鉄)と、山ノ内真理子(アントニオJr.)の掛け合い演技が素晴らしく、見るたびに感動させて頂きました。チエちゃんのそばにいる時のコミカルな小鉄と、猫同士や、一匹の時にモノローグ調で語っている時のちょっと男前だけど寂しげな感じの小鉄の声の使い分けが抜群だった。
特撮では、「がんばれ!!ロボコン」のロボワルをはじめとした悪役ロボットの声を担当され、また、「秘密戦隊ゴレンジャー」の野球仮面や、「ジャッカー電撃隊」のデビルバッターなど、野球モチーフの怪人の声を演じられていたのが印象に残ります。野球仮面は、数年前に公開された「海賊戦隊ゴーカイジャー」の劇場版に再登場しましたが、その時も永井さんが声を担当されていました。レギュラーでは、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のマスター・シャーフーの声も演じられていた。
海外ドラマのほうにも数多く出演されていましたが、「ナイトライダー」では、本国の最終回にあたるエピソード「黒魔術ブードゥ!恐怖の脳支配」で、ヘンリー・ギブソンが演じたドナルド・クレイン役でゲスト出演。「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」では、「空中の暗殺者!! CIA2重スパイを暴け」に登場した元CIAの調査部員ラリー・メイソン役を担当されていました。
つい最近まで地上波のバラエティ番組のナレーションなどもこなされていたそうですが、あまりに突然すぎる死で本当に残念でなりません。この間亡くなられた加藤清三さんに続いてまたしても日本の名物とも言うべき頑固親父の声を担当された人が・・・また一層昭和が遠退いた。物心ついた時から、テレビで当たり前のように聞いていた声だけに、凄く身近な存在に感じていました。一際個性的で味のある声をお持ちの大御所が次々といなくなり、どんどん寂しくなっていきますね。永井一郎さんのご冥福をお祈り致します。
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